要点
- 立教の一般入試で大学独自の英語を課すのは2月11日の文学部だけ。ほかの日程は英語資格か共通テストのリーディングとリスニング(1対1)の得点を使うので、受ける日程を決めてから対策を選ぶ
- 共通テストの日程なら、2026年度を解いて落とした大問を2つ選ぶ。第4問と第8問を落とすならきめる!リーディング増補改訂版、リスニング第5問で置いていかれるなら集中講義リスニング改訂版の第5問から2026年度の問27〜33へ
- 文学部2月11日を受けるなら、30字の和訳・正誤8問・会話6問・1語の記述5問を別に練習する。英語資格がB2以上なら、ほかの科目に時間を使う

文学部2月11日を受けるなら、文学部の2027年版赤本
立教大学(文学部-一般入試〈大学独自の英語を課す日程〉) 2027年版大学赤本シリーズ
立教の英語の対策に迷ったら、2026年度の共通テストを解き、落とした大問を2つ選びます。一般入試で大学独自の英語を課すのは2月11日の文学部だけで、ほかの日程は英語資格か共通テストの英語の得点を使うからです。英語のために立教の赤本を買うのは文学部2月11日を受ける人だけで、英語の問題がない文系学部版を買うと損をします。
英語資格がB2以上なら、ほかの科目に時間を使います。2026年度に英語資格で合否を判定された合格者の最低は、どの学科もB1かB2だったからです。2027年度の入試で使えるのは、2025年1月以降に受けた4技能のスコアです。

立教の英語は、受ける日程で3つの試験に分かれる
日程ごとに英語の得点に使う試験は、大学の2027年度のよくある質問で次のように案内されています。
受ける日程 | 英語の得点に使う試験 | この記事で練習すること |
|---|---|---|
2月11日以外の一般入試 | 英語資格(英検など6種類)か、共通テストのリーディングとリスニング | 共通テストの大問ごとの練習。英語資格がB2以上なら、ほかの科目に時間を使う |
文学部の2月11日 | 大学独自の英語(2026年度は75分・200点) | 5つの大問ごとの練習 |
共通テスト利用入試 | 共通テストの外国語など | この記事では扱わない |
2026年度は、独自の英語のない日程の受験が延べ38,272件で、文学部2月11日の2,551件の約15倍でした。
共通テストの英語は、リーディング100点とリスニング100点を1対1で使います。英語資格と共通テストの両方を出すと、換算した得点の高いほうが使われます。換算は出願の締切後に統計で処理されるので、何点なら何点になるという表は事前にありません。
練習の締切は、共通テストなら2027年1月16日、文学部の独自英語なら2月11日です。2027年度の入試要項は、11月上旬に公開される予定です。
共通テストの日程なら、2026年度を解いて落とした大問を2つ選ぶ
まず、2026年度の共通テストのリーディングを80分で解きます。リスニングは大学入試センターの公式の問題と音声で解きます。大問ごとに得点を出し、落とした大問を2つ選びます。
2026年度に共通テストの英語で合否を判定された合格者の最低点は、理学部を除くと129〜180点でした(200点満点)。リーディングとリスニングでともに8割、計160点を取れば、多くの学科でこの最低点に届きます。英米文学・異文化コミュニケーション・経営など8つの学科・専修は161〜180点なので、8割より上を目指します。
リーディングとリスニングは同じ100点です。リーディング85点・リスニング60点の人は、新しい長文集よりリスニングに時間を使います。
リーディングの時間は、Z会の目安では第1問から順に4・7・7・8・13・13・13・15分です。Kaupediaの案は、第2・3・5・6・8問を1分ずつ縮めて、最後に5分を残します。配分は4・6・6・8・12・12・13・14分と予備5分です。
2026年度の第5問は、3つの資料を読み合わせる大問です。図書館のブックフェアのチラシと、4冊の本を推薦するオンラインフォーム、図書館からのメールです。本文を何度も読み直すと、時間が足りなくなります。
解き直すときは、4冊について年齢や内容の条件を表に書き出し、答えの根拠がどの資料にあるかを書き込みます。そのあと、別の年度の第5問を1題解きます。
