受験参考書

神戸大理系数学の参考書はどれ?2026年度5題から決める章と練習量

神戸大前期の理系数学で、秋から本を増やすか迷う人へ。2026年度の5題を120分で解き、別の問題でも止まる不足2つを選びます。大問ごとに本の章、6〜8題の補強、今年へ戻って直す答案を示します。整数の構成、必要十分の両方向、円の範囲まで書けるようにし、手持ちと添削で直る人は買い足しません。

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要点

  1. 2026年度は120分・5大問・各30点、小問計14。難問集を増やす前に今年を解き、別の問題でも止まる不足2つに絞る
  2. 補強は第1〜5問で最大8・8・6・6・8題のうち必要な部分だけ。円の式が書けず、手持ちで補えないなら河合の複素数平面
  3. 手持ちと添削で直るなら買い足さない。年度別赤本は2022〜2026年度、数学15カ年の第6版は2010〜2024年度で、最新2年は入らない
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グラフや正の面積で止まるなら、演習を足す1冊は1対1数学Ⅲ

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神戸大前期の理系数学は、難問集を増やすより2026年度の5題を120分で解き、別の問題でも止まる不足2つを直すのが先です。今年は各30点・小問計14で、微積に加えて整数の構成、必要十分の両方向、パラメータの範囲を書く力を問いました。秋から難しい本を足さないと不安でも、手持ちと添削で直るなら買い足しません。

神戸大理系数学 2026年度の大問別の参考書と練習量。まず5題を120分で解き、別の問題でも止まる不足2つを選ぶ。余りの条件や数え方で止まるなら1対1数学Ⅱの式と証明・方程式と分野別確率で最大8題、グラフや正の面積で止まるなら1対1数学Ⅲの微分・積分・面積で最大8題、列挙・構成・剰余で止まるなら河合の整数と論証力A3・手持ちで最大6題、積分の微分や十分性で止まるなら1対1数学Ⅲの積分と論証力A5・A6で最大6題、円の式や範囲で止まるなら円の式と範囲・最大を分けて最大8題。円の式が書けず、手持ちで補えないなら河合の複素数平面の例題19・類題19を使い、範囲と最大は1対1数学Ⅲの微分へ戻る。題数は手持ちと過去問を含む提案で、足りない部分だけを選ぶ。手持ちと添削で直るなら買い足さない。
大問ごとの不足に合わせて、本の章と最初の練習量を選ぶ

2026年度は微積と、構成・両方向・範囲の説明を直す

2026年度前期の理系数学は、120分・5大問・各30点で素点は150点です。小問は第1問から4・2・3・3・2問あります。第3問に二つ、第4・5問に一つずつ、計4問の証明がありました。

大問

今年扱った内容

小問数

河合塾の評価

駿台の評価

第1問

さいころの出目を係数にする多項式、余りと有理数解、確率

4

やや難

やや難

第2問

対数を含む三角関数のグラフと、横軸より上の面積

2

標準

標準

第3問

整数成分の複素数、平方和の列挙、積の構成、剰余

3

やや難

やや難

第4問

積分で定める関数、初期値と二階微分、条件の同値

3

やや難

標準

第5問

複素数解がある円、パラメータの範囲と三角形の面積最大

2

やや難

やや難

河合塾は前年比やや難化・分量やや増加、駿台は難化・分量増加と評価しています。第4問の難度は両社で分かれました。加法定理で式を分けられるか、最後に逆向きの証明を書けるかまで見て、戻る教材を決めます。

理系第1問と文系第2問で共通なのは、設定と小問(1)(2)です。後半は理系が有理数解と整除、文系が余りの値の偶奇に関する確率で異なります。前半を文系問題で練習しても、理系後半の代わりにはなりません。

大学は大問各30点を公表していますが、小問配点・数学単科の平均点・詳しい採点基準は分かりません。学部によって募集要項の数学の配点が異なるため、ここでは問題冊子の素点で比べます。大学の出題意図は評価する力を示した資料なので、ここで挙げる答案の直し方を実際の減点例とは扱いません。

今年は数列・ベクトルが出ず、複素数の設定が2題に現れました。一方、2023年度には数列や空間ベクトル、2025年度には空間図形があります。2024年度は証明問題なし、2025・2026年度は証明が多いので、来年の題数や分野、証明の量は今年と変わる可能性があります。

