受験参考書

名大理系数学の参考書はどれ? 2026年度4題から選ぶ本・章・練習量

名大理系志望で秋から数学の本を足すか迷う人へ。2026年度の4題を150分で解き、止まった作業を2つ選びます。角度の条件、直線と線分、素因数の割り振り、状態と帰納法から、本の章・最初の練習量・答案の直し方を示します。手持ちと学校の先生の添削で直せるなら、買い足しは0冊です。

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要点

  1. まず公式の4題を150分で解き、止まった作業を2つ選ぶ。2026年度は3予備校とも4題を標準かやや易と評価した
  2. 互いに素は分かるが数えられないなら、場合の数実戦6題。状態を決められないなら、合格る確率の73・76・78に6枠。帰納法で止まるなら、数列4題を足す
  3. 手持ちと学校の先生の添削で直せるなら、買い足しは0冊。年度別赤本の2027年版は2022〜2026年度、15カ年第9版は2010〜2024年度
数学 場合の数・確率 分野別 標準問題精講 改訂版の表紙
書影:旺文社

互いに素は分かるが数えられないなら、場合の数実戦6題へ

数学 場合の数・確率 分野別 標準問題精講 改訂版

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合格る確率+場合の数の表紙
書影:文英堂

状態を決められないなら、合格る確率の73・76・78へ

合格る確率+場合の数

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名古屋大学(理系) 2027年版の表紙
書影:教学社

解説と未演習の近年年度が必要なら、名古屋大学(理系)2027年版

名古屋大学(理系) 2027年版

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名大理系志望で秋から参考書を足すか迷ったら、公式の2026年度4題を150分で解き、止まった作業を2つ選びます。河合塾・駿台・代ゼミは今年の4題を「標準」か「やや易」と評価し、難問集より条件の整理と記述を先に直す年です。難しい本を増やさないと名大に届かないと不安でも、手持ちと学校の先生の添削で直せるなら、買い足しは0冊です。

名大理系数学 2026年度の大問別 参考書と練習量 迷ったら、まず公式の4題を150分で解き、止まった作業を2つ選ぶ。角度の条件で1変数にできないなら1対1数学Ⅲの面積・微分6組12題と手持ちの三角関数2題、直線と線分を取り違えるなら分野別ベクトル第3・4章8題、互いに素は分かるが数えられないなら分野別場合の数第3章6題、状態を決められないなら合格る確率73・76・78に6枠、帰納法で止まるなら数列4題を選ぶ。量はKaupediaの提案で、手持ちと学校の先生の添削で直せるなら、買い足し0冊。
止まった作業を2つ選ぶ。章と練習量から今年の答案へ戻る

2026年度の4題は、標準の道具を条件付きで使う試験だった

2026年度の名大理系数学は150分・4大問・全問記述でした。小問は第1問から3・2・3・4問で、計12問です。問題冊子には数学公式集も付いています。

大問

今年のテーマ

河合塾

駿台

代ゼミ

第1問

面積、直線の角度、1変数の最小化

標準

やや易

やや易

第2問

動く平面と直線・線分の交わり

標準

標準

標準

第3問

互いに素の条件と整数の組の数え上げ

標準

標準

標準

第4問

領域内を動く点、確率漸化式、帰納法

標準

標準

標準

難度は河合塾の分析、駿台、代ゼミの概評による評価です。前年比は河合塾が分量やや減少・難度変化なし、駿台が分量・難度とも昨年並です。標準という評価でも、式を立てた理由を答案にする練習は要ります。

第4問は文系と全体が共通で、第3問は前半が共通でした。数学Ⅲの微積分は第1問の1題。空間ベクトルは2年ぶり、確率漸化式は2020年以来6年ぶりです。確率漸化式を毎年出るものとして勉強量を決めるのは避けます。

複素数平面は2年続けて出ていませんが、2027年度に出ないとは言えません。今年の4題を直した後も、体積・極限・複素数平面は手持ちで点検します。

大学の出題意図では、各問の理解・考察・論証が示されています。公式集を見て式を思い出せても、使える条件と答案の説明は自分で決めます。大問・小問の配点、数学の平均点、詳細な採点基準は公式には公表されていません。学部ごとの数学の配点は募集要項で違います。

止まった作業から、本の章・練習量・直す答案を選ぶ

私なら、最初に直す作業を2つに絞ります。 下の題数はKaupediaが提案する最初の量で、その章の収録数ではありません。章名を入口にして手持ちも使い、必要な作業の問題を先生と選びます。

