要点
- 迷ったら公式の5題を120分で解く。第1・3・2問を取り切る練習から始め、第4・5問は切り口と数え方を補う
- 整数の候補を尽くせないなら6題、対数を取った後に止まるなら8題、傾きの式が長くなるなら8題。切り口や分割で止まるなら8題、組分けや期待値で止まるなら10題。各分野の一橋3題と今年の再答案へ進む
- 手持ちと先生の添削で直せるなら本は買わない。手持ちで複数分野を補えないなら、実戦力向上編改訂版の必要な章を選ぶ。数学20カ年第10版は2025年度までで、今年の解説が必要なら前期赤本2027年版を選ぶ
一橋大の前期を目指して秋から本を足すか迷ったら、公式の5題を120分で解きます。2026年度の第1〜3問は3社とも標準以下と評価しているので、第1・3・2問を取り切る練習から始め、第4・5問は切り口と数え方を補います。難問集を足さないと不安でも、手持ちと先生の添削で直せるなら本は買いません。

2026年度は第1・3・2問を取り切る練習から始める
一橋の数学は、大学名を理由に理系の難問集を足しても、今の答案の不足は残ります。今年は整数の絞り込み、極値の位置から傾きを求める作業、対数と漸化式を先に直します。この記事は一般選抜・前期日程の文系数学を扱います。
2026年度は120分・5大問・全問記述でした。第1〜4問には誘導の小問がなく、第5問だけが3小問です。自分で入り方を決め、最後の条件まで説明する練習が要ります。
大問 | 今年のテーマと問われた力 | 河合塾 | 駿台 | 代々木ゼミナール |
|---|---|---|---|---|
第1問 | 絶対値と平方数の関係から整数の候補を尽くす | 標準 | やや易 | やや易 |
第2問 | 積の漸化式を対数で直し、指定値へ初めて達する項を示す | 標準 | 標準 | 標準 |
第3問 | 3次関数の極値の位置から、2点を結ぶ直線の傾きの範囲を求める | 標準 | 標準 | 易 |
第4問 | 立方体の切り口を描き、多角錐の体積を分割して求める | やや難 | 標準 | 標準 |
第5問 | ひもの端点の組分けを数え、輪の個数の確率と期待値へ進む | やや難 | 標準 | 標準 |
難度は河合塾の分析、駿台、代ゼミの概評による評価です。3社とも前年より易しくなったと見ています。第4・5問の評価は割れるので、空間と確率を見た目で捨てる練習にはしません。
第5問は、今年は確率漸化式を作る問題ではありませんでした。組分けを等確率な結果として数え、輪の個数別に分けて期待値へ進みます。今年の第5問では、確率漸化式を知っているかより、組分けを重複なく数えられるかを見ます。
数学の満点は学部で違います。2026年度の募集要項では、商学部230点、経済学部260点、法学部180点、社会学部130点、ソーシャル・データサイエンス学部330点です。大問ごとの配点は公表されていないため、5題を同じ配点として計算しません。
止まった所から、本の章・6〜10題・答案の直し方を選ぶ
繰り返し止まる1〜2分野から選びます。 次の量はKaupediaが提案する最初の練習量です。指定の章に今年と同じ型が6〜10題そろうという意味ではなく、手持ちと学校教材も使って選びます。
止まった所 | 戻る本の章・場所 | 最初の練習量 | 今年へ戻って直す答案 | 今は買わないもの |
|---|---|---|---|---|
第1問:整数の候補を尽くせないなら | 『大学入試攻略 整数 改訂版』例題1・3と類題。マスターを持つ人は第1部§11〜13で代替 | 不定方程式を計6題。絶対値の符号分けは手持ちで補い、一橋20カ年§1などから3題へ | 負の因数、正の条件、候補の漏れを点検し、20分で書き直す | マスターの発展を全周するための買い足し |
第2問:対数を取った後に止まるなら | 『1対1対応の演習 数学B 三訂版』本7頁と数列章。実戦力向上編改訂版なら75・34〜38の必要題 | 3項間漸化式4題+対数への変換2題+指定値との不等式2題=8題。一橋の数列など3題へ | 正の項、初期値、偶奇の補正を残す。指定値へ初めて達する理由まで25分で書く | 数列の網羅本をもう1冊全周する買い足し |
