要点
- 2026年度の問題と音声がそろうなら、120分で解き、失点原因を2つに絞る。音声がない場合は筆記と別年度の聴解を分けて診断し、必要な章だけ練習する
- 2026年度の筆記が学校や手持ちでそろわない文科受験生は2027年版の年度別赤本から。25カ年には2026年度がなく、文科青本は今年の3(A)と4(B)に省略がある
- 要約はキムタツのBasic5題、構文の誤読は透視図の8〜12テーマなど、不足に合う量だけ練習する。学校の問題と添削で足りるなら買わない
2027年度の東大を受ける高3・高卒生は、2026年度の問題と音声がそろうなら、まず120分で解き、失点原因を2つに絞ります。今年は要約の書き出し指定、英訳と空所補充の一体化、小説の復活があり、去年の時間配分と解く順番を見直す必要があります。有名な参考書ルートを全部終えていないと不安でも、迷ったら手持ちの問題と学校の添削から始め、直せるなら本は買いません。

2026年度は、要約・英作文・正誤・小説で解き方を変える
今年の変化は、難しい単語が増えたという一言では片付きません。読む内容を短く書く、前後の英語に合わせて作文する、後の情報から人物の行動を読み直す。大問ごとに練習する動作を変えます。
大問 | 2026年度に変わったこと | 復習で直すこと |
|---|---|---|
1(A)要約 | 書き出しの指定が加わった。フロイトの著作が人を引きつける理由を70〜80字にまとめる | 段落を順に縮めるだけで終えず、中心の関係をつなぎ、指定された書き出しに続ける |
2(A)自由英作文 | 強さという抽象的な概念を英語で問われ、60〜80語で答える | 賛否の型を先に置かず、自分の定義を短文と具体例で説明する |
2(B)英訳・空所補充 | 英文中の日本語を訳す課題と、英語の空所2か所を組にして選ぶ課題が一続きになった | 前後の主語・時制・つながりを読んでから書き、選択問題も解く |
4(A)正誤 | 本文が前年462語から659語へ増えた。文法上の誤りに加え、文脈上の誤りを見つける設問もある | 文法が正しくても意味が前後と合うかを見る。短い4択問題の復習だけで済ませない |
5総合読解 | 2020年度以来の小説。家政婦の行動や心情を扱う1,003語の本文 | 冒頭の解釈を仮置きし、出来事の経緯と後の描写を使って読み直す |
形式と語数は河合塾の2026年度講評、小説への変更は駿台の分析にもとづきます。語数は河合塾の集計です。4(A)は197語、約43%増という計算になり、前年の速さで終わる予定にはできません。
河合塾は1(A)・4(B)・5をやや難と評価しています。一方で1(B)と2(A)(B)、リスニングは標準という評価です。全問を難問扱いして、書ける英作文や根拠を取れる選択問題まで後回しにするのは避けます。
今年の筆記が学校や手持ちでそろわない文科受験生は、年度別赤本から
2026年度の筆記が学校や手持ちでそろわない文科受験生は、2027年版の年度別赤本を選びます。 学校で問題と添削を使えるなら、今ある教材から始めます。25カ年や年度別青本は、今年の必要な大問が載るかで選ぶ順を決めます。
年度別赤本だけなら本代は2,695円、診断後に筆記25カ年か聴解20カ年を1冊追加するなら合計5,445円です。年度別の問題を持ち、追加の筆記と聴解だけ必要なら5,500円、3冊とも必要なら8,195円になります。手持ちで足りる本は足さず、不足する教材だけを選びます。
下表は出版社の税込価格です(2026年10月2日確認)。合計は本代だけの試算で、購入先の送料・手数料は含めません。
過去問集 | 税込価格 | 収録年度と2026年度の扱い | 今回選ぶ目的 |
|---|---|---|---|
定価2,695円 | 2020〜2026年度。2026年度3(A)のスクリプトと全訳を省略。4(B)は出版社の省略一覧に載っていない | 今年の筆記を解くために先に選ぶ。聴解の全文復習は別に素材が要る | |
