要点
- 北大英語は難構文の本を積む前に、2026年度の90分演習から大きい失点2つを直す。学校の問題と先生の添削で足りるなら追加購入0冊
- 文脈に合う和訳が書けないなら第1章で8答案。本文を写さず言い換えられないなら第2章のA・Bを6年度分。意見文の理由が薄いなら、基本文が書ける人はPlusの理由・対比・例示と13題から北大C6答案へ
- 要約の2択で迷うなら第3章を6題、語法の誤りはNext Stageの必要30問。北大15カ年第9版は2010〜2024年度、年度別赤本2027年版は2022〜2026年度で3年分が重なる
北大英語の参考書を足すなら、まず2026年度を90分で解き、大きい失点2つだけを本の該当章で直します。今年は和訳4問に加え、本文を写さず埋める4空欄、70〜100語の一段落、会話要約の12空欄を処理します。難しい解釈書を終えていない焦りがあっても、学校の問題と先生の添削で答案を直せる人は追加購入0冊で進めます。

2026年度は90分で和訳・言い換え・意見・要約を解く
北大の前期英語は4大問です。Ⅰ・Ⅱは、前年にあった日本語の内容説明が出ず、和訳が各2問になりました。構造が読めても、文脈に合う日本語と後半の英語答案まで書く必要があります。
大問 | テーマと分量 | 2026年度の答え方 |
|---|---|---|
Ⅰ | ラップの歴史と商業化、約730語 | 和訳2問、語句や意味の選択、内容一致。音楽と商業化の流れに合わせて訳語を選ぶ |
Ⅱ | タイの僧院と英国の家族の食事を対照する随筆、約670語 | 和訳2問、表現補充や内容不一致。違う食事場面と筆者が見る共通点を分ける |
ⅢA・B | 麺をすする文化、407語 | 指定文の4空欄を埋める。本文の完全な文を写さず、意味と空欄前後の文法をそろえる |
ⅢC | 日本の麺料理店で外国人の隣にいる場面 | その場面で自分の行動が問題かを、本文を踏まえて70〜100語・一段落で述べる |
Ⅳ | 電気自動車の会話、660語とその要約 | 要約の12空欄を24の選択肢から埋める。各選択肢を使えるのは1回だけ |
分量は河合塾の2026年度分析にある数え方を使っています。代ゼミの集計はⅠ・Ⅱなどで異なるため、数字を混ぜて長文化の率を作りません。難度も評価が分かれ、河合塾は前年比で難度変化なし、駿台は難化としました。
Ⅰ問2は出題ミスで受験者全員が正解扱いになりました。 この1問の正誤を、弱点や教材追加の理由に数えません。大学の問題PDFにも、その対応が載っています。
大問ごとの目標点より、どの条件を落としたかを残します。英語の配点や他科目との比重は、志望学部の募集要項で見る項目です。ここでは設問ごとの点数を置かず、答案と所要時間から練習を選びます。
最初の90分は公式PDFで始め、解説が要るなら赤本を1冊
北海道大学の2026年度の公式公開ページには、英語の本文・設問を含む問題と、解答例・出題意図があります。全4大問を無料の問題で通せます。大学の解答例に加え、学校で和訳と作文を見てもらえるなら、そのまま始めます。
最近5年の解説も欲しいなら、2027年版の年度別赤本を選びます。 文系・理系とも2022〜2026年度の5年分です。英語以外の受験科目に合わせて1冊を選ぶので、英語のために両方を買う必要はありません。
税込定価はどちらも2,585円です(教学社の文系版・理系版、2026年10月2日)。購入先では、文系受験生は表紙の「文系-前期日程」「2027」がある本を見ます。英語の通し演習と他科目の過去問を1冊で進めたい人向けです。
理系受験生は、「理系-前期日程」「2027」がある年度別赤本を選びます。英語と数学・理科の過去問を同じ本で進められます。
失点を5つに分け、大きい2つだけ章と量を決める