大問ごとに止まった所から、本の章と6〜8題を選ぶ

別の年度や模試でも同じ作業で止まるものを、二つだけ選びます。表の題数は最初の補強としてKaupediaが提案する量で、章に入っている問題数ではありません。学校教材と過去問も使い、できる部分は省きます。

大問・止まった所

この本のこの章

最初の練習量

今年へ戻って直す答案

やめること

第1問:余りの条件や数え方で止まるなら

『1対1対応の演習 数学Ⅱ 三訂版』の式と証明は本5ページ〜、除法の説明は6ページ、例題2・演習題2は9ページ。複素数と方程式は33ページ〜。数え方だけなら分野別確率の第1〜4章

除法・余り2題+有理数解・整除2題+有限試行の分類4題=最大8題。数え方が使えるなら前半4題だけ

25分程度で書き直し、余りの次数と出目の制約を分ける。(3)の結果を(4)の整除へつなぎ、分母と分類の理由を書く

全8題を一律に課すこと、確率漸化式を先に全周すること

第2問:グラフや正の面積で止まるなら

『1対1対応の演習 数学Ⅲ 三訂版』の微分は33ページ〜、積分法(数式)は73ページ〜、面積は107ページ〜

合成微分・グラフ2題+正の範囲から面積を立てる2題+指数×三角の部分積分4題=最大8題。計算だけなら最後の4題

30分程度で横軸の範囲、零点・極値、正の領域をそろえる。置換後の端点と微分因子、循環する積分の整理まで書く

立式を直す前に計算本を1冊やり切ること

第3問:列挙・構成・剰余で止まるなら

河合『大学入試攻略 整数 改訂版』の例題1・類題1、例題7「割った余り」は本30ページ。存在の意味は『数学を決める論証力』本6ページ・A3

範囲を絞る2題+積から対象を構成する2題+平方数の剰余2題=最大6題。剰余だけなら例題7と対応する類題の一組から

25分程度で(1)の候補を尽くした理由、(2)で作った対象の整数性、(3)の剰余をそれぞれ書く

マスター・オブ・整数の全冊、複素数の回転・写像を先に全周すること

第4問:積分の微分や十分性で止まるなら

1対1数学Ⅲの積分法(数式)は本73ページ〜。論理は『数学を決める論証力』本5〜6ページ・A5・A6

積分で表す関数の微分2題+三角関数の積分2題+両方向を書く2題=最大6題。論理だけなら本5〜6ページとA5・A6から

35分程度で関数値と導関数値を両方使う。(3)の必要性と十分性を別段落にし、候補を元の積分へ戻す

候補の計算だけで証明を終えること、大学数学の微分方程式へ進むこと

第5問:円の式や範囲で止まるなら

河合『大学入試攻略 複素数平面』の例題19は本72ページ、類題19は77ページ。範囲と最大は1対1数学Ⅲの微分33ページ〜

円の式・パラメータ消去4題+範囲・面積最大4題=最大8題。円だけなら例題19・類題19の一組と今年から

30分程度で(1)の中心・半径にパラメータを残さず、(2)は許された範囲内の最大と、元の変数で実現する理由を書く

円全体を動けると決めて最大を求めること、円が書けないのに微分だけ増やすこと

第3問の構成と第4問の両方向の2題には、実際の入試問題や手持ちの演習も使います。目次までの場所は章の戻り先として使い、手元の本からその操作を練習する問題を選びます。

第1問は余りを係数の条件へ直し、数える順序を残す

余りの条件や数え方で止まるなら、最初に整式の除法へ戻ります。余りが零多項式になる場合と、零でない定数になる場合を分けます。係数の条件を出してから、さいころの出目を絞ります。

1対1数学Ⅱの公式見本では、本6ページで除法と余り、因数定理の定義を読めます。除法・余りの2題は、本9ページの例題2と演習題2から始め、演習題2の解答は本24ページで読みます。有理数解・整除は、手持ちの方程式の問題を2題選びます。

確率へ移るときは、順序付きの出目を数えます。3回の結果は6×6×6=216通りで、出目の組を順序なしに数えると分母と合いません。整数条件で絞った候補を一つずつ確認し、同じ組を重複して数えないようにします。

