要点
- 本文のある過去問を70分で解き、失点の大きい2つを直す。2026年度前期は4大問・35解答で、長文2題が配点の65%。手持ちの本で直せるなら買い足しは0冊、長文の本文と解説がないなら龍谷大学の赤本2027年版
- Ⅰで一文の構造を説明できないならThe Rules 2のLesson1〜6、後半の論旨を忘れるなら長文700を6題。Ⅱの内容一致で迷うなら長文500を10題解き、指示語・比較・理由の根拠に印を付ける
- Ⅲで決まり文句が出てこないなら手持ちの文法書から20問、前後の発言がつながらないなら会話ストラテジーの見本2ページと大学の無料PDFの6日分のⅢB。Ⅳで文法の型が出てこないなら2〜3章から40問、型は説明できても整序が5題中2題以下なら整序850の前に無料の整序25題
龍谷大学の英語(一般選抜前期)は、本文のある過去問1回を70分で解き、失点の大きい2つだけを本の該当する章で直します。2026年度前期は長文2題が配点の65%を占め、8つの選択肢を並べる整序の1問は平均で会話の1問の1.5倍の重みでした。難しい解釈書や上級の単語帳も必要かと焦っていても、手持ちの本で直せるなら買い足しは0冊です。

2026年度前期は70分・4大問・35解答。長文2題で配点の65%
この記事は、一般選抜入試・前期日程のスタンダード方式で受ける英語を扱います。2026年度は1月29・30・31日の3日とも、70分・全問マーク式・4大問・35解答でした。大学は、同じ試験日には文系型と理系型で同じ英語の問題を使ったと公表しています。
大問 | 配点比率 | 解答数と形式 | 2026年度前期の題材 |
|---|---|---|---|
Ⅰ | 45% | 800語程度の長文に15問。空所、語句の言い換え、指す内容、段落と全体の内容 | 10代とAI(29日)、訛り(30日)、親切が体にもたらす効果(31日) |
Ⅱ | 20% | 500語程度の長文に5問。指定された段落の内容と、文章全体 | 「〜にくい」などの言い方の違い(29日)、ひらめきと脳の働き(30日)、作家がつくる言語(31日) |
Ⅲ | 20% | Aは短い会話5題に各4択。Bは長めの会話の5空所を共通の8択から埋め、同じ選択肢は1度だけ | 進路の相談、飲食店での注文、週末の外出の計画など |
Ⅳ | 15% | 日本文に合うよう8つの選択肢を並べる整序5題。○の位置に来る1つを答える | 文法と熟語で英文を組み立てる |
題材と比率は、大学の出題傾向と対策の24〜25ページにあります。800語と500語は大学が示す例年の目安です。2026年度の本文は公開されていないので、語数はこの目安で考えます。
Ⅱは5問で20%、Ⅲは10問で20%、Ⅳは5問で15%です。1問あたりの重みを平均すると、Ⅱの1問はⅢの1問の2倍、Ⅳの1問はⅢの1問の1.5倍です。Ⅱの内容一致やⅣの整序とⅢの会話で同じ数を落としているなら、ⅡとⅣから直します。
大学の資料で分かるのは、大問ごとの比率までです。小問の配点が分からないので、正答数を35で割った数は本番の得点率と別に扱い、大問ごとの正答数で記録します。2025年度も、大学の資料では同じ4大問・35解答・同じ配点比率でした。
高得点科目重視方式(高得点の1科目を2倍)と英語重視方式(英語を4倍)も、解く問題は同じで、判定での重みが変わります。中期・後期と公募推薦〔総合評価型〕も2026年度は同じ4大問と比率でしたが、日程と選抜の仕組みが違います。共通テスト利用や資格を使う方式は、募集要項にある英語の扱いに従って別に考えます。
大学のPDFで読めるのはⅠ・Ⅱの設問とⅢ・Ⅳの全文。70分の診断には赤本を使う
大学の過去問題ページでは、2026年度前期3日分の英語と解答を無料で読めます。ただ、ⅠとⅡは英文の部分が省かれ、設問と選択肢だけが載っています。解答は正解の番号だけで、解説はありません。
ⅢとⅣは会話と整序の全文が読めるので、1日分につき15解答は無料で練習できます。同じページの公募推薦〔総合評価型〕の3日分・中期の2日分・後期の1日分も、ⅠとⅡは英文が省かれ、ⅢとⅣは全文が読めます。6日分で、会話はAが30題とBが6題、整序は30題あります。
