要点
- 迷ったらPlus。1文、2〜3文、段落の順に書く量を増やせる
- 図表・イラストを含む自由英作文を練習するならPlus。出版社がその形式を明記している
- 要約・eメールの問題を練習するなら無印。専用の第3部・第4部がある
迷ったら、私は1文から2〜3文、段落へと書く量を増やせるPlusを先に買います。図表・イラストを含む自由英作文を練習するならPlus、要約・eメールの問題を練習するなら無印です。2冊を買って後悔したくないなら、志望校の過去問の形式を見て、まず1冊に絞ります。

迷ったらPlusを選びます。表紙に「PLUS」とある紫の本で、桐原書店の税込定価は1,650円(2026年9月25日)。
迷ったらPlus。2冊の違いは学ぶ順序と問題形式
Plusは無印を置き換えた改訂版ではなく、2冊とも桐原書店に別々の商品として載っています。無印は2010年刊、Plusは2024年刊。出版社は、無印も自由英作文の書き方を「最も基礎から」説明すると紹介しています。違いは入口で、無印はパラグラフの構成から、Plusは1文から始めます。
選ぶ理由になる差 | 無印(ピンク) | Plus(紫) |
|---|---|---|
始め方 | パラグラフの構成と、書く内容の出し方を学ぶ | 論理的な1文を作る12 Sectionから始める |
問題演習 | 第2部で5タイプの入試問題18問を演習し、要約、手紙・eメールの専用の部へ進む | 2〜3文の13問のあと、段落の組み立てとChapter 3の17問へ進む |
出版社が示す形式 | 要約・eメール | 図表・イラストを含む過去問 |
近年の語彙 | 専用の章は目次にない | Chapter 4に頻出語彙154。AI、遠隔授業なども載る |
税込定価(2026年9月25日、桐原書店) | 1,375円 | 1,650円 |
無印の4部立ては書店に掲載された目次、Plusの章と問題数は出版社の公開目次で読めます。演習は無印の第2部が18問、PlusのChapter 3が17問(オリジナル2問を含む)です。問題数はほぼ同じで、選ぶ差は練習の順序と専用章です。
図表・イラストを含む自由英作文を練習するならPlus
Plusの出版社紹介は、図表・イラストを含む問題も扱うと明記しています。まず理由や譲歩をつないで1文を作り、2〜3文で意見を述べ、最後に段落へ伸ばします。100語の答案をいきなり書けない人も、1文から書き始められます。
ただし、1文の練習もbecauseやeven ifで英文をつなぐため、文法と語彙の基礎が前提です。武田塾の紹介(2026年5月)は、英検準2級〜2級程度の英語力ならスムーズに取り組めるとし、基礎がないと理解しづらいとも注意しています。AmazonのPlusのレビュー(2024年7月)には、英語自体が苦手なら和文英訳編から積み上げるという意見もあります。1文を正しく書く練習から始めるなら、和文英訳の参考書3冊の比較を先に読みます。
岡山大志望の高3の学習記録では、2025年8月にChapter 2の13問を終え、2〜3文で書くときは骨組みを先に決めて肉付けすることが大切だと書いています。9月の記録では、Chapter 3の1〜6問で構成のミスに気づき、主張の順番と具体例の位置を見直しています。11月の記録では全範囲を終えました。書く量を増やす過程で構成の弱点を見つけた1人の例です。
Plusの公開目次には東京大、大阪大、北海道大、東北大、神戸大など、Chapter 3の問題の出題校が載っています。問題5と13はオリジナル問題です。目次に志望校の名前があれば、その問題から解けます。
要約・eメールの問題を練習するなら無印
Plusを「約10年ぶりの大改訂」と紹介し、要約やEメールの専用セクションもあると書く家庭教師のnote(2026年4月)もあります。ただ、出版社が公開したPlusの目次は1文、短い意見文、段落と問題演習、語彙の4章です。要約・eメールの専用章は無印にあります。
