要点
- まず2026年度を90分、文学部は105分で解き、失点原因を2つに絞る。学校の問題と先生の添削で直せるなら買わない
- 一文は読めるが長いと見失うなら、長文1000改訂版から900〜1,100語に近い3〜5題。本文の例を使って書けないなら、基本文が書ける人はPlusの理由・対比・例示と短い13題から
- 2026年度の解説も欲しいなら2027年版赤本。20カ年第10版は2024年度まで。日本語の組み替えで止まるなら、基本文が書ける人は最難関ハイトレの5講から。その他学部Bで対比が残る人は20・23を加えて7講にする
2027年度に阪大の外国語学部以外を受け、参考書選びに迷ったら、まず2026年度を本番の時間で解き、失点原因を2つに絞ります。今年はⅡが1,079語に増え、英語で意見を書く問題も2つあるため、難構文の本を積むだけでは足りません。有名な本を終えていない不安があっても、学校の問題と先生の添削で直せるなら買いません。

2026年度は1,079語の長文と2つの英語意見文を解く
この記事は、外国語学部以外の問題である英語Aを扱います。文学部は105分、その他の学部は90分です。2026年度は、Ⅱの長文を読み終える時間と、Ⅱ・Ⅲで英語を書く時間を両方残す必要があります。
Ⅱの本文は前年の711語から1,079語へ増えました。本文の例を最低1つ使い、40〜50語程度で自分の意見を書く設問も加わっています。前年の英語記述は本文の内容説明だったので、同じ長さで書けても、今年は自分の判断へつなぐ練習が要ります。
大問 | 2026年度の形式・テーマ・分量 | 答案で必要なこと |
|---|---|---|
ⅠA | 人間とほかの動物の社会的能力を比べる短文。本文92語、下線部55語を和訳 | 並列、関係詞、分詞の修飾先と、人間・動物の対比を訳へ残す |
ⅠB | 小説の人物と歴史上の人々が状況に気付く遅れを比べる短文。53語を全文和訳 | 基本語の多義と比喩を、文脈に合う日本語へ移す |
Ⅱ | 動物の営みを芸術と呼べるかを論じる1,079語。語句・内容選択、日本語説明、40〜50語程度の意見文 | 主張と動物の例を分け、省略された内容を補い、本文例から自分の意見を書く |
Ⅲ | 学問で磨く知性・技能について、具体例付きで80語程度の意見文 | 技能を挙げるだけで終えず、どう学び、情報の判断にどう使うかをつなぐ |
Ⅳ | 共通のAと志願学部指定のBを和文英訳。Bは文学部用とその他用 | Aは音の感じ方、文学部Bは身体を知れる範囲、その他Bは科学研究の態度と資質。意味を保って英語へ組み替える |
Ⅰの和訳はA・B合わせて108語です。Bが短くても、全文の意味と比喩を日本語へ移す負担が残ります。ⅣのBは好きな方を選ぶ問題ではなく、志願学部に対応した方を解きます。
語数は河合塾の2026年度講評と代ゼミの概評の数え方によります。ⅠBの難度は河合塾が「やや易」、代ゼミが「難」と評価しました。難度の呼び名より、自分が構文・訳語・時間のどこで失ったかを見ます。
Ⅲは2025年度のグラフ説明から、2026年度は独立した意見論述へ戻りました。2027年度も同じ形式とは限らないため、今年の答案を直した後は2025年度の図表も1題残します。大問・小問の公式配点、平均点、詳細な採点基準は公表資料から分からず、学部ごとの英語の配点は募集要項で異なります。
2026年度の解説も欲しいなら2027年版赤本
大阪大学の2026年度の公式公開ページには、英語Aの本文と設問がそろっています。問題を解くだけなら新規購入は0冊です。学校で解説や添削も得られる人は、それを使います。
2026年度の解説も欲しいなら2027年版赤本を選びます。 年度別赤本は2022〜2026年度の5年分です。20カ年[第10版]は2005〜2024年度なので、2025・2026年度は入りません。青本の出版社説明は過去3か年で、赤本と同じ5年分ではありません。
文系・理系は英語以外の受験科目に合わせ、どちらか1冊にします。既に今年を解ける青本や学校教材を持つ人は、買い換えません。形式別の反復と年度別の通し演習の違いは、阪大英語20カ年と赤本2027年版の比較で詳しく比べています。
