要点
- 解法が立つのに途中計算で失点するなら専用本を足す。迷ったら合格る計算
- 例題を読んで類題で計算を直したいなら合格る計算。数学IIIは不要で計算テストを使いたいなら最速計算
- 数学IIIまで毎日10分続けたいなら計算革命。26週間は182日、計30時間20分
解法は立つのに計算で失点し、例題を読んで類題で計算を直したいなら、迷ったら『合格る計算』です。数学IIIは不要で計算テストを使いたいなら『最速計算』、数学IIIまで毎日10分続けたいなら『数学の計算革命』です。買い足しても使い切れない不安があるなら、先に答案で解法と計算のどちらで止まったかを見ます。

解法が立つのに計算で失点するなら、専用本を足す
返ってきた模試の答案で、失点した1問の最初の誤りを探します。解法を思いつけず式を作れなかったなら、手持ちの教科書や問題集の例題へ戻ります。式は作れたのに符号、式変形、計算時間で点を落としたなら、その単元の計算だけ練習します。
1問だけで全体の弱点は決まりません。 別の答案にも同じ失点があるかを見てから本を足します。
文英堂の現行版も、解答方針は決まったのに計算ができない人を想定しています。武田塾津校は2023年に受験生全員へ勧めていますが、解法の段階で止まる人まで買い足すより、まずそこで止まった問題を解き直すほうが先です。
模試で時間切れが多い場合は、どの計算に時間を使ったかも記録します。共通テストの大問の進め方は数学70分の時間配分で扱います。
3冊の違いは練習形式と数学IIIの収録範囲
選ぶ理由 | 合格る計算 | 最速計算 改訂版 | 数学の計算革命〈三訂版〉 |
|---|---|---|---|
練習形式 | 例題で計算法を読み、類題で試す | 109テーマのコツを学び、各テーマの計算テストで試す | 1週間1テーマで26回。時間を測って反復する |
この1冊の範囲 | 数学I・A・II・B[数列]・C[ベクトル] | 数学I・A・II・B・C[ベクトル]、小中学校の復習・期待値・統計も追加 | 数学I・A、II・B、III・C |
本冊と税込定価 | 200ページ・1,430円 | 224ページ・1,540円(別冊解答112ページ) | 484ページ・1,980円 |
形式と範囲は文英堂の見本、旺文社の現行版、駿台文庫の見本で照らしました。定価は2026年9月26日の各出版社の表示です。計算革命にも制限時間欄があるため、時間を測るだけでは差になりません。3冊とも計算の工夫を扱うので、練習の単位と数学IIIの要否で選びます。
数学IIIまで買うときの定価は、合格る計算が2冊で2,860円、最速計算が2冊で3,080円、計算革命が1冊で1,980円です。 前の2冊には、それぞれ文英堂と旺文社の数学III巻を足しました。計算革命との差は880円、1,100円。ただし、冊数と価格の比較です。扱う順番や練習内容が同じという意味ではありません。
例題を読んで類題で計算を直したいなら、合格る計算
文英堂の無料見本の目次2〜3ページには16章・89項目があります。本冊80〜81ページの「解と係数の関係」では、例題、計算の説明、類題が続きます。解答と自分の途中式を比べて、回り道をした箇所を直す使い方です。最初から89項目を順に解くより、答案で失点した単元の項目から開けます。
2024年6月に受験時の学習を振り返ったまっつぉさんは、模試で時間と計算ミスに悩み、旧版を数学の勉強開始後30分の練習に使ったと書いています。一方、旧版を使う猫医のまろさんは2025年8月、教科書を学んだ直後では解説が深く感じられたと記しています。基本の解法をまだ説明できない単元なら、先に手持ちの本でその例題を解きます。
例題を読んで類題で計算を直したいなら、表紙に数学I・A・II・B・Cとある『合格る計算』を選びます。文英堂の税込定価は1,430円(2026年9月26日)。購入先では表紙の収録範囲を見ます。
数学IIIは不要で計算テストを使いたいなら、最速計算
旺文社の2026年7月改訂版は109テーマで、各テーマに計算テストがあります。旧版の数学I・AとII・Bを合本し、小中学校の復習・期待値・統計を加えました。計算のコツを読んだ直後にテストを解き、解いた時間と誤りを記録します。時間の基準は出版社ページには示されていないので、最初の自分の時間と比べます。
数学IIIは不要で計算テストを使いたいなら、表紙に「改訂版」とある『最速計算』の数学I・A・II・B・C(ベクトル)を選びます。旺文社の税込定価は1,540円(2026年9月26日)。購入先では旧I・A巻、旧II・B巻と取り違えないよう表紙を見ます。
数学IIIまで毎日10分続けたいなら、計算革命
駿台文庫の三訂版は数学IIIまで1冊に入り、1週間単位で26回進みます。公式見本の第1回には8問と、制限時間Aの5分・Bの8分が印刷されています。出版社が掲げる1日10分・26週間は、182日、合計30時間20分。
仮に入試まで残り120日なら、毎日続けても26週間分は終わりません。受験までの残り日数と比べて、始める時期を決めます。
この本を最優先にする塾の見方もあります。数学IIIまで1冊で反復するなら、その勧めには理由があります。I・A・II・B・Cの計算法を例題と類題で先に学ぶなら合格る計算、数学IIIを含む26週間を続けるなら計算革命、と練習の形で分けます。
数学IIIまで毎日10分続けたいなら『数学の計算革命〈三訂版〉』を選びます。駿台文庫の税込定価は1,980円(2026年9月26日)。購入先では表紙の「三訂版」を見ます。
買う前に、失点した単元の項目を探す
私なら、迷ったら合格る計算を選びます。買う前に、直近の答案で計算を間違えた単元を一つ選び、文英堂の公開見本の目次で対応する項目を探します。公開されている紙面は5組なので、例題まで読める単元は限られます。
購入先
価格・在庫は購入先でご確認ください。広告リンクを含みます。
- 向く人
- 解法は立つのに途中計算で失点し、例題の計算法を読んで類題で試したい人。
- 確認すること
- 表紙の数学I・A・II・B・Cの巻を選びます。数学IIIは別巻です。
書籍の仕様を見る
- 本冊
- A5判・200ページ。解答解説冊子付き
- 向く人
- 数学IIIは不要で、計算のコツを学んだ後にテーマごとの計算テストを使いたい人。
- 確認すること
- 表紙に「改訂版」とある数学I・A・II・B・C(ベクトル)の巻を選びます。数学IIIは別巻です。
書籍の仕様を見る
- ページ数
- 本冊224ページ・別冊解答112ページ
- 向く人
- 数学IIIまで1冊にまとめ、1日10分の反復を26週間続けたい人。
- 確認すること
- 26週間の計画です。数学IIIが未習なら、既習の回から進めます。
書籍の仕様を見る
- ページ数
- A5判・484ページ
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![合格る計算 数学Ⅰ・A・Ⅱ・B[数列]・C[ベクトル]の表紙](/api/media/file/math-calculation-books-ukaru-keisan-ukaru-a3eef26c.jpg)