70分の通しで診断するには、ⅠとⅡの本文がそろった過去問が要ります。学校の赤本や先生の手元の問題で本文と解説がそろうなら、それを使って買い足しません。
長文の本文と解説がないなら、『龍谷大学(一般選抜入試)2027年版』を選びます。 2026年度1月29日、2025年度1月30日、2024年度1月29日の前期を1日ずつ収録した赤本です。税込定価は2,695円です(教学社、2026年10月3日)。
この赤本で70分の通しに使えるのは3回です。次のように分けると、初見で力を測る回を2回残せます。
使うもの | いつ、どう使うか |
|---|---|
赤本の2026年度(1月29日) | 10月に70分で診断する。本で直した後、同じ本文で根拠の一文を説明し直す |
赤本の2024年度(1月29日) | 11〜12月に初見の70分で解き、直した失点が減ったかを見る |
赤本の2025年度(1月30日) | 1月まで開かずに残し、仕上げの初見に使う |
大学のPDF(2026年度1月30・31日のⅢ・Ⅳ) | 会話と整序を直した後に解く。計30解答で、通しの回数には入れない |
大学のPDF(公募推薦・中期・後期の6日分のⅢ・Ⅳ) | 型は説明できても整序が5題中2題以下なら公募推薦と中期の整序25題、前後の発言がつながらないなら6日分のⅢBを解く。後期(3月10日)のⅣ5題は、整序の追加をやめるかを決める回に残す |
教学社のページには紙面の見本がありません。2026年度の長文が省かれていたら、2024年度で診断し、2026年度は大問別の練習に回します。旧年版の赤本や学校の問題集で本文のある回があれば、日付が重ならない回だけ通しに足せます。
失点の大きい2つに、この章とこの量を当てる
診断の70分では、大問ごとの正答数と、各大問を終えた時刻を書きます。答え合わせの後で時間を延ばして解き直し、時間が足りずに落とした問題と、時間をかけても解けない問題を分けます。下の7行から、失点の大きい2つだけを選びます。
6題・10題・40問は、龍谷の失点を直すためにKaupediaが決めた最初の量です。章とページは、出版社の目次と公式見本で場所が分かるものだけを書いています。
大問・止まった所 | この本のこの章を、この量だけ | 終わったら今年のどこへ戻るか | やめること |
|---|---|---|---|
Ⅰ:一文の構造を説明できないなら | The Rules 2のLesson1〜6の6題。本冊の文構造の分析で、読み違えた文を直す | 1月29日のⅠの空所5問と言い換え3問。根拠の一文を主語・動詞・修飾先で説明する | 知らない単語で止まって辞書を引く。解釈の本を段階順に何冊も進める |
Ⅰ:後半の論旨を忘れるなら | 長文700改訂版から6題。段落ごとの役割を1行で書く | 1月29日のⅠの内容の問い6問。根拠のある段落の番号を答えの横に書く | 長文1000や難関大向けの長文を足す |
Ⅱ:内容一致で迷うなら | 長文500改訂版から10題。指示語・比較・理由の根拠に印を付ける | 1月29日のⅡの5問。問いが指定する段落を先に囲み、最後の問いの種類を見てから選ぶ | 1段落だけ読んで答える。最後の問いを表題と決めて読む |
Ⅲ:決まり文句が出てこないなら | 手持ちの文法書の会話表現から20問。Next Stageなら第25章 | 1月30・31日のⅢAの10題。空所の直後の発言から、質問・助言・聞き返しのどれが入るかを決める | 会話の表現集を1冊丸ごと覚える |
Ⅲ:前後の発言がつながらないなら | 会話ストラテジーの公式見本85・150ページ。手持ちの短い会話5題で試す | 1月30・31日のⅢB。使った選択肢を消し、同じ選択肢を使わずに5つの空所を埋める | 6日分のⅢBを解く前に会話の本を買う |
Ⅳ:文法の型が出てこないなら | 手持ちの文法書で、誤答に合う2〜3章から40問 | 前期3日分の整序15題。完成文を書いてから○の位置を数える | 正解の番号だけを覚える |
