要点
- 10〜2月に自由英作文を6年度分以上添削に出せるなら、分野別の『北大の英語15カ年[第9版]』を選ぶ
- 10〜2月に自由英作文を5年度分まで添削に出せるなら、最近5年度を通して解ける2027年版の文系赤本を選ぶ
- 2冊は2022〜2024年度の3年度が重なる。迷ったら2027年版の文系赤本を1冊選ぶ
10〜2月に自由英作文を6年度分以上添削に出せるなら、『北大の英語15カ年[第9版]』を選びます。10〜2月に自由英作文を5年度分まで添削に出せるなら、2027年版の文系赤本を選びます。2冊を買っても3年度は重なるので、買い過ぎて解き残すのが不安なら、迷ったら2027年版です。

10〜2月に自由英作文を6年度分以上添削に出せるなら15カ年
最初に、学校や塾へ異なる年度の自由英作文を何本出せるか数えます。6年度分以上なら、教学社の15カ年で英作文を分野別に進め、会話文の要約文完成も第3章で反復します。5年度分までなら、2027年版の文系赤本で最近5年度を90分ずつ通す方が、英語と他教科の予定を立てやすいです。
選ぶ理由になる差 | 北大の英語15カ年[第9版] | 北海道大学(文系-前期日程)2027年版 |
|---|---|---|
英語の収録年度 | 2010〜2024年度の15年 | 2022〜2026年度の5年 |
並び方 | 読解・英作文・会話文の出題形式別 | 英語を年度別に収録。問題編は別冊 |
他教科 | 英語だけ | 国語・数学・日本史・世界史・地理も収録 |
税込定価(2026年9月29日) | 2,640円 | 2,585円 |
税込定価の差は55円です。先に決めたいのは値段より、分野別の英作文に進むか、年度別に90分を通すかです。
6年度分は合格のための必要量ではなく、この2冊を買い分ける目安です。 2027年版にある異なる英語の年度は5つ。6年度目の初見の自由英作文まで添削へ出せるなら、15カ年の古い年度を使う理由ができます。同じ答案を直して再提出する回数は、異なる年度の数には含めません。添削後に書き直すこと自体は、どちらの本でもできます。
10〜2月に自由英作文を6年度分以上添削に出せるなら、出題形式別に15年分を探せる『北大の英語15カ年[第9版]』を選びます。教学社の税込定価は2,640円(2026年9月29日)。購入先では表紙の「第9版」を見ます。
10〜2月に自由英作文を5年度分まで添削に出せるなら、最近5年度を年度別に通せる2027年版の文系赤本を選びます。教学社の税込定価は2,585円(2026年9月29日)。表紙の「2027」と「文系-前期日程」が目印です。
2冊の重複は3年度。最新2年度は大学のPDFでも解ける
15カ年は2010〜2024年度、2027年版は2022〜2026年度です。両方にあるのは2022・2023・2024年度の3年度。15カ年だけにあるのは2010〜2021年度の12年度、2027年版だけにあるのは2025・2026年度の2年度です。両方を買うと税込定価の合計は5,225円で、英語の異なる年度は15+5−3=17年度になります(教学社の表示、2026年9月29日)。設問数や解説の重なりは、年度の数とは別に考えます。
北海道大学は2025年度と2026年度の英語の問題・解答例を無料で公開しています。15カ年を選んでも、載っていない最新2年度の問題には進めます。2026年度の大学PDFには問題20ページと正解・解答例等4ページがあり、第3問の自由英作文の解答例も載っています。2027年版には、その2年度を含む5年度の問題・解答と傾向分析がまとまっています。
2026年度の1の問2は出題ミスのため、大学が受験者全員を正解としました(2026年3月4日)。2026年度を解くときは、その1問を自分の弱点の数に入れずに見直します。
教学社の使い方の説明は、分野別を重点対策、年度別を試験の演習に使い分けます。北大合格者の解説も、直近の年度から始めて15カ年で量を足すよう勧めています。両方使う道はあります。それでも最初の1冊を選ぶなら、残りの答案を添削へ出せる見込みと、90分の通し演習のどちらを先に要するかで決めます。
会話文の要約文完成は、自由英作文の提出数とは分ける