第3問:傾きの式が長くなるなら | 『1対1対応の演習 数学Ⅱ 三訂版』の微分法とその応用・3次関数の性質。実戦力向上編なら47・57 | 極値の位置4題+傾き・値域4題=8題。一橋20カ年§6などから3題へ | 導関数から入り、係数を全部求めず整理する。位置の差、端点、範囲の実現を15〜20分で書く | 数学Ⅲの微積分問題集 |
第4問:切り口や分割で止まるなら | 実戦力向上編64〜66。座標・内積の基本が弱ければ『ベクトル 分野別 標準問題精講 新装版』第3・4章 | 交点・空間の計量8題。一橋20カ年§5などから3題へ | 座標平面ごとに交点を追い、切り口を描く。大きい四面体から小さい四面体を引く図と理由を残す | 数学Ⅲの体積本や、理系図形本の全冊追加 |
第5問:組分けや期待値で止まるなら | 理解は『ハッとめざめる確率 第2版』第1部§3・6、第2部§1・2、第3部§1・2。演習は実戦力向上編82〜84・93〜95など | 数え上げ6題+期待値4題=10題。一橋20カ年§2などから3題へ | 端点の区別と結ぶ順序の重複を説明する。分布と確率の合計を点検し、25〜30分で書く | 確率本を何冊も順に全周する買い足し |
教材を解いた後は、解説を閉じて今年の答案を書き直します。時間内に書けたら、次は別年度の問題で同じ作業を自力で選べるかを見ます。今年の答えを覚えて速くなっただけで終えないためです。
整数の候補を尽くせないなら、例題1から6題へ進む
第1問は、絶対値の符号を分けた後に、整数の候補をすべて挙げる所を直します。平方数の差を積へ変え、因数の組を有限個に絞ります。数組を試して当たっても、ほかの組がない理由は残ります。
大学入試攻略整数の公式見本では、本14頁の例題1から平方数の差を積にする解説、類題1へ進めます。まず例題1の最初の小問と類題1を白紙で説明します。例題3は本18頁の目次で示された不定方程式で、本文は見本の外です。
例題・類題から計6題を選び、符号分けが弱ければ手持ちの絶対値の問題も足します。実戦力向上編改訂版を持つ人は、11・12の不定方程式へ戻れます。整数の2冊の使い分けに沿って、マスターを持つ人は第1部§11〜13の計6〜8題で代えます。
今年へ戻ったら、負の因数を落としていないか、候補が元の条件を満たすかを答案に残します。候補の列挙と、その外にない説明を分けて書きます。
対数を取った後に止まるなら、漸化式4題と変換・不等式4題
第2問では、対数を取る前、漸化式を解く途中、指定値と比べる最後のどこで止まったかを分けます。対数を取れる理由を書き、変換後の初期値から一般項を作ります。最後は候補の項だけでなく、それ以前には指定値へ達しない理由が要ります。
1対1数学Bの公式見本の本7頁、要点6・2には3項間漸化式の整理があります。初期値を使い、2つの等比数列へ直す手順を読み直します。数列章で3項間を4題、手持ちで対数への変換を2題、指定値を挟む不等式を2題選びます。
指定値との不等式2題は、1対1Bの数列章に必ずあるとはしていません。先生と手持ちから選び、一般項を求めて終わる練習から先へ進みます。学校の数列章と分野別の使い分けも、式変形が立たない人は手持ちへ戻る順です。
実戦力向上編改訂版なら、75の3項間漸化式と34〜38の指数・対数・桁数から必要題を選びます。番号は公式目次による指定です。今年の再答案では、近似小数だけに頼らず、偶奇による補正と不等式を残します。
傾きの式が長くなるなら、極値の位置と値域を8題
第3問は、関数の係数を全部求める前に、極値の位置を導関数の根として使います。2点を結ぶ直線の傾きと、その点での微分係数は違います。関数値の差を位置の差で割り、何を求める計算なのかを先に決めます。
1対1数学Ⅱの公式目次では、微分法とその応用は本111頁から、3次関数の性質は130頁です。極値の位置を使う4題と、傾き・値域の4題を手持ちも合わせて選びます。目次で章を示したもので、8題の同型問題が並ぶと保証する指定ではありません。
実戦力向上編改訂版なら47の最大最小と57の極大値・極小値の差へ戻れます。57は値の差を扱うテーマです。その差を位置の差で割る工程は、今年の問題で仕上げます。
今年へ戻ったら、傾きを整理した後に、位置の差が動ける範囲を答案へつなぎます。端点だけを計算せず、中間の値も実現できる理由まで書きます。
