要点
- 全統模試を初見で解きたいなら河合、解いた後に要点整理へ戻りたいなら駿台、迷ったらZ会
- 演習部分は各5回。河合は高2模試を含み、2025年度の案内では化学が一部範囲。2027年用冊子の該当回の範囲は未確認。税込定価を5で割ると河合319円、Z会330円、駿台352円
- 迷ったらZ会を1冊。1回60分と復習60分なら、週2時間で5週の予定を組める
全統模試を初見で解きたいなら河合、解いた後に要点整理へ戻りたいなら駿台、迷ったらZ会を選びます。演習部分は各5回ですが、河合には高2模試が含まれ(河合塾の2025年度案内では化学は一部範囲)、Z会は同じオリジナル5回の駿台より税込110円安い本です。難しすぎて積み残すのが心配なら、先に2026年度本試験を60分で解き、週2時間の演習・復習枠を取れるかを見ます。

迷ったらZ会。河合と駿台を選ぶ条件は?
河合の2027年版には高2模試を含む全統模試5回と、2026年度本試験が入ります。河合塾の2025年度高2模試案内では、化学は化学基礎全範囲と化学の一部が対象です。2027年用冊子内の該当回の紙面と改作の有無は分からず、化学全範囲を通せる回数は数えられません。一方、駿台とZ会はオリジナル予想問題が5回ずつです。学校で受けた全統模試と河合の掲載回が同じなら、その分も初見の5回から減ります。
私なら、迷ったらZ会を選びます。同じオリジナル5回の駿台より定価が110円安く、Z会の学習診断サイトではオリジナルのマークシートをスマホで自動採点し、登録者の平均点とも比べられます。本試験は2024〜2026年度の3回分です。Z会の定価は1,650円(税込、2026年9月26日の出版社表示)。表紙に「2027年用」「化学」とある1冊です。
演習部分は各5回。河合は高2模試を含む
化学の1冊 | 河合 | Z会 | 駿台 |
|---|---|---|---|
演習部分 | 全統模試5回(高2模試を含む) | オリジナル5回 | オリジナル5回 |
併録の過去問 | 2026年度本試験 | 2024〜2026年度本試験 | 2026年度本試験・追試験 |
税込定価 | 1,595円 | 1,650円 | 1,760円 |
冊子の演習1回あたり | 319円(高2模試を含む) | 330円 | 352円 |
河合出版・Z会・駿台文庫の税込定価を、冊子の演習部分5回で割りました(2026年9月26日)。河合の高2模試は、河合塾の2025年度案内では化学基礎全範囲と化学の一部(物質の状態)が対象です。319円は冊子の5回で割った額で、2027年用の化学全範囲1回あたりの価格は分かりません。 併録の本試験は無料で読めるため、分母に足していません。
3社の2027年用の公開紙面は見られず、実験・考察や計算の比率と解説の長さでは順位を付けられません。収録問題の種類と、解いた後の復習のしかたで選びます。
全統模試を初見で解きたいなら河合を選びます。高2模試を含みますが、2027年用冊子で化学全範囲を通せる回数は未確認です。学校で受けた回と重なる分も初見から除きます。定価は1,595円(税込、2026年9月26日の河合出版表示)。
解いた後に要点整理へ戻りたいなら駿台を選びます。2027年版の駿台には「共通テスト攻略のポイント」と「直前チェック総整理」があり、オリジナル5回のほか2026年度本試験・追試験も付いています。定価は1,760円(税込、2026年9月26日の出版社表示)。
Z会を難しく感じた声には、2026年度本試験を基準に答える
2026年用のZ会化学を解いた受験生は、普段70点弱で本試験80〜85点を目指していたのに、第2回は30点強だったと2025年12月の知恵袋に書いています。同じ相談の別の回答者は、Z会の化学で9割を切らない一方、2025年度本試験は89点だったと報告しました。予想問題の点数を本番の点数に置き換えられないことが、両方から分かります。
Z会化学の2023年用の商品欄には、問題を難しく感じ、解説を雑だと感じたという投稿(2023年1月)があります。Z会化学の2024年用の商品欄には、駿台の2024年用を一巡してからZ会を買い、Z会の方を難しく感じたという投稿があります。この2人が使ったZ会の版は投稿本文だけでは確定できません。2027年用の化学の紙面も見られず、旧年版の声だけで難しさは決められません。