第4問と第8問以外の大問は、2024年度までの6大問の形で作られた本にも、近い形の章があります。事実と意見・時系列・複数の資料・物語・論説の章です。手持ちの本の章と、大学入試センターが公開している別の年度の同じ形の大問で直します。
第4問と第8問を落とすなら、きめる!リーディングの章で学ぶ
第4問と第8問は、2025年度に加わった形の大問です。2026年度の第4問は、学校行事のニュースレターを顧問の助言に沿って直す問題で、文を入れる位置を選ぶ設問が加わりました。
第8問は、スポーツに科学技術を入れることについての5人の意見と資料から、レポートの骨組みを作る問題です。3つの欄をすべて正しく選んで初めて点になる設問もあります。
学研の『きめる!共通テスト 英語リーディング 増補改訂版』は、公式の目次が今の第1問から第8問に対応しています。第4問は文章の校正、第8問は内容の整理と要約の章です。
この2つの章を学んだら、2025年度と2026年度の同じ大問を1題ずつ、計4題解きます。入れる位置を選ぶ設問では、候補の前と後の両方につながる理由を言えるまで直します。
旺文社の『共通テスト 英語〔リーディング〕集中講義 新装版』は、出版社が旧版と同じ内容と書いています。目次も2024年度までの6大問の形です。すでに持っている人は買い替えず、旺文社が購入者特典として配る第4問と第8問の類題を解いてから、過去問で補います。
2026年度に8割を超えて時間内に解き終えた人は、第4問と第8問を過去問で直すだけにして、きめる!は買い足しません。2冊の違いはきめる!と集中講義のリーディングの比較で詳しく書いています。第4問と第8問を落とすなら、学研の税込1,870円の増補改訂版を選びます(2026年10月3日)。
リスニング第5問で置いていかれるなら、集中講義リスニングの第5問から2026年度の問27〜33へ
リスニングは30分で、第1問と第2問は2回、第3問から第6問は1回しか読まれません。2026年度の第5問は、海水魚を陸上で育てる新しい方法の講義に、学生の発言と図表が続く問題でした。
Z会の分析では、第5問は前年よりやや難しくなっています。講義だけを聞き取って終えると、後半の発言と図表の設問で置いていかれます。
旺文社の『共通テスト 英語〔リスニング〕集中講義 改訂版』で、第5問の章の例題とチャレンジを解きます。次に、2026年度の問27〜33の7問を1セットとして直します。ワークシートの項目を先に読み、聞いた情報をどの項目に書くかを決めてから聞きます。
スクリプトを読めば分かるのに、音声では先読みが間に合わない人もいます。その人は、東進の『共通テスト英語リスニング レベル別問題集2 中級編』の16回(1回10分ほど)を挟みます。この本の第5問は語彙がやさしく音声も遅いので、終えたら本番の速さの音声へ戻ります。
毎日15分、間違えた発話だけを聞き直してスクリプトと照らし、翌日は見ずに言い直します。42日続けると約10時間です。
リスニングの2冊の違いは、共通テストのリスニング対策本の比較で書いています。リスニングで8割を超えているなら、集中講義リスニングは買い足さず、2026年度の問27〜33を直すだけにします。
第5問で置いていかれるなら、旺文社の集中講義リスニング改訂版を選びます。税込1,540円です(2026年10月3日)。
文の構造で止まるなら、肘井の必修編の該当テーマだけ進める
時間をかけても文の意味が取れない人は、共通テストの形式に入る前に、句と節の区別を直します。使う本は、KADOKAWAの『肘井学の読解のための英文法が面白いほどわかる本 必修編』です。公式目次は33テーマで、テーマ01が主語と動詞、02〜07が句と節です。
誤読した文に当たるテーマだけを選びます。テーマ01〜07の7テーマなら、1テーマ30分と翌日の見直し10分で約4時間40分です。2冊目の解釈の本との選び方は肘井の必修編と技術70で書いています。
文学部2月11日を受けるなら、30字の和訳・正誤・会話・1語の記述を別に練習する
文学部の2月11日は、大学独自の英語が75分・5題です。大学の公開PDFで2026年度の問題を読み、本文の語数を数えました。
大問 | 2026年度の形 | 失点しやすい所 |
|---|---|---|
Ⅰ | 文化が他者の理解や物の見方をどう変えるかを論じた約1,050語の文章。英語の4択10問 | 選択肢の言い換えを本文と見比べない |