3,300円 | 2022〜2026年度。2026年度3(A)の英文・全訳・音声、4(B)の英文・全訳を省略 | 既に持っている人が、載っている大問の解説で答案を直す | |
定価2,750円 | 2001〜2025年度。2026年度とリスニング問題は入らない | 診断後に筆記の苦手な大問だけ増やす | |
定価2,750円 | 2006〜2025年度。2026年度は入らず、一部のスクリプトと全訳も省略 | 聞けなかった原因を分け、近年の別問題で練習する |
赤本を選ぶ理由は、教学社の収録・省略一覧にあります。青本も2026年度を収めますが、4(B)を解くためには別の問題資料が要ります。紙面の解説の優劣で決めた結論ではありません。
東京大学の2026年度問題ページでは、英語問題とスクリプトは非公開です。赤本も2026年度3(A)のスクリプトと全訳を省略しています。まず学校で今年の問題・音声・スクリプトを使えるか相談します。
2026年度の問題と音声がそろうなら、120分で解き、失点原因を2つに絞ります。音声がない場合は、配分表の聴解・先読み35分を除き、筆記を85分で解きます。聴解は音声とスクリプトがそろう別年度で診断し、筆記と合わせて失点原因を2つ選びます。
音声がないこと自体は聴解の失点に数えず、筆記と別年度の聴解の結果を分けて残します。この診断は2026年度の全問通しの成績には含めません。
学校の問題と添削で足りるなら、本の買い足しは0円です。2026年度の筆記が学校や手持ちでそろわない文科受験生は、表紙に「文科」「2027年版」とある年度別赤本を選びます。税込定価は2,695円です(教学社、2026年10月2日確認)。
理科版の収録と省略はこの記事では扱いません。筆記の追加演習は25カ年と年度別青本の比較、年度別赤本の買い足しは東大文科の赤本を何年分選ぶかで整理しています。
失点原因を2つ選び、この章をこの量だけ練習する
最初の診断では、終えられなかった大問にも印を付けます。時間を足して読めるか、読めても答案にできないか、聞くと分からなくなるかを分けます。構文を取る練習だけで要約・英作文・聴解まで解けるようになる、という一本のルートは立てません。
下の量はすべてKaupediaの練習案です。選んだ2分野の行だけ使います。本の章名と番号は出版社の目次・見本にあるものを書き、練習が終わったら東大の実問へ戻します。
大問・足りない力 | この本のこの章を、この量だけ | 終わったら戻る問題 | 買い足さないもの・省く作業 |
|---|---|---|---|
1(A):英文は分かるが、中心の関係を80字へ収められない | 『キムタツの東大英語 大意要約』Chapter1の後、Basic1〜5、Trialから10題。基本があるなら手元の25カ年第1章から10〜15題 | 2026年度1(A)で指定の書き出しを守り、70〜80字の答案を書き直す | キムタツとUNLIMITEDの2冊同時追加、全62題の完走 |
1(B):語が一致する候補を選び、前後のつながりを説明できない | 25カ年第2章「読解」の1(B)を5〜10年度。空所の前後と、捨てた候補の理由を残す。整序は主語・動詞・修飾を説明する | 初見通し用に残した年度を除き、まだ解いていない年度の1(B)を時間内に解く | 長文問題集を何冊も終えてから過去問へ進む計画 |
2(A):考えはあるが、正しい短文にできない | 『英作文ハイパートレーニング自由英作文編Plus』Chapter1の理由・対比・例示、Chapter2の13題。Chapter3問題3の東京大を経て、東大自由英作文10題 | 2026年度2(A)の概念を60〜80語で説明する | 高度な英作文の全冊、重複する例文集の暗記 |