文系なら、購入先で表紙に「文系」「2027」とある年度別赤本を選びます。税込定価は文系2,640円、理系2,585円です(教学社の文系版・理系版、2026年10月2日)。
理系なら、英語とほかの受験科目を通して解ける「理系」「2027」の1冊を選びます。文系版を追加しても、英語の初見年度が増えるわけではありません。
失点原因を2つ選び、この章をこの量だけ使う
失点を「和訳の構文」「訳語と比喩」「長文で時間が足りない」「英語の意見文」「和文英訳の組み替え」に分けます。Ⅱの日本語説明も、構文を取り違えたのか、読めた根拠を答案へ入れられなかったのかを残します。空欄と時間超過を含め、大きい2つだけを直します。
章は出版社の目次、練習量と実問への対応はKaupediaの案です。目次だけで分かるのは扱う項目までで、今年と同じ型かどうかは問題本文も読んで選びます。手持ちの本で同じ練習ができるなら、それを使います。
大問・足りない力 | この本のこの章を、この量だけ | 終わったら阪大のどこへ戻るか | やめること |
|---|---|---|---|
ⅠA:主語・修飾を読み違えるなら | 手持ちの標準解釈書から該当項目20〜30題。標準ができて並列だけ残るなら透視図13〜16、挿入なら25〜26などから計6〜10テーマ+Challenge2題 | 2026年度ⅠAを白紙から再訳し、並列・修飾先・人間と動物の対比を説明する | ポレポレ・技術100・透視図を順に全冊終える |
ⅠB:訳語と比喩が不自然なら | 2026年度ⅠBと20カ年第1章などの和訳を計6〜10問。日本語のつながりが弱い人だけ着眼点の最初の5題 | 2026年度ⅠBで直訳と文脈に合う訳を比べ、意味が通るか先生に見てもらう | 比喩の失点に倒置章を一律で追加する |
Ⅱ:一文は読めるが長いと見失うなら | 手持ちの約1,000語の長文か、長文1000改訂版から900〜1,100語に近い3〜5題 | 段落の役割と主張・動物例を残し、2026年度Ⅱを作文込み35分、文学部は40分の枠で解き直す | 一文の構造で止まるまま1000へ進む |
Ⅱ:説明の根拠を拾えないなら | 20カ年第2章などの説明5〜8問。省略を読み違える人だけ透視図17〜18などの必要テーマ | 2026年度Ⅱで比喩の具体的な内容と、省略された動詞の内容を補って説明し直す | 根拠を書かず、単語帳の追加だけで済ませる |
Ⅱ:本文の例を使って書けないなら | 基本文が書ける人はPlusの理由・対比・例示、Chapter2の13題。その後、本文例を使う40〜50語を計6答案 | 2026年度Ⅱで本文の事実を最低1つ使い、自分の判断へつなげて語数内で書く | 本文要約だけ、自分の意見だけで終える |
Ⅲ:技能と具体例がつながらないなら | PlusのChapter3構成法を使い、阪大の作文を計6題。問題4大阪大は補助、6題のうち1題は2025年度の図表 | 2026年度Ⅲで、学問で磨く技能・具体例・情報判断への効果を80語程度で書く | 難しい時事用語を増やして語数を埋める |
Ⅳ:基本文も崩れるなら | 和文英訳ハイトレ新装版の失敗項目10〜20ポイント。例題・復習問題・白紙再作文 | 2026年度ⅣAと自分の学部のBで、主語・動詞・時制・数・冠詞を直す | 基本文の誤りを残したまま最難関編へ進む |
Ⅳ:日本語の組み替えで止まるなら | 基本文が書ける人は最難関ハイトレChapter1の01・03・07・10・14。その他学部Bで対比が残る人は20・23を加え、計7講にします。Chapter2の5〜8題、阪大Ⅳはまず6答案 | 2026年度ⅣA・志願学部のBへ戻り、因果・対比・省略対象と意味の抜けを直す | 例文集を全部暗記してから実問へ進む |
Ⅰは構文の誤読と訳語の不自然さを分けて直す
主語・修飾を読み違えるなら、標準解釈の該当項目へ
誰が何をするのか、どの名詞を分詞や関係詞が修飾するのかを違えたら、まず構造を直します。手持ちから20〜30題を選び、自分で訳す、解説と違った構造を説明する、翌日に再訳する順で使います。1文も解説なしで処理できない人に、難しい解釈書を先に勧めません。
