要点
- 迷ったらZ会。数学I・AとII・B・Cを各科目1冊で、オリジナル模試は各6回、税込定価は各1,760円(2冊で3,520円)
- 全統模試の問題を5回解きたいなら河合。学校で受けた回と重ならないか、先に見る
- 解いた後に要点整理へ戻りたいなら駿台。オリジナルは各5回で、直前チェック総整理が付く
私なら、迷ったらZ会の2027年用共通テスト実戦模試を数学I・Aと数学II・B・Cで各1冊選びます。オリジナル模試は各6回で、駿台より各1回多く、税込定価は同じ各1,760円です。難しすぎる本を買って積み残すのが心配なら、まず2026年度本試験を各70分で解き、2科目の演習と復習に週4時間40分を空けられるか見ます。

迷ったらZ会を各科目1冊。河合と駿台を選ぶ条件は?
全統模試の問題を5回解きたいなら河合。解いた後に要点整理へ戻りたいなら駿台。迷ったらZ会。
難易度の評判より先に、この3つの条件で選びます。数学I・AとII・B・Cを両方受ける人は、選んだシリーズを1科目1冊ずつ買います。学校でどちらかの科目の演習本が配られているなら、買い足すのは足りない科目だけです。
河合は全統模試5回と2026年度本試験1回、駿台はオリジナル問題5回と2026年度本試験・追試験を収録します。Z会はオリジナル模試6回に、2026年度の本試験・追試験と2025年度の本試験の計3回が付きます(各社の数学I・A、2026年9月25日閲覧。II・B・Cも同じ回数)。本試験をもう解いた人には、掲載総回数より模試部分の回数が買う理由になります。
前の年の本を解いた人は、模試部分の重なりも見ます。Z会は過年度のシリーズと一部の問題が重なると案内しています。2026年用から数学I・Aは全問題、数学II・B・Cは多数の問題を差し替えた版です。河合の全統模試も、学校で受けた回と重なる可能性があります。
迷ったらZ会の数学I・AとII・B・Cを1冊ずつ選びます。オリジナル模試を各6回解けて、マークシートの自動採点と登録者内の順位も使えます。Z会のシリーズ案内によると、数学2冊にはPASSLABOの解説動画も購入特典として付きます。定価は各1,760円(税込、2026年9月25日のZ会表示)で、表紙に「2027年用」とある本です。
模試部分1回あたりの定価は、河合319円・駿台352円・Z会約293円
1科目・1冊 | 河合 | 駿台 | Z会 |
|---|---|---|---|
模試部分 | 全統模試5回 | オリジナル5回 | オリジナル6回 |
併録の過去問 | 1回 | 2回 | 3回 |
税込定価 | 1,595円 | 1,760円 | 1,760円 |
模試部分1回あたり | 319円 | 352円 | 約293円 |
河合は実施済みの全統模試を収録した本です。学校で全統模試を受けた人は、掲載された回と手元の問題を見比べます。同じ回を解いていれば、その分は初見の5回には入りません。2027年版は、全統共通テスト高2模試、全統共通テスト模試、全統プレ共通テストの問題を使い、一部科目には改作も含むと河合出版が説明しています。
全統模試の問題を5回解きたいなら河合の数学I・AとII・B・Cを選びます。定価は各1,595円(税込、2026年9月25日の河合出版表示)で、表紙に「2027」とある本です。
駿台は「共通テスト攻略のポイント」と「直前チェック総整理」を収録していて、オリジナル5回を解いた後に要点を見直せます(駿台文庫、2026年9月25日閲覧)。同じ定価1,760円なら、要点をまとめて見直す駿台か、オリジナル模試を1回多く解いて自動採点を使うZ会かで選びます。
出版社が説明する解説の形も異なります。河合は誤りや注意点を詳しく説明し、駿台は別冊の解説と要点整理を用意しています。Z会は数学が苦手な人向けに説明を追加しています(各社の表示、2026年9月25日)。
解いた後に要点整理へ戻りたいなら駿台の数学I・AとII・B・Cを選びます。定価は各1,760円(税込、2026年9月25日の駿台文庫表示)で、表紙に「2027」とある本です。
Z会を難しく感じる声はある。それでも迷ったらZ会を選ぶ理由
浪人中に3社の数学I・AとII・Bを解いた医学生は、Z会を最も難しく、駿台を次に難しく、河合を本番に近いと感じたと2026年8月のnoteに書いています。
数学を共通テストだけで使う国立教育学部志望の受験生も、Z会の難しい回で40点台となり、駿台か河合への買い直しを考えたと2025年12月の知恵袋に書いています。2人とも使った年度を書いていません。医学生の数学II・Bは旧課程の時期です。
それでも迷ったらZ会にするのは、模試部分1回あたりの定価が3社で最も低く、6回を通して得点の変化を見られるからです。Z会は2027年版の数学I・AとII・B・Cで、各回の分量と難度を一律にしていないと説明しています。シリーズ案内では本番に即した難度としています(2026年9月25日閲覧)。1回の低い点数だけで6回全体の難度は決めません。
2026年用Z会数学I・Aの楽天ブックスの欄には、購入者レビューが2件あります(2026年1月・6月)。本番前の勉強にちょうどよいという声と、解説が理解しやすかったという声です。
Z会を選んだら、各回の70分が終わった時点で答案を止め、時間外で解けた分は別の色で残します。解法が分からず止まった大問と、時間が足りず手が届かなかった大問を分けて復習できます。点数が1回下がっただけで買い直す前に、原因を見て次の回を解きます。共通テスト数学の70分の配分と復習方法でも時間切れの分け方を説明しています。