大問・止まった所

この本のこの章

最初の量

名大へ戻って直す答案

今は買わないもの

第1問:角度の条件で1変数にできないなら

手持ちの三角関数と『1対1対応の演習 数学Ⅲ 三訂版』の積分法(面積)・微分法とその応用

三角関数2題+面積・最大最小6組12題

今年を30分枠で書き直す。面積の分割、角度条件、変数の範囲、増減、最小になる配置をつなぐ

条件を式にする前の難問集。立式が合い計算だけで止まる人は、その計算だけ直す

第2問:直線と線分を取り違えるなら

『数学 ベクトル 分野別 標準問題精講 新装版』第3・4章。手持ちの1対1数学Cならベクトル章

平面上の点、交点の存在、線分の範囲から8題

今年を25分枠で書き直す。係数が0のとき、直線の共有点、線分の範囲と端点を残す

手持ちで直る人のベクトル専科。従来版から新装版への買い替え

第3問:互いに素は分かるが数えられないなら

『数学 場合の数・確率 分野別 標準問題精講 改訂版』第3章「場合の数 実戦編」。意味が曖昧な人だけ『大学入試攻略 整数 改訂版』例題13・15・16へ

数え上げ6題。意味の補強が要るなら先に3例題と手持ちの類題3題で6枠

今年を30分枠で書き直す。素因数の累乗を分けない理由と、等しい値を含む組の重複を別々に説明

第3問のための『マスター・オブ・整数』全通読。整数の全83題

第4問:状態を決められないなら/帰納法で止まるなら

『合格る確率+場合の数』ITEM73・76・78。帰納法は手持ちの数列か『1対1対応の演習 数学B 三訂版』要点6・2〜6・4

状態分け3テーマに例題・類題の6枠。帰納法で止まるなら3項間・帰納法4題を足す

今年を40分枠で書き直す。途中で外へ出た経路を含めず、帰納法で2つの初期段階と2段階の仮定を残す

合格る確率と分野別第5章を両方6題ずつ追加すること。式が立つ人の状態分けのやり直し

例題と対応演習は1組で2題と数えます。目次だけで指定した章・番号では、今年と同型の収録は未確認です。必要な類題が足りなければ学校教材から補い、章の全問を終える前に今年の答案へ戻ります。

第1問:角度の条件で1変数にできないなら、三角関数と面積・微分へ

第1問は、面積を積分した後にも仕事が残ります。曲線下の面積だけを書かず、図から三角形と積分部分の関係を決めます。次に直線の傾きから角度の条件を式にし、変数を1つに減らします。

角度の条件で1変数にできないなら、手持ちの加法定理を使う2題から戻ります。その後、1対1数学Ⅲで面積と最大最小の6組を選びます。別々に使えた三角関数・積分・微分をつなぐ練習は、最後に名大の第1問で行います。

公式見本の目次では、微分法とその応用は本33頁、積分法(面積)は107頁からです。6組の個別番号は見本外なので指定しません。1対1とプラチカの使い分けも、類題へ方法を移せるかで分けています。

今年へ戻る30分枠では、図、面積の分割、角度条件、変数の範囲、増減を順に残します。立式は合うのに対数の整理や微分で間違えるなら、同じ計算を短く反復します。新しい総合本を1冊増やす前に、答案のどの行を直すか決めます。

第2問:直線と線分を取り違えるなら、媒介変数の範囲を書く

直線と線分を取り違えるなら、解を求めた後に変数の範囲を付ける練習をします。平面上の点と直線上の点を表し、同じ点になる条件を出します。共有点の存在自体を説明できない人も、この表し方から戻ります。

分野別ベクトルの第3章は「空間内のベクトル」、第4章は「座標空間内のベクトル」です。2章を入口に、平面上の点、交点の存在、線分の範囲を扱う8題を手持ちと合わせて選びます。個別番号と章別の題数は公開目次から分からないため、一律の番号は指定しません。

毎題、直線を線分に変えたら何が変わるかを答案に書きます。文字を含む係数で割る前に、その係数が0になる場合を分けます。25分の書き直しでは、端点を含む範囲と、残した条件で共有点が存在する理由まで説明します。