係数条件は書けて、数え方で止まる人だけ分野別確率を使います。第1・2章が基本、第3・4章が実戦で、有限試行の分類を4題選びます。確率の2冊の使い分けでは、場合分けの立て方と初見問題への応用を分けています。今年の補強を、確率漸化式の全章まで広げません。

駿台は、後半で前の小問の有理数解の結果を使う点を難所に挙げています。今年を25分ほどで書き直すときは、最後の整除条件を最初から別問題として計算し直さず、(3)で得た結果とのつながりを説明します。

第2問は正の面積を立ててから、部分積分を4題足す

グラフや正の面積で止まるなら、零点と極値を元の変数の範囲で求めます。対数を含む横軸では、三角関数の周期をそのまま等間隔の目盛りにすると形を誤ります。今年は凹凸を要求していないので、必要な情報からグラフを描きます。

面積は、横軸より上の区間を先に決めます。置換した後は積分の端点と微分因子を一緒に変え、指数関数と三角関数の積を処理します。部分積分で元の積分が戻ってきたら、式を移して求め切ります。

1対1数学Ⅲの公式見本には、本78〜79ページに例題と対応演習があります。式を整理して積分する形や、合成関数の微分を見抜く考え方を学べます。この紙面は今年の指数×三角の積分そのものではないので、その4題は手元の章と学校教材から選びます。

グラフや正の面積で止まるなら、手持ちに演習を足す1冊は1対1数学Ⅲです。三訂版の税込価格は1,760円(2026年10月2日の出版社表示)。数学Ⅲの巻を選び、微分・積分・面積の不足だけを練習します。

正しい区間と式を作れて計算だけが弱いなら、最大8題のうち部分積分4題だけにします。その予定は今年の書き直しも含め3時間40分です。計算本を足す条件も、式が合っている人が使います。

基本計算はできても類題で方法が選べない段階と、類題は解けて融合問題で止まる段階は違います。1対1数学Ⅲとプラチカの比較でその差を見て、今年の8題より先に2冊とも始める予定を避けます。

第3問は整数へ言い換え、積の性質を満たす対象を作る

列挙・構成・剰余で止まるなら、複素数の絶対値の二乗を整数の平方和へ読み替えます。最初の小問は、範囲から候補の上限を決めて尽くす作業です。平方数の候補には0も含め、いくつか見つけただけで終えません。

積についての証明では、条件を満たす二つの複素数から、新しい一つを作ります。その実部と虚部が整数になる理由も必要です。数値例で積がうまくいっても、一般の証明はまだ残ります。

河合の整数の公式見本は、例題1と類題1で整数条件を式と範囲へ直し、候補を絞る過程を示します。最後の剰余で止まる人は、目次の例題7「割った余り」へ戻り、手元の本文で余りの考え方を復習します。

列挙・構成・剰余で止まるなら、整数操作の演習が足りない人は河合の改訂版を選びます。税込定価は1,100円(2026年10月2日の出版社表示)。全83題を始めるより、列挙なら例題1・類題1、剰余なら例題7と対応する類題からです。

存在する対象の意味が曖昧な人は、『数学を決める論証力』の本6ページとA3へ戻ります。整数の例題1が候補を絞る式の操作を教えるのに対し、論証力は何を仮定し、何の存在を示すかを整理します。整数の解き方を増やす人と、証明の対象を直す人を分けます。

整数の2冊の比較は、さらに整数演習を足すときに使います。今年を直す段階では、複素数の回転や写像を一通り学ぶ必要はありません。第3問の小問はそれぞれ進められるので、積の構成が見えなければ剰余へ移る練習もします。

第4問は初期値を使い、必要性と十分性を別に書く

積分の微分や十分性で止まるなら、どちらが不足しているかを先に分けます。微積の計算で止まる人は、加法定理で外側の変数と積分変数を分離します。積の微分と積分の上端の微分を使い、定義から得られる関数値と導関数値を両方残します。

候補の形まで求まる人は、論証力の公式見本の本5〜6ページとA5・A6が先です。必要性では与えられた条件から候補を導き、十分性ではその候補を元の積分へ戻します。微分して得た式だけで、逆向きも成り立つと済ませません。