切り口や分割で止まるなら、座標の交点と空間の計量を8題
第4問は、問題に立体の図がありません。自分で立方体を描き、各座標平面上の直線から切り口の6交点を追います。立方体の外へ延ばした辺との交点を、内部の頂点に混ぜないようにします。
実戦力向上編改訂版の64は平面と直線の交点、65は平面に下ろした垂線、66は平面の方程式です。本128〜132頁にあることを公式目次で示せます。指定3題の本文は見本外なので、切断の同型題として買う理由にはしません。
座標や内積の式が立たない人は、空間ベクトルの基本へ戻る方法から先に直します。分野別ベクトルの第3章は空間内、第4章は座標空間内のベクトルです。手持ちと合わせて交点・空間の計量を8題選び、一橋の空間3題へ進みます。
6点は出るのに体積の計算が長い人は、分割を変えます。六角形の面積と斜めの高さを直接求める代わりに、大きい四面体から小さい四面体を引く図を描きます。各立体の底面と高さを選び、その選び方を文章にします。
図形の道具を選べない人には軌跡・図形の本の使い分けもあります。今年のために理系図形本の70題や数学Ⅲとの融合章を足す順にはしません。初回は時間外に45〜70分考え、図と分割を学んでから25分の再答案を試します。
組分けや期待値で止まるなら、数え上げ6題と期待値4題
第5問は、分母を作れない人と、分布は出るが期待値で崩れる人で戻る所を分けます。端点を区別して1つを固定し、結ぶ相手を選ぶ順に数えます。同じ組分けを、結ぶ順序が違うだけで別の結果に数えない練習です。
数える意味が曖昧なら、ハッとめざめる確率の第1部§3の樹形図・§6の数え方の工夫、第2部§1・2へ戻ります。期待値は第3部§1・2です。公式見本の本106〜107頁では、独立かどうかを場面と樹形図で追う説明を読めます。
指定した組分け・期待値章の個別番号は分かっていません。数え方を言葉で説明できるまで必要な6〜8例題を選び、期待値が既に書ける人はその章を最初から読み直しません。ハッとと探求の違いも、意味を説明する段階で分けています。
数え方は立つが別の設定で練習したい人は、実戦力向上編の82〜84のグループ分け・区別、93〜95の期待値へ進みます。分野別確率を持つ人なら、第1・3章の場合の数と、第2・4章の確率から選べます。確率の理解用と演習用の分け方に沿い、2冊を続けて全周しません。
数え上げ6題と期待値4題を、手持ちも使って計10題にします。最初はひもを2・3本に減らして、組分けを図にする練習から始めます。今年へ戻ったら輪の個数別の分布を作り、確率の合計と期待値の定義を答案に残します。
ハッとの理解用例題を計10題とは別に解く人は、その学習時間を後の試算に足します。同じ問題を両方に数えません。追加分は最初の2題で解説・訂正までの時間を測って見積もります。
手持ちで複数分野を補えないなら、実戦力向上編改訂版
本を買うなら、今年の答案で同じ不足が残ることが先です。実戦力向上編改訂版には、数列・微分・座標・組分け・期待値の指定箇所があります。複数の不足を1冊から選べることを理由にします。
公式見本は目次に続き、89の確率の解説講義も読めます。ただし89は確率の最大値を扱う題で、今年の端点の組分けの類題とはしていません。テーマ名を見て、先の表で指定した箇所から必要な題を選びます。
手持ちで既に式が立つ人は、実戦力向上編と文系プラチカの使い分けに沿って、文系プラチカの必要章を6〜10題選ぶ方法もあります。整数は§5、指数・対数は§8と数列§11、微積分は§10、ベクトルは§12、場合の数・確率は§4です。文系と理系のプラチカの違いを踏まえ、大学名だけで理系版へ替えません。
私なら、手持ちで複数分野を補えないなら、実戦力向上編改訂版を1冊選びます。河合出版の税込定価は1,320円(2026年10月2日)。購入先では「文系の数学 実戦力向上編」「改訂版」の表紙を見て、全章を先に終える計画にはしません。
答案の直しを含めて、補強に使う時間を決める
以下はKaupediaの試算です。標準1題は自力・答案20〜30分と解説・訂正15〜20分で、計35〜50分と置きます。空間1題は構想・答案25〜40分と解説・訂正20〜25分で、計45〜65分です。