ベクトルの分野別教材とチョイスの比較では、手持ちを解き直してから演習を追加する順を示しています。1対1数学Cや学校の問題集でこの8題を選べるなら、それを使います。旺文社の新装版はカバー変更で中身が同じなので、従来版を買い替える必要もありません。

第3問:互いに素は分かるが数えられないなら、整数より数え上げ6題へ

互いに素は分かるが数えられないなら、整数の本を深く進めるより数え上げの練習です。 同じ素因数を別の数へ分散できないと説明できれば、次に練習するのは割り振りと重複です。素因数の累乗を1つのまとまりにして、どこへ置くかを数えます。

分野別場合の数・確率の第3章「場合の数 実戦編」から、割り振る対象と区別する場所、等しい値を含む組を扱う6題を選びます。公開されているのは章の目次で、今年と同じ条件の6題がまとまって載るとまでは分かりません。足りない題は学校教材で補います。

手持ちで練習が足りない人の買い足しは、この改訂版1冊にします。出版社の税込定価は1,430円(2026年10月2日)。表紙の「場合の数・確率」「改訂版」で選び、第3章の6題から使います。

互いに素の意味を説明できない人だけ、河合の整数へ先に戻ります。公式見本の目次では、例題13が最大公約数・最小公倍数、15が正の約数の個数とその和、16が互いに素です。開始頁は本46・52・54頁で、該当例題の本文は見本外です。

3例題と手持ちの類題3題に計6枠を取り、意味が説明できたら場合の数へ移ります。例題15は素因数と指数の基本を戻すために読み、すぐ割り振りの練習へつなぎます。整数の2冊の選び方も、今年の第3問では全通読の順にしません。

今年の30分枠では、素因数の割り振りと、同じ値の有無を別段落にします。順序を外すときに、すべての組を一律に3!で割る説明は直します。小さい場合を調べ、等しい値を含む組だけ重複の数が変わる理由を言葉で残します。

第4問:状態を決められないなら6枠、帰納法で止まるなら数列4題

状態を決められないなら、合格る確率のITEM73・76・78に6枠を取ります。73は各回2状態、76は状態を束ねる考え方、78は各回3状態で対称性のある場合です。目次にある開始頁は本196・204・208頁です。

ITEM76の公式見本では、図と表から移動確率を整理し、次の移動が同じ状態をまとめる説明まで読めます。73・78は公式目次でたどれる箇所です。名大へ戻ったときに、経路の制限と帰納法を別に補います。

手持ちで状態を図にする練習が足りないなら、合格る確率を選びます。出版社の税込定価は1,540円(2026年10月2日)。購入先では「合格る確率+場合の数」の表紙を選び、まずこの3テーマに使います。

状態は作れるが実戦量が足りない人は、手持ちの分野別第5章「漸化式の応用」から6題を選べます。確率の2冊の使い分けに沿って、図を作る練習と実戦演習を分けます。6題はどちらか1冊から選びます。

帰納法で止まるなら、確率の本を増やす前に数列4題を足します。1対1数学Bの公式見本の本7頁には、要点6・2〜6・4があります。隣接3項の漸化式、推定して帰納法で示す方法、一般項を出さずに証明する方法を読み、手持ちから4題を選びます。

今年の確率は、最後に領域内にいるだけでなく、途中も外へ出ていない経路について定めます。外へ出て戻った経路を含めたり、残った状態の確率の和を無条件に1としたりすると、式が変わります。教材の状態分けを使った後、この違いを名大の問題で補います。

40分の書き直しでは、状態の定義、遷移図、式の係数の理由を残します。帰納法では2つの初期段階を示し、隣接する2段階を仮定します。一般項を無理に求めるより、求められた不等式を最後まで証明する練習をします。

解く時間と書き直す時間を足して、練習量を決める

次の表の時間はKaupediaの試算です。初回は1題45分で、自力25分と解説・書き直し20分を合わせます。後日に解説を閉じて書き直す時間は、別に1題15分取ります。

補う作業

初回に取る時間

後日の直しと今年の再答案

合計の枠

第1問の面積・最大最小

6組12題×45分=9時間

6題×15分+今年30分

11時間

第2問の平面・直線・線分

8題×45分=6時間

4題×15分+今年30分

7時間30分

第3問の数え上げ

6題×45分=4時間30分

3題×15分+今年45分

6時間

第4問の状態と帰納法

6枠+数列4題を各45分=7時間30分

5題×15分+今年45分

9時間30分

全4作業を補う人は、初回36題と直しを合わせて34時間です。表の今年の再答案には、解説との見直しも含めて少し長めの枠を置いています。第1問の三角関数2題は別に約1〜1時間30分、互いに素の6枠を追加する人は直しも含め5時間15分足します。

