要点
- まず2026年度を120分で解き、失点原因を2つに絞る。難しい解釈書を全冊終えるより、必要な章と決めた量だけ使って京大答案を直す
- 2026年度が手元にないなら2027年版の年度別赤本。教学社25カ年は2024年度まで、駿台25年は2025年度までで、今年の4題はそろわない
- 基本文が書ける人は、日本語の組み替えで止まるなら最難関ハイトレの7講、主張と根拠がつながらないならPlusの短い13題と構成法。手持ちで直せるなら買わない
2027年度の京大志望で参考書選びに迷ったら、2026年度を120分で解き、失点原因を2つに絞ります。基本文が書ける人は、日本語の組み替えで止まるなら最難関ハイトレ、主張と根拠がつながらないならPlusを選びます。有名な本を全部終えていない不安があっても、手持ちの教材と先生の添削で直せるなら買いません。

2026年度は、和訳に加えて具体的な説明を書く
2026年度のⅠ・Ⅱは、どちらも和訳2題と内容説明1題でした。2025年度のⅠは和訳3題だったので、Ⅰでも本文の内容を選び、自分で説明する練習が要ります。Ⅰの本文は約720語で、前年より長くなりました。
大問 | 2026年度の形式と内容 | 答案で必要なこと |
|---|---|---|
Ⅰ | 大気中の生物を調べる研究の発展。約720語、和訳2題+内容説明1題 | 構文を正確に読み、比喩が指す内容を研究方法と分かった事実から説明する |
Ⅱ | 古代と現代の文明が記録を残す方法。約580語、和訳2題+内容説明1題 | 指示語の中身を補って訳し、誤った考えとその反証をつなぐ |
Ⅲ | 道を選ぶときの検討・経験・未知への態度を扱う、日本語4文の和文英訳 | 省かれた対象を補い、意味を落とさず、使える主語と動詞で英語にする |
Ⅳ | 世界をより暮らしやすくするための施策を1つ挙げる、80〜100語の1段落。大きな指示が英語になった | 主張・根拠・結論をつなぎ、英語の指示も読む |
形式は大学の出題意図、読解のテーマと前年との差は河合塾の2026年度講評と代ゼミの概評にもとづきます。Ⅰの語数は会社ごとに数え方がそろわないため、約720語とします。河合塾は全大問を標準と評価していますが、和訳と説明を時間内に書く負担は残ります。
2024年度は自由英作文を読解に組み込み、大問が3題でした。2023年度のⅣは、対話の空所に合う英語を書く形式でした。2027年度も同じ形式とは限らないため、今年の意見文を書けたら別形式の過去問も少量混ぜます。
問題冊子は150点満点で、公開問題にはⅢ・Ⅳが各25点と表示されています。京大の二次試験にリスニングはありません。ただし、共通テストのリスニング対策は別に続けます。
2026年度が手元にないなら、2027年版の年度別赤本から
2026年度が手元にないなら、2027年版の年度別赤本を選びます。 京都大学の2026年度の無料公開問題にある英語はⅢ・Ⅳだけで、Ⅰ・Ⅱは公開されていません。無料の作文2題だけを解いても、全4題の120分演習にはなりません。
年度別赤本の2027年版は、2020〜2026年度の7年分を収めます。教学社の25カ年は2024年度まで、駿台の25年は2025年度までなので、2026年度の診断には使えません。
文系・理系の年度別赤本は、英語以外の受験科目に合わせて1冊を選びます。既に学校の問題や年度別青本で2026年度がそろうなら、その教材を使います。収録年度と、年度別・大問別で使う順は、京大英語25カ年と2027年版赤本の選び方で比べます。
文系の本代は2,640円、理系は2,695円です。診断後にPlusだけを追加するなら、文系は計4,290円、理系は計4,345円になります。いずれも出版社の税込定価を足した本代で、送料・手数料は含めません。