任意・存在も弱ければA3を加え、本5〜6ページの読み直し60分とA3・A5・A6各15分で105分を置きます。これはKaupediaが予定のために置く仮の時間です。論理だけで直る人には、微積4題もまとめて課しません。

学校の説明と添削で両方向を書けるなら、本は買わずに今年の(3)へ戻ります。短い論理の説明も手元に必要な人には『数学を決める論証力』を選びます。出版社の税込表示は1,153円(2026年10月2日)です。

35分程度の学習用の答案では、必要性と十分性を別段落にします。先生には、初期値を落としていないか、十分性で原定義を確かめたかを読んでもらいます。高校の加法定理・微積・代入で進める問題なので、大学数学の微分方程式を始めるのは遠回りです。

第5問は円の式と、動ける範囲を分けて最大を求める

円の式や範囲で止まるなら、まず円の証明を点検します。実部と虚部を座標にしてパラメータを消し、中心と半径にそのパラメータが残っていないかを見ます。二つの解の虚部の符号も片側だけに固定しません。

河合の複素数平面の公式見本は、本72ページの例題19で、絶対値と共役を含む式を円の標準形へつなげます。目次には類題19が本77ページ、面積の例題22が85ページとあります。類題19の本文は見本外ですが、円の式を読む練習は例題19から始められます。

円が書けて範囲・最大だけで止まる人は、数学Ⅲの微分へ戻ります。手持ちの数学Cと添削で円の式を直せる人も、買い足しません。

1対1数学Cを持つ人は、公式目次の複素数平面95ページ〜、数ⅢC総合121ページ〜へ戻れます。章の本文は見本外なので、手元の本から円の式を読む問題を選びます。複素数平面の2冊の比較も、手持ちで補える範囲を見分けるときに使えます。

円の式が書けず、手持ちで補えないなら河合の複素数平面を選びます。税込定価は943円(2026年10月2日の出版社表示)。例題19と類題19の一組を先に使い、今年の円の証明へ戻ります。

範囲・最大の練習では、最初にパラメータの範囲を求め、その中で面積の増減を調べます。円上にあることだけから、円全体を自由に動けると決めると、実現しない最大を選んでしまいます。

今年の面積は底辺と虚部に対応する高さで扱えるので、一般的な複素数の面積公式を先に増やしません。30分程度の再答案で、許された範囲と最大、元の変数がその値を実現する理由まで書きます。円・消去4題、範囲・最大4題のうち、失敗した側だけ追加します。

書き直す時間も確保し、120分の配分を試す

次の時間は、補強と過去問の予定を組むためにKaupediaが仮置きしたものです。解答を読んで理解する時間に加えて、翌日などに白紙から再現する時間を数えます。最初の3題で自分の所要時間を測り、予定を置き換えます。

補強する大問

1題の解答+解説・訂正+後日の再答案

今年の再答案+訂正

全部選んだ場合の合計

第1問・8題

15+15+10=40分×8題

25+10=35分

5時間55分

第2問・8題

20+15+10=45分×8題

30+10=40分

6時間40分

第3問・6題

20+15+10=45分×6題

25+15=40分

5時間10分

第4問・6題

25+20+15=60分×6題

35+20=55分

6時間55分

第5問・8題

20+15+10=45分×8題

30+15=45分

6時間45分

第2・4問なら13時間35分、第1・5問なら12時間40分です。論証力105分を別に足すのは、表の6題にA3・A5・A6を含めていない場合だけです。同じ問題を二つの大問に使ったときも、一度だけ数えます。

未見の年度別1セットには、120分の演習、90分の解説と訂正、失敗した3答案の再現各15分を置きます。計255分で4時間15分、4セットは17時間、6セットは25時間30分、8セットは34時間です。授業、未習単元の説明、添削の返却待ち、さらに必要な反復は別に時間を取ります。

本番の配分には、神大研が公開する1題20分×5と見直し20分の例があります。STRUXには1題24分×5の例があり、独立した見直し枠はありません。どちらも2026年度の各問の実測ではありません。