Ⅳ:型は説明できても整序が5題中2題以下なら | 大学のPDFにある公募推薦と中期の整序25題。無料の整序25題で直しても後期の5題で2題以下なら、整序850から苦手な項目の50問 | 後期(3月10日)のⅣ5題を10分で解き、3題以上取れたら整序の追加をやめる | 850問すべてを予定に入れる |
ⅢとⅣで決まり文句や型が出てこないなら、手持ちの文法書で計60問です。内訳は会話表現の20問と、整序のための文法40問です。ⅢだけかⅣだけなら、表の行のとおり20問か40問にします。
Ⅰは、止まる所でThe Rules 2か長文700を選ぶ
Ⅰの15問は、29日なら空所5問・語句の言い換え3問・指す内容の組み合わせ1問・内容の問い6問でした。空所には接続詞や前置詞の働きで決まるものもあり、単語の意味だけでは選べません。内容の問いには、本文と一致しないものを選ぶ問いも入っています。
一文の構造を説明できないなら、The Rules 2の6題
一文の構造を説明できないなら、The Rules 2のLesson1〜6を解きます。旺文社の説明では、全英文に構文の解析が付いています。解いた後は、答えの根拠になった文と読み違えた文だけを本冊の「文構造の分析」で直し、翌日にその段落を読み直します。
Rules 2を選ぶ理由は解説の範囲です。長文500の公式見本で分かる解説は、設問の説明と、設問で触れなかった所の構文・語句の説明です。Rules 2は全英文に解析が付くので、どの文を読み違えても構造から直せます。手持ちの長文問題集や解釈の本で、読み違えた文の構造を説明できる人は買い足しません。
6題で同じ読み違いが残るなら、Lesson7〜12も使います。2つのシリーズの違いは、やっておきたいとThe Rulesの比較にまとめています。
Lesson1の英文が解説を読んでも分からないなら、The Rules 1(入試基礎)の最初の6題から始めます。時間をかけても主語と動詞が取れないなら、長文の前に入門英文解釈の技術70から苦手な20題です。解釈の1冊目の選び方は、英文解釈の1冊目の比較にあります。
一文の構造を説明できないなら、The Rules 2のLesson1〜6を選びます。 表紙に「2 入試標準」とある本で、税込定価は1,320円です(旺文社、2026年10月3日)。
後半の論旨を忘れるなら、長文700を6題
一文は読めるのに、読み終えると後半の主張や対比を忘れるなら、長文700改訂版から6題を使います。600〜900語の15題で、Ⅰの800語程度を含む長さです。解いたら各段落の役割を1行で書き、本の要約と比べます。
700の公式見本の問題5の解説(44〜45ページ)では、相反する2つの見方を複数の文から集めて答えを作ります。下線部の意味を問う問3も、段落の流れをたどって選びます。Ⅰの「段落や全体の内容理解」の問いも、同じように複数の文から根拠を集めて解きます。
700は、500を終えた人が進む本として河合出版が案内しています。Ⅱで根拠を取れる人が、Ⅰの長さで後半を忘れるときに足します。税込定価は1,210円です(河合出版、2026年10月3日)。
Ⅱは長文500を10題、指示語・比較・理由に印を付けて直す
Ⅱの5問は、指定された段落の内容と文章全体を問います。29日は4問が段落の内容で、最後が表題でした。30日は段落とその次の段落をまとめて読む問いが3問あり、31日は最後の問いが表題ではなく、全体から言えることでした。
本文と一致しないものを選ぶ問いも、30日に1問、31日に2問ありました。1段落だけを読んで答えたり、最後の問いを表題と決めて読んだりすると、ここで落とします。
内容一致で迷うなら、長文500改訂版から10題を解きます。400〜600語の20題で、Ⅱの500語程度と同じくらいの長さです。各問題に語数と標準解答時間が示されているので、まずその時間で解きます。
500の公式見本の問題7の解説(50〜51ページ)を、根拠の取り方の手本にします。理由を問う問1では、第2段落の2つの文から理由を集めます。問2では、下線部の2つの方法が第2段落第3文のどの内容を指すかを見つけます。空所の問4では、前の文とのつながりを原因と結果で読んで選びます。