三角関数2題を別に補う場合は、下の3つの道筋の合計にも約1〜1時間30分を足します。基本40題の中で同じ練習を済ませた場合は重ねて足しません。

最初の3題で自力・解説・書き直しの合計を測り、45分を自分の時間に置き換えます。初回に60分かかるなら、36題では27時間から36時間へ増え、合計にも9時間足します。間違いが多ければ、新しい題を増やす前に書き直しの枠を増やします。

2025・2026年度の問題を一部覚えていても、名大の別年度で方法を選べるかはまだ分かりません。1週間後にノートを閉じて今年を書き直し、その後に初見の年度を150分で解きます。情報学部自然情報系の合格者にも、年度別を時間内に解き、数学の同じ問題を3、4回解くことがあったという経験があります。私なら、初見と反復の両方を予定に入れます。

150分は見渡し5分、4題125分、戻りと検算20分から試す

今年のセットを使う一例です。Kaupediaの試行案で、講師が公表した所要時間でも、受験生の実測でもありません。

作業

使う時間

経過時間

4題を見渡す

5分

5分

第1問

30分

35分

第2問

25分

60分

第3問

30分

90分

第4問

40分

130分

戻りと検算

20分

150分

得意な分野から解いても、この20分は残します。5〜8分で図・場合分け・式が進まなければ、別の小問へ移ってから戻ります。第1問の変数範囲、第2問の係数と端点、第3問の重複、第4問の経路条件と初期値を見直します。

講師KATSUYA氏の2024年度の公開例は、完答目標を第1問から25・25・30・45分とし、計125分でした。これは2024年度に対する講師の目標です。今年の第4問に40分を置く上の案と、出どころも対象年度も分けて試します。

来年の名大も4題・150分の同じ形で出るとは決まっていません。初見のセットでは、まず全題を見て取り組む順と戻る場所を決めます。

今の力で、秋から2月までの3つの道筋を選ぶ

面積、点の表し方、互いに素の意味を説明できるかで、まず道筋を選びます。学校や模試で同じ基準で採点した記述答案があれば、4割・6割も補助に使います。この割合は道筋を選ぶ目安で、大学の合格点ではありません。 公式配点のない12小問を均等点にして割合を作るのは避けます。

2027年度の選抜要項では、理系数学は2月26日10時〜12時30分です。10月2日からの日付差は147日、21週です。最終の日程と出願条件は11月下旬公開予定の一般選抜募集要項で確定させます。

以下は数学の補強と過去問に使う枠の試算で、授業・学校課題・未習範囲・他科目・共通テスト対策は別です。年度別1年は150分で解き、90分で解説と見直し、1週間後に60分で誤答を書き直して計5時間。初見4年度は20時間、体積・極限・複素数など12題と6題の書き直しには10時間30分を置きます。

基本を説明できない人は、手持ち40題から始める

面積を式にできない、平面上の点を表せない、互いに素の意味が曖昧なら、この道筋です。記述答案が4割未満なのも目安です。10〜11月は手持ちの教科書・基礎本から、今年の4作業につながる基本例題40題を選びます。

40題を各35分、20題の再答案を各15分で、約28時間20分です。10月末に基本10題を理由付きで解き、8題できたら標準補強へ移る目安にします。Kaupediaが提案する基本の点検で、理由付きで解ける題が大半かを見ます。残った2題も先生に見てもらい、標準と並行して直します。

12月〜共通テストは、表の34時間から自分に必要な作業を選びます。通し演習1年度も先に予定へ入れ、共通テスト期には週1〜2時間の答案を書く枠を科目事情に合わせて残します。共通テスト後〜2月は、残りの初見年度と全範囲の点検へ進みます。

基本40題に約28時間20分を取り、全4作業の補強と初見4年度、範囲点検、整数の追加まで含めると、約98時間です。誤答を書き直す余白は別に取ります。重なる基本題と標準題は二度足しません。40題でも基本が説明できなければ、次の本より先生と戻る項目を絞ります。青チャートの例題と練習の使い方も、弱い例題を選ぶ入口に使えます。