答案を「文脈に合う和訳」「一文の構造・長文の時間」「ⅢA・Bの言い換え」「ⅢCの意見文」「Ⅳの語法と要約」に分けます。空欄になった所は、意味が分からなかったか、分かったのに書けなかったか、時間が尽きたかまで残します。最初に練習するのは、失点の大きい2つです。
選びにくければ、未回答が多かった所と、先生の指摘を受けても書き直せなかった所から2つ選びます。
下の章名・ページは出版社の目次と見本によります。練習量と北大へ戻る手順はKaupediaが提案する最初の枠です。目次に章があるだけで、今年と同じ問題が載っているとは扱いません。
大問・止まった所 | 本の章と最初の量 | 終わったら北大で直す所 | やめること |
|---|---|---|---|
Ⅰ・Ⅱ:文脈に合う和訳が書けないなら | 北大15カ年第1章「読解」の和訳を中心に8答案。和訳のthisがまとまらないなら『英文和訳の着眼点』練習5「thisによる引継ぎ」46ページを補助に | Ⅰ問1・4、Ⅱ問1・5。指示内容を具体的な日本語にし、並列や修飾の意味を残して白紙から再訳 | 構文名を付けただけで訳の直しを終える |
Ⅰ・Ⅱ:一文の構造を読み違えるなら | 手持ちか『基礎英文解釈の技術100』の該当項目20〜30題 | 同じ週に今年の和訳へ戻り、主語・述語・関係詞・節のつながりを説明して訳す | 技術100・ポレポレ・透視図を全部重ねる |
Ⅰ・Ⅱ:一文は読めるが25分を超えるなら | 『やっておきたい英語長文700 改訂版』から6題。600〜800語を中心に、800〜900語も2題選ぶ | 今年のⅠ・Ⅱを和訳・選択まで各25分の枠で試す。段落の役割と選択肢の根拠を残す | 長文1000を足し、日本語答案の復習を省く |
ⅢA・B:本文を写さず言い換えられないなら | 北大15カ年第2章「英作文」のA・Bを6年度分。基本英文が崩れる人は通常の和文英訳編10〜20ポイントを先に | 2024年度の4空欄、大学公開の2025・2026年度へ。本文の意味と空欄前後の文法が両方合う答案を書く | 自由な意見を書く本だけでA・Bの練習を済ませる |
ⅢC:意見文の理由が薄いなら | 基本文が書ける人はPlusのCh.1理由・対比・例示、Ch.2の13題、Ch.3構成法。その後、北大Cを6答案 | 今年のCで指定場面に答え、70〜100語・一段落にする。別年度でも立場と理由をつなぐ | 長い導入や難しい語で語数を埋める |
ⅢC:書けるのに場面からずれるなら | 作文書は追加せず、北大Cを6答案。条件を読む、構想、添削、再作文まで行う | 今年のCを日本文化一般の紹介で終えず、隣に外国人がいる場面への判断に書き直す | どの設問にも理由2つの型を当てはめる |
Ⅳ:要約の2択で迷うなら | 北大15カ年第3章「会話文」を6題。語法で外す人はNext Stage第17〜19章・第21章などから30問 | 今年の12空欄で品詞・語法・意味を説明する。判断できない所だけ会話へ戻り、記号の重複使用を点検 | 会話の定型表現だけを全暗記する |
8答案は今年の和訳4問と別年度の4答案から始めます。A・Bの6年度分は、1空欄を1年度と数える量ではありません。古い年度の設問数と指示はそれぞれに従い、2025・2026年度は15カ年以外で補います。
Ⅰ・Ⅱは、構造を読んだ後の日本語まで書き直す
文脈に合う和訳が書けないなら、第1章で8答案
Ⅰはラップが生まれてから商業化する流れ、Ⅱは対照的な食事場面を読みます。基本語を最初に覚えた訳語へ固定すると、文型が合っていても日本語の意味が通らなくなります。訳の前に、下線部で誰が何をしているかを本文の流れから整理します。
Ⅰ問4とⅡ問5では、thisが何を受けているかを日本語に残します。単に「これ」とした訳と、前の文や段落の内容を主語に入れた訳を並べると、欠けた意味が見えます。Ⅰ問4は並列する3つの内容、Ⅱ問5は関係詞が補う内容も落とさず書きます。