迷ったらZ会とする理由は、2027年用で確かめられるオリジナル5回、定価1,650円、自動採点です。難しい回を1回解いて点が下がっても、買い直す前に、60分で届かなかった設問と時間を延ばしても着手できなかった設問を分けます。前者は時間配分を、後者は必要な知識や解き方を見直す入口になります。この分け方だけで失点原因を断定したり、本番得点を予測したりはできません。
河合の2023年用の商品欄には本試験に近いと感じた声(2022年7月)があり、2024年用の商品欄には他の問題集より難しいと感じた声(2023年11月)があります。得点帯だけでシリーズを決めるより、初見で解ける回があるかと解いた後に使いたい復習の形で選ぶ方が、2027年版の商品の違いに沿います。
化学の5回を週2時間で終えるなら5週
2027年度の試験概要では、化学1科目の解答は60分です。1回60分で解き、復習にも仮に60分を空けると、1回120分。演習部分5回で計10時間、週2時間なら5週です。
週 | 化学で使う時間 | やること |
|---|---|---|
1〜5週目 | 各2時間 | 60分で1回解く。60分で誤答と時間切れを見直す |
復習60分は予定を立てるための枠です。解説を読んで理解するのに長くかかる週は、次の回を遅らせます。過去問の併録分は、この10時間には入れていません。残り時間が限られるなら、まず演習部分5回を復習まで終える予定にします。
2026年度本試験の化学PDFでは、第1問の問5に「アルコールロケット」の実験設定があり、空気中の酸素から必要なエタノール量を計算します。PDFの5〜6ページ目で実験文と計算を続けて読めます。まずここで、条件を拾うのに時間がかかるのか、式を立てる段階で止まるのかを見ます。これは本試験の例で、3社の2027年版に同じ題材や割合で問題が載るという意味ではありません。
まず2026年度本試験を60分で解き、重なりを数える
最初に大学入試センターの2026年度本試験から化学を選び、60分で解きます。3社ともこの本試験を収録するので、先に解いた後はそれを新しい1回とは数えず、書籍の解説で復習できます。駿台は2026年度追試験、Z会は2024・2025年度本試験も併録します。
Z会は出版社が過年度版との一部問題重複を案内しています。前年までのZ会を解いた人は手元の問題と見比べ、重なる回を初見の5回には数えず、残る回数で選びます。全教科を本番の時間割で通したい場合は共通テスト予想問題パックの選び方へ。河合・駿台の2027年用市販パックは化学を収録します。Z会のパックの化学の有無・回数は、購入先に収録科目が出てから見ます。
他の科目も選ぶなら、英語リーディング、数学、国語、日本史の2027年用比較を使えます。化学基礎を受ける人は、こちらの「化学」ではなく化学基礎の最初の本を見てください。
まず2026年度本試験の化学を60分で解き、その復習には別に時間を取ります。冊子の演習5回には週2時間を5週分、予定表に置きます。迷ったらZ会の2027年用化学を1冊選び、オリジナル5回を復習まで進めます。
購入先
価格・在庫は購入先でご確認ください。広告リンクを含みます。
- 向く人
- 3社で迷った人。オリジナル模試5回を解けて、スマホの自動採点も使える。
- 確認すること
- 前年までのZ会を解いた人は、重なる回を初見の5回に数えない。
書籍の仕様を見る
- 判型・ページ数
- B5判・本体264ページ+別冊72ページ
- 収録
- オリジナル模試5回+2024〜2026年度本試験3回
- 向く人
- 全統模試を初見で解きたい人。学校で受けた回と重なる分は初見の演習から除く。
- 確認すること
- 高2模試を含む。河合塾の2025年度案内では化学は一部範囲だが、2027年用冊子の該当回の範囲と改作の有無は未確認。
書籍の仕様を見る
- 判型・ページ数
- B5判・328ページ
- 収録
- 全統模試5回+2026年度本試験1回
- 向く人
- 解いた後に要点整理へ戻りたい人。オリジナル問題は5回。
- 確認すること
- 2026年度本試験と追試験を解いた人は、併録分を新しい演習に数えず復習に使う。
書籍の仕様を見る
- 判型・ページ数
- B5判・324ページ
- 収録
- オリジナル5回+2026年度本試験・追試験2回
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