新しく標準の1冊が要る人は、基礎100・技術100・ポレポレの違いで選べます。ここで戻り先にする基礎100は『基礎英文解釈の技術100 音声オンライン提供版』です。無印の技術100と取り違えず、細かな番号は手持ちの目次から選びます。
標準ができて並列・挿入だけ残るなら、透視図の公式目次の13〜16、25〜26などから計6〜10テーマを使います。出版社の原則は前から読むことで、抜粋は秋の復習用にKaupediaが勧める使い方です。必要な前の項目を戻り読みし、最後にChallenge2題で前後を含む訳へ進みます。
英文解釈教室と透視図の比較では、読み方を体系から学ぶ時間と、残った難構文を補う時間を分けています。既に使っている解釈教室は必要な章へ戻り、今年の誤訳を書き直します。
訳語と比喩が不自然なら、ⅠBの日本語答案へ戻る
ⅠBは構造を読めても、基本語を最初に覚えた意味へ固定すると訳が不自然になります。小説と歴史の対比を読んで、比喩がどんな状況を示すかを日本語で書きます。直訳案と文脈に合う案を並べ、原文の意味を落としていないか比べます。
2026年度ⅠBと、20カ年第1章などの別年度の和訳を計6〜10問使います。日本語の文どうしがつながらない人だけ、『英文和訳の着眼点』の最初の5題を足します。公式見本で示す、答案を実際に書いて意味のつながりを直す練習に使います。
着眼点は比喩専用の問題集ではありません。ⅠBの語義を選ぶ練習は実問と辞書で行い、日本語のつながりを補助教材で直します。答案が別の意味になっていないかは、先生にも見てもらいます。
Ⅱは長さ・日本語説明・本文例を使う意見を別々に練習する
一文は読めるが長いと見失うなら、長文1000を3〜5題
一文は読めるが長いと見失うなら、『やっておきたい英語長文1000 改訂版』を使います。900〜1,600語の10題を全部解く前に、各問題の冒頭で語数を見て900〜1,100語に近い3〜5題を選びます。該当する問題番号は公開見本で分からないため、手持ちで選べる範囲を使い、足りなければ学校の長文で補います。
読んだら、段落ごとに定義・反論・例・筆者の留保を短く残します。動物の例が、芸術を考えるどの条件に結び付くかも記録します。全文を日本語に書き出すより、主張と例の位置を保持して設問へ戻る練習をします。
公式見本にあるOutlineや要約は、解いた後に自分の段落メモと比べます。本代は税込1,210円です(河合出版、2026年10月2日)。一文の構造で止まる人は、長さを増やす前に手持ちの解釈書へ戻ります。
京大と違い、今年の阪大では長文の量そのものが課題になりました。それでも、初読が速くなっただけではⅡを終えられません。最後は日本語説明と40〜50語の作文を含め、35分、文学部は40分の枠で今年のⅡを試します。
説明の根拠を拾えないなら、20カ年第2章の5〜8問
本文は分かるのに説明で失うなら、下線付近の言葉を訳すだけで終えていないか見ます。比喩が表す具体的な内容と、省略された動詞の内容を、本文から選んで補います。選択問題も、正解の根拠とほかの候補が違う理由を一緒に残します。
20カ年第2章「長文総合」などから、説明を5〜8問選びます。初読の済んだ本文で、根拠を書く、答案を書く、解説と比べる、翌日に答案だけを再現する順で練習します。省略を読み違える人だけ、透視図17〜18「共通語句の省略」を必要な分だけ参照します。
大学生協の受験生向けQ&Aには、解答例と自分の答案を比べ、誤りを分類し、同じ題を解き直す学生の回答があります。私なら、読めたつもりで新しい長文を増やす前に、入れ忘れた根拠を次の答案で使えるかを見ます。
本文の例を使って書けないなら、Plusの短い13題から
本文の例を使って書けないなら、基本文が書ける人はPlusを選びます。 基本文が書けるとは、主語・動詞・時制・冠詞を保って短い英訳を書けることです。Chapter1は理由がSection01の2ページ、対比が07の26ページ、例示が09の34ページです。必要な項目を使い、Chapter2の2〜3文の意見13題、52〜76ページへ進みます。