一橋の分野別1題は初回と直しを計45〜60分、空間なら45〜70分で見込みます。後日の再答案は整数・数列・微分・確率を15分、空間を20分と置きます。教材が示す答案の目標時間とは別に、解説を読んで直す時間を足した予定です。
補強する大問 | 初回の練習 | 後日の再答案と今年へ戻る時間 | 合計の試算 |
|---|---|---|---|
第1問 | 標準6題+一橋3題 | 失敗3題を各15分+今年20分 | 6時間50分〜9時間5分 |
第2問 | 標準8題+一橋3題 | 失敗4題を各15分+今年25分 | 8時間20分〜11時間5分 |
第3問 | 標準8題+一橋3題 | 失敗4題を各15分+今年15分 | 8時間10分〜10時間55分 |
第4問 | 空間8題+一橋3題 | 失敗4題を各20分+今年の図と分割を45分で再学習 | 10時間20分〜14時間15分 |
第5問 | 標準10題+一橋3題 | 失敗5題を各15分+今年30分 | 9時間50分〜13時間5分 |
第1・3問を選ぶと15〜20時間、第2・5問なら18時間10分〜24時間10分です。第4・5問なら20時間10分〜27時間20分になります。同じ問題を2つの分野に数えず、通し演習で直した題も重ねて足しません。
最初の2題で、自力・解説・訂正に実際にかかった時間を測ります。予定より長いなら題数か日程を変えます。第3問の再答案に20分使う人は、表の合計へ5分足します。
年度別1セットは、120分の演習、90分の解説・点検、失敗2題を各20分で書き直す予定です。計250分で4時間10分になります。診断を含め4セットは16時間40分、6セットは25時間、8セットは33時間20分です。
120分は見渡し5分から、第3・1・2問を先に解く案を試す
次はKaupediaの2026年度用の試行案です。第1問の整数だけに長く使い、微分や数列を最後まで書く時間を失うのを防ぐ順にしました。
作業 | 使う時間 | 経過時間 |
|---|---|---|
5題を見渡す | 5分 | 5分 |
第3問 | 15分 | 20分 |
第1問 | 20分 | 40分 |
第2問 | 25分 | 65分 |
第5問 | 25分 | 90分 |
第4問 | 25分 | 115分 |
検算 | 5分 | 120分 |
第4・5問は得意な方を先にしてよい順です。5〜8分考えても図・場合分け・最初の式が進まなければ、いったん移る区切りも試します。理解する練習では、時間外に45〜90分考える枠も残します。
講師・塾の公開例では、松濤舎は1大問20〜25分、STRUXは見直しを考えて約22分、25分で移る目安を示しています。上の配分はそれらの実測結果ではなく、今年の5題に合わせてKaupediaが検算5分を確保した案です。別年度でも解き、実際の所要時間から配分を直します。
2027年度も同じ形式とは限りません。2027年度の選抜要項では前期試験は2月25・26日で、数学の最終的な実施日・時刻は10月下旬公表予定の募集要項で読むことになります。2026年度の120分を、そのまま翌年の確定日程にはしません。
今の力から、秋から2月までの3つの道筋を選ぶ
今年の診断に加えて、異なる初見年度をもう1セット解きます。標準問題を解き直せるか、何題を理由まで書き切れたかで選びます。完答数は道筋を選ぶ目安で、大学の合格点ではありません。
一橋社会学部に合格した人は、一般模試では数学の偏差値が65〜70でも、一橋形式で解けなかったと振り返っています。模試の数字だけで上級本へ進むより、一橋の答案を見ます。図や答えの式に、なぜそうなるかの説明が付いているかを先生と読みます。
10月2日から2月24日までは146日、約21週あります。以下は弱点補強と一橋の過去問に追加する時間の試算です。授業・宿題・未習範囲の講義、共通テスト、他科目、添削待ちの時間は別に取ります。
標準の式も立たないなら、手持ち40題と第1・3問から
初見で0〜1題しか完答できず、因数分解・漸化式・微分の標準問題も不安定なら、この道筋です。10〜11月は手持ちの弱い標準40題を選びます。週1回は今年の第1・3問へ戻り、練習した式変形や極値の考え方を使う所を探します。