2026年度が手元にない文系受験生は、購入先で表紙の「文系」「2027」を見て選びます。文系2,640円・理系2,695円は、2026年10月2日の教学社の文系版・理系版の表示です。
理系受験生が2026年度の通し演習用に買うのは、表紙に「理系」「2027」とある1冊です。文系版も一緒に買う必要はありません。
失点原因を2つ選び、この章をこの量だけ練習する
診断後は、失点を「構文の読み違い」「説明が具体的でない」「日本語を英語に組み替えられない」「作文の条件を外す」に分けます。空欄と時間超過も、その原因と一緒に残します。大きい2つだけを選び、全冊を完走する計画は立てません。
下の量はKaupediaの練習案です。Ⅰの構文と説明は、同じ読解でも分けます。説明8問とⅡの5〜8問で同じ設問を使う場合は、別の新しい問題として数えません。
大問・足りない力 | この本のこの章を、この量だけ | 終わったら京大のどこに戻るか | やめること |
|---|---|---|---|
Ⅰ:主語・補語・thatを読み違えるなら | 手持ちの標準解釈書から該当項目20〜30題。新しく必要なら『基礎英文解釈の技術100 音声オンライン提供版』。基礎があり省略・並列が残るなら『透視図』のテーマ13〜20などから8〜12テーマ+Challenge2題 | 2026年度Ⅰの和訳2題を白紙から再訳し、主語・補語・thatの役割と前後の意味を説明する | 基礎が曖昧なまま透視図から始めること、解釈書3冊の全周 |
Ⅰ:説明問題で具体が書けないなら | 手持ちの京大2022年度Ⅰ・Ⅱ、2026年度Ⅰなど、必要な力に合う説明を計8問。日本語がまとまらない人だけ『英文和訳の着眼点』の最初の5題を補助に使う | 2026年度Ⅰで研究方法と分かった事実をつなぎ、比喩の中身を本文の具体で書き直す | 比喩の字面の和訳だけで終えること、東大の要約本を必修にすること |
Ⅱ:指示語の中身を補えないなら | 25カ年第1章「長文読解」か手持ち年度別の内容説明5〜8問。必要なら『英文和訳の着眼点』練習5「thisによる引継ぎ」を参照 | 2026年度Ⅱで指示対象・誤った考え・反証・古代と現代の記録媒体の対応を残し、和訳と説明を直す | 指示語を直前の名詞へ機械的につなぐこと、難しい単語帳で代わりにすること |
Ⅲ:日本語の組み替えで止まるなら | 基本文が書ける人は『最難関大への英作文ハイパートレーニング 新装版』Chapter1のLecture01・07・10・14・19・20・25の7講、Chapter2の5〜8題。その後、京大Ⅲを週1〜2題、まず計12題 | 2026年度Ⅲの4文を意味で分け、対象や条件を落とさず英訳する。直した後は23分の枠で再作文する | 日本語1文を必ず英語1文にすること、基本文が崩れる人の最難関編への直行 |
Ⅳ:主張と根拠がつながらないなら | 基本文が書ける人は『自由英作文編Plus』Chapter1の理由・手段・目的・対比・例示から必要項目、Chapter2の13題、Chapter3の80ページからの構成法。その後、京大自由英作文を計10題 | 2026年度Ⅳで施策を1つに絞り、主張・根拠・結論を80〜100語の1段落で書く。語数と記入条件も直す | 理由2つを必須にすること、手持ちで直せる人がPlusを追加すること |
Ⅰ・Ⅱは、構文と説明のどちらを直すかで本を分ける
主語・補語・thatを読み違えるなら、標準解釈の該当項目へ
語の意味が分かっても、誰が何をしたのかを違えていたら構文から戻ります。Ⅰでは動名詞の主語、目的語と補語の関係、thatの役割、省略などを処理します。専門分野の知識を増やす前に、本文と語注で文を読む練習をします。
まず手持ちの目次で、自分の誤読と同じ項目を20〜30題選びます。自分で訳し、解説と違った構造を説明し、翌日に解説を閉じて再訳します。基礎100の詳細な問題番号は指定せず、基礎100・技術100・ポレポレの違いで今の段階に合う1冊を選びます。