私なら今年の最初の通しを、次の順で試します。これはKaupediaの配分案で、大学や講師が決めた大問別の標準時間ではありません。

進める作業

配分

経過

全5題を見る

5分

5分

第2問

22分

27分

第3問

18分

45分

第1問

22分

67分

第4問

25分

92分

第5問

18分

110分

見直しと残した小問へ戻る

10分

120分

第4問が得意なら第1問より先へ動かします。第3問は構成が見えなくても剰余へ進み、第5問は円・範囲・面積のどこまで書けるかを試します。配分を過ぎて方針が立たなければ一度移り、最後の10分を残します。

学習用の第4問35分・第5問30分は、本番中の初回配分より長く取った時間です。覚えた今年の問題を速く解けても、未見の年度で同じ速度になるとは決められません。時間配分を選ぶ材料には、別年度で残した答案と経過時間を使います。

今の力に合わせ、10月から2月までの3つの道筋を選ぶ

時間を延ばせば基本例題を使えるか、標準小問の理由を自力で書けるかで選びます。得点率を使うなら、同じ過去問集の仮配点や同じ先生の添削で比べます。3割・6割は勉強の道筋を選ぶ目安で、神戸大が公表した合格点ではありません。

大学の日程では2027年度前期は2月25日です。数学の開始時刻と最終的な試験時間は今回の資料では確かめられていないため、練習は2026年度の120分を基準にします。10月2日から2月24日までは両端を含め146日、約21週あります。

基本の式が立たない人は、手持ち50題と週1回の実問から

時間を延ばしても合成微分・基本積分・除法・数え方で止まる人は、この道筋です。初見の得点率が3割未満なら、先に基本の不足を探します。10〜11月は手持ちから弱い基本問題50題を選び、毎週1回は神戸大の前半へ戻ります。

除法と方程式、数え方と論理、微積と円のうち、できる所は外します。基礎問題精講の次の1冊を選ぶ記事も、今の例題が使えるかを出発点にしています。1対1・プラチカ・分野書をまとめて始めません。

初回を1題35分、失敗した25題の後日の再答案を各15分と置くと、50題で35時間25分です。12月から共通テスト前は共通テストを優先し、微積・円・論理を短い答案で維持します。共通テスト後は未見4セットと直しに17時間を置き、合計52時間25分の追加枠を見積もります。

50題がほぼ未習なら、1題35分では足りません。50題を終えた数より、別の基本問題でも最初の式と理由を書けるかで次へ移ります。第2問のグラフと積分、第3問の剰余、第4問前半、第5問の円から書ける所を増やします。

標準は使えて120分で落とす人は、不足2つと未見6セットへ

標準例題は解けるのに、120分で計算・証明・範囲を落とす人は、この道筋です。初見3割以上6割未満は一つの目安です。10〜11月に別の問題でも再発する不足を二つ選び、表の6〜8題から必要な量だけ戻します。

第2・4問を両方の全枠で補うなら13時間35分です。今年の再答案の後、別の未見小問でも同じ処理が使えるかを試します。12月からは2〜3週に1回の通しと毎週1証明を置き、共通テスト直前は重い新教材を足しません。

秋の診断を含め、2月までの未見6セットと直しは25時間30分です。補強を合わせた計39時間5分、論証力105分を重複なしで加えると40時間50分になります。第1・5問を選ぶなら計38時間10分で、選ぶ不足により総時間も変わります。

神戸大合格経験のある執筆者には、チャートを何周もしたつもりでも解けない問題が残り、複数冊に広げたことで復習が薄くなった経験があります。周回数を増やすより、別の問題で同じ一行を書けるかを見ます。青チャートと1対1の使い分けも、今の本の演習を先に試すときに使えます。

複数の初見年度で6割以上なら、未解決12題を添削する

複数の未見年度で6割以上が安定し、標準小問を理由付きで書ける人は、この道筋です。基本書を新たに全周するより、構成・同値・消去・範囲で残った12題を選びます。解答30分、解説と訂正25分、後日の再答案15分を各題に置くと、計14時間です。

12月から共通テスト前は、別年度の数列・ベクトル・極限・体積も少量残します。今年出なかった分野を捨てず、先生の添削で論証の不足を拾います。診断を含む未見8セットと直し34時間を足すと計48時間、最後に既知の2026年度を120分と訂正60分で仕上げるなら計51時間です。