10題では、答えを選んだら本文の根拠に印を付け、選択肢の横に短く書きます。指示語なら何を指すか、比較なら何と何か、理由なら何の理由かです。迷った2つの選択肢は、どの語が本文とずれているかを1つ書きます。
見本の問題7には日本語で説明する問題や整序も入っていて、龍谷と同じ形式の本ではありません。形式は龍谷の過去問で合わせ、500では根拠を取る手順を練習します。直した後は赤本の1月29日のⅡへ戻り、問いが指定する段落を先に囲んでから5問を解き直します。
根拠を直してから音読する順は、英語長文の復習の手順に書いています。手持ちの標準的な長文問題集で同じ練習ができる人は、買い足しません。
内容一致で迷うなら、やっておきたい英語長文500改訂版を10題解きます。 表紙に「改訂版」とある本で、税込定価は1,210円です(河合出版、2026年10月3日)。
Ⅲは、決まり文句か前後のつながりかで使う本を分ける
ⅢのAは4行ほどの短い会話5題、Bは長めの会話1題です。Bは8つの選択肢から5つの空所を埋め、同じ選択肢は1度しか使えません。別の空所の答えを先に使ってしまうと、その空所も落とします。
2026年度の場面は、就職先の相談・飲食店での注文・週末の外出の計画などでした。大学は、会話の流れをつかむ力と口語表現の知識を求めています。表現の知識が足りないのか、前後の発言を結べないのかで、使う本が変わります。
決まり文句が出てこないなら、手持ちの文法書から20問
決まり文句が出てこないなら、手持ちの文法書の会話表現から20問を選びます。Next Stageなら第25章、VintageならField4です。意味と使う場面を言えるようにしてから、大学のPDFで1月30・31日のⅢAの計10題を解きます。
龍谷のⅢは、会話を読んで答える問題です。表現集の丸暗記やリスニングの教材より、20問と今年の10題を先にします。
前後の発言がつながらないなら、会話ストラテジーの見本2ページ
前後の発言がつながらないなら、会話ストラテジーの公式見本の85ページと150ページを読みます。85ページは、疑問詞で始まる疑問文にYesやNoで始まる答えを選ばないという解き方です。150ページの演習【2】では、空所の後ろの発言を手がかりに、空所に入る質問を決めます。
大学が掲載した対策講座の資料も、会話問題の注意点に指示語と疑問文の対応、省略を補うことを挙げています。読み方を試したら手持ちの短い会話5題で使い、1月30・31日のⅢBへ進みます。
ⅢBでは、使った選択肢に印を付けて消し、残りから次の空所を選びます。5つ埋めたら会話を通して読み、話の流れがつながるかを見ます。
1月30・31日の後は、大学のPDFにある公募推薦・中期・後期の6日分のⅢBも同じ手順で解きます。後期のPDFはⅢBと同じページにⅣがあるので、Ⅳの5題を判定に使う人は判定の後でⅢBを解きます。
見本の2ページと6日分のⅢBを使っても前後の発言がつながらなければ、会話の本を1冊だけ買い足します。河合出版の『会話問題のストラテジー』改訂版か、Z会の英会話問題のトレーニングのどちらかです。税込定価は1,320円と1,175円で、どちらも2026年10月3日の出版社の表示です。
Ⅳの15題は、動詞の語法・熟語・関係詞・不定詞・分詞の章へ戻る
Ⅳは、日本文に合うように8つの選択肢を並べ、○の位置に来る1つをマークします。選択肢には2語以上の句も入ります。○の周りだけを推測すると、残った語の置き場が決まらずに時間がかかります。
2026年度前期の15題で使われた文法と熟語を、Kaupediaが項目に分けました。1題に1〜3項目が入るので、合計は15題を超えます。章は、Next Stage 4th Edition新装版の目次の番号です。
項目 | 15題のうち | Next Stageの章 |
|---|---|---|
熟語・慣用表現 | 5題 | Part3(第20〜24章) |
動詞の語法(後ろに置く目的語・節・原形) | 4題 | 第17章 |
関係詞(所有格、節の中の語順) | 3題 | 第10章 |
不定詞(目的、完了形、目的語の後) | 3題 | 第5章 |
分詞(名詞を後ろから説明、知覚の対象) | 3題 | 第7章 |
仮定法 | 2題 | 第4章 |