2(B):主語・時制で止まる、または前後の英語と合わない | 基本文で止まるなら『和文英訳編新装版』の失点レッスンの例題と復習問題。基本が書けるなら25カ年第3章「英作文」の英訳10題 | 2026年度2(B)の前後を読み、英訳と空所補充を一体で解く | 基本が書ける人の66ポイント全周、新しい例文集 |
3:読めば分かるが、聞くと根拠を失う | リスニング20カ年からスクリプトのある24セクションを週2。先読み、解答、原因分け、短い区間の書き取り、再聴 | A・B・Cを通し、選択肢と聞いた情報を結び付ける | 聞けない段階でのSuper・鉄緑会リスニング、全文の毎回書き取り |
4(A):誤りの理由を説明できない | 25カ年第4章「文法・語法」から2019年以降5年度。短文でも崩れる人だけ門脇の改訂版第1部、第2部の失点論点50題、第3部20題 | 2026年度の659語で、文法と前後の意味の両方から誤りを選ぶ | 文法問題集1000題の全周、門脇500題の必修化 |
4(B):並列・省略などの構造を読み違える | 『英文読解の透視図』テーマ13〜20など、誤読に合う8〜12テーマ。構造が取れる人は25カ年第5章「英文和訳」5年度・15本 | 2026年度4(B)で前後を読み、抽象語の内容を補って日本語を直す | 今からの英文解釈教室全編読破、透視図48テーマの一律追加 |
5:冒頭で止まり、人物や語義を思い込みで読む | 25カ年第6章「総合読解」の2020年度、手元で小説と分かる年度、2026年度で計5題。人物・行動・変更理由を残し、説明答案を書き直す | 初見小説をまず25分で解き、根拠を保ったまま19〜22分へ縮める | 小説対策としての評論中心の長文問題集数冊、洋書の大量追加 |
25カ年は、追加の筆記を6つの章から選べる本です。手元の年度別本や学校の問題で必要な題数がそろう人は、その問題を使います。足りない人は、表紙に「25カ年[第13版]」とある本で苦手な大問だけ増やします。税込定価は2,750円です(教学社、2026年10月2日確認)。
要約・英作文は、読めた内容を自分の答案にする
1(A)は短い5題で内容を選び、今年の書き出しへ戻る
キムタツのBasicは120〜220語の5題です。UNLIMITED第3版は1960〜2024年度の実問62題で、入口の英文の長さと演習量が違います。読めるのに答案が長くなる人には、短い英文で中心と具体例を分ける練習を先に置きます。
Chapter1は11〜24ページ、Basic1は27ページからです。各段落が主張・例・対比のどれを担うかを書き、残す内容を決めてから答案を作ります。添削や解説の後には、削る理由も含めて書き直します。
今年の指定書き出しに合わせる練習は、2026年度の問題へ戻って行います。既に内容を選べる人は手元の過去問10〜15題を使い、足りない場合だけキムタツとUNLIMITEDの選び方で追加する本を選びます。
2(A)は1文と2〜3文を作ってから60〜80語へ伸ばす
Plusでは、Chapter1のSection01「理由」は2ページ、07「対比」は26ページ、09「例示」は34ページからです。Chapter2の13題で2〜3文へ伸ばし、最後に自分の定義を具体例とつなぐ答案を作ります。
たとえば、抽象的な問いへの答案で、最初の主張も理由も抽象語だけなら、読み手には意味が伝わりません。具体例が最初の主張をどう説明するかまで、自分の言葉で書きます。難語へ言い換えて文法ミスを増やすより、正しい短文を使います。
Chapter3問題3は東京大で100ページにあります。年度と設問の語数は目次だけでは分からないので、手元の設問に従って解きます。公式見本92〜93ページは別大学の100語程度の課題で、今年の60〜80語を練習するには東大実問へ戻る時間が要ります。
本を選ぶ段階なら自由英作文の1冊目、無印を持っているならPlusとの違いへ進めます。答案を見てもらえる人がいるなら、まず学校の先生へ1題を頼む方法を使います。
