要点
- 2026年度追試まで解説つきで解く人は赤本。迷ったら最新の追試を足す
- 最近の間違いを直せて、センターの化学で単元練習を増やす人は黒本。化学基礎の問題は量に含めない
- 必要な問題と解説がそろう人は手持ちを使う。無料の問題と学校の解説で足りる人も追加0冊
学校で本試験を解いた人が共通テスト化学の過去問集を1冊買うときは、迷ったら赤本です。最新の追試まで解説つきで解けます。学校で解いた回ばかりを買い直すより、手持ちにない回を足したいですよね。
こんな人は
- 2026年度追試まで解説つきで解く人は赤本。
- 最近の間違いを直せて、センターの化学で単元練習を増やす人は黒本。
- 必要な問題と解説がそろう人は手持ちを使う。無料の問題と学校の解説で足りる人も追加0冊。

最新の追試を解く人は赤本
病気などで本来の日に受けられなかった人向けの試験が追試です。いつもの日とは問題が違うので、学校で本試験を解いた人も、まだ見たことのない問いに取り組めます。
赤本で共通テストを12回、黒本で9回解けます。ただし、2冊を買っても9回分は同じ問題。どこが重なるか、化学だけで比べたのが次の表です。
化学の問題 | 赤本2027年版 | 黒本2027 |
|---|---|---|
両方にある9回 | 本試験7回と、2024・2025年度追試 | 同じ9回 |
赤本側で足せる3回 | 2022・2023・2026年度追試 | 公式の収録一覧に記載なし |
センター2017〜2020年度 | 目次に記載なし | 化学を収録 |
2021年度は、学校の授業が遅れた人も受けられるよう、本試験を別の日にも行いました。そのため、6年分でも本試験は7回。上の表は、最初から最後まで解く回数でそろえています。
迷ったら最新の追試を足す。 私なら、最近の回が学校の教材にないときは赤本から始めます。
2026年度追試まで解説つきで解きたい人は赤本で、化学を12回分解けます。定価は1,430円(税込、2026年10月7日、教学社)。
最近の間違いを直せたら、黒本でセンターの化学を解く
最近の過去問でまちがえた問いをやり直せたら、黒本で昔の問題まで練習を広げられます。共通テストの前に行われていた試験がセンター試験です。黒本にはその化学が4年度分あります。
苦手なところから問いを選んで解くこと。たとえば濃さを求める計算で止まる人は同じように解ける問いを探します。昔の試験をひととおり解いて点数をつけるより、いまつまずく計算を最後までできるかが大事です。
表やグラフを読む練習や、実験のやり方を考えたい人は最近の共通テストから始めるほうが合います。計算の練習を増やすことと、本番の形で解くことは分けて考える。
分厚いほうがたくさん解けそうですよね。黒本の表紙には化学基礎もありますが、化学とは受ける科目が違います。化学で解ける量を数えるときは、化学基礎のページを省くこと。
最近の間違いを直せて、センターの化学で単元練習を増やす人は黒本を選びます。2017〜2020年度の化学も解けます。定価は1,430円(税込、2026年10月7日、河合出版)。
古い熱の表し方は今の教科書と比べる
昔の問題を解くときは、熱がどこからどこへ動くかに気をつけます。今の化学では、反応の前と後で物質のエネルギーがどれだけ変わったかを「反応エンタルピー」と呼びます。熱を外へ出すときはマイナスになる値です。
昔の反応熱は、物質が外へ出した熱を表すので、発熱するときはプラスでした。今は物質の側から見た値なので、同じ発熱でもマイナス。昔の解説でプラスと書かれていても、今の式にそのまま入れると間違えます。
過去問には昔の名前も残っています。次の2問で、昔と今の表し方を比べる。
解く場所 | 今の言葉で押さえること |
|---|---|
2024年度本試験・第1問問4c | 氷がとけるときに吸収する熱。問題文では融解熱と表す |
2026年度本試験・第2問問1 | 溶けるときに発熱したら、溶解エンタルピーはマイナス。正の値とする選択肢が誤り |
長い名前だけを覚え直すより、物質が熱を受け取るか、外へ出すかを先に考えるほうが迷いません。数研出版の説明の誌面7ページには昔と今の式が並んでいます。今の教科書と一緒に読むと、符号が変わる理由を追えます。
赤本の古い回を解くときも同じです。教学社は、昔の問題も解説も、その年の教科書に沿って載せると説明しています。
無料の問題と学校の解説で足りる人もいる
大学入試センターの公式ページには、化学の本試験と追試の問題・正解がそろっています。どちらも無料です。本試験は、問題のまちがいを直すお知らせも一緒に読むこと。
正解のPDFには、答えの番号と、その問いが何点かが載っています。学校の教材や先生の話で、なぜまちがえたかまで分かる人はこれで十分。同じ年を解くだけのために、重ねて本を買わなくてよいのです。
なぜまちがえたかを自分で調べたい人には、解説つきの過去問集を買う意味があります。ただ、2冊の解き方の説明を無料で比べられる見本は見つかっていません。
説明の長さで選ぶなら、書店で解けなかった1問を開きます。2冊で同じ問いの解説を読み比べる。
買う前に、手持ちでまだ解いていない回を探す
化学で高得点を目指す
本試験と追試を解いても第5問で失点して目標に届かない。
2025年12月の知恵袋の質問の要約
化学を含む過去問レビューを購入
学んだ内容の穴を埋めた後に、過去問を解いてできたかどうかを試している。
2023年3月のnoteにある家庭学習の記録の要約
似た問いでまた止まるなら、買い足す前に手持ちの1問を解き直します。答えを閉じて式を書き、問題文のどの言葉を使ったかまで説明できたら、まだ解いていない回へ進む。
2026年度追試まで解説つきで解きたい人は赤本へ。手持ちにない回から始められて、定価は1,430円(税込、2026年10月7日、教学社)。
最近の間違いを直せて、センターの化学で単元練習を増やす人は黒本へ。4年度分を苦手なところから解けて、定価は1,430円(税込、2026年10月7日、河合出版)。
過去問を解き終え、まだ見たことのない問題で本番と同じ練習をしたい人は、化学の2027年版予想問題集の比較へ。
- 手持ちでまだ解いていない回を探す目次で本試験・追試と解説の有無を見て、次に解く回を1つ決める5分の目安
購入先
価格・在庫は購入先でご確認ください。広告リンクを含みます。
- 向く人
- 手持ちにない最近の追試を、解説つきで解きたい人
- 確認すること
- 表紙は化学の2027年版。理科基礎の合冊とは別。古い回の熱の表し方は今の教科書と比べる
書籍の仕様を見る
- 判型・構成
- A5判・別冊問題編つき
- 発売日
- 2026年4月9日
- 向く人
- 最近の間違いを直せて、センター2017〜2020年度の化学で単元練習を増やしたい人
- 確認すること
- 表紙は2027の化学基礎・化学、過去問レビュー。総合問題集とは別。化学のページを使う。最近の間違いが残る人は手持ちを解き直す
書籍の仕様を見る
- 判型・ページ数
- A5判・896ページ・2色
- 発売日
- 2026年5月28日
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