要点
- 2025・2026年度の数学に未演習の年があり、解答編つきで150分の通し演習をしたいなら、2027年版赤本
- 2025・2026年度の数学を解き終え、整数・図形・微積の失点を分野別に埋めたいなら、15カ年[第9版]
- 2冊で重なるのは2022〜2024年度の3年分。迷ったら大学公開の2026年度を150分で解く
2025・2026年度の数学に未演習の年があり、解答編つきで150分の通し演習をしたいなら、名大の2027年版理系赤本を選びます。2025・2026年度の数学を解き終え、整数・図形・微積の失点を分野別に埋めたいなら、15カ年[第9版]です。過去問集を買っても終えられないのが不安でも、迷ったら大学公開の2026年度を150分で解くと決めておけば、買う量を絞れます。
![名大理系数学は15カ年と2027年版赤本のどっち? 2025・2026年度の数学に未演習の年があり、解答編つきで150分の通し演習をしたいなら2027年版赤本です。2025・2026年度の数学を解き終え、整数・図形・微積の失点を分野別に埋めたいなら15カ年[第9版]です。2冊で重なるのは2022〜2024年度の3年分。迷ったら大学公開の2026年度を150分で解く。](/api/media/file/nagoya-math-15years-vs-red-2027-summary-20260929-d5d22ff3.webp)
最初の1冊は未演習の2025・2026年度で決める
教学社の2027年版は、2022〜2026年度の前期数学を年度別に収録します。英語・理科・国語も入るので、数学以外の名大過去問も同じ本で進められます。問題編は別冊です。
15カ年[第9版]は2010〜2024年度の前期数学を分野別に並べます。整数の性質、平面図形、空間図形、微・積分法など、失点した章へ戻れます。2002・2005年度の複素数平面の問題も追加されています。
2025・2026年度の数学に未演習の年があり、解答編つきで150分の通し演習をしたいなら、2027年版です。名古屋大学は2026年度の問題と出題意図を無料公開しています。出題意図は大問ごとの短い説明です。途中式も見直すなら書籍の解答編を使います。
私なら2026年度を無料で一度解き、時間配分と記述を見ます。その後も直近5年を1冊で通して復習したいなら、表紙に「2027」「理系」とある赤本を選びます。教学社の税込定価は2,585円(2026年9月29日表示)。
2冊で重なるのは2022〜2024年度の3年分
両書の収録年度を、2027年版の目次と重ねると、共通は2022〜2024年度の3年分です。15カ年を後から足すと新しく増える通常の年度は2010〜2021年度の12年。2027年版を後から足すと増えるのは2025・2026年度の2年です。
数学で比べる点 | 2027年版理系赤本 | 15カ年[第9版] |
|---|---|---|
収録年度 | 2022〜2026年度の5年分 | 2010〜2024年度の15年分。ほかに2002・2005年度の複素数平面 |
解く並び | 年度別に通す | 整数・図形・微積など分野別に選ぶ |
相手にない通常の年度 | 2025・2026年度の2年 | 2010〜2021年度の12年 |
税込定価(2026年9月29日) | 2,585円 | 2,530円 |
2冊の定価を足すと5,115円で、価格差は55円。先にどちらかの未演習問題を解き、必要な方だけ買い足します。重なる3年の問題が同じでも、解説の文面や別解まで同じかは、公開目次だけでは分かりません。
15カ年の公式書影には「2026・2027年度受験用」とあります。収録が2024年度までという点は、表紙の下の「2010 to 2024」と教学社の目次で見分けられます。
2019年に名大生が書いた勉強法は、当時の15カ年を秋に1日1〜2問解き、直前は最新年を通して解く順です。現行の第9版も分野別で増やせる強みがあります。一方、2027年版だけに入る最新2年を、今年の最初の通し演習に使えるのは年度別の強みです。直近年を先に解くか、失点分野を増やすかで順番を決めます。
週4時間なら年度別5年は5週、分野別12題は6週
2026年度の名大理系数学は代々木ゼミナールの概評で150分・4題です。年度別を週に1年、150分で解いて90分で見直すと、週4時間。5年分を一度通して復習するのに5週・20時間を置きます。最新2年だけなら同じ速さで2週・8時間です。