基本は解けるが融合で止まる人は、2作業を直して初見4年度へ

基本例題は解けるのに、今年の後半で理由が抜ける人の道筋です。記述採点で4〜6割程度なら、10〜11月は第3・4問の場合分けと状態を優先して見ます。直す2作業を先に決め、第1・2問も答案の範囲や条件を点検します。

全4作業の補強34時間を使う場合は、8週で週約4時間15分です。12月〜共通テスト前後に未演習の2年度を通し、共通テスト後〜2月に残り2年度と範囲点検を行います。単元の見出しを見ず、条件から方法を選ぶ練習に移ります。

34時間+初見4年度20時間+範囲点検10時間30分で、64時間30分+余白です。互いに素の補強も足すなら69時間45分になります。週6時間で約11〜12週分の枠なので、21週すべてを二次数学で埋めず、共通テスト期を残せます。

これは全4作業を補う場合の試算です。第3・4問だけなら補強は15時間30分になり、同じ初見4年度と範囲点検を足して46時間です。弱点を2つから始めると、他科目へ使う時間も残せます。

近年の答案が安定する人は、2技能12題と添削に絞る

学校や模試の採点で6割超が複数回あり、今年の前半を説明付きで書けるなら、この道筋です。新しい標準総合本は増やしません。10〜11月は残った2技能から計12題を選び、各45分と6題の再答案各15分で10時間30分を使います。

12月〜共通テスト前後は未演習年度で順番と戻り方を練習します。共通テスト後〜2月には完成答案を先生に見てもらい、係数0・端点・重複・経路の説明を直します。初見4年度20時間と範囲点検10時間30分も合わせて、41時間+必要な初見模試の枠です。

医学科の合格者にも、高3の2学期に全分野と苦手を補い、答案を先生に見てもらった経験があります。医学科志望でも、今年の標準4題の穴を残して難問集へ進む理由にはなりません。最後の週は、新しい難問集より残った説明の書き直しへ使います。

秋の買い足しは、今年の失点に届く練習へ絞る

名大理系数学は、難問集を足すだけで解けるようになる試験ではありません。今年は4題とも、基本の道具を条件に合わせて使う所を先に直します。10月から試験日までは他科目も進めるので、次の全通読は後回しにします。

今は追加しない本・進め方

今年の失点に届きにくい理由

代わりにすること

ハイレベル理系数学・新数学演習の全通読

難しい解法を増やす前に、直線の存在や重複の説明が残っている

標準4題の答案を書き、残る高度な論証だけを後で選ぶ

第3問のためのマスター・オブ・整数全通読

互いに素が分かる人の主な不足は、割り振りと重複の数え方

場合の数実戦6題と今年の第3問へ戻る

やさしい理系数学・核心・1対1・プラチカを全部順番に

同じ標準技能の練習が重なり、名大へ戻る時期が遅くなる

手持ち1冊の必要な章を使い、不足するときだけ1冊選ぶ

青チャートやFocus Goldを全巻最初から

自力で説明できる問題までやり直すと、初見年度と添削の時間が減る

今年で止まった基本例題だけを選ぶ

事象や場合分けで止まる人が計算本を2冊追加

第3・4問の数える対象と経路の定義は計算速度だけでは直らない

図と事象を先に書き、立式後の計算だけ誤る人は短く反復する

15カ年の行列と昔の難問を全問完答

行列は今の指定範囲外。古い難問の完答が近年の答案を直す時間を削る

必要な分野だけ選び、150分の初見年度を別に残す

本そのものが悪いからではありません。全通読を先にすると、残り時間で今年の失点に合う練習を選び、答案を書き直す順が遅れるからです。ハイレベル理系数学の50例題+150演習を各45分と仮定すると、初回だけで150時間。上の全4作業34時間とは、使う量が大きく違います。

核心とやさしい理系数学の比較は、典型題を広く直すか別解を増やすかで分けています。新スタ演と新数学演習の比較も、標準の処理が安定してから発想問題へ進む順です。青チャートの次に1対1を足す条件からも、全巻追加の前に手持ちの演習を試せます。

今年の4題は大学公式で無料。過去問集は解説と未演習年度で選ぶ

2026年度の理系数学は、名古屋大学の公式ページで問題と出題意図が公開されています。問題を解くだけなら追加購入は要りません。出題意図は詳しい模範答案とは別なので、答案は手持ちの解説と学校の先生の添削で直します。