神戸大合格者には、欲張った計画が続かなくなった経験を振り返り、模試を翌日に解き直した人もいます。使った本の名前を全部追うより、失敗した答案を次の日に書き直す時間を残します。手持ちと添削で直るなら、演習書を追加する必要はありません。

この3案は数学全体の学習時間ではなく、不足の補強・過去問・直しに使う追加枠です。約21週に均すと週2〜2.5時間ほどですが、共通テスト前後を均等には配分しません。最初の診断も未見セット数に含め、2週間後に別の問題で残る不足だけ予定へ足します。

秋の買い足しは、今年の失点を直せる章だけにする

10月から試験日までは、英語・理科と共通テストにも時間を使います。全冊を先に終える予定だと、構成・十分性・範囲を今年の答案で書き直す時間が減ります。次の本や進め方は、今回の追加購入の優先度を下げます。

今は足さない本・進め方

今年の失点へ戻るまでに遠回りになる理由

代わりにすること

ハイレベル理系数学・新数学演習の全冊

難しい手法を増やしても、列挙の理由・十分性・許された範囲が抜けた答案は残る

標準を使える人が未解決の論証や融合を12題だけ選ぶ

第3問のためのマスター・オブ・整数全冊

今回は平方和への言い換え、積の構成、剰余へ短く戻れる

剰余は河合の例題7と類題、存在の意味は論証力A3と実問

青チャートとFocus Goldなど網羅本の重複購入

既に使える例題まで重なり、通しと添削の時間が減る

学校の1冊の弱い例題と演習だけ使う

第3問のために複素数の回転・写像を全周

複素数の設定から整数の性質を証明する作業とは離れる

平方和、積で作る対象、平方数の剰余を答案にする

第4問のために大学数学の微分方程式へ進む

高校の加法定理と微積、初期値、代入で進むため、別の理論を学ぶ時間が先に増える

必要性と、原積分へ戻る十分性を書く

第2問を計算本だけで補う

正の区間と置換の端点を誤った立式は、計算量を増やしても残る

区間が合う人だけ部分積分4題に絞る

文系プラチカだけで今年の5題を補う

数Ⅲの積分関数と数Cの複素数平面まで一括で代わりにできない

数Ⅰ・Ⅱ系の手持ちは使い、Ⅲ・Cの不足は該当巻へ戻る

本の良し悪しを決めているのではありません。入試までに今回の不足を直して、別年度で使う順を優先しています。青・黄チャートとFocus Goldの比較は網羅本を新しく選ぶ人へ、文理プラチカの比較は手持ちの収録範囲を整理する人へつなぎます。

過去問集は2026年度の解説と、残る未見年度で選ぶ

神戸大学の公式ページから、今年の問題・出題意図・解答例を無料で読めます。まず問題を解くためだけに過去問集を買う必要はありません。公式の解答例は1ページの短い資料なので、途中の説明は学校の解説や先生の添削も使います。

本・入手先

収録年度と分け方

選ぶ用途

大学公式の2026年度理科系数学

今年の5題、意図と短い解答例

120分の診断。添削で直せる人は購入0冊

神戸大学(理系-前期日程)2027年版赤本

2022〜2026年度の5年。英語・数学・理科、問題編別冊

今年の詳しい解説と、最近の年度別演習が手元にない人

神戸大の数学15カ年 第6版

2010〜2024年度の前期を分野別に収録。文系・文理共通・理系、2003・2004年度の複素数も補収録

弱い分野を抜き出す人。2025・2026年度は別に用意する

出版社の税込定価は、年度別赤本が2,585円、15カ年が2,530円です(2026年10月2日)。両方を買うなら本代は5,115円で、送料・手数料は別です。まず年度別の解説が必要か、古い分野別の問題が必要かで1冊を選びます。

2冊の主要な収録では2022〜2024年度の3年が重なり、異なる年度は5+15−3=17年度です。2003・2004年度の複素数は単問の補収録なので、19年分の理系フルセットとは数えません。両書の現物の解説を比べていないため、説明の優劣では選びません。