基礎があり省略・並列が残るなら、透視図を選びます。テーマ13〜16は並列、17〜20は省略、挿入なら25〜26、比較なら35〜38と、公式見本の目次から誤読に合う8〜12テーマを選びます。これら全部が2026年度Ⅰに出た構文だとは扱いません。
透視図の出版社は前から読む使い方を勧めています。ここでの抜粋使用は、標準解釈を学んだ人が秋に誤読を補うKaupediaの案です。前提の分からないテーマは前の項目へ戻り、Challenge2題で前後を含む和訳へ進みます。
上級の解釈書を新しく選ぶかは、英文解釈教室と透視図の比較で判断できます。既に解釈教室を使っているなら、第2章の目的補語、第3章のthat節など必要な章を参照し、今年の誤訳へ戻します。
説明問題で具体が書けないなら、研究方法と結果をつなぐ
構造が読めているのに説明が曖昧なら、難しい短文を増やすより京大の説明答案を書きます。Ⅰの比喩は、字面を日本語に直すだけで終えません。どんな研究方法によって何が分かったかを選び、その事実が比喩とどうつながるかまで書きます。
答案の余白には、根拠の位置と、入れた要素・入れなかった要素の理由を残します。2022年度Ⅰ・Ⅱ、2026年度Ⅰなどから計8問を使い、解説を読んだ後は白紙から書き直します。全文の中心を短くまとめる東大の要約と、問われた具体を選ぶ京大の説明は、書く内容が違います。
自分の日本語がまとまらない人には、『英文和訳の着眼点』の最初の5題を補助にします。公式の使用法と目次には、練習5「thisによる引継ぎ」が46ページ、練習9「訳し下げ」が94ページとあります。この本は和訳を練習する本なので、比喩の説明そのものは京大実問へ戻って書きます。
指示語の中身を補えないなら、何を指すかと反証を残す
Ⅱでは、指示語の近くの名詞だけを探すと、文どうしの関係を取り違えます。古代と現代を比べながら、何についての考えか、なぜその考えが誤りなのかをつなぎます。和訳では指示語の内容を補う指示にも従います。
復習では「指示対象」「誤った考え」「反証」「古代と現代の対応」の4つを書き出します。2026年度Ⅱの和訳と説明を、この4つから直します。説明5〜8問はⅠの計8問とまとめて選んでよく、同じ設問を二重に増やしません。
『英文和訳の着眼点』を足すなら、税込定価は1,540円です(駿台文庫、2026年10月2日確認)。練習5を今年の指示語と同型の問題だとは決めず、文のつながりを訳へ移すために参照します。手持ちの解説と添削で書き直せる人には、この追加も要りません。
過年度の京大合格者は、英作文は添削を受けて伸びた一方、添削なしで進めた読解は伸びの実感が薄かったと振り返っています。全訳の負担にも触れています。私なら、毎回の全文訳より、設問の和訳と説明を先生に見てもらい、構文・内容・日本語のどこを直すか聞きます。
Ⅲは日本語を組み替え、Ⅳは1つの施策を段落にする
日本語の組み替えで止まるなら、最難関ハイトレの7講から
Ⅲの基本文が書ける人は、日本語を1語ずつ英語へ置き換えるのをやめ、意味を分けます。検討する対象、省かれた主語、経験と結果の関係を整理してから、自分が使える動詞を選びます。日本語の1文を短い英語の複数文に分けても、意味とつながりを残します。
『最難関大への英作文ハイパートレーニング 新装版』のChapter1では、次の7講を先に使います。章とページは出版社の目次にあるもので、2026年度の表現と一対一に対応する7問という意味ではありません。
Lecture | 日本語を組み替えるときに使う項目 | ページ |
|---|---|---|
01 | 主語・述語の組み替え | 2 |
07 | 同義語・反意語 | 14 |
10 | 名詞句 | 20 |
14 | 原因・結果など | 28 |
19 | 目的 | 38 |