無印は第3部に要約、第4部に手紙・eメールを置きます。志望校の過去問がその形式なら、演習する章をすぐに探せます。桐原書店も、エッセイだけでなく要約・eメールへの対応を明記しています。
無印を使った読者には、文章の構成を考える説明が役立ったという2010年3月の声があり、2023年11月には少し難しかったという声もあります。2018年5月の保護者は、英語が苦手で英作文を対策していなかった息子に頼まれて買ったと書いています。自由英作文が必須の国立大に向けて、この本と過去問で練習し、先生に添削をお願いしたそうです。
無印の項目に書かれた2人の感想には、2017年1月と8月に、解答例の言い回しや英文の自然さに違和感を覚えたという指摘もあります。要約・eメールの問題を練習するなら無印を選び、完成した英文は先生に添削してもらいます。
2024年10月の知恵袋では、Plusを買った横浜国立大志望の人が、eメール形式の問題のために無印を買い直すか迷っていました。回答は1件で、「問題のデザインがeメールなだけ」と述べるのは横国のメール英作文についてです。志望校の問題がメールの形でも、答える中身が意見ならPlusのまま練習できます。メールに書かれた質問や依頼に1つずつ答えるなら、無印の第4部で手紙・eメールの問題を練習します。
要約・eメールの問題を練習するなら無印を選びます。表紙に「PLUS」のないピンクの本で、桐原書店の税込定価は1,375円(2026年9月25日)。
2冊で税込3,025円。過去問を見て買い足す
税込定価の差は275円(1,650円−1,375円)。両方を定価で買えば3,025円です。すでに無印を持っていて、図表・イラストを含む自由英作文を練習するならPlusを買い足します。Plusを先に買った人が無印を足すのは、要約・eメールの問題を練習するときです。
Plusを選んだら、公開目次の順に進めます。Chapter 1の12 Sectionを1日2つで6日、Chapter 2の13問を1日1問で13日、Chapter 3の17問を1日1問で17日です。合わせて36日で、10月1日から毎日進めると11月5日にChapter 3まで終わります。武田塾生の記録でもChapter 3は1日1題で出されています。1日45分の試算で計27時間です。Chapter 4の語彙と解き直し・添削の時間は別に取ります。
買う前に、過去問3年分とPlusの92〜93頁を開く
まず志望校の直近3年分の英作文設問を開き、図表・イラストを含む問題と、要約・eメールの問題があるかを見ます。どちらもなく、賛否や意見を書く問題だけなら、迷ったらPlusです。
次に出版社が公開するPlusの92〜93頁を開きます。92頁の上は、ジャンクフード広告の禁止への賛否を100語程度で答える慶應義塾大(看護医療)の問題です。解答欄の下に賛成の場合の構成例、93頁に反対の場合の構成例があり、反対の例には譲歩の欄もあります。解答欄より下を隠して問題文だけを読み、主張と理由を日本語でメモします。それから2つの構成例と並べます。
Plusは、公開紙面で試した構成をChapter 3の問題で練習できます。購入先では紫の表紙の「PLUS」を見ます。桐原書店の税込定価は1,650円(2026年9月25日)。
購入先
価格・在庫は購入先でご確認ください。広告リンクを含みます。
- 向く人
- 1文から2〜3文、段落へ進みたい人。図表・イラストを含む自由英作文を練習するならPlus。
- 確認すること
- 文法と語彙の基礎が前提。表紙に「PLUS」とある紫の本を選ぶ。要約・eメールの問題を練習するなら無印。
書籍の仕様を見る
- 向く人
- 要約・eメールの問題を、専用の第3部・第4部で練習したい人。
- 確認すること
- 表紙がピンクで「PLUS」のない自由英作文編を選ぶ。図表・イラストを含む自由英作文を練習するならPlus。
書籍の仕様を見る
記事の誤りや古い情報は、訂正・お問い合わせフォームからお知らせください。

