要点
- 買う前に、手元の模試の解説を読み、答えの根拠の文を指す。手元の解説や学校への質問で間違えた理由を自分で言え、練習する問題も残っているなら、買い足さずに復習する
- 間違えた理由を自分で言えないなら、The Rules 1。全英文に構文解析があり、12題。定価1,320円(税込、2026年9月30日・旺文社)
- 間違えた理由を自分で言えて、演習を増やしたいなら、やっておきたい300改訂版。200〜400語の長文が30題。定価1,210円(税込、2026年9月30日・河合出版)
間違えた理由を自分で言えないなら、私なら最初の1冊にThe Rules 1を選びます。迷ったらThe Rules 1です。全英文に構文解析があるので、解説の短い本を買って独学で手が止まるのが心配な人も、読み違えた文を1文ずつたどれます。

間違えた理由を自分で言えて、演習を増やしたいなら、やっておきたい300改訂版を選びます。単語や文法の意味で止まるなら、まず手元の教科書や教材の該当箇所に戻ります。手元の解説や学校への質問で間違えた理由を自分で言え、練習する問題も残っているなら、買い足さずにその問題を使えます。
買う前に、手元の模試で間違えた設問を1つ見る
手元の模試か共通テストの過去問のリーディングで、間違えた設問を1つ選びます。解説を読んで、答えの根拠になる本文の文を指し、なぜ自分の答えが違ったのかを言ってみます。手元の問題・解説と筆記用具を用意し、まず10分を目安に試します(10分は取りかかるための目安で、実力を測る制限時間ではありません)。
根拠の文を指すだけでなく、間違えた理由を自分で言えるかが分かれ目です。解説を読んでも言えないなら、学校の先生にその1問を持っていき、どの文を読み違えたかを質問できます。単語・文法を復習したうえで、間違えた理由を自分で言えないならThe Rules 1、言えて演習を増やしたいなら300を選びます。
この手順は買い足さずにできます。問題が手元になければ、下の無料の試し読みで300の解説の細かさを見られます。
販売価格と送料を合わせた支払総額、返品条件は注文先の表示で決まります。
今回の1冊目 | 選ぶ条件 | 出版社の税込定価 |
|---|---|---|
間違えた理由を自分で言えない | 1,320円 | |
間違えた理由を自分で言えて、演習を増やしたい | 1,210円 |
2026年9月30日の出版社表示です。紙の本1冊の定価で、送料は含みません。2冊まとめて買う必要はありません。
間違えた理由を自分で言えないなら、The Rules 1を選びます。
間違えた理由を自分で言えて、演習を増やしたいなら、やっておきたい300改訂版を選びます。
Rules 1は全英文に構文解析、300は段落ごとの全訳と語句が中心
The Rules(ルールズ)1は長文12題です。旺文社は全英文の構文解析と設問解説、音読用ページを用意しています。各レッスンでは長文の読み方の「ルール」を学びます。表紙にも、消えたbutに気づいて筆者の主張を見つける例があります。
やっておきたい300改訂版は、200〜400語の長文が30題です。河合出版の公開サンプルの「本書の使い方」によると、解説には設問の解説と、段落ごとの全訳、設問の解説で触れなかった構文と語句の説明があります。13ページでは、第1段落の英文と全訳、語句が並びますが、英文にSVOCの記号は付いていません。
つまり、読み違えた文の構造を1文ずつたどりたい人にはRules 1、訳と語句を手がかりに自分で構造を取れる人には300が合います。シリーズを使った人も、英文解釈の本とは分け、練習用として使うと書いています(Studyplusの旧版300のレビュー、2024年3月)。単語や文法の意味で止まるなら、その単元に戻ります。英語長文の復習方法では、単語・文の構造・設問の根拠を分ける手順を紹介しています。
1周の試算はRules 1が約18時間、300が約25時間
「300」は1題の語数の目安で、200〜400語の長文が30題入っています。学習記録アプリStudyplusの旧版300のレビューにも、300問だと思って買い、30題と知った声が2件ありました(2023年9月、2024年5月)。
最初の1冊 | 題数 | 1日1題 | 1題の時間(仮) | 1周の合計(試算) |
|---|---|---|---|---|
The Rules 1 | 12題 | 12日 | 約90分 | 約18時間 |
やっておきたい300改訂版 | 30題 | 30日 | 約50分 | 約25時間 |
題数は旺文社と河合出版の表示です。1題の時間は、Rules 1が解答15分、解説を全部読む65分、音読10分、300が解答15分、復習25分、音読10分という仮の値です。
この仮定では、Rules 1は約18時間、300は約25時間です。実測した所要時間ではなく、単語・文法に戻る時間や2周目は含めていません。1日1題で進めるなら、Rules 1は約90分、300は約50分を取れるか、自分の予定に当てはめます。
時間がない日は、間違えた設問の解説と、読み違えた文の構文解析だけを読めば、1題の時間を短くできます。300の解答時間は、各問題に書かれた標準解答時間に置き換えて予定を立てられます。
長文に慣れない時期なら、解説の詳しいRules 1から
Studyplusのやっておきたい300旧版の登録ページには、中身のある声が13件ありました(2022年8月〜2026年3月)。解説に触れた7件のうち5件は、解説が少ない・分かりづらい・構文の説明がないと書いています。残る2件は、必要な説明はある(2026年3月)、練習用に使えばよい(2024年3月)と書いています。初学者や英語が苦手な人には向かないという声も4件ありました。