2(B)は基本文の誤りと、前後との不一致を分ける
基本文で止まるなら、和文英訳ハイトレの失点レッスンへ戻ります。手元の目次から主語・時制・冠詞など自分が間違えた項目を選びます。例題を書いた後、復習問題を自力で書きます。
基本が書けるなら、25カ年第3章の英訳10題で前後の主語・時制・指示関係を記録します。2026年度では日本語部分だけを取り出して訳すと、英語の空所を読み落とす危険があります。全体を読んでから訳し、最後に選択設問へ戻ります。
基本文の本を替えるか迷うなら、ハイパー・ドラゴン・竹岡の比較で練習の順序を選べます。今ある1冊で同じ誤りを直せる人に、例文集を重ねる理由はありません。
聴解・正誤・和訳・小説は、間違えた理由を残して解き直す
3は読めるスクリプトを使い、音と情報の保持を分ける
聞けなかった箇所は、語の意味、文の構造、音の聞き取り、情報の保持と設問への対応に分けます。スクリプトを読んでも分からないなら、まずその短文の語義と構造を直します。意味が分かる音声で短い区間を書き取り、再び聞きます。
Kei-Netの東大理一合格者は、先読みから解答・書き取り・本文を見た再聴まで行い、似た語や構造の聞き違いに気づいたと振り返っています。私なら、同じ方法を1セクションずつ使います。20年分を解いたという量を、そのまま全員の必修にはしません。
20カ年第10版は2023C・2022A・2020A/Bのスクリプトと全訳を省略しています。復習用にはこれらを外し、音声とスクリプトがそろう未着手の24セクションを選びます。
音声は出版社による再録で、配信は2028年3月末までの予定です。学校や手持ちの教材で音声とスクリプトがそろうなら、その教材を続けます。
読めば分かるが聞くと根拠を失い、学校や手持ちでは音声とスクリプトがそろわない人は、表紙に「20カ年[第10版]」とある本を選びます。スクリプトが省略されたセクションを除いて復習します。税込定価は2,750円です(教学社、2026年10月2日確認)。
収録年度と省略の詳しい違いはリスニング20カ年と青本の比較で扱っています。
4(A)は短文の知識を補い、659語の文脈で使う
今年は能を説明する文章の中で誤りを探します。候補の形が文法的に正しいだけで正解と決めず、前後の対比や説明と意味が合うかも見ます。復習では、文法の誤りなら正しい形を書き、文脈の誤りなら矛盾する箇所を示します。
短文でも誤りを説明できない人は、門脇の改訂版の第1部からです。第2部は、品詞と文構造・述語動詞・準動詞などから自分の失点論点を計50題選びます。第3部を20題解いたら、東大の文章へ戻ります。
500題全部をやる判断は、この秋の計画では採りません。門脇とZ会の正誤問題集の比較では、正誤以外も練習する必要があるかで本を分けています。
4(B)は構造・文脈・日本語のどこが崩れたかで戻る章を決める
透視図のテーマ13〜16は並列、17〜20は省略です。挿入なら25〜26、比較なら35〜38と、自分の誤読に合う項目を選びます。これら全部が今年の4(B)に出た構文だ、という対応表にはしません。
テーマは自分で全訳し、解説と違った箇所を直します。翌日に解説を閉じ、なぜその主語・修飾・並列になるかを説明し直します。8〜12テーマを終えたら、過去問の前後を含めた和訳へ戻ります。
構造が既に取れる人は、新しい解釈書より5年度・15本の和訳です。抽象語の内容を補えているか、日本語が不自然になっていないかを別々に直します。上級解釈書の役割は英文解釈教室と透視図の比較にまとめています。
5は人物の行動と理由を残し、初見の小説で時間を縮める
今年の小説では、家政婦がじゅうたんのしみに向き合う過程を読みます。人物が何をしたかだけでなく、その前の状態と行動が変わった理由までつなぎます。心情は自分の想像で補わず、描写や発言の箇所を根拠にします。