40題を各30〜45分、失敗20題の再答案を各15分と置くと、25〜35時間です。12月から共通テスト前後は第1・3問の補強に15〜20時間を取り、次に第2問の対数と不等式へ進みます。第4・5問も図や数える対象を書き、最初から空欄にしません。
全期間で診断を含む初見4セットを置き、計約57〜72時間がKaupediaの試算です。標準40題と分野別の練習が重なる分は引きます。漸化式そのものがまだ立たない人は、その基本に使う時間を先生と足します。
一橋経済学部に合格した人にも、網羅本を複数周してなお成績が安定せず、基礎へ戻った経験があります。終えた冊数より、今の標準題を見ずに解けるかを見ます。青チャートと1対1の使い分けに沿って、同じ不足を手持ちで直せるなら買い換えません。
標準は解けて1〜2題完答なら、再発する2つを補う
標準は自力で解けるのに、一橋では方針を選べず、最後の説明も残る人の道筋です。10〜11月は再発する2つの作業を選びます。例えば第2・5問なら、表の補強に計18時間10分〜24時間10分を使います。
12月から共通テスト前後は、2週に1回程度の120分演習と答案の直しを入れます。共通テスト後も続け、全期間で診断を含む初見6セットを取ります。空間や整数の難しい6題は、各60〜90分で時間外に考えます。
この例では補強、通し6セット、難しい6題で計約49〜58時間の試算です。第1・3問が未完なら、2つの補強を整数・微分へ替えます。基本は使えるが入り方を選べない人は、文系プラチカの必要章か20カ年へ進みます。
複数年度で3題以上完答なら、配分と残る空間・確率へ
異なる年度でも3題以上を理由まで書き切れる人は、新しい網羅本を足しません。第1・3・2問が安定していて第4・5問が残るなら、両方の補強に20時間10分〜27時間20分を取ります。途中の式だけ合う題が多いなら、先に先生の添削で説明を直します。
12月から共通テスト前後は、短い答案と別解、解く順を練習します。共通テスト後を含む全期間で、診断込み初見8セットと、必要な難しい4題を各60〜90分で置きます。上の補強を選んだ例では計約58〜67時間の試算です。
2026年度を見ずに解き直す日と、初見年度で選ぶ日を分けます。一橋商学部に合格した人も、誤答の原因を記録し、未見の問題を直前へ残して添削を使っています。解けなかった題を増やすだけでなく、直した理由を次の答案で書く練習です。
秋の買い足しは、今年へ戻れる章と量に絞る
2026年度前期の範囲は数学Ⅰ・Ⅱ・A全範囲、Bの数列、Cのベクトルです。数学Ⅲの計算を先に学ぶより、今年の整数・微分・対数数列の答案を直します。数学Bの統計的な推測、Cの複素数平面・平面上の曲線も、前期数学のための追加範囲にはしません。
今は追加しない本・進め方 | 10月からの時間で遠回りになる理由 | 先にすること |
|---|---|---|
数学Ⅲの1対1、プラチカ、体積の問題集 | 前期の範囲外で、今年の傾きと錐体は数学Ⅱや多面体の体積で扱える | 極値の位置と四面体の分割を直す |
大学名だけで理系の難問集を全冊追加 | 標準の変形・漸化式・微分で取れる題を直す前に、新しい難問へ時間を使う | 第1・3・2問の符号、範囲、最小性を最後まで書く |
マスター・オブ・整数の第3・4部を全周 | 今年の不定方程式へ戻る前に、広い発展演習を終える順になる | 手持ちの第1部§11〜13か、河合の例題1・3へ戻る |
確率の本を何冊も順に全周 | 数え方を学んだ後も同じ説明を読み、今年の分母と期待値を書く時間が減る | 理解用か演習用を1冊選び、計10題と一橋3題へ進む |
確率漸化式だけで第5問の補強を済ませる | 今年の問題では、有限個の端点の組分けを数える作業が残る | 区別、重複、分布、期待値を書く |
網羅本からプラチカ全編まで順にやり直す | 既に解ける範囲も重なり、一橋の答案を直す日が遅れる | 止まった章を選び、別年度で使える所まで進める |
どれも本そのものを悪いとする判断ではありません。秋から試験日までに他科目と共通テストも進めるなら、全冊を終えた後に今年へ戻る順では時間が足りなくなるからです。必要な章を選び、今年へ戻る日を先に取ります。
翌年への備えには、今年なかった手法も残します。確率漸化式は2022・2025年度の第5問に出ているので、冬の演習で各1題以上を点検します。余裕があればさらに3題補い、今年の組分け10題とは目的を分けます。