20 | 逆接と仮定 | 40 |
25 | 比較を使った強調 | 50 |
1講ごとに自力で英訳し、解説と比べ、同じ意味を保って書き直します。Chapter2は5〜8題を選び、その後は京大Ⅲを週1〜2題、まず計12題で練習します。週1〜2題は河合塾の学習アドバイス、7講・5〜8題・計12題はKaupediaの案です。
本代は税込1,870円です(桐原書店、2026年10月2日確認)。既にZ会の実戦編を持つ人は、標準編・上級編の長い和文を5〜8題使い、両方は買いません。詳しい役割は英作文のトレーニング必修編と実戦編の比較で分けています。
主語・時制・数・冠詞などの基本文も崩れるなら、通常の和文英訳ハイトレなど手持ちの基本書が先です。例題、復習問題、翌日の再作文を、失点した項目だけで行います。和文英訳の基本書3冊の比較は必要な場合に使い、例文集を全部暗記してから京大へ進む順にはしません。
主張と根拠がつながらないなら、Plusの短い作文から
Ⅳは施策を1つ挙げ、その施策で世界がどう暮らしやすくなるかを書きます。壮大な話を選んで書けなくなるなら、自分が短い英語で説明できる施策へ絞ります。主張を支える内容と最後の結論をつなぎ、80〜100語の1段落にします。
基本文が書ける人で、主張と根拠がつながらないなら、Plusの短い13題から始めます。 最難関ハイトレのChapter1は日本語の意訳、Chapter2は入試の和文英訳25題です。Plusは1文で理由や目的を書くところから、2〜3文の意見を13題書き、段落の構成法へ進めます。Ⅲの組み替えと、Ⅳの文どうしのつながりを分けて練習できる構成で選びます。
最難関ハイトレのChapter3にも、6つの出題タイプ別の構成法があります。既に持つ人は必要な構成法を読み、京大実問の段落を書き直します。手持ちで直せるなら買わない。 それでも主張と根拠がつながらないなら、Plusで短い2〜3文に戻って練習します。基本文の主語・時制・冠詞が崩れる人は、前の節の手持ち基本書が先です。
PlusのChapter1は、Section01「理由」2ページ、04「手段」14ページ、05「目的」18ページ、07「対比」26ページ、09「例示」34ページです。公式目次から、自分の文でつながらない所だけを選びます。全5項目を全員の必修にはしません。
Chapter3の構成法は80ページからです。演習は17問ありますが、目次に京大の問題はありません。別大学の語数で済ませず、京大の実問で80〜100語を書く練習へ戻します。
京大自由英作文は、まず計10題の枠です。意見論述6題、対話2題、本文関連1題、実用的な伝達1題というKaupediaの案で、2023年度の対話と2024年度の読解内作文も使います。今年の指示は理由を必ず2つ書く条件ではないので、別年度の型をそのまま持ち込みません。
英語の指示から、話題、施策の数、段落、語数、記入方法を先にメモします。2026年度は各下線に1語を置き、句読点は直前の語と同じ下線に書き、短縮形は1語と数えます。構成を決めてから書き、最後に条件と文法を見直します。
2026年度入学の京大生は、頭では分かったつもりでも答案を書くと止まり、自由英作文で要求を外す危険があると記しています。知っている型を置くだけでは、その年の設問への答えになりません。書いた答案を見てもらう相手がいるなら、まず学校の先生に1題を頼む方法で設問と答案を一緒に渡します。
基本文が書ける人で、主張と根拠がつながらず手持ちでは直せないなら、購入先で表紙に「PLUS」とある自由英作文編を選びます。税込定価は1,650円です(桐原書店、2026年10月2日確認)。
無印を持つ人は自由英作文編とPlusの違いで必要な形式だけ比べます。
10月からの道筋は、基本文・答案・時間の状態で選ぶ
