要点
- 迷ったら手元のVintageを復習する。整序の失点が文法・語法の知識不足なら、先にその単元へ戻る
- 同じ学部・方式の過去問2年とも整序5問以上で、復習後も語順で失点するなら整序850を足す
- 整序850は1問3分なら計42時間30分。10月1日から1日10問・30分で進めると12月24日までに85日で一度解ける(試算)
私なら、迷ったら手元のVintageを復習します。同じ学部・方式の過去問2年とも整序5問以上で、復習後も語順で失点するなら桐原の『全解説 頻出英語整序問題850』を足します。他科目の時間を奪われるのが心配なら、850問は1問3分でも計42時間30分です(試算)。

過去問2年とも整序5問以上で、復習後も語順で失点するなら850を足す
最初に、志望する同じ学部・入試方式の過去問を2年分見ます。1文の語句を並べる問題だけ数え、長文の段落や文の順番を入れ替える問題は分けてください。5問という線は、1年にまとまった整序の問題群があり、2年で計10問以上あるときに、整序だけへ学習時間を割く目安です。来年の出題数や得点の伸びを予測する数字ではありません。
古い年度を解き、間違えた文法・語法をVintageで復習します。それから未解答の新しい年度を解きます。同じ学部・方式の過去問2年とも整序5問以上で、復習後も語順で失点するなら、整序形式に絞った別問を足す理由があります。1問の配点が高い方式なら、問題数とともに配点も見ます。
究進塾の細田講師は、帝京大学医学部の基本的な語句整序にはVintageなどを仕上げれば専用書はまず要らないと述べます。マナビズムの東洋大対策も、整序5問の大問を紹介しつつ、文法の理解で解けるなら特化本は不要とします。私も、過去問で復習後に解けるなら買い足しません。
この条件に当てはまるなら、整序だけを集中的に解ける桐原の『全解説 頻出英語整序問題850』を選びます。桐原の税込定価は1,408円(2026年9月28日確認)。購入先では表紙の「全解説」と「850」、問題編と解説編の2冊がそろう紙版を見ます。
850とVintageで増える練習は、整序の問題形式と分量
桐原の案内では、整序850を文法項目別・問題形式別に配列しています。問題編112ページと解説編224ページが分かれています。一方、Vintage 4th Editionは文法・語法・イディオム・会話表現などを扱う608ページの総合本です。公開紙面の38~39ページには、左ページに助動詞の4択問題(番号40~43)と説明、右ページに各問の着眼点と解説があります。
違い | 整序850 | Vintage 4th Edition |
|---|---|---|
中心になる練習 | 語句整序850問 | 文法・語法など複数分野 |
本の作り | 問題編112ページ+解説編224ページ | 608ページの本冊。公開38~39ページは左に問題と説明、右に解説 |
税込定価(2026年9月28日) | 1,408円を追加で払う | 手元にあれば追加0円 |
Vintage 4thの整序問数と2冊の問題の重なりは出版社の公開資料から分からないため、850問をそのまま追加の問題数とは数えられません。別冊で確実に変わるのは、練習を語句整序へ絞れることと、問題編を解説編から分けて解けることです。
整序850の刊行日は1998年7月1日です(桐原書店)。商品説明の出題傾向を今の入試にそのまま当てはめず、志望学部・方式の最近の過去問を先に数えます。
解説の評価も分かれます。桐原は文法・語法・語彙の誤りやすい点を丁寧に説明すると案内し、受験の相談所は紙面を見て説明が薄いと評価しています。一方、2023年1月の購入者は別冊解説の分量に満足しています。文法用語や文型の説明で止まるなら、整序の問題数を増やす前にVintageの該当単元に戻ります。
過去問2年分で整序の問題数と失点の原因を見る
解いた2年分は、次の4行だけ記録します。年度ごとに方式が違うと、5問という比較も意味が変わるので、学部と方式を先にそろえます。
数えること | 古い年度 | Vintage復習後の新しい年度 |
|---|---|---|
語句整序の問題数 | ___問 | ___問 |
語句整序の失点数 | ___問 | ___問 |
失点の主因 | 文法・語法/語順/時間 | 文法・語法/語順/時間 |
配点(公表されている場合) | ___点 | ___点 |
失点の主因が文法・語法を知らなかったなら、Vintageの関連する見開きと例文に戻ります。知っている語句を正しい順に組めなかったなら、間違えた過去問をもう一度、語句を紙に書き出して解きます。時間切れが主因なら、別冊の前に過去問を時間を測って解き直します。
2019年11月の同志社志望者は、整序を5問中1問ほどしか正答できず、質問では誤答の半分を文法・構文の理解不足と説明しました。一方、返信では文法と英文解釈は得意とも述べています。この声だけで失点原因を決めず、表には自分の誤答理由を書きます。
2年の間に試験方式が変わったら、新方式の問題数を優先します。この表で分かるのは、自分の方式で整序がどれほど出て、復習後の初見問題でなお失点したかです。次年度の出題や、別冊による得点の伸びは測れません。
整序850を1月末までに進めると1日10問・85日
整序850の850問を、解いて解説を読むまで1問3分と仮定します。全問で2,550分、42時間30分です。1日10問なら30分で、1周は85日。2026年10月1日に始めて毎日続けると、85日目は12月24日です。12月25日から2027年1月31日までは38日あり、誤答と志望校の過去問に戻せます。
期間 | 1日の量 | 到達点 |
|---|---|---|
10月1日~12月24日(85日) | 10問・約30分 | 850問を一度解き、解説を読む |
12月25日~1月31日(38日) | 誤答と過去問を優先 | 受ける方式の整序を時間内に解き直す |
1問に5分かかる人なら、全問で約70時間50分、1日10問は50分です。最初の10問で実際の所要時間を測ってから、他科目を圧迫しない量に減らします。1周の試算には、書き直しや2周目の時間は含めていません。教学社の過去問の使い方も、整序が出る大学では文法学習後に集中して取り組み、私大志望者は11月から過去問に入ると案内しています。別冊を進めても、志望校の過去問を後回しにはしません。
迷ったらVintageの復習から始める
Vintageを3周目まで進めても、章立てから答えを予測してしまい、初見で解けるか不安だという高3の相談があります(2025年8月、使用版不明)。答えの順番だけを覚えてしまったら、正答の理由から復習する手順で1問ずつ説明してから、整序の過去問に戻ります。逆に、文法の説明が分からず答えだけ暗記したという別の相談(2022年9月、使用版不明)には、850問を増やすより基礎の説明が先です。
迷ったら手元のVintageを復習し、同じ学部・方式の古い過去問から数えます。同じ学部・方式の過去問2年とも整序5問以上で、復習後も語順で失点するなら、整序だけに集中できる『全解説 頻出英語整序問題850』を足します。
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