受け身 | 2題 | 第2章 |
前置詞 | 2題 | 第12章 |
助動詞+完了形、動名詞、接続詞、感嘆文、否定と倒置 | 各1題 | 第3・6・11・14・15章 |
熟語・動詞の語法・関係詞・不定詞・分詞のどれかは、15題のうち12題に入っていました。文法の型が出てこないなら、自分が間違えた題の項目から2〜3章を選び、合わせて40問を解きます。どの項目で間違えたか分からないときは、4〜5題に入っていた第17章とPart3から始めます。
40問は答えを選んで終えず、完成した英文の主語・動詞と、句や節の切れ目を説明します。翌日は日本語だけを見て英文を書き直し、それから前期3日分の15題へ戻ります。大学も、文法事項の文例を音読や書き写しで身につけるよう勧めています。
15題では、8つすべてを並べた完成文を書いてから、○の位置を数えます。○の前後だけで選ぶと、前置詞や動詞の原形の置き場が余ります。
塾が公開した文学部合格者の体験記には、単語帳と文法書を自分で進めても英語が伸びなかった受験生の記録があります。講師は、その受験生が整序に最後まで苦しんだと書いています。単語と文法を覚えた後に、完成文を組む練習の時間を別に取ります。
手持ちのNext Stageが旧4th(CD版)でも、新装版と内容は同じなので買い直しません。新装版との違いは別の記事にまとめています。
手持ちがVintageなら、Field1〜3の文法・語法・イディオムから、間違えた項目の40問を選びます。どの項目で間違えたか分からないときは、Field2の動詞の語法とField3から始めます。
四択の答えを覚えてしまった人は、Vintageの答えを覚えたときの復習の順で、完成文の構造を説明する練習に切り替えます。
40問と15題の後も、2024年度のⅣで5題中2題以下なら、大学のPDFにある公募推薦と中期の整序25題を解きます。終えたら後期(3月10日)のⅣ5題を10分で解き、3題以上取れたら整序の追加をやめます。無料の整序25題で直しても、後期の5題で2題以下なら、整序850から苦手な項目の50問を足します。
50問は手元の目次で項目を選びます。赤本の2025年度は、1月に初見の通しで解くまで開きません。
文法書と整序の専用本の役割は、整序850とVintageの比較で分けています。
70分は、まずⅠ30・Ⅱ20・Ⅲ10・Ⅳ10分で測る
大学が掲載した対策講座の資料は、70分をⅠ30分・Ⅱ20分・Ⅲ10分・Ⅳ10分に分けています。2025年11月2日の講座で使われた資料です。ⅠとⅡは時間をかけて考える問題、ⅢとⅣは素早く解いて分からない問題を飛ばす問題と分けています。
受験情報サイトや塾の公開例には、Ⅱを15分前後にして見直しの5分を残す配分もあります。
初回はこの資料の配分で解きます。慣れたら、見直しの5分を作るKaupediaの次の枠を試します。
大問 | 初回の枠 | 慣れた後の枠 |
|---|---|---|
Ⅰ | 30分 | 30分 |
Ⅱ | 20分 | 17分 |
Ⅲ | 10分 | 9分 |
Ⅳ | 10分 | 9分 |
マークと空欄の見直し | ― | 5分 |
枠を超えた大問では、単語・一文の構造・段落の整理・選択肢と本文の比べ方のどこで止まったかを書きます。Ⅰの30分は、800語程度を読む時間と15問を解く時間を合わせた枠です。
ⅣやⅢから解く順も試せますが、整序で時間を使いすぎると、配点の65%を占めるⅠ・Ⅱに残る時間が減ります。解く順は2024年度と2025年度で1通りずつ試し、最後の大問まで答えられた順を本番で使います。
2027年度の問題がどうなるかは、本番の問題用紙を開くまで分かりません。指示や問題数が今年と違ったら、その場で配分を組み直します。
1月28日までの道筋は、一文の読みと正答数で3つから選ぶ
前期の試験は2027年1月29・30・31日で、英語は10時10分からの70分です。10月3日から1月28日までは118日あります。
道筋は、時間を延ばして一文を読めるかと、診断の正答数で選びます。35問中の正答数は道筋を選ぶための目安で、合格点とは別の数字です。
A:時間をかけても主語と動詞が取れないなら、技術70の20題から