今年の問題は大学公式で無料。過去問集は年度と用途で選ぶ
一橋大学の2026年度入試ページには、「数学(前期日程)」の試験問題と出題の意図等があります。今年の5題を解くだけなら、過去問集を買う必要はありません。学校の解説と添削で答案を直せるなら、そのまま使います。
過去問集 | 公式に示された数学の収録 | この用途なら選ぶ |
|---|---|---|
一橋大の数学20カ年 第10版 | 2006〜2025年度前期20年、全102題。2026年度は入らない | 不足分野を選んで数学だけ練習する |
一橋大学(前期日程)2027年版赤本 | 2022〜2026年度の5年 | 今年の解説と最近の年度別演習が必要 |
2027-一橋大学 前期 青本 | 過去3年。ソーシャル・データサイエンス学部の総合問題は非掲載 | 手持ちなら使い続け、3年分を直す |
20カ年の§1は整数、§2は場合の数・確率、§3は数列、§5は空間、§6は微積分です。第2問の指数・対数は手持ちでも補い、§8のその他の項目に同型題があるとは決めません。追加収録の2018年度後期のデータ分析1題は、前期の102題と分けます。
赤本と20カ年は、2022〜2025年度の4年分が重なります。異なる年度は20+5−4で21年です。2冊の冊数と、完全な初見で解ける回数は分けて数えます。
今年の解説が必要なら、一橋大学(前期日程)2027年版を選びます。教学社の税込定価は2,530円(2026年10月2日)。購入先では「前期日程」「2027年版」の表紙を見て、2026年度を含む5年分を答案の直しに使います。
数学20カ年は教学社の税込定価2,750円、青本は駿台文庫の税込定価3,300円です(同日の出版社表示)。赤本と20カ年なら本代は5,280円、実戦力向上編と赤本なら3,850円で、送料・手数料は別です。赤本と青本の解説紙面は比べていないので、手持ちで直せる人は今の1冊を使います。
赤本で2026年度を診断に使うと、未見は最大4年度です。分野別の補強で先に一部を解いた年度は、全5題初見のセットから外します。6〜8セットを予定する人は、20カ年の古い未見年度や学校の模試を補強前に残します。
診断を含むセット数が足りなければ予定を減らし、1セットにつき試算から4時間10分を引きます。同じ年度を時間を測って解き直すなら、その時間は別に足します。初見用に残す年度から、表の分野別3題を抜かないようにします。
迷ったら今日、大学公式の2026年度5題を120分で解きます。第1・3・2問を取れたかと、第4・5問で図・場合分け・理由をどこまで書けたかを見ます。手持ちと学校の先生の添削で直せるなら、本は買わず、その答案を書き直します。
購入先
価格・在庫は購入先でご確認ください。広告リンクを含みます。
- 向く人
- 対数を取った後に止まるなら75・34〜38、傾きの式が長くなるなら47・57へ。切り口や分割で止まるなら64〜66、組分けや期待値で止まるなら82〜84・93〜95から必要題を選ぶ人。
- 確認すること
- 改訂版を選びます。税込1,320円は2026年10月2日の出版社表示。指定番号は公式目次によるもので、各問題の本文は見本外です。手持ちや過去問も合わせて量をそろえ、97テーマの全周を先にしません。
書籍の仕様を見る
- 判型・ページ数
- A5判・336ページ・2色
- 構成
- 本編97テーマ+巻末演習113題
- 出版社表示の発売日
- 2026年6月2日
- 向く人
- 2026年度の答案を直す解説と、2022〜2026年度の5年分を年度別に解く本が必要な人。英語など数学以外も使う人。
- 確認すること
- 前期日程の2027年版を選びます。税込2,530円は2026年10月2日の出版社表示。今年の問題は大学公式で無料です。20カ年とは2022〜2025年度の4年が重なり、診断で今年を使うと未見は最大4年度です。
書籍の仕様を見る
- 英語の収録
- 2022〜2026年度の前期日程・5年度
- 体裁
- A5判・問題編別冊
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