4割・6割は、次の道筋を選ぶためにKaupediaが置く目安です。大学の合格点ではありません。同じ解答集か同じ先生の方法で採点し、作文の点数とは別に誤読・意味の欠落・空欄・時間超過を残します。
A:時間を足しても読めないなら、基本文から戻る
時間を足しても主語・補語・thatの役割を説明できず、短い英訳も崩れる人はこちらです。自己採点で4割未満が一つの目安になります。10〜11月は手持ち解釈30題と、基本英訳の穴を中心にします。
基本の穴が広い人だけ、和文英訳ハイトレの66ポイントを順に使います。週1回は京大の1設問へ戻り、過去問を始める時期を全冊の終わりまで延ばしません。透視図や解釈教室は新しく全冊を加えません。
12月から共通テスト前も、基本文が崩れるなら手持ちの基本書と再作文を続けます。基本文が書ける人で、主張と根拠がつながらず手持ちでは直せないなら、Plusの短い13題へ進みます。手持ちで直せるなら買いません。
京大の説明も少量使います。通しは秋の診断と共通テスト前の見直しに各1回、共通テスト後に4回で計6回を一例にします。後半の4回に使う未見年度を残します。基礎の穴が多い人は、先生と他科目も含めて使える時間を調整します。
秋からの練習には約135〜165時間を見込みます。 解釈と基本英訳を優先します。基本文が書けるようになり、主張と根拠がつながらず手持ちでは直せない場合は、語彙・Plus・通し6回を含む小計が約114〜117時間です。残りを実問と再作文に使うKaupediaの試算で、1題あたりの内訳は後の時間表にまとめます。
B:読めるが答案で失うなら、弱い2つを直す
時間を足せば大意は分かるのに、説明が曖昧、Ⅲで意味が抜ける、Ⅳの根拠が主張と合わない人はこちらです。自己採点4〜6割が目安です。10〜11月は、表の大きい失点原因2つだけを選びます。
たとえば説明とⅢなら、まず説明8問を選びます。基本文が書ける人は、日本語の組み替えで止まるなら最難関ハイトレの7講・Chapter2の8題を使います。基本文が崩れるなら、手持ちの基本書が先です。
構文を選んだ人は、主語・補語・thatを読み違えるなら手持ちの標準解釈20〜30題を使います。基礎があり省略・並列が残るなら、透視図8〜12テーマとChallenge2題を使います。12月以降は通しと、Ⅲ週1〜2題、添削後の再作文を続けます。
秋から2月までの通しは累計6〜8回を目安にし、共通テスト後は残した年度で時間を調整します。Ⅳには意見文と別形式を混ぜます。初見で解く回と、既に読んだ答案を書き直す回は分けて記録します。
秋からの練習には約105〜135時間を見込みます。 基本文が書ける人が説明とⅢの日本語の組み替えを選び、語彙・Ⅳ・通し6回を含める一例の小計は約98〜101時間です。通しと重なる初回解答を引き、残りを和訳の直しや通しの追加へ回す試算です。
C:120分で書けるなら、局所的な失点だけ補う
基本文を自力で処理し、120分で全大問に答案があり、自己採点6割以上が目安になる人はこちらです。10〜11月は、説明の具体不足・Ⅲの意味欠落・Ⅳの条件違反など、残った2つだけを直します。新しい基本書は足しません。
弱い2つに計10〜15時間程度を置き、12月以降は形式の違う初見年度か模試も使います。秋から2月までに通し7〜8セットの枠を取り、解く順番と時間配分を比べます。難しい語義は実問で困った分だけ足します。
秋からの練習には約75〜100時間を見込みます。 残った2つの補強と通しを優先し、語彙・再答案を含む小計は約77〜94時間です。同じ失点が別年度でも残るかを見ます。
練習の時間には、答案の直しと再作文まで入れる
2027年度の京大選抜要項では、外国語は2027年2月26日午前9時30分〜11時30分です。10月2日から2月25日までは、両端を含めて147日、21週あります。2月25日は他科目の本番なので、重い初見演習を置かず、共通テストと他科目の時間も引いて予定を作ります。