和訳のthisがまとまらないなら、『英文和訳の着眼点』の練習5「thisによる引継ぎ」を補助に使います。公式見本の目次では46ページです。見本で読めるのは目次と使用法なので、練習5を今年の和訳と同型とは決めません。
先に訳を書き、ヒント後にもう一案を書き、2つの訳を比べる手順を使います。仕上げは北大の8答案を、解説を閉じて書き直すことです。手持ちの解説や先生の指摘でthisを具体化できるなら、この補助本を足しません。
一文の構造を読み違えるなら、基礎100の該当20〜30題
時間を延ばしても主語や関係詞の修飾先を違える人は、標準の一文へ戻ります。基礎100の必要な項目から20〜30題を選び、訳を書く、誤読の原因を説明する、翌日に再訳する順で進めます。個別の技術番号は指定せず、誤った文法に合う項目を選びます。
ここで使うのは「基礎」「音声オンライン提供版」とある本です。無印の技術100やポレポレとの役割は英文解釈3冊の選び方で比べています。教科書の主語・動詞から難しい人は英文解釈の1冊目の段階へ戻ります。
同じ週に今年のⅠ・Ⅱの和訳をもう一度書きます。技術を説明できても日本語に意味が残らないなら、その訳を直します。100題の読了まで北大の設問を延期する必要はありません。
一文は読めるが25分を超えるなら、長文700改訂版6題
長文700改訂版は600〜900語の15題です。最初は6題とし、600〜800語を中心に、800〜900語も2題選びます。今年の約700語に慣れる練習と、旧年度の長い本文へ備える練習を同時に残します。
公式見本の44〜45ページでは、対立する見方の整理と、構造から意味を読む解説があります。復習で段落の役割を1行ずつ残し、自分が前半の話をどこで見失ったかを比べます。問題ごとの語数と本文は見本にそろわないので、6題の番号は決めません。
各題を解いた後は、正解を選ぶ根拠と、誤った選択肢が本文とずれる箇所まで書きます。Ⅰは一致する内容、Ⅱは一致しない内容を選ぶため、解答の向きも点検します。音読を追加するときも、和訳答案の直しを先に残します。
税込定価は1,210円です(河合出版、2026年10月2日)。長文シリーズの使い分けで1冊を選び直す前に、学校に600〜900語の問題があればそれを使います。
ⅢA・Bは、意味を保って空欄の文法へ合わせる
本文を写さず言い換えられないなら、第2章のA・Bを6年度分練習します。 今年の4空欄では、本文の単語や考えは使えますが、完全な文のコピーは禁止です。根拠を見つけた後に、自分で指定文を完成させます。
空欄へ入るのが名詞句か、主語と動詞を含む節か、動名詞句かを前後から読みます。同義語を1つ替えても、名詞が必要な位置へ文を入れたら文法が合いません。並列する答えは形をそろえ、誰が誰を批判しているかも保ちます。
復習のノートには、本文の根拠、その意味を短く書いた日本語、自分の英語答案を3行で残します。まず意味の逆転や抜けを直し、次に語順・態・品詞を直します。翌日は本文の完全な文を見ずに、指定文をもう一度完成させます。
2024年度には4空欄の練習ができます。2025・2026年度も使い、古い年度のA・Bをすべて同じ4空欄として数えません。自由意見を13題書く練習は、本文の意味を保って変換するこの工程の代わりにはなりません。
短い英文自体が崩れる人は、『英作文ハイパートレーニング和文英訳編新装版』の必要10〜20ポイントを先に使います。66ポイントから主語・時制・態・数の誤りに合う例題と復習問題を選びます。基本英作文の参考書比較で手持ちを選び、書けた項目は北大A・Bでも使います。
ⅢCは、麺料理店の指定場面へ70〜100語で答える
意見文の理由が薄いなら、基本文が書ける人はPlus13題から北大C6答案へ
今年のCは、日本文化の良し悪しを広く論じる課題ではありません。日本の麺料理店で外国人の隣にいる場面について、自分の行動が問題かどうかを答えます。大学の解答例は両方の立場を認めているので、どちらかを選び、その理由がその場面で成り立つように説明します。