Ⅱ | 極端な気象の原因と、被害を左右する社会の要因を論じた約1,180語の文章。4択9問と、30字以内の和訳1問 | 30字の制限を超えて全訳を書く |
Ⅲ | 4つの下線から誤りを選ぶ正誤8問 | 熟語を知っていても、文全体の形を確かめない |
Ⅳ | 6組の短い会話の空所に、入る発言を選ぶ | 冗談や誘いの意図を前後の発言とつながない |
Ⅴ | 本文の5つの空所に1語ずつ書く | 品詞・形・綴りを合わせない。2026年度は本文が公開されていない |
Ⅰ・Ⅱの根拠が取れないなら、旺文社の『関正生のThe Rules 英語長文問題集2 入試標準』の12題で直します。設問の根拠、誤答とのずれ、文の構造まで言えるようにします。手持ちの長文集で同じ復習ができるなら買い足しません。
Ⅱの和訳は、過去問3年度分を、年度ごとの字数の決まりを守って書いて直します。
Ⅲの正誤は、手持ちの『Vintage』の文法と語法から、失点した単元を10問ずつ選びます。60〜80問に絞り、1問5分と翌日の解き直し2分で7〜9時間です。そのあと、過去問3年度の正誤24問で、誤りを正しい形に直せるかを試します。
Ⅳは『Vintage』の会話表現と過去問3年度の18問で、選んだ発言の前後を日本語でつなぎます。Ⅴは、本文のそろう2024・2025年度の10か所に、自分で1語を書いて理由を言います。75分は、Ⅰ25分・Ⅱ27分(和訳を含む)・Ⅲ7分・Ⅳ6分・Ⅴ7分・見直し3分で試します(Kaupediaの目安)。
文学部の2027年版赤本は2024〜2026年度を載せ、2026年度Ⅴの英文と全訳は省かれています。2024年度と2025年度を75分で通して解き、2026年度は大学の公開問題のⅠ〜Ⅳを大問ごとに使います。
文系学部版との違いは立教の文学部版と文系学部版の赤本の比較で書いています。文学部2月11日を受けるなら、教学社の税込2,310円の文学部版を選びます(2026年10月3日)。
英語資格がB2以上なら、ほかの科目に時間を使う
2026年度の一般入試で、英語資格で合否を判定された合格者の最低は、多くの学科でB1でした。英米文学・異文化コミュニケーション・経営・国際経営はB2です。大学の対照表では、英検のB1は1,950〜2,299点、B2は2,300〜2,599点です。
法学部グローバルコースは、英語資格が出願の条件で、合否は国語と選択科目で決まります。この節のB2の目安は当てはまらないので、要項の出願条件を見ます。
英語資格がB2以上なら、英語の本は買い足さず、ほかの科目に時間を使います。2026年度は、どの学科でもB2が合格者の最低と同じか、それより上でした。文学部2月11日も受けるなら、その日の英語は大学独自の試験なので、文学部の練習は上の節のとおり進めます。
英語資格がB1以下で、共通テストに出願しているなら、共通テストの英語も出します。両方を出すと換算した得点の高いほうが使われるので、2026年度の共通テストを解いて、落とした大問を2つ選びます。
2027年度の共通テストの出願は、2026年10月2日に締め切られました。出願しておらず、英語資格がB1以下かスコアがまだないなら、英語資格を受けてB2を目指します。文学部を受けるなら、英語資格の要らない2月11日も選べます。
英語資格を受けるなら、足りない技能に絞って練習します。2026年度の一般入試では、1月20日の出願締切までにスコアを提出できることが条件でした。受ける回は、11月上旬に出る2027年度の入試要項で期限を見てから決めます。
英検2級で要約や意見の作文が足りないなら、旺文社の『英検2級ライティング問題 改訂版』を使います。Chapter 2とChapter 3を4題ずつ書いて翌日に組み立て直すと、8題で約8時間です。詳しくは英検2級の要約の本の選び方で書いています。
今の力で選ぶ3つの道筋
今の状態 | 10〜11月 | 12月〜試験 |
|---|---|---|
A:共通テストでリーディングかリスニングが6割未満。時間をかけても文の意味が取れない | 肘井の必修編の誤読したテーマ。リスニングは間違えた発話を毎日15分聞き直す。11月から落とした大問の章 | 12月に残る3セットを週1セット通しで解く。1月は誤答の大問を解き直す |