章とページは出版社の公式目次によります。Chapter2の全題が40〜50語指定という意味ではありません。短い意見の書き方を練習したら、阪大の本文に戻り、本文の事実を最低1つ使って自分の判断へつなげます。
今年の実問と、既に読んだ別の長文を使って計6答案を書きます。別本文に同じ語数・本文例の条件を付ける分は、Kaupediaの練習案です。その年度の元の設問として扱わず、本文要約だけで終えたか、自分の意見だけを書いたかを直します。
無印を既に持つ人は、自由英作文編とPlusの違いで、短い意見文の練習が不足するかを判断します。自由英作文の最初の1冊も、これから選ぶ人向けです。基本文が崩れる人は、先に和文英訳の基本書を使います。
本文の例を使って書けないなら、基本文が書ける人は表紙に「PLUS」とある自由英作文編を選びます。税込定価は1,650円です(桐原書店、2026年10月2日)。年度別赤本とPlusの本代は、文系計4,290円、理系計4,235円で、送料・手数料は別です。
Ⅲは学問で磨く技能と具体例を80語程度でつなぐ
2026年度Ⅲは、感情や信念に左右される情報環境を背景に、学問で磨く技能を問います。
技能と具体例がつながらないなら、PlusのChapter3の80ページから構成法を読みます。問題4大阪大は104ページにありますが、収録年度・テーマ・語数は公開目次だけでは分かりません。そこを今年と同型の問題とはせず、仕上げは2026年度Ⅲで行います。
最難関ハイトレのChapter3にも、6つの出題タイプ別の構成法があります。手持ちで技能と具体例をつなげて書けるなら、Plusは買い足しません。本文の例を使って書けないなら、基本文が書ける人はPlusの理由・対比・例示と短い13題へ戻ります。
まず、学問で磨く技能を1つに絞ります。次に、どの学びでその技能を使い、情報を判断する場面でどう役立つかを具体例でつなぎます。技能を列挙したり、課題の用語を説明したりするだけで80語を埋めません。
阪大の作文は計6題を一例にし、うち1題を2025年度のグラフにします。論述では構想から答案へ進み、添削後に白紙から再作文します。Ⅱの40〜50語とⅢの80語程度は、同じPlusを使っても、設問の条件を分けて練習します。
設問に合っているか自分で判断しづらいなら、自由英作文の添削をまず学校の先生に頼む方法を使います。設問と答案を一緒に渡し、内容・つながり・英文の誤りを見てもらいます。本の答案を読む時間だけでなく、返却後に書き直す時間も残します。
Ⅳは基本文の誤りと日本語の組み替えを分ける
基本文も崩れるなら、和文英訳編の10〜20ポイント
日本語の意味が分かっても、主語・動詞・時制・冠詞で崩れるなら通常の和文英訳ハイトレが先です。66ポイントから失敗した10〜20ポイントを選び、例題・復習問題・翌日の白紙再作文を使います。巻末155文例を全部暗記してから阪大へ進む順にはしません。
和文英訳の基本書の比較で手持ちの本を選び直す場合も、まず自分の誤りに合う項目だけを使います。細かなLesson番号は指定せず、過去問で誤った文法項目から戻ります。
日本語の組み替えで止まるなら、最難関ハイトレの5〜7講
基本文が書ける人で、日本語の組み替えで止まるなら最難関ハイトレを使います。日本語の名詞ごとに英単語を探し続けるより、誰が何を感じ、何が原因で何が変わるかを先に整理します。短い英文へ分けても、原文の因果と対比を残します。
Chapter1のLecture | 使う項目 | ページ |
|---|---|---|
01 | 主語・述語の組み替え | 2 |
03 | 無生物主語 | 6 |
07 | 同義語・反意語 | 14 |
10 | 名詞句 | 20 |
14 | 原因・結果などをつなぐ | 28 |
20 | 逆接と仮定。その他学部Bで対比が残る人は追加 | 40 |
23 | 「〜よりむしろ」。その他学部Bで対比が残る人は追加 | 46 |
最初は01・03・07・10・14の5講です。その他学部Bで対比が残る人は20・23を加え、計7講にします。番号と項目は公式目次によります。