25カ年の第6章から2020年度を使い、ほかは手元の問題を見て小説の年度を選びます。2026年度も含めて計5題です。
最初は解答25分を置き、人物・時系列・語義を直して説明答案を書き直します。その後は別の初見小説で19〜22分を試します。2026年度の答えを覚えて速くなった結果は、初見の速さとして数えません。
10月からの計画は、基礎・答案・時間のどこで失うかで選ぶ
A:時間を足しても読めない人は、標準文と基本の英訳から
時間無制限でも標準文の主語と修飾先を説明できないなら、まず手持ちの解釈教材から未習得の30題を選びます。英訳は和文英訳ハイトレの66ポイントを軸にし、毎日15〜20分は短い音声を使います。新しく選ぶ場合は基礎100・技術100・ポレポレの違いで今の段階に合う1冊を選びます。
10〜11月は、この基礎に加え、週1回は東大の短い大問を見る時間を残します。12月から共通テスト前は、要約のBasicとTrial、1(B)5題、正誤・和訳を少量ずつ試します。共通テスト後は通し4〜6回と答案の直しに進みます。
Kaupediaの試算では約170〜220時間の枠です。共通テスト前などを差し引いた実質18週で週10〜12時間なら、180〜216時間になります。英語全体で不足が続く人は、この時間を確保する前に、学校の先生と他科目も含めた優先度を調整します。
B:時間を足せば読める人は、要約・作文と時間演習へ
大意は分かるのに、要約が長くなる、作文が白紙、聴解や第5問を解き残す人はこちらです。10〜11月は表から失点原因を2つ選び、答案を書く練習と聴解の原因別復習を進めます。構文の誤読が残る所だけ8〜12テーマを足します。
12月からは正誤や小説の大問単独も含め、週1回の時間演習を入れます。共通テスト直前も短い音声と作文の書き直しを残します。全問通しは秋から共通テスト前に2回、共通テスト後に週1〜2回で6回、累計8回を目安にします。
時間枠は約130〜170時間というKaupediaの試算です。たとえば語彙36.5時間、通し28〜32時間、要約約13時間、聴解24時間なら約102〜106時間です。残り約28〜64時間を、ほかの答案の直しや選んだ分野の維持に使い、全教材の完走には振り向けません。
C:120分内で答案がそろう人は、弱い2分野だけ増やす
基本文を自力で読み、120分内で答案を作れて、失点する箇所も分かる人はこちらです。10〜11月は要約10〜15題、正誤5年度、小説5題などから、弱い2分野だけを選びます。新規の解釈書は加えません。
12月以降は初見の模試か残した年度を通しで解き、苦手分野に使う時間を調整します。共通テスト後も本試時間の演習と既知答案の直しを続けます。強い分野は短い復習で保ちます。
Kaupediaの試算は約80〜120時間です。約20週に週4〜6時間を取る計算で、いつもの語彙・音声学習をこの枠に含めるかを先に決めます。A・B・Cは答案の状態で選ぶ計画で、偏差値や合格を分ける基準ではありません。
練習量には、解く時間と答案を直す時間を両方入れる
2026年10月2日から2027年2月24日までは146日です。下の時間はKaupediaが予定を作るために置いた仮の値で、教材の標準所要時間ではありません。最初の3題で自分の時間へ置き換えます。通し演習は、問題と音声がそろった年度・模試で行います。
選んだ練習 | 時間の置き方 | 合計の試算 |
|---|---|---|
標準解釈30題 | 1題につき解く15分+直す15分+翌日の再説明10分 | 20時間 |
要約の入口 | Chapter1を2時間+Basic5題を各40分+Trial10題を各45分 | 約13時間 |
1(B)10年度 | 1年度につき解く15分+根拠の直し25分+再解答10分 | 約8時間20分 |