意見文の理由が薄いなら、基本文が書ける人はPlusを選びます。 基本文が書けるとは、短い英文で主語・動詞・時制・数・冠詞を保てることです。1文から理由をつなぎ、2〜3文の意見へ進んだ後に、北大の一段落を書きます。
Plusで読む順 | 公式目次の箇所 | 北大Cで使うこと |
|---|---|---|
Ch.1の理由・対比・例示 | Section01・07・09、2・26・34ページ | 判断の理由を述べ、対照や具体例で意味を伝える |
Ch.2の13題 | 問題1〜13、52〜76ページ | 2〜3文で主張と理由をつなぐ |
Ch.3の構成法 | 80ページから | 立場・理由・場面の説明を一段落へまとめる |
北大C6答案 | 年度別か15カ年第2章 | 各年度の設問条件で書き、今年は70〜100語・一段落にする |
Plusの公開紙面92〜93ページは、食品広告について100語程度で意見を書く課題です。主張・理由・具体例・譲歩の関係を組む補助として読みます。Ch.2の13題も、全問が北大と同じ70〜100語指定という意味ではありません。
700の44ページでは、本文にある対立する見方を日本語の答案へ整理します。Plusの92〜93ページでは、自分の主張に理由や具体例をつなぎます。本文の意味を保つA・Bは、これとは別に北大の指定文で練習します。
北大へ戻ったら、指定場面、立場、理由、語数と一段落の条件を順に点検します。2026年度の設問には理由を2つ挙げる指定がありません。 理由の数を増やすために同じ内容を繰り返すより、その理由でなぜ自分の行動を説明できるかに語数を使います。
購入先で見るのは「PLUS」とある自由英作文編です。桐原書店の税込定価は1,650円(公式商品ページ、2026年10月2日)。年度別赤本1冊とPlusを両方定価で買うなら本代は4,235円、送料・手数料は別です。意見文の理由が薄いなら、基本文が書ける人はこのPlusを選びます。
書けるのに場面からずれるなら、添削と再作文を6答案
語数は埋まるのに場面を外す人は、作文書を増やさず北大Cから始めます。書く前に、誰がどこにいて、何について判断する設問かを短い日本語で残します。その場面から離れた文化紹介や本文の要約は削り、自分の立場の説明へ戻します。
先生には設問、指定語数、自分の答案を一緒に渡します。語法だけでなく、立場と理由が課題へ答えているかも見てもらいます。頼み方は自由英作文の添削先の選び方、手持ちの無印を続けるかは自由英作文編とPlusの違いへつなげます。
北大文学部に合格した人は、秋から先生へ作文を出し、共通テスト後は週約3回の添削を受けています。その一方で、2月後半には添削者と未見の過去問が不足しました。私なら、6答案の提出日と返却日を先に予定へ入れ、最後の答案を誰に見てもらうかまで決めます。
Ⅳは要約を先に読み、品詞と語法から24択を絞る
要約の2択で迷うなら、第3章を6題解きます。 要約を先に読み、空欄に要る品詞と前後の語のつながりで候補を減らします。そこまでで決まらない空欄だけ、会話の関係する発言へ戻ります。
動詞、形容詞、副詞を意味だけで選ぶと、似た選択肢が残ります。動詞と前置詞の組み合わせ、程度や否定、話者の立場まで読むと、何が理由でその候補を切れるかを説明できます。最後に、同じ選択肢の記号を2回使っていないか点検します。
語法で外す人は、手持ちのNext Stageから最初に30問を選びます。第17章は動詞、第18章は形容詞・副詞、第19章は名詞の語法、第21章は動詞を含むイディオムです。接続詞と前置詞を混同するなら第11・12章も使い、最初の30問の中へ含めます。
30問は章の全問数ではなく、誤りに合う問題を選ぶ量です。正解の記号に加え、ほかの候補を文法と意味のどちらで切ったかを書きます。Next StageとEngageの違いで買い換える前に、学校の教材の該当項目で同じ直しをします。