The Rules 1の登録ページには、中身のある声が11件ありました(2026年3〜9月)。解説が長い・しっかりしていると触れたのは4件です。長文をなんとなく理解できるのに問題が解けない人に使ってほしい、という高2の春から使った人の声もあります(2026年3月)。解説が長すぎて短気な人には向かない(2026年6月)、充実しているが短い解説が好きな人には向かない(2026年3月)という声もあります。
始めたときの状況が分かる声では、英文がまったくできない時期に旧版300を使って挫折した人が、初めて長文をやる人にはすすめないと書いています(2023年6月)。高3の夏まで長文が読めなかった人は、Rules 1のレベルから始められて助かったと書いています(2026年3月)。
河合出版は300を「長文が苦手なあなた、まずは300からトライ!」と紹介しています。ただ、改訂版を読んだ人のnoteのレビューは、解説は簡潔で必要なところはあるとしつつ、全文の構文解説はないので、構文を取れない人はほかの本で練習してから使うよう勧めています(2024年1月)。長文が苦手でも、構文を取れない段階ならRules 1が先です。英文解釈の練習を先に増やすなら、英文解釈の技術100・基礎100・ポレポレの比較で、主語・動詞を追えるかに合わせて選べます。
次の1冊は、最初の本でできたことで選ぶ
すでに共通テストのリーディングを時間内に解き終え、間違えた設問の根拠の文を指し、間違えた理由を自分で言える人は、この段階から選べます。演習を増やしたいならやっておきたい500、入試標準の英文で読み方まで学びたいならThe Rules 2です。1冊目の300やRules 1を買い直す必要はありません。
2つのシリーズは、出版社ごとに難しさの表し方が違います。河合出版の300は200〜400語で共通テストレベルまで、500は400〜600語の標準〜やや難しい20題です。The Rules 1は入試基礎、2は入試標準で、どちらも12題。旺文社の商品情報は、2にも全英文の構文解析を明記しています。
- やっておきたい500へ:300の各問題に書かれた標準解答時間内に解き終え、間違えた設問の根拠の文を指し、間違えた理由を自分で言えて、演習を増やしたい
- The Rules 2へ:Rules 1の12題で、間違えた設問の根拠の文を指し、間違えた理由を自分で言えるようになった
Rules 1は目標の時間内に解けたのに、2では英文の意味が取れず驚いたという知恵袋の質問があります(2022年4月)。2の英文そのものが読めないなら、単語・文法・英文解釈のうち弱いところに戻ります。共通テスト8割前後なら500からという塾の提案もありますが、点数だけでなく、標準解答時間内に解き終え、根拠の文を指し、間違えた理由を自分で言えるかで決めます。
300を標準解答時間内に解き終え、根拠の文を指し、間違えた理由を自分で言えて、演習を増やしたいなら、20題の500改訂版に進みます(定価1,210円・税込、2026年9月30日の河合出版の表示)。
Rules 1の12題で、根拠の文を指し、間違えた理由を自分で言えるようになったら、The Rules 2で入試標準の問題に進みます(定価1,320円・税込、同日の旺文社の表示)。
やっておきたい500とルールズ3は、扱う難しさと復習の仕方が違います。500は400〜600語の標準〜やや難しい20題、The Rules 3は入試難関の12題で、全英文に構文解析があります(定価1,430円・税込、2026年9月30日の旺文社の表示)。400〜600語の演習を増やす段階なら500、難関大の問題で読み方まで復習したい段階でRules 3へ進みます。
音声はどちらもスマホで聞ける
やっておきたい300・500の改訂版には音声があります。河合出版の300は30ファイル、500は20ファイルです。ZIPはパソコンで受け取り、スマホへ移せます。スマホだけで聞くなら、音声ページの配信用の入口から、ページに書かれたIDとパスワードで聞けます(2026年9月25日)。The Rules 1・2は、旺文社のアプリ「英語の友」で聞けます。
音読の練習には、The Rulesの音読用ページが使えます。音声はどちらにもあるので、選ぶ決め手は、間違えた理由を自分で言えるかと、演習を増やしたいかです。
試し読みでは、300の解説の細かさを確かめられる
300の解説が自分に合うかは、河合出版の300改訂版の公開サンプルで見られます。12〜13ページでは、問5の選択肢の説明が「第4段落第2・3文の内容に不一致」「本文に記述なし」のように1行です。訳と語句を中心にした、この説明の細かさが自分に合うかを見ます。
問題の英文はこのサンプルにそろっていないので、自分で理由を説明できるかは、手元の模試の本文と解説で試します。
今日、河合出版の無料サンプルをスマホかPCで開き、13ページの問5の説明と第1段落の訳・語句を5分ほど見ます。
購入先
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- 向く人
- 手元の解説を読んでも理由を言えず、全英文の構文解析で読み違えた文をたどりたい人
- 確認すること
- 単語・文法で止まるなら、まず手元の教科書や教材の該当箇所に戻る
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- 向く人
- 間違えた理由を自分で言えて、200〜400語の長文30題で演習を増やしたい人
- 確認すること
- 手元の解説や学校への質問で間違えた理由を自分で言え、練習する問題も残っているなら、その問題を使う
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