下の1題あたりの時間は、Kaupediaが計画のために置く仮の値です。習得に必要な時間を実測した数字ではありません。最初の3題で自分の所要時間に置き換え、添削待ちと共通テスト対策は別に取ります。
選ぶ練習 | 解答・直し・再答案の前提 | 合計の試算 |
|---|---|---|
標準解釈30題 | 1題につき解く15分+直す15分+再訳10分 | 20時間 |
透視図10テーマ+Challenge2題 | 1テーマ40分、Challenge1題60分 | 約8.7時間 |
和訳の着眼点5題 | 1題につき訳20分+解説と比べる25分+再訳15分 | 5時間 |
京大の説明8問 | 1問につき根拠と答案20分+直す20分+再答案15分。本文の初読は別 | 約7.3時間 |
基本英訳66ポイント | 1ポイント25分。155文例の全暗記は含めない | 27.5時間 |
日本語の組み替え7講+Chapter2の8題 | 1講30分、1題45分 | 9.5時間 |
京大Ⅲ12題 | 1題につき英訳25分+直す25分+再作文15分 | 13時間 |
Plusの入口から構成法まで | 必要5項目を各20分+短い13題を各25分+構成法90分 | 約8.6時間 |
京大自由英作文10題 | 1題につき構成と作文25分+直す20分+再作文15分 | 10時間 |
診断を含む通し6回 | 120分+採点と分析90〜120分 | 21〜24時間 |
手持ちの語彙の復習 | 1日15分を147日 | 36時間45分 |
説明と組み替えを選ぶなら、約7.3+9.5=約17時間です。週3時間なら約6週で、この練習を予定に入れられます。語彙と通しは別に残し、表の全行を合算した必修計画にはしません。
2026年度を診断に使うと、年度別赤本の初見は最大6年度です。2022年度Ⅰ・Ⅱを先に使えば、2022年度全体は初見通しに数えません。通し7〜8セットの計画なら、別の未見年度か学校の模試も先に確保します。
Ⅲ12題・Ⅳ10題に通しで解いた問題を含めるなら、新しく解く題数はその分だけ減らします。同じ答案の再作文は別の作業として時間を残します。最近の未見年度を大問別に先に使い切ると、最後に初見の120分演習ができなくなります。
120分の配分は、Ⅰ35分・Ⅱ32分から一度試す
初回はⅠ35分、Ⅱ32分、Ⅲ23分、Ⅳ23分、全体の確認7分を一例にします。Ⅰの増量を踏まえたKaupediaの案です。講師の公開例と分けて並べます。
大問 | 原田英語.comの公開例 | Kaupediaの初回案 |
|---|---|---|
Ⅰ | 33分 | 35分 |
Ⅱ | 33分 | 32分 |
Ⅲ | 22分 | 23分 |
Ⅳ | 24分 | 23分 |
全体の確認・調整 | 8分 | 7分 |
合計 | 120分 | 120分 |
左は講師が公開する提案で、大学が決めた配分ではありません。右ではⅢ・Ⅳを、それぞれ意味・構成の整理5分、執筆14分、見直し4分に置きます。問題の指示を読む時間も各大問の枠に含め、最後の7分は未回答と記入・全体条件に使います。
Ⅰは初読12〜15分、和訳と説明20〜23分を仮置きします。Ⅱは初読10〜12分、指示語・説明・和訳20〜22分です。読解の全文を毎回日本語に書き出す時間は入れていません。
訳語1つで止まって上限を超えたら、その時点で書ける意味を答案に残して次へ移ります。別の初見年度でも時間と空欄を記録し、長くかかった大問へ時間を寄せます。答えを覚えた2026年度の速さだけで、配分が合ったとは決めません。
秋の時間は、全冊の読了より京大答案の直しに使う
10月から試験日までに、和訳・説明・英作文を書き直す時間を残します。次の本が悪いから外すのではありません。いまの失点を直すには、全冊を足す計画が遠回りになるからです。
