要点
- 和訳・英作文を形式別に反復するなら20カ年。2005〜2024年度を形式別に収録
- 直近2年の筆記を通しで解くなら2027年版。2025・2026年度を収録
- 迷ったら2027年版。2冊では2022〜2024年度の3年分が重なる
阪大の文系・外国語学部の英語を10月から解くなら、迷ったら2027年版の『大阪大学(文系)』を選びます。和訳・英作文を形式別に反復するなら20カ年、直近2年の筆記を通しで解くなら2027年版です。2冊では2022〜2024年度の3年分が重なるため、同じ年度に追加の2,640円(税込定価)を払って後悔したくないなら、まず1冊だけ買います。

和訳・英作文を形式別に反復するなら20カ年、直近2年の筆記を通しで解くなら2027年版
教学社の20カ年の目次は「英文和訳」「長文総合」「自由英作文」「和文英訳」の4章です。同じ形式を続けて解けるので、答案を書く途中で止まる形式が決まっている人に合います。2027年版の目次は2022〜2026年度の前期日程を年度別に並べます。大問を切り替えながら時間を測るなら、こちらを選びます。
違い | 阪大の英語20カ年[第10版] | 大阪大学(文系)2027年版 |
|---|---|---|
英語の並び | 4形式ごと | 5年度ごと |
外国語学部のリスニング | 問題を収録しない | 2023・2024・2026年度の音声を省略 |
教学社は20カ年を丁寧な解説の本として紹介します。一方、旧版の書店レビューには、形式別の演習を評価しながら、解説は青本の方を好む声もあります(2021年10月)。今の2冊を同じ問題の解説で比べられる見本は公開されていないため、私は形式別か年度別かで選びます。
迷ったら2027年版にします。直近2年の筆記を続けて解けば、各大問にかかった時間と、書けない形式を自分の答案から見つけられます。外国語学部も、Z会の2026年度分析によると2025年度から他学部との共通問題がなくなったため、直近の筆記から始めます。
直近2年の筆記を通しで解くなら、2025・2026年度を収録した『大阪大学(文系)』2027年版を選びます。教学社の税込定価は2,640円(2026年9月29日)。購入先では表紙の「2027」と販売価格を見ます。
和訳・英作文を形式別に反復するなら、『阪大の英語20カ年[第10版]』を選びます。教学社の税込定価は2,640円(2026年9月29日)。購入先では表紙の「第10版」と販売価格を見ます。
2冊で重なるのは2022〜2024年度の3年分
20カ年だけにあるのは2005〜2021年度の17年分、2027年版だけにあるのは2025・2026年度の2年分です。
2冊で異なる年度は22年度分(20+5−3)、外国語学部の筆記は2008〜2026年度の19年度分(17+5−3)で、学部別の設問数は含めていません。
2冊の税込定価は計5,280円(各2,640円、2026年9月29日の教学社表示)。
収録年度 | 20カ年 | 2027年版 | 最初の1冊で増えるもの |
|---|---|---|---|
2005〜2021 | あり | なし | 古い年度の形式別演習 |
2022〜2024 | あり | あり | 年度は3年分重なる |
2025・2026 | なし | あり | 直近2年の筆記 |
2024年に阪大を受けた人は、直近5年分は年度別赤本で解けると考え、古い年度の演習用に2018年版の20カ年を買ったと自身の教材記録に書いています。重複する年度を解き直す目的がなければ、2冊を同時に買わないという考え方は今の収録範囲にも当てはまります。
外国語学部はリスニングの音声が省略された3年度を見る
20カ年に外国語学部の英語が載るのは、同学部の入試が始まった2008年度からです。同学部の問題は2008〜2024年度の17年分です。教学社の注記どおり、リスニング問題は20カ年に収録されません。
2027年版には外国語学部のリスニング問題の案内がありますが、教学社の商品ページは2023・2024・2026年度の音声とスクリプト・全訳を省略すると明記しています。2022・2025年度は省略対象として挙げられていません。音声配信の期限は2027年3月末です。2026年度の筆記を時間を測って解くときも、リスニングまで含む完全な模擬試験にはできません。
外国語学部の120分にはリスニングの実施時間が含まれます(Z会の2026年度分析)。2025・2026年度の筆記は続けて解き、各大問の所要時間を記録します。
音声を含む本番形式の演習は、配信音声を実際に再生できる年度に回します。2023・2024・2026年度は音声が省略されているため、この本だけでリスニングを含む通し演習はできません。
高校で添削を受けながら赤本を解き、大問ごとに時間を測った外国語学部合格者の体験記もあります。筆記の所要時間と、音声を含む全体の時間配分は分けて測ります。
10月は直近2年の筆記を通しで解き、足りない形式だけ増やす
迷ったら2027年版から始め、2025・2026年度の筆記の大問を各1回、続けて解きます。各大問にかかった時間と、和訳・自由英作文で手が止まった箇所を記録します。外国語学部の120分にはリスニングを含むため、音声が省略された2026年度の筆記だけを120分の本番演習として扱いません。2年度だけで合格可能性は測れませんが、時間がかかる大問と反復したい形式を見つけられます。
和訳・英作文を形式別に反復するなら、そのとき20カ年を足します。2022〜2024年度は2027年版と重なるので、最初は2005〜2021年度の未演習の問題から進めます。大阪大学生協の学生も、5カ年の答えを覚えてしまい、苦手な部分を掘り下げる問題が足りなくなったときに20カ年を買い足す考え方を受験生向けQ&Aで示しています。この回答は科目共通の考え方で、同じ年度を買い直す前に演習の目的を決める助けになります。
まず2027年版の2025年度の筆記を1回続けて解き、各大問に使った時間を記録します。外国語学部はリスニングを除いた筆記の所要時間として記録し、本番の120分との比較には使いません。
購入先
価格・在庫は購入先でご確認ください。広告リンクを含みます。
- 向く人
- 2025・2026年度の筆記の大問を続けて解き、各大問の所要時間を記録する人。迷ったら2027年版から始める人。
- 確認すること
- 外国語学部の120分にはリスニングを含みます。2023・2024・2026年度の音声は省略、配信は2027年3月末までです。
書籍の仕様を見る
- 収録年度
- 2022〜2026年度・年度別
- 判型・ページ数
- A5判・1016ページ
- 向く人
- 英文和訳か自由英作文で繰り返し止まり、同じ形式の古い年度を増やして練習したい人。
- 確認すること
- 2025・2026年度の演習は2027年版で。外国語学部のリスニングは別の教材で補います。
書籍の仕様を見る
- 収録年度
- 2005〜2024年度・形式別
- 判型・ページ数
- A5判・776ページ
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