15カ年を使うなら、第1問の補強は§2・3、第2・4問は§6、第3問は§2、第5問は§7へ戻ります。§8の行列は今の入試範囲の練習から外します。古い複素数は単問の補強に使い、最新年度を通した演習とは分けます。

通し用に残す年度は、5題ともまだ見ていないものを数えます。 2026年度を診断に使うと、年度別赤本の未見は最大4年度です。2024年度の確率と2025年度の関数方程式も先に単問で使うと、全問未見の年度は最大2年になります。

6〜8セットの計画では、15カ年の2010〜2021年度の未見の理系問題や、学校の未見模試を先に確保します。旧課程の年度は、行列など現在の範囲外の問題を含むかを先生と選びます。必要なセットが足りなければ予定数を減らし、1セットにつき4時間15分を試算から引きます。

文系版を加えても、今年の共通部分が新しい問題として増えることはありません。青本や25カ年も、今持つものの年度と範囲を見て使います。今年を覚えた後の再答案は定着を確かめる時間にし、未見の実力測定へ数え直しません。

迷っているなら、今日するのは大学公式の2026年度理科系数学を120分で解くことです。最初に書けなくなった行を答案に残せば、先生の添削で直る所と、本へ戻る所を選べます。

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1対1対応の演習/数学III [三訂版]の表紙
書影:東京出版

東京出版

1対1対応の演習/数学III [三訂版]

グラフや正の面積で止まるなら、演習を足す1冊は1対1数学Ⅲ

出版社表示価格1,760円(税込・2026年9月27日)

商品の公式情報
向く人
基本の微積は習い、グラフや正の面積で止まる人。微分・面積・数式の積分から必要な問題を選び、第4問の微分と第5問の最大にも使います。
確認すること
数学Ⅲの三訂版。税込1,760円は2026年10月2日の出版社表示。8題は手持ちと過去問も含む補強の提案です。指数と三角関数の部分積分の個別番号は公式見本から分かりません。
書籍の仕様を見る
判型・ページ数
B5判・160ページ
収録範囲
数学IIIの極限・微分・積分
教科書だけでは足りない 大学入試攻略 整数 -改訂版-の表紙
書影:河合出版

河合出版

教科書だけでは足りない 大学入試攻略 整数 -改訂版-

列挙・構成・剰余で止まるなら、整数操作の不足は河合の改訂版

商品の公式情報
向く人
列挙・構成・剰余で止まる人のうち、整数の範囲の絞り方や平方数の余りを使えない人。例題1・類題1、例題7と対応する類題から不足だけを選びます。
確認すること
大学入試攻略 整数の改訂版。税込定価1,100円は2026年10月2日の出版社表示。例題7は目次までで、本文は見本外。構成の2題には実際の過去問も使い、論理だけの不足は添削や論証力で直します。
書籍の仕様を見る
出版社表示の税込定価
1,100円(2026年9月27日)
収録と体裁
83題・A5判・192ページ・表紙に改訂版
教科書だけでは足りない 大学入試攻略 複素数平面の表紙
書影:河合出版

河合出版

教科書だけでは足りない 大学入試攻略 複素数平面

円の式が書けず、手持ちで補えないなら河合の複素数平面

出版社表示価格943円(税込・2026年9月28日)

商品の公式情報
向く人
円の式が書けず、手持ちで補えない人。複素数の式から円の中心・半径を読む練習を、例題19と類題19から始めます。
確認すること
大学入試攻略 複素数平面。税込定価943円は2026年10月2日の出版社表示。類題19の本文は見本外で、今年と同型のパラメータ消去とは断定しません。円が書けて範囲・最大だけで止まる人は数学Ⅲへ戻ります。
書籍の仕様を見る
判型・ページ数
A5判・240ページ
問題数
例題36題・類題38題

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しおりのプロフィールイラスト。深緑のカーディガンを着て本を持つ女性。

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大学受験の参考書・単語帳、学習アプリ、ノート・文房具

友人から「おすすめの単語帳ある?」と聞かれると、答えに困って「普段どこで勉強してる? カバン小さい?」と質問で返してしまいます。誰にとっても正解の一冊なんてなくて、持ち歩く重さや、赤シートを重ねたときの見やすさで選ぶものが変わるからです。そんな、少し面倒くさくて具体的な選び方を書くライターです。

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