Chapter2から5〜8題を選び、その後は阪大Ⅳを週1〜2題、まず6答案書きます。目次のLecture16大阪大2013は84ページにありますが、本文は見本外なので、今年と同じ型だとは決めません。AとBを別々の答案として数え、文学部Bは指定4文、その他学部Bは指定2文の意味を残します。
最難関ハイトレ新装版は税込1,870円です(桐原書店、2026年10月2日)。既にZ会の実戦編などで日本語を分けて再作文できる人は、必修編と実戦編の役割を参考に手持ちを続けます。全員が2冊を買う計画にはしません。
10月からの道筋は、基本文・空欄・時間で選ぶ
4割・6割は、道筋を選ぶための目安で、大学の合格点ではありません。同じ過去問集の仮配点か同じ先生の方法で採点し、誤読・意味の抜け・空欄・時間超過も残します。2026年度と別の初見年度で、標準文を説明できるか、基本英文を書けるかを見ます。
A:時間を足しても読めないなら、基本文へ戻る
時間を足しても主語・述語が分からず、短い英訳にも文法の穴がある人はこちらです。参考の自己採点で4割未満なら、まずこの状態に当てはまるか見ます。10〜11月は手持ち解釈30題と基本英訳20ポイントを中心にし、週1回は阪大の1設問へ戻ります。
12月から共通テスト前は、短い和訳・作文を続けながら共通テストの不足を優先します。基本文が書けるようになったら、必要な人だけPlusの理由・対比・例示と短い13題へ進みます。共通テスト後は初見4セットを一例にして、今年のⅡ・Ⅲの条件を満たす答案も直します。
この例の追加練習は約57時間25分、文学部は約58時間25分です。解釈20時間+基本英訳13時間20分+Plus9時間5分+通し4セット15時間を足したKaupediaの試算です。診断・普段の授業・語彙の日課・添削待ちは別に取ります。
B:読めるが空欄が残るなら、大きい失点2つを直す
標準文は読めるのに、90分、文学部は105分でⅡが終わらない、作文が空欄になる人はこちらです。参考4〜6割を目安にし、10〜11月は表から2つだけ選びます。たとえばⅡの長さと40〜50語なら、5題と6答案で計12時間50分を一例にします。
Ⅳの組み替えとⅢなら、5〜7講・Chapter2の6題と、阪大作文6題で計14時間50分〜16時間10分です。Plusの短い13題も要る人は別に9時間5分を残します。短い意見文を既に書ける人は、阪大の語数と条件を満たす練習から始めます。
12月以降は通しと短い作文を続け、直した誤りが2週間後の別問に残るか見ます。秋から2月までの初見6セットを足すと、上の2例は計35時間20分〜38時間40分、文学部は1時間30分増になります。通しと個別練習で同じ答案を使う分は、重なる作業時間を引きます。
C:時間内に全問を書けるなら、残った2つだけ補う
時間内に全大問へ答案があり、参考6割以上が複数年度で安定する人はこちらです。基礎書を新しく全周せず、比喩・説明の不足・作文の意味欠落など、残った2つへ各6〜10時間を使います。12月以降は別形式と添削を混ぜ、今年のテーマの答案を覚えるだけで済ませません。
補強12〜20時間+初見8セット30時間で、計42〜50時間、文学部は44〜52時間が試算です。未見年度が足りなければ学校の模試を使うか、セット数を減らします。学校教材と先生の添削で直せるなら、新規購入0冊で進めます。
練習時間には、直しと白紙からの再答案も入れる
2027年度の選抜要項では、個別学力検査は2月25日です。10月2日から2月24日は両端を含め146日、約21週あります。共通テストと他科目の時間を先に取り、下の追加練習を入れます。
1題の所要時間はKaupediaが予定作りに置く仮の値です。最初の3題で自分の時間へ置き換え、添削を待つ日数は別に取ります。各行を全部足した必修計画にはしません。
選ぶ練習 | 1題・1項目あたりの前提 | 合計の試算 |
|---|---|---|
標準解釈30題 | 訳15分+直し15分+再訳10分 | 20時間 |
透視図8テーマ+Challenge2題 | 1テーマ40分、Challenge1題60分 | 7時間20分 |
着眼点5題 | 答案20分+解説と比べる25分+再訳15分 | 5時間 |
約1,000語の長文5題 | 解答40分+論旨と根拠の復習40分+再答案20分 | 8時間20分 |