分野別なら、週に未演習の2題を選び、1題40分で解いて同じ40分を復習する予定を置けます。6週で12題・16時間です。40分は150分を4題で割った37.5分を丸めた予定値。難問にかかる時間は1題目で測り、予定を直します。この計算は選んだ12題の予定で、15カ年全体の所要時間ではありません。
予定の例 | 1週に使う時間 | 6週で進める量 |
|---|---|---|
2027年版を年度別に通す | 150分+復習90分=4時間 | 5年分を5週で終え、1週は答案の見直し |
15カ年から失点分野を選ぶ | 2題×(40分+復習40分)=2時間40分 | 未演習の12題。余る時間は通し演習に回せる |
週4時間でも、数学以外の科目に使う時間は別です。最初の1年・2題で自分の解く速さと復習時間を測り、次週の予定を直します。最新2年の通し演習で失点が同じ分野に続けば、5年すべてを待たずに分野別を足せます。
分野別で直す失点と、通し演習で見つかる失点
名大が公開する2026年度の出題意図では、理科系の第1問は平面図形・三角関数・微積、第2問は空間図形、第3問は整数、第4問は確率です。図形や整数で式の根拠を書けなかったなら、15カ年第9版の該当章から未演習題を選べます。微積が弱い人も「微・積分法」の章へ戻れます。
整数の典型問題で方針が立たないなら、整数の教材を選ぶ記事も参考にできます。図形で使う分野を選べないなら、図形融合の教材を選ぶ記事も参考にできます。
ただし、章名が先に分かると、何の解法を使うかのヒントになります。名大に合格した人の教材記録は、分野別教材では本番の初見問題の分野を自分で選ぶ練習が足りないとして、分野を伏せて他大学の問題を解いたと書きます(2023年7月)。名大の理学部生も、先生が選んだ問題で初見の解法を考える練習をしたと書きます(2026年9月)。15カ年を選んでも、最後は章名を見ずに年度別の4題を解きます。
名大情報学部の2025年度合格者は、赤本を1年分ずつ全科目セットで時間内に解き、数学では同じ問題を3、4回解くこともあったと振り返ります。一方、同じページの2024年度工学部合格者は、過去問を本格的に始めたのが共通テスト後の2月上旬で焦ったと振り返ります。どの版を使ったかは分かりませんが、まず1年分を解く時間を予定に入れる理由になります。
2025・2026年度の数学を解き終え、整数・図形・微積の失点を分野別に埋めたいなら、15カ年[第9版]を選びます。表紙の「第9版」を見て、解く章に未演習題があるか目次で見ます。教学社の税込定価は2,530円(2026年9月29日表示)。
まず大学公開の2026年度を150分で解く
今日、名古屋大学の2026年度理科系数学4ページを開き、4題を150分で解きます。各大問に何分使い、方針・計算・記述のどこで止まったかを答案に残します。次に大学の出題意図1ページで分野を読み、復習する題を選びます。出題意図は模範解法ではないので、途中式を見直すときは学校の先生や解答編も使います。
2026年度を解いたら、答案で止まった分野と、2025年度に未演習の数学が残るかを書き出します。
購入先
価格・在庫は購入先でご確認ください。広告リンクを含みます。
- 向く人
- 2025・2026年度の数学に未演習の年があり、解答編つきで150分の通し演習をしたい高3。迷ったら大学公開の2026年度を150分で解く。
- 確認すること
- 表紙の「2027」と「理系」を見る。問題編は別冊。週4時間の予定なら、数学を1年分150分で解き、その週に解答編で途中式を90分見直す。
書籍の仕様を見る
- 税込定価
- 2,585円(2026年9月29日・教学社)
- 数学の収録年度
- 2022〜2026年度の前期5年分
- 向く人
- 2025・2026年度の数学を解き終え、整数・図形・微積の失点を分野別に埋めたい高3。
- 確認すること
- 表紙の「第9版」と収録年度2010〜2024を見る。解く分野の章から未演習題を選び、別の日に分野名を見ず通しでも解く。
書籍の仕様を見る
- 税込定価
- 2,530円(2026年9月29日・教学社)
- 数学の収録年度
- 2010〜2024年度の前期15年分と2002・2005年度の追加題
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![名大の理系数学15カ年[第9版]の表紙](/api/media/file/nagoya-math-15years-vs-red-2027-nagoya-math-15years-9-8a13da42.jpg)