今年のⅣで要約先読みができても、会話に戻る工程は残します。電気自動車について知っていることを、会話に書かれた条件へ足さずに解きます。会話を毎回全訳する量より、迷った空欄の理由を説明し直す時間を取ります。
15カ年は2024年度まで。通す初見年度を先に残す
『北大の英語15カ年[第9版]』は2010〜2024年度です。第1章の読解、第2章の英作文、第3章の会話文から、失点に合う問題を選べます。2025・2026年度は、大学の公開問題か年度別赤本で補います。
年度別赤本2027年版と重なるのは2022〜2024年度の3年分です。15+5−3=17で、2冊にある異なる年度は17年分になります。税込定価は15カ年2,640円、年度別赤本2,585円で計5,225円です(教学社の15カ年、2026年10月2日)。
分野別に反復するか、最近の年度を通して解くかで選ぶ詳しい比較は、北大英語15カ年と年度別赤本の使い分けにあります。ここでは買った冊数より、まだ見ていない年度を残すことを優先します。
年度別赤本の使い方 | 全4大問が未見の通し演習として残る数 |
|---|---|
2026年度を最初の診断に使う | 最大4セット、2022〜2025年度 |
さらに2024年度をA・Bの練習へ使う | 最大3セット、2022・2023・2025年度 |
さらに2025年度を日本語説明へ使う | 最大2セット、2022・2023年度 |
6〜8セットを通す予定なら、大問別に開く前に2010年代の未見年度や学校の模試を残します。解答を覚えた今年の再答案も必要ですが、初見の数には入れません。
過去問を見終えて初見が不足した人には、河合出版の『2027入試攻略問題集北海道大学英語』も選べます。オープン模試4回分です。収録模試の実施年度と今年の形式の反映は未確認なので、2026年度を4回再現する教材としては選びません。
10月からの道筋は、時間外でも読めるかで選ぶ
初見2年度の答案を、同じ先生か同じ過去問集の仮配点で見ます。4割・6割は次の道筋を選ぶための目安で、大学の合格点ではありません。Ⅰ問2は弱点の診断から外し、点数と一緒に構造・基本作文・空欄・時間超過を見ます。
A:時間を足しても読めず、基本英文も崩れる人
参考4割未満で、標準文の主語や節が時間を足しても取れない人はこちらです。10〜11月は手持ち解釈30題と基本英訳20ポイントを進め、週1回は北大の短い和訳かA・Bへ戻ります。全部の基礎本を終えてから過去問を始める順にはしません。
12月から共通テスト前は、共通テストの不足を優先しながら短く書く練習を続けます。基本文が書けたらA・B6年度分とC6答案へ進みます。共通テスト後は、秋の診断を含む初見4セットの残りと直しを行い、今年の一段落と要約にも答案を残します。
下の仮の作業時間では、解釈20時間+基本英訳13時間20分+A・B4時間30分+C5時間30分+初見4セット15時間で、小計58時間20分です。Plusの理由・対比・例示と13題が必要な人は9時間5分を加えます。週1回戻る北大の答案も、ほかの枠に入っていない直しは別に予定を取ります。
B:一文は読めるが90分では空欄が残る人
参考4〜6割で、長文の時間超過やⅢの未回答が残る人はこちらです。10〜11月は5つの失点から2つを選びます。長文の時間とA・Bなら、700の6題とA・B6年度分を組み合わせます。
この例は長文7時間30分+A・B4時間30分+初見6セット22時間30分で、小計34時間30分です。意見文の理由が薄いなら、基本文が書ける人はPlusを選びます。この道筋でA・Bの補強枠をPlusの理由・対比・例示と13題に替える場合、小計は39時間5分です。北大C6答案も個別に書く人は、さらに5時間30分を残します。