Plusから東大自由英作へ | 理由・対比・例示を各20分+Chapter2の13題を各25分+Chapter3問題3を40分+東大10題を各40分 | 約14時間 |
基本の和文英訳66ポイント | 1ポイント25分。巻末過去問と文例の全暗記は含めない | 27時間30分 |
2(B)実戦10題 | 英訳10分+文脈と解説で直す20分+再作文10分 | 約6時間40分 |
聴解24セクション | 解答・原因別復習45分+後日の同じ音声15分 | 24時間、週2なら12週 |
正誤5年度 | 解く12分+文法と文脈を直す30分+再解答10分 | 約4時間20分 |
和訳の構文と実戦 | 透視図12テーマを各30分+5年度を各60分 | 11時間 |
小説5題 | 解く25分+人物・時系列・語義を直す40分+説明再答案20分 | 約7時間 |
通し8回 | 120分で解く+採点・分析90〜120分 | 28〜32時間 |
手持ちの語彙 | 1日15分を146日 | 36時間30分 |
要約と聴解を選ぶなら約37時間です。これを週3時間で進めると約13週になり、通しと語彙の時間は別に残します。表の合計を全部足すと、選んだ2分野だけ直すという計画から外れます。
通しで使う年度と大問別で使う年度は分けます。旧25カ年を使った東大生は、新しい年度から解いたため直前の初見演習が残らず後悔したと振り返っています。最近の2〜3年度は初見通し用に残し、その年度の一部も先に解きません。 2026年度を診断で使ったら初見枠から外し、重なる問題数も二重に数えません。
120分の配分を一度試し、長考する大問の上限を決める
2026年度の問題と音声がそろうなら、まず次の120分を試します。公開されている配分例と、2026年度の量を踏まえたKaupediaの案を分けて並べます。
大問 | イエナの公開例 | Kaupediaの初回案 |
|---|---|---|
1(A) | 12分 | 12分 |
1(B) | 10分 | 12分 |
2(A)(B) | 合計18分 | Aを10分、Bを8分 |
3・先読みを含む | 35分 | 35分、先読み5分はこの内数 |
4(A) | 8分 | 9分 |
4(B) | 12分 | 12分 |
5 | 22分 | 19分 |
見直し | 3分 | 3分 |
合計 | 120分 | 120分 |
左はイエナが公開したモデルです。敬天塾の2026年度1(A)解説では12〜13分を基準に、完成にこだわって粘りすぎない案も示されています。右は4(A)の増量と1(B)の判断に時間を足した仮案で、講師の推奨としては扱いません。
第5問が19分では間に合わない人は、まず小説単独で25分を置いて練習します。仮に1,003語を読む時間を10〜12分にし、解答に7〜9分を残すと、読む速さは約84〜100語毎分という計算です。合格基準の速さではなく、全文を何度も読み直す時間があるかを見るための試算です。
解く順は、2、1(A)、1(B)、聴解の先読み、3、4、5を出発点にします。2026年度の放送開始に合わせ、終わらない問題はいったん止めます。2027年度も同じ形式・放送条件になるとは限らないため、その年度の問題の指示と当日の案内を優先します。
秋の時間は、全冊の読了より東大答案の直しに使う
有名な本をやめると不安でも、いま直したい失点に合わなければ追加しません。10月から2月までに、要約・作文・聴解・筆記の時間を残すためです。
今から追加しない本・計画 | 今回は遠回りになる理由 | 使うならここまで |
|---|---|---|
英文解釈教室を全編読む | 読み方を体系から作り直す間に、要約・作文・聴解の答案練習が後回しになる | 既に持ち、学んだ章で誤読を直すための参照 |
透視図・ポレポレ・技術100を3冊順にやる | 誤読を直す役割が重なり、今の解説で直せるかを見る前に本を増やしてしまう | 手持ちの解説で直せない構造だけ、1冊で補う |