診断の正答が35問中17問以下で、時間を延ばしても一文の主語と動詞を言えない人はここから始めます。10月は、手持ちの単語帳の最初の800語と文法書の基本、技術70の20題です。長文はThe Rules 1など基礎の長文を先に解きます。
11〜12月にRules 2の6題と長文500の10題へ進み、会話と整序も週2回入れます。11月の終わりに2024年度を70分で解き、1月に2025年度で仕上げます。
技術70・Rules 2・500・文法40問・整序15題と赤本3回で、合わせて39時間5分〜40時間35分です。The Rules 1、教科書、会話の練習の時間は別に取ります。毎日20分の単語を足すと78時間25分〜79時間55分で、118日で割ると1日40分ほどです。
B:一文は読めるのに根拠や整序で落とすなら、失点2つの本だけ
時間を延ばせば一文は読めるのに、Ⅰ・Ⅱで根拠を間違える人や、Ⅳが5題中2題以下の人はここです。10月に2026年度の誤答を分け、表から2行だけ選びます。
例えば、Rules 2の6題に文法40問と整序15題を組むと12時間35分です。11〜12月に2024年度を70分で解き、Ⅳがまだ2題以下なら大学のPDFの整序25題を足します。無料の整序25題で直しても後期の5題で2題以下なら、整序850の50問を足します。Ⅰで後半の論旨を忘れるなら、700の6題を足します。
赤本3回と毎日15分の単語を足すと、計48時間35分〜50時間5分です。118日で割ると1日25分ほどで、残りの時間は学校の授業やほかの科目に使えます。
C:70分で最後まで解けて正答25問以上なら、手持ちと過去問で仕上げる
70分で全問に答え、正答が35問中25問以上の人は、網羅型の本を足さずに誤答の根拠と時間を直します。後半の論旨を忘れるなら700の6題、前後の発言がつながらないなら見本の2ページと6日分のⅢBを使います。
700の6題と赤本3回で、計13時間30分〜15時間です。1月は2025年度を初見で解き、一度読んだ本文で取れた点と、初見で取れた点を分けて見ます。
時間はKaupediaが置いた仮の分数で計算した
道筋の時間は、練習ごとにKaupediaが仮の分数を置いて計算しました。出版社の標準時間や合格に要る時間とは別の、予定を立てるための数字です。最初の1題で自分の時間を測り、置き換えます。
練習 | 1回の内訳 | 合計 |
|---|---|---|
技術70の20題 | 解釈15分+解説と比べる10分+翌日の再現5分 | 10時間 |
The Rules 2の6題 | 解答25分+読み違いの直し35分+翌日の再読10分 | 7時間 |
長文500の10題 | 解答25分+根拠の直し25分+翌日の再読10分 | 10時間 |
長文700の6題 | 解答30分+直し30分+翌日の再読10分 | 7時間 |
文法書の40問 | 解答1分+構造の説明3分+翌日の再現1分 | 3時間20分 |
今年の整序15題 | 解答2分+構造の直し5分+翌日の再現2分 | 2時間15分 |
公募推薦と中期の整序25題 | 解答2分+構造の直し5分+翌日の再現2分 | 3時間45分 |
会話表現の20問 | 意味と場面3分+翌日にもう一度1分 | 1時間20分 |
会話の見本2ページと今年のⅢ3日分 | 見本を読む30〜60分、1日分は解答10分+根拠20分+再現10分 | 2時間30分〜3時間 |
6日分のⅢB | 解答5分+根拠10分+翌日の再現5分 | 2時間 |
整序850の50問 | 解答2分+直し4分+翌日の再現2分 | 6時間40分 |
赤本の通し3回 | 70分+直し60〜90分 | 6時間30分〜8時間 |
単語の復習 | 毎日15〜20分を118日 | 29時間30分〜39時間20分 |
単語の29時間30分〜39時間20分は、手持ちの単語帳の穴を埋める復習の枠です。1500語を一から覚える人は、この枠とは別に時間が要ります。1日の語数は、ターゲット1900の1日の語数を参考に決めます。
同じ40問を整序と長文の両方の直しに使ったら、時間は1回だけ数えます。前期の後に中期も受けるなら、1月29日から2月13日までは前期で書いた失点を直し続けます。