12月以降は2週に1回程度の通しと短い作文を続けます。2週間後の別問で同じ失敗が消えたら、その補強を終えて次の失点へ進みます。共通テスト後は残した初見セットで配分を測り、今年の和訳とCも白紙から書き直します。
C:90分で全大問に答案があり、複数年度で安定する人
参考6割以上が複数年度で安定し、全大問に答えを書ける人はこちらです。新しい基礎書を全周せず、thisの日本語、A・Bの文型、Ⅳの語法など、再発する2つを選びます。2つに各5〜8時間の補強枠を置きます。
初見8セットを確保できる場合、補強10〜16時間+通しと直し30時間で、計40〜46時間を予定へ置きます。初見が少なければ学校の模試で補うか、セット数を減らします。既に知っている答案を増やして初見8セットと呼ぶことはしません。
学校の問題と先生の添削で足りる人は、新しい本を買わずに進めます。
練習の予定には、直しと再答案の時間も入れる
2027年度の入学者選抜要項では、前期の外国語は2月25日12時30分〜14時です。10月2日から前日の2月24日までは、両端を含め146日、約21週あります。共通テストと他科目の時間を残した上で、秋の補強を予定へ置きます。
次の数字は、Kaupediaが解答・直し・再答案に仮置きした時間です。教材を習得するまでの実測ではなく、英語全体の学習時間とも別です。最初の3題でそれぞれの工程を測り、自分の予定へ置き換えます。
練習 | 1題・1答案の時間の前提 | 小計 |
|---|---|---|
解釈30題 | 訳15分+直し15分+再訳10分 | 20時間 |
基本英訳20ポイント | 例題・復習20分+直し10分+再作文10分 | 13時間20分 |
長文700の6題 | 解答30分+段落・根拠の復習35分+再読10分 | 7時間30分 |
北大和訳8答案 | 根拠と答案12分+直し15分+再訳8分。本文の初読は別 | 4時間40分 |
A・B6年度分 | 本文初読5分+答案10分+直し20分+再答案10分 | 4時間30分 |
Plusの3項目と13題 | 3項目を各30分、13題は答案10分+直し15分+再作文10分 | 9時間5分 |
北大C6答案 | 構想5分+執筆15分+添削反映20分+再作文15分。本文は読解済み | 5時間30分 |
北大Ⅳ6題 | 解答15分+品詞・根拠の直し20分+再答案10分 | 4時間30分 |
語法30問 | 解く・理由を読む4分+翌日の再現2分 | 3時間 |
日本語説明2答案 | 根拠と答案10分+直し15分+再答案10分。初読は別 | 1時間10分 |
初見1セット | 90分演習+直し90分+失敗した3答案を各15分で再現 | 3時間45分 |
初見4セットは15時間、6セットは22時間30分、8セットは30時間です。教材の使用法やPlusのCh.3構成法を読む時間、授業、語彙の日課、未習文法、添削の返却待ちは小計の外へ取ります。着眼点の補助を加える場合も、その練習を読む時間を別に残します。
3つの道筋の小計は、個別補強を通し演習と別の年度や教材で行う場合です。同じ答案を両方へ使うときは、初読・初答案・共通する復習を二重に足しません。添削後の訂正と再作文を省くための差し引きにはしません。
初回は25・25・25・12分で試し、Ⅳが足りなければ配り直す
90分の最初の配分は、次の2案から試します。どちらもKaupediaの練習案で、大学の指定ではありません。Ⅳの時間を増やす案では、Ⅰ・Ⅱも各3分短くする必要があります。
大問 | 初回の案 | Ⅳの時間が足りない人の別案 |
|---|---|---|
Ⅰ | 25分 | 22分 |
Ⅱ | 25分 | 22分 |
Ⅲ | 25分 | 25分 |
Ⅳ | 12分 | 17分 |
全体の点検 | 3分 | 4分 |
合計 | 90分 | 90分 |
Ⅲ25分の内訳は、本文と場面の整理5分、A・B7分、Cの構想と執筆10分、語数・文法・課題への答え方の点検3分です。Cだけで15分かかる人は、このままではⅢが収まりません。初読とA・Bを速める練習か、他の大問からⅢへ時間を移す調整が要ります。