北大の第4問は、会話を読んで要約文の空欄に合う選択肢を選ぶ形式です。Z会の2026年度分析では、第3問に英問英答と自由英作文、第4問に会話文要約文完成を挙げています。大学の2026年度解答例でも、第4問は12個の選択肢の記号で示されます。会話文を繰り返し解く数を、先生へ提出する自由英作文の本数に足しません。
実際、2021年11月の知恵袋の受験者は、ほかの大問では点が取れても第4問だけ伸びず、似た問題を探していました。2022年10月の別の受験者は、選択肢を2つまで絞っても時間に焦り、外すと相談しています。会話文要約文完成を集中して解きたい人には、15カ年の第3章を使う意味があります。一方、自由英作文はZ会の助言どおり、書いた答案を第三者に見てもらう機会を作ります。
5カ月で何本出せるか、先に提出日を入れる
次の表は、10〜2月に隔週で自由英作文の初稿か書き直しを1回行う仮の予定です。答案を書く30分、解説や添削を見直す30分と置くと、1回約60分、10回で約10時間。これは実測でも合格に必要な時間でもありません。先生が添削する時間、長文・会話文の復習、90分の通し演習は別です。
予定 | 15カ年を選んだ場合 | 2027年版を選んだ場合 |
|---|---|---|
10〜11月・4回 | 2019〜2022年度など、4つの異なる年度の英作文 | 2022〜2025年度の4つの異なる年度を90分の英語から始める |
12〜1月・4回 | さらに異なる4年度の英作文 | 2026年度を加え、間違えた3年度の答案を書き直す |
2月・2回 | 苦手な2年度の自由英作文を書き直す | 苦手な2年度の答案を書き直す |
この表の15カ年側は、8年度の初稿と2回の書き直しで10回です。2027年版側は5年度の初稿と5回の書き直しで10回です。回数が同じでも、新しい年度の数は8と5で違います。 大学が公開する2025・2026年度の英語は、この表の10回とは別に解けます。最初の答案と、添削後の書き直しを分けて数えると、買ってから何をするかが見えます。
北大生協の合格体験記には、共通テスト後に北大へ出願を変え、年度別を1年解いてから英語15年分を買った人がいます。その人は、2年分を続けて解いてから見直したとき、復習が遅れたと振り返ります。2026年度に北大文系を受けた人は、1月20日から学校の講習で英作文を週約3回提出しました。2月15日頃に講習が終わると添削してくれる人がいなくなり、別の方法で英文の誤りを探しています。冊数より、解いて戻すサイクルを組めるかが先です。
迷ったら2027年版を1冊選び、最初の年度を通して解く
2023年に2冊を買った知恵袋の回答者は、年度別はなくてもよかったと振り返る一方、近年の問題は解くべきだと付け加えています。15カ年を多く解ける人には筋の通った意見です。10〜2月に自由英作文を5年度分まで添削に出せるなら、最近5年度を90分で通せて他教科も載る2027年版を先にします。
最初に、学校や塾へ自由英作文を出せる日と返却日を書き出します。頼めないときは、自由英作文の添削先を選ぶ記事で、過去問を誰に見てもらうか決めます。私なら、添削先と日付がまだ決まっていない段階では2027年版を1冊にします。2026年度の英語を90分通して解き、時間が足りなかった大問を記します。
購入先
価格・在庫は購入先でご確認ください。広告リンクを含みます。
- 向く人
- 10〜2月に自由英作文を6年度分以上添削に出せる北大文系の高3。会話文の要約文完成も分野別に反復したい人。
- 確認すること
- 表紙の「第9版」と2010〜2024年度の表示を見て、学校や塾に答案の提出日と返却日を先に相談します。
書籍の仕様を見る
- 収録範囲
- 2010〜2024年度の前期日程15カ年
- 判型・ページ数
- A5判・616ページ(ページ数は楽天ブックスの書誌表示)
- 向く人
- 10〜2月に自由英作文を5年度分まで添削に出せる北大文系の高3。最近5年度の英語を90分で通し、他教科も同じ1冊で進めたい人。迷ったらこちら。
- 確認すること
- 表紙の「2027」と「文系-前期日程」を見ます。英語の解答用紙は教学社のサイトから印刷できます。
書籍の仕様を見る
- 収録範囲
- 2022〜2026年度の前期日程5カ年
- 判型・ページ数
- A5判・840ページ(ページ数は楽天ブックスの書誌表示)
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