過去問集

収録年度

使う目的

名古屋大学(理系)2027年版・年度別赤本

2022〜2026年度の5年分

今年の解説と、近年の150分の通し演習

名大の理系数学15カ年[第9版]

2010〜2024年度。2025・2026年度は入らない

近年を解いた後、足りない分野の演習を追加

2冊を持つと2022〜2024年度の3年が重なります。15カ年の§7行列は今の範囲の演習から外します。収録分野や解説の選び方は、名大数学15カ年と2027年版赤本の比較へ進めます。

解説と未演習の近年年度が必要なら、最初に年度別赤本を選びます。教学社の税込定価は2,585円(2026年10月2日)。購入先では「名古屋大学」「理系」「2027年版」の表紙で選びます。

2026年度を診断に使うと、この赤本に残る初見は最大4年度です。補強に2022〜2025年度の一部を使えば、その年度も全問初見には戻せません。通し4年度を残すなら、補強は学校教材と既に解いた問題から選びます。

初見が3年度なら、3つの道筋の試算から1年度分の5時間を引きます。既知の年度を書き直す時間は別に足します。過去問を解き終えて初見が足りない人には、河合出版の名大数学の模試問題集があり、オープン模試4回分を使えます。理系の内訳と模試の収録年は未確認で、既に受けた回は初見に数えません。

迷ったら今日、大学公式の2026年度理系数学4題を150分で解き、止まった作業を2つ選びます。手持ちと学校の先生の添削で直せるなら、本は買いません。

購入先

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数学 場合の数・確率 分野別 標準問題精講 改訂版の表紙
書影:旺文社

旺文社

数学 場合の数・確率 分野別 標準問題精講 改訂版

互いに素は分かるが数えられないなら、場合の数実戦6題へ

出版社表示価格1,430円(税込・2026年9月27日)

商品の公式情報
向く人
手持ちで数え上げの練習が足りない人。第3章から割り振りと重複を扱う題を選び、2026年度第3問の説明へ戻ります。
確認すること
場合の数・確率の改訂版を選びます。税込定価1,430円は2026年10月2日の出版社表示。6題はKaupediaの提案で、章の収録数ではありません。個別の問題番号と今年と同型の収録は未確認です。全86問を先に終える必要はありません。
書籍の仕様を見る
判型・ページ数
A5判・288ページ
合格る確率+場合の数の表紙
書影:文英堂

文英堂

合格る確率+場合の数

状態を決められないなら、合格る確率の73・76・78へ

出版社表示価格1,540円(税込・2026年9月27日)

商品の公式情報
向く人
手持ちで状態を図にする練習が足りない人。3テーマに例題と類題の計6枠を取り、遷移図から式を立てます。
確認すること
合格る確率+場合の数を選びます。税込定価1,540円は2026年10月2日の出版社表示。76は本文まで、73・78は目次での指定です。途中で外へ出た経路の扱いと帰納法は名大の問題へ戻って補います。状態を作れる人は手持ちの漸化式演習で進めます。
書籍の仕様を見る
判型・ページ数
A5判・256ページ
名古屋大学(理系) 2027年版の表紙
書影:教学社

教学社

名古屋大学(理系) 2027年版

解説と未演習の近年年度が必要なら、名古屋大学(理系)2027年版

商品の公式情報
向く人
手持ちに今年の解説や年度別の問題がなく、2022〜2026年度の5年分を150分で解いて直したい人。
確認すること
表紙の理系と2027年版で選びます。税込定価2,585円は2026年10月2日の出版社表示。今年の問題と出題意図は大学公式で無料です。診断に使った2026年度は初見4年度に数えません。15カ年とは2022〜2024年度が重なります。
書籍の仕様を見る
税込定価
2,585円(2026年9月29日・教学社)
数学の収録年度
2022〜2026年度の前期5年分

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しおりのプロフィールイラスト。深緑のカーディガンを着て本を持つ女性。

著者情報

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大学受験の参考書・単語帳、学習アプリ、ノート・文房具

友人から「おすすめの単語帳ある?」と聞かれると、答えに困って「普段どこで勉強してる? カバン小さい?」と質問で返してしまいます。誰にとっても正解の一冊なんてなくて、持ち歩く重さや、赤シートを重ねたときの見やすさで選ぶものが変わるからです。そんな、少し面倒くさくて具体的な選び方を書くライターです。

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