文法問題集1000題を全部回す | 長い文章の文脈上の誤りを、短い選択問題の量だけでは練習できない | 基礎文法と失点論点を手持ちで復習 |
第5問のための長文問題集数冊 | 評論の長さに慣れても、小説の行動・心情・語義を根拠から説明する練習が残る | 純粋に長さで失速する場合だけ、1冊の一部 |
聞けない人がSuper・鉄緑会リスニングから始める | 語義や構造が原因なら、難しい音声を反復しても意味を取れないままになる | 近年過去問を読めて聞ける人が初見問題を増やす段階 |
25カ年・リスニング20カ年の全問を完走目標にする | 古い形式も含む全問処理が、答案の直し・初見通し・他科目を圧迫する | 必要な大問・スクリプトのあるセクションだけ選ぶ |
その本の質を否定する理由ではありません。いま読める人が難しい解釈書を最初から増やすより、時間内に自分の答案を作って直す方を優先します。1000題を足す判断は頻出英文法・語法問題1000が必要になるときでも扱っています。
語彙は手持ちを復習します。今年の小説で知っている動詞や前置詞の意味を取り違えるなら、難語の単語帳へ乗り換える前に、その文での意味を直します。学校指定の単語帳を続けるか、2冊目を選ぶ条件は必要になったときに使えます。
迷ったら、手持ちの問題で失点原因を2つに絞る
2026年度の筆記が学校や手持ちでそろわない文科受験生は、年度別赤本で診断する問題をそろえます。診断後の買い足しは、選んだ分野に必要な問題・解説や、音声とスクリプトが手持ちで足りないときです。
手持ちの問題を3題直し、別問題でも同種の失点が続くなら、その原因に合う章へ戻ります。3題は原因を見るための小さな区切りで、上達を保証する数ではありません。直した理由を解説なしで説明でき、別の初見問題でも使えたら、追加の章を終えて実戦へ戻ります。
学校の問題と添削で足りるなら、買う本はありません。2026年度の問題と音声がそろうなら、120分で一度解き、空欄と時間超過も含めて失点原因を2つに絞ります。音声がない場合は筆記を85分で解き、聴解は音声とスクリプトがそろう別年度で診断します。
購入先
価格・在庫は購入先でご確認ください。広告リンクを含みます。
- 向く人
- 2026年度の筆記が学校や手持ちでそろわない文科受験生。最初に2026年度の筆記を解き、2020〜2026年度の問題で答案を直す人。
- 確認すること
- 表紙の文科・2027年版を選びます。2026年度3(A)のスクリプトと全訳は省略。音声がない場合は筆記と別年度の聴解を分けて診断します。学校で問題を使えるなら購入は不要です。
書籍の仕様を見る
- 向く人
- 診断で失点原因を2つに絞った人。筆記の苦手な大問に必要な題数が、手元の年度別本や学校の問題ではそろわない人。
- 確認すること
- 第13版は2001〜2025年度で、2026年度とリスニング問題は入りません。最近の2〜3年度を初見通し用に残し、全問完走を目標にしません。
書籍の仕様を見る
- 収録範囲
- 2001〜2025年度の前期日程・リスニング問題を除く
- 判型・ページ数
- A5判・1,136ページ(ページ数は教学社の出版社登録書誌)
- 向く人
- 読めば分かるが、聞くと根拠を失う人。学校や手持ちでは音声とスクリプトがそろわず、週2セクションで短い区間の書き取りと再聴をする人。
- 確認すること
- 第10版は2006〜2025年度。2023C・2022A・2020A/Bのスクリプトと全訳を省略。音声は再録で、配信は2028年3月末までの予定です。
書籍の仕様を見る
- 収録年度
- 2006〜2025年度・20年分
- 書誌
- A5判・520ページ(出版社登録書誌)
- 音声
- 専用サイトで配信。2028年3月末までの予定
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