今から増やさない本・計画 | 京大英語の失点を直すには遠回りになる理由 | 必要なら使う所 |
|---|---|---|
英文解釈教室を新しく全編読む | 読み方を体系から学ぶ間に、説明の具体化と作文の直しが後回しになる | 既に学んだ章で今年の誤訳を直す |
ポレポレ・技術100・透視図を順に全冊 | 構文を読む練習が重なり、答案の日本語を直す時間が減る | 手持ちで理由が分からない誤読だけ、1冊で補う |
文法問題集を京大のために全周 | 独立した文法の選択問題を大量に解いても、和訳と作文で使う練習が残る | 主語・時制・冠詞など失点した項目。併願私大の文法対策は別 |
東大用の要約本を説明問題の必修にする | 全文の中心を短くまとめる練習だけでは、比喩の具体や反証を選ぶ答案にならない | 全体の内容をつかめない場合の補助 |
鉄壁・速単上級・英検用の難しい単語帳をまとめて足す | 指示語や基本語の文脈での意味、構文の取り違えがそのまま残る | 手持ちが定着し、複数の初見年度でも未知語が主因だった場合だけ補う |
教学社25カ年と駿台25年を両方全問 | 年度が多く重なり、どちらにも2026年度がない。初見通しと直しを圧迫する | 必要な1題の別解を比べる |
標準の単語帳を覚えた後は、語彙を広げることを勧める京大生もいます。一方、学校教材を基本に過去問を進めた現役合格者は、単語帳の1つの意味だけでは訳語を決められないと話しています。まず今年の文脈で選ぶ意味を直し、未知語が主因と分かった段階で追加します。
学校指定の単語帳を続けるか、2冊目を足す条件、既に上級編を持つ人の速単上級の次の本の選び方は、その段階で使えます。冊数より、過去問で止まった理由を先に見ます。
迷ったら、2026年度を120分で解く
本を足す合図は、同じ処理の誤りが別の初見問題にも残り、手持ちの解説では理由を説明できないことです。章の練習を終える合図は、解説を閉じて修正の理由を説明でき、別年度でも同じ処理ができることです。学校の問題と先生の添削でそこまで直せるなら、本の追加は要りません。
まず2026年度の4題を120分で解き、空欄と時間超過も含めて失点原因を2つに絞ります。
購入先
価格・在庫は購入先でご確認ください。広告リンクを含みます。
- 向く人
- 文系受験生で、学校や手持ちの教材に2026年度の4題がそろわず、120分で通して解きたい人。
- 確認すること
- 表紙の文系・2027年版を選びます。2020〜2026年度の7年分です。理系は英語以外の受験科目に合わせて理系版を選びます。学校の問題がそろうなら購入は不要です。
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- 収録年度・判型
- 2020〜2026年度・A5判
- 向く人
- 理系受験生で、学校や手持ちの教材に2026年度の4題がそろわず、120分で通して解きたい人。
- 確認すること
- 表紙の理系・2027年版を選びます。2020〜2026年度の7年分です。文系と両方は買わず、英語以外の受験科目に合わせて1冊にします。学校の問題がそろうなら購入は不要です。
書籍の仕様を見る
- 収録年度・判型
- 2020〜2026年度・A5判
- 向く人
- 基本文が書ける人で、Ⅳの主張と根拠がつながらず、手持ちでは直せない人。1文から2〜3文の13題、段落の構成法へ進み、京大実問で80〜100語を書く人。
- 確認すること
- 表紙のPLUSで選びます。基本文が崩れるなら手持ちの基本書が先です。最難関ハイトレを持つ人はChapter3の構成法と京大実問を先に使い、手持ちで直せるなら買いません。PlusのChapter3に京大問題の記載はなく、語数と条件は京大実問で練習します。
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