阪大の説明8問 | 根拠と答案15分+直し20分+再答案10分。初読は別 | 6時間 |
Plusの理由・対比・例示と短い13題 | 理由・対比・例示各30分+短い13題各35分 | 9時間5分 |
本文例を使う40〜50語6答案 | 根拠と構想10分+作文10分+直し15分+再作文10分。初読は別 | 4時間30分 |
阪大Ⅲ6題 | 構想5分+作文15分+添削反映20分+再作文15分 | 5時間30分 |
基本英訳20ポイント | 例題と復習20分+誤りを直す10分+再作文10分 | 13時間20分 |
組み替え5〜7講+Chapter2の6題 | 1講40分、1題60分 | 9時間20分〜10時間40分 |
阪大Ⅳ6答案 | 意味整理と英訳20分+直し25分+再作文15分 | 6時間 |
初見1セット | 本番90分+直し90分+失敗答案3つを各15分で再現 | 3時間45分。文学部は4時間 |
長文5題と40〜50語6答案に同じ本文を使えば、初読は共有できます。通しで解いたⅢ・Ⅳを個別練習にも含める場合は、初回答案を二重に足しません。返却後の再作文は残します。
2027年版赤本は5年分なので、2026年度を診断に使うと未見は最大4年度です。2025年度を図表の練習、2024年度を説明に使えば、初見通しは最大2年度になります。6〜8セットを予定する人は、古い未見年度や学校の模試を先に確保し、答えを覚えた年度は初見に数えません。
初回はⅡ35分、文学部は40分を一例にする
去年と同じ時間配分を固定するのは危険です。Ⅱの増量と40〜50語の作文を含め、まず次の配分で試します。左は講師の公開例、右の2列はKaupediaが今回の練習用に置く初回案です。
大問 | 合格者講師の旧年度向け公開例 | Kaupedia案・90分 | Kaupedia案・文学部105分 |
|---|---|---|---|
Ⅰ | 15分 | 15分 | 18分 |
Ⅱ | 30分 | 35分 | 40分 |
Ⅲ | 15分 | 18分 | 22分 |
Ⅳ | 15分 | 17分 | 20分 |
全体の見直し・調整 | 15分 | 5分 | 5分 |
合計 | 90分 | 90分 | 105分 |
公開例は阪大合格者の講師が2022年に示したもので、今年の増量に合わせた提案とは分けます。その講師は、狭い解答用紙で書き直しが増えて時間を失ったと振り返り、自分はⅢに20分を確保したと話しています。自分の答案欄でも、構想を決めてから書く練習をします。
90分の案では、Ⅱを初読と段落関係15分、選択と説明13分、短い作文7分に仮置きします。Ⅲ18分は構想4分、書く10分、語数・文法・設問への対応4分です。Ⅳ17分はA7分、B10分を入口にし、文学部は長いBへ追加時間を配ります。
ⅠBの訳語で上限を超えたら、意味を保った訳を残して次へ進みます。別の初見年度2セットでも空欄と時間超過を測り、Ⅱに40分必要なら他の大問の余裕から調整します。2026年度を覚えた後の速さだけで、配分が合ったとは判断しません。
秋の時間は、全冊の読了より阪大答案の直しに使う
次の本そのものが悪いのではありません。10月から試験日までに今年の失点を直すには、全冊を増やす順が遠回りになります。読む量を増やす前に、阪大の和訳・説明・作文へ戻る時間を残します。
今から増やさない本・計画 | 遠回りになる理由 | 必要なら使う所 |
|---|---|---|
英文解釈教室を新しく全編読む | 体系から読む間に、増量したⅡと意見文・Ⅳの直しが遅れる | 既に学んだ章で今年の誤訳を直す |
ポレポレ・技術100・透視図を順に全冊 | 精読が重なり、ⅠBの訳語や英語で意見を書く練習が残る | 手持ちで直せない構文を1冊だけで補う |
一文で止まる段階で長文1000を足す | 長さを増やす前に、主語・修飾・標準語彙の穴が残る | 一文は読めるが長いと見失うなら3〜5題 |
鉄壁・速単上級・英検用など難しい単語帳をまとめて足す | 基本語の多義や省略、作文の条件違反は難語暗記だけで直せない | 複数年度で未知語が主因だったときに必要語を補う |