講師の公開例も別にあります。ホクガクはⅠ25・Ⅱ25・Ⅲ20・Ⅳ15・見直し5分、ホクエイゴは22・22・20・22・4分です。河合塾Kei-Netの読解各25分・Ⅲ25分という枠も参考にしていますが、上のⅣと点検まで含む2案はKaupediaが組んだものです。
答案を覚えた2026年度の速さだけで配分を決めず、別の初見年度2セットでも未回答数と時間超過を残します。読み終えた時間に加え、和訳とCを書き終えた時間を測ります。
今年の失点を直した後は、2025年度にあった日本語説明も2答案書きます。次の入試で今年の設問条件が続くと決めず、75字・50字など前年の指定に沿って説明を書く練習を残します。
秋から足す本は、北大で残った失点に合わせる
秋から上級の本を足す前に、今年の答案で直らなかった所を選びます。前の表で選んだ2つの練習に時間を使い、手持ちで解決した所には追加しません。
今から追加しない本・計画 | 北大の失点を直すには遠回りになる理由 | 先にする練習 |
|---|---|---|
英文解釈教室を全編始める | 読み方を体系から学ぶ間に、文脈和訳とA・B、C、Ⅳの答案練習が後回しになる | 今年の和訳8答案。構造の穴がある人だけ該当解釈20〜30題 |
上級の単語帳をまとめて足す | 基本語の文脈、文の変換、要約の語法は難語だけ増やしても直らない | 手持ちの標準単語帳で誤った語義を補う |
最難関の和文英訳書を主教材にする | 今年は独立した和文英訳大問がなく、A・Bは本文の意味を指定文へ移す | 基本文が崩れる人は通常の和文英訳編、その後A・B |
上級解釈を追加する目的は、英文解釈教室と透視図の比較でも考えられます。大学名で全冊をそろえるより、別の北大答案でも残る誤読に必要な所を選びます。
前期英語には聴解の設問はありません。共通テストのリスニング対策は、その試験に向けて別に続けます。
迷ったら2026年度の答案と時間から2つ選ぶ
和訳4問は日本語の意味が通るか、A・Bの4空欄は本文の意味と文法が合うかを見ます。Cは指定場面、70〜100語、一段落、Ⅳは12空欄の語法と重複使用を点検します。学校の問題と先生の添削で直せた失点には、本を追加しません。
最初の一歩は、大学の2026年度英語を90分で解き、答案と所要時間から直す失点2つを選ぶことです。
購入先
価格・在庫は購入先でご確認ください。広告リンクを含みます。
- 向く人
- 2026年度を90分で解き、2022〜2026年度の英語と他の受験科目を年度別に進めたい文系受験生。
- 確認すること
- 英語以外の受験科目で文系・理系を選びます。英語のために両方は買いません。大学の無料問題と学校の解説で足りる人は購入不要です。
書籍の仕様を見る
- 収録範囲
- 2022〜2026年度の前期日程5カ年
- 判型・ページ数
- A5判・840ページ(ページ数は楽天ブックスの書誌表示)
- 向く人
- 2026年度を90分で解き、2022〜2026年度の英語と数学・理科を同じ1冊で進めたい理系受験生。
- 確認すること
- 英語の年度を増やすために文系版を追加しません。15カ年第9版とは2022〜2024年度が重なります。通し演習の初見年度を先に残します。
書籍の仕様を見る
- 収録年度
- 2022~2026年度の5年
- 判型
- A5判
- 向く人
- 短い基本英文は書けるが、ⅢCで指定場面に合う理由や具体例を作れず、手持ちでは直せない人。
- 確認すること
- Ch.1の理由・対比・例示、Ch.2の13題、Ch.3構成法の後に北大Cを6答案書きます。13題は2〜3文の練習で、全問70〜100語ではありません。ⅢA・Bは別に実問で練習します。
書籍の仕様を見る
記事の誤りや古い情報は、訂正・お問い合わせフォームからお知らせください。