B:共通テストで6〜8割。時間をかければ読める | 落とした大問の章だけを学び、1〜2週以内に別の年度の同じ大問へ戻る | 残る3セットを通しで解く。リーディングとリスニングの低いほうに時間を使う |
C:文学部2月11日を受ける | The Rules 2の12題か手持ちの長文集。正誤の穴だけVintage。11月に2024年度を75分で通す | 12月に2026年度のⅠ・Ⅱで30字の和訳を直す。1月に2025年度を75分で通し、2月10日まで誤答の大問を解き直す |
2026年度の本試験を診断に使うと、今の形で残る本試験と追試験は3回です(2025年度の2回と2026年度の追試験)。どれも大学入試センターのサイトで、問題と音声を無料で開けます。2026年度の本試験を含めて4セットを通しで解くと、復習を含めて15〜19時間です。
共通テストの日程と文学部の両方を受ける人は、12月まではAかBとCを並べて進めます。共通テストの後は、文学部の比重を上げます。
秋から足すのは、受ける試験で落とした大問の本だけ
私なら、立教のために秋から新しく足すのは、受ける試験で落とした大問の本だけにします。次の本とやり方は、試験までの時間に合いません。
本・やり方 | 足さない理由 |
|---|---|
立教の文系学部の赤本を英語のために買う | 目次に英語がない。国語や選択科目の練習には使える |
『英文解釈教室』や『英文読解の透視図』を全部進める | 共通テストの資料の読み合わせや時間配分、文学部の30字の和訳は、別の練習が要る |
『やっておきたい英語長文1000』などの最難関の長文集 | 文学部のⅠが約1,050語でも、正誤・会話・記述の練習が抜ける |
自由英作文の本 | 2026年度は文学部のⅤも1語の記述で、共通テストも英文を書く試験ではない。英語資格で書く試験がある人は別 |
発音とアクセントの問題集 | 2026年度は共通テストにも文学部にも、独立した発音とアクセントの大問がない |
今日は2026年度の共通テストを解き、落とした大問を2つ選ぶ
今日は、2026年度の共通テストのリーディングを80分で解き、リスニングを公式の音声で解きます。大問ごとに得点を出し、落とした大問を2つ選んで、この記事の章と量で直します。文学部2月11日も受ける人は、次の日に大学の公開問題のⅠ〜Ⅳを解き、30字の和訳を書いてみます。
購入先
価格・在庫は購入先でご確認ください。広告リンクを含みます。
- 向く人
- 共通テストの日程で立教を受け、2026年度のリーディングで文章の推敲(第4問)と、複数の意見からのレポート作り(第8問)を落とした人。
- 確認すること
- 第4問と第8問の章を学んだら、2025・2026年度の同じ大問を1題ずつ解きます。旧構成の集中講義リーディング新装版を持っている人は、第4問と第8問を過去問で補います。2026年度に8割を超え、時間内に解き終えた人は買い足しません。
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- 向く人
- 2026年度のリスニング第5問で、講義のあとの発言や図表まで情報を追えず、スクリプトを読めば分かる人。
- 確認すること
- 第5問の章を学んだら、2026年度の問27〜33を1セットとして直します。先読みが間に合わない人は、レベル別問題集2の短い演習を挟んでから本番の音声へ戻ります。リスニングで8割を超えているなら買い足しません。
書籍の仕様を見る
- 向く人
- 文学部の2月11日を受け、2024・2025年度を75分で通して解き、2026年度のⅠ〜Ⅳを大問ごとに練習したい人。
- 確認すること
- 2026年度Ⅴの英文と全訳は載っていません。文系学部の赤本には英語の問題がないので、英語の練習には使えません。2月11日を受けない人は買いません。
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- 税込定価
- 2,310円(教学社・2026年9月29日)
- 収録年度・日程
- 2024〜2026年度・文学部の大学独自英語を課す日程
- 判型・ページ数
- A5判・352ページ(ページ数は楽天ブックス表示)
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