文法問題集を阪大二次のために全周 | 独立した選択問題を解いても、訳と作文で使う練習が別に要る | 繰り返した文法・語法。併願私大の対策は別 |
東大の要約本を説明問題の必修にする | 全体を短くまとめるだけでは、比喩や省略の具体を書けない | 全体の主張をつかむ補助にし、答案は阪大で書く |
例文集を全部暗記してからⅣへ進む | 例文を知ることと、日本語をその表現へ組み替えることは別 | 手持ちの1冊で基本文を補い、すぐ実問へ戻る |
20カ年・赤本・青本を重複年まで全問 | 初見年度は冊数ほど増えず、直しと添削の時間が減る | 必要な1題の別解を比べる |
20カ年と2027年版赤本は2022〜2024年度が重なります。20+5−3で異なる年度は22年分です。25年分の初見が増えると数えず、古い年度は足りない形式の反復に使います。
外国語学部以外の2026年度英語に聴解はありません。二次のために聴解本を追加する必要はありませんが、共通テストのリスニング対策は別に続けます。
外国語学部は120分・5大問で、聴解音声もそろえる
外国語学部の英語Fは、120分・5大問で聴解を含みます。2025年度から他学部との共通問題がなく、2026年度も全問が別です。この記事のテーマ、4大問の配分、90分・105分の練習案を流用しません。
大学の公式公開でも、英語FのⅠAとⅡの本文は非公開です。文系赤本2027年版は、2023・2024・2026年度の聴解音声とスクリプト・全訳を省略しています。今年の筆記がそろっても、同じ本だけで2026年度の聴解を含む通し演習はできません。
音声付き演習を選ぶときは、国公立大のリスニング本と大学別赤本の違いへ進みます。利用できる音声とスクリプトをそろえた別年度や模試で、120分の練習を組みます。
迷ったら2026年度を本番の時間で解く
本を追加するのは、別の初見問題でも同じ失敗が続き、手持ちの解説では直す理由を説明できないときです。章の練習後は今年の答案を書き直し、さらに別年度で同じ処理を試します。学校の問題と先生の添削で直せるなら、本は買いません。
まず2026年度の英語Aを90分、文学部は105分で解き、空欄と時間超過を含めて失点原因を2つ選びます。
購入先
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- 向く人
- 2026年度を本番の時間で通して解き、解答例と解説を使って直したい文系受験生。
- 確認すること
- 2022〜2026年度の5年分。英語以外の受験科目に合わせて文系・理系の1冊を選びます。公式の無料問題と学校の解説で足りるなら購入は不要です。外国語学部の2023・2024・2026年度の聴解音声とスクリプト・全訳は省略されています。
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- 収録年度
- 2022〜2026年度・年度別
- 判型・ページ数
- A5判・1016ページ
- 向く人
- 2026年度を本番の時間で通して解き、解答例と解説を使って直したい理系受験生。
- 確認すること
- 2022〜2026年度の5年分。文系版も同時に買わず、英語以外の受験科目に合わせます。公式の無料問題と学校の解説で足りるなら購入は不要です。
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- 判型・ページ数
- A5判・904ページ(ページ数は紀伊國屋書店表示)
- 収録範囲
- 2022〜2026年度の前期日程、問題編別冊
- 向く人
- 基本文が書ける人で、Ⅱの本文例と自分の意見をつなげられず、手持ちでは直せない人。理由・対比・例示、短い13題を練習し、阪大実問へ戻る人。
- 確認すること
- Chapter2自体の語数条件を阪大と同じとは扱いません。40〜50語と本文例の条件は実問で練習します。ⅢにはChapter3の構成法を使います。基本文も崩れる人は手持ちの基本書が先です。
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