京大の二次対策をしている高3について、保護者は2026年7月のnoteで、駿台2027年版の第1回数学I・Aが70分内84点、約30分延長後99点だったと書いています。中3から共通テスト形式を解いてきた人の記録で、時間内と時間外を分ける意味が分かります。
数学2科目を6週で終えるなら、演習と復習に週4時間40分を空ける
Z会のオリジナル模試は数学I・AとII・B・Cで各6回、計12回です。2027年1月17日の本試験の試験時間は各70分です。1回70分で解き、復習にも仮に70分を置くと、1回140分、12回で28時間になります。
進め方 | 数学I・A | 数学II・B・C | 週の時間 |
|---|---|---|---|
1〜6週目 | オリジナル模試を週1回+復習 | オリジナル模試を週1回+復習 | 4時間40分 |
復習70分は予定を立てるための仮の枠です。解説を追うのに長くかかる週は、次の回を遅らせます。週4時間40分を空けられないなら、2科目を1週ずつ交互に解けば週2時間20分ですが、12回に12週かかります。10月1日開始なら12月23日に終わり、11月1日開始なら翌年1月23日になって共通テスト後にずれ込みます。その場合は、先に解いた2026年度本試験で得点の低い科目から取り組みます。
10月1日に始めれば、6週目の最終日は11月11日です。共通テストが始まる1月16日の前日までに、65日残ります。11月1日開始なら12月12日に終わって34日、12月1日開始なら1月11日に終わって4日です。各科目のオリジナル模試を週1回ずつ解き、同じ週に復習する前提で、解き直しの日は別に確保します。
同じ科目の2冊目は、最初の6回と解き直しを終えてから決めます。河合か駿台の5回を2科目で解き、各回に演習70分と復習70分を置くと、同じ週4時間40分でさらに5週かかります。10月1日開始なら6週の後に65日あり、解き直しと5週を置く余地があります。11月1日開始では残り34日で、5週(35日)に1日足りません。12月1日開始では4日だけです。11月と12月に始める人は、残りの日をZ会の解き直しに使います。
2026年度本試験を先に解き、予想問題は後に進める
大学入試センターの無料公開ページには、2026年度の数学I・Aと数学II・B・Cの問題PDFがあります。まず各科目を70分で解くと、今の時間切れと解けない単元が分かります。正解も同じサイトの「令和8年度 本試験の正解」から読めます(2026年9月25日閲覧)。
70分で止めた後、時間を延ばしても解法を選べない大問が残るなら、予想問題集の前にその単元へ戻ります。数学I・Aなら、数学I・Aの1冊目の選び方で戻る本を選べます。
3社とも2026年度本試験を収録するので、先に無料PDFで解いた場合は、同じ問題を新しい1回に数えません。Z会と駿台には2026年度追試験も入っています。Z会はさらに2025年度本試験が入ります。すでに解いた過去問は、本の解説で復習するのに使います。最初に買うのは、数学I・AとII・B・Cで各科目1冊です。
全教科を本番の時間割で通す日には、科目別の本とは別に予想問題パックを使います。駿台の青パックは2026年9月刊行で定価1,980円、河合出版の対策問題パックは10月1日発売予定で定価1,760円です(税込、2026年9月25日の各社表示)。Z会のパックも10月発刊予定です。英語リーディングは河合・駿台・Z会の比較で扱っています。
Z会の数学II・B・Cを買う人は、第1刷の正誤表も取っておきます。模試第5回第7問の解答記号が訂正され、スマートフォンの自動採点には修正が反映済みです。
最初の一歩は、大学入試センターの2026年度本試験を数学I・AとII・B・Cで各70分解くことです。次に、2科目の演習と復習に週4時間40分を空けられるか、予定表に書きます。問題を解いた結果と残りの週数を踏まえ、迷ったらZ会を各科目1冊選びます。
購入先
価格・在庫は購入先でご確認ください。広告リンクを含みます。
- 向く人
- 数学I・Aを70分で通して解き、6回分の復習まで進めたい人。
- 確認すること
- 2026年度本試験を解いた人は、本に入っている同じ本試験を新しい1回に数えず、復習に使う。
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- 向く人
- 数学II・B・Cを70分で通して解き、6回分の復習まで進めたい人。
- 確認すること
- 第1刷なら模試第5回第7問の公式正誤表を見てから丸付けする。
書籍の仕様を見る
- 向く人
- 数学I・Aの全統模試を5回分、時間を測って解きたい人。
- 確認すること
- 学校で受験済みの全統模試が含まれないか、最初に掲載回を見ておく。
書籍の仕様を見る
- 向く人
- 数学II・B・Cの全統模試を5回分、時間を測って解きたい人。
- 確認すること
- 学校で受験済みの全統模試が含まれないか、最初に掲載回を見ておく。
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- 向く人
- 数学I・Aのオリジナル5回を解き、攻略のポイントと直前チェック総整理で復習したい人。
- 確認すること
- すでに解いた2026年本試験・追試験は、新しい演習回数に足さない。
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- 向く人
- 数学II・B・Cのオリジナル5回を解き、攻略のポイントと直前チェック総整理で復習したい人。
- 確認すること
- すでに解いた2026年本試験・追試験は、新しい演習回数に足さない。
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