龍谷の前期だけなら後回しにする本と、その理由
10月から1月28日までの118日で、今年の失点を直す練習を先に終えるために、次の本は後回しにします。外す理由は本の質ではなく、残りの日数です。
後回しにする本・進め方 | 理由 | 代わりにすること |
|---|---|---|
英文解釈教室や透視図を新しく始める | 龍谷の英語は全問マーク式で、和訳の答案を書く問題がない | Rules 2の6題で、根拠の一文を説明する |
解釈の本を段階順に全部 | 技術70で構造を説明できたら、次に要るのは段落・設問・時間の練習 | 読み違えた文だけ、手持ちの解釈本へ戻る |
英検準1級の単語帳などを2冊目に足す | 大学は高校の範囲の語彙と、知らない語を前後から推測する力を求めている | 手持ちの単語帳の1〜1500語の穴と、今年の誤読語 |
自由英作文や長い和文英訳の本 | Ⅳは8つの選択肢を並べる5題で、文を書く問題はない | 文法書の例文を書き直し、整序15題へ戻る |
長文1000や難関大向けの長文を全員に | Ⅰの800語程度とⅡで根拠を取る練習が先 | 後半の論旨を忘れる人だけ700の6題 |
文法書2冊や会話の本2冊を並行する | 同じ知識を2回学ぶ間に、配点65%の読解の練習が減る | 手持ちの1冊の必要な章 |
整序850を全問 | 1問8分なら850問で113時間20分 | 大学のPDFの整序25題。無料の整序25題で直しても後期の5題で2題以下なら50問 |
英文解釈教室と透視図の比較でも、MARCH・関関同立が中心ならどちらも買わない判断をしています。龍谷の前期も和訳の答案を書かないので、同じ理由で後回しにします。記述の和訳がある大学と併願する人は、その大学の問題を見て決めます。
迷った今日は、2026年度の1月29日を70分で解く
私なら今日、手元か学校の赤本で2026年度(1月29日)の英語を70分で解きます。終わったら大問ごとの正答数と終わった時刻を書き、表の7行から失点の大きい2つを選びます。学校の先生に聞いて直せる所は、本を買わずに直します。
購入先
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- 向く人
- 大学の無料PDFではⅠ・Ⅱの本文が読めず、学校でも本文と解説をそろえられない人。2026年度1月29日で70分の診断をし、2024・2025年度を初見の通しに残す人。
- 確認すること
- 前期の1日を3年度分収録し、中期・後期は入っていません。教学社のページに紙面の見本はないので、2026年度の長文が省かれていたら2024年度で診断します。学校の赤本で本文と解説がそろう人は買い足しません。
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- 税込定価
- 2,695円(2026年10月3日・教学社)
- 収録年度・日程
- 2024〜2026年度・前期の各1日
- 判型
- A5判
- 向く人
- 単語は分かるのに、Ⅰの空所や言い換えの根拠になる一文を、主語・動詞・修飾先で説明できない人。
- 確認すること
- 最初は12題のうち6題です。時間をかけても主語と動詞が取れない人は、入門英文解釈の技術70など基礎の解釈から始めます。一文は読めても後半の論旨を忘れる人には、長文700の6題を選びます。手持ちの長文問題集や解釈の本で読み違えた文の構造を説明できる人は、買い足しません。
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- 向く人
- 段落の意味は分かるのに、Ⅱの内容一致で最後の2つの選択肢から選べない人。指示語・比較・理由の根拠に印を付けて直す人。
- 確認すること
- 最初は20題のうち10題です。公式見本の問題7は日本語で説明する問題や整序も含み、龍谷と同じ形式の本ではありません。手持ちの標準的な長文問題集で同じ練習ができる人は買い足しません。
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