要点
- まず2026年度を90分で解き、失点原因の大きい2つだけを直す。標準の英文を読める人は、長い論旨を保って記述まで終える練習を優先する
- 一文は読めるが長いと見失うなら長文1000改訂版を3〜5題。遠い根拠を拾えないならパラグラフ①の12・19ページと説明4設問。比較対象を間違えるなら基本比較ができる人は透視図37・38
- 2026年度の解説も欲しいなら年度別赤本2027年版。英語20カ年は2006〜2025年度。基本英訳で落とすなら和文英訳ハイトレ10〜20ポイント。学校の問題と先生の添削で直せるなら買わない
東京科学大の理工学系英語で標準の一文を読める人は、難しい解釈書を増やすより、90分で長文と記述を最後まで解く練習を優先します。2026年度は長文2題、計3,304語を読み、和訳4・英訳2・説明2と選択問題を解きます。有名な本を全部終えていない不安があっても、まず2026年度を90分で解き、失点原因の大きい2つだけを直します。

2026年度はⅠ2,036語・Ⅱ1,268語を90分で解く
東京科学大学は、2024年10月に東京工業大学と東京医科歯科大学が統合した大学です。この記事は理工学系の一般選抜・前期日程、旧東工大に当たる英語を扱います。医歯学系の英語とは別の試験です。
大問 | テーマと長さ | 記述と選択で問われること |
|---|---|---|
Ⅰ | 科学研究で思い込みや評価の偏りが判断へ及ぼす影響。2,036語、前年1,833語 | 和訳2・英訳1・70字以内の説明1。5空所の文挿入、推論・内容一致。長い論旨と離れた説明根拠を保持する |
Ⅱ | 都市の移動を交通手段・個人差・都市設計から考える文章。1,268語、前年1,501語 | 和訳2・英訳1・35字以内の説明1。5空所の文挿入、内容一致。比較対象と前後の意味を正確に読む |
語数は河合塾の2026年度講評の数え方です。Ⅰは203語増え、Ⅱは233語減りました。合計は前年3,334語から3,304語へ30語減っただけで、Ⅰの負担は増えています。
河合塾とZ会は全体を「やや易化」、駿台と代ゼミは「易化」と評価しました。量が多いので、易化は時間に余裕があるという意味ではありません。Ⅰで全文を訳し続けると、Ⅱの英訳や文挿入を残したまま90分になります。
大問の配点は代ゼミの概評にⅠ80点・Ⅱ70点とあります。大学の問題冊子では確かめていないため、予備校公表の配点として扱います。2026年度には自由英作文と聴解はありません。
2026年度の解説も欲しいなら年度別赤本2027年版
大学の公式過去問ページは出題意図を公開していますが、理工学系の英語本文は著作権上の理由で載せていません。学校で今年の問題と解説を入手できるなら、それを使います。問題を通して解き、解説も欲しいなら、年度別赤本2027年版を先に選びます。
過去問集 | 収録年度と章 | 先に使う人 |
|---|---|---|
東京科学大学(理工学系)2027年版・年度別赤本 | 2022〜2026年度の5年分。前期の英語・数学・物理・化学 | 2026年度の解説も欲しいなら。診断と近年の90分演習をそろえる |
東京科学大[理工学系]の英語20カ年 | 2006〜2025年度。第1章は自由英作文を含まない読解、第2章は含む読解 | 今年の問題は既にあり、同じ失敗を別年度で繰り返し直したい人 |
20カ年は和訳・英訳・説明を別々の章に集めた本ではありません。今年に近い練習は第1章から、設問の種類を見て選びます。2024年度までは旧東工大の問題で、理工学系の練習に使えます。
旧東京医科歯科大の問題は混ぜません。旧題名の『東工大の英語20カ年』を持つ人は、手元の版に入っていない2025・2026年度を学校資料などで補います。名前が変わったことだけで、買い替える必要はありません。
年度別赤本の税込定価は2,530円です(教学社、2026年10月2日)。2026年度の解説も欲しいなら、購入先では表紙の「理工学系」「2027」を見て、この1冊を選びます。
英語20カ年は税込2,750円です(教学社、同日)。2冊では計5,280円、送料・手数料は別です。2022〜2025年度の4年が重なるので、異なる年度は20+5−4=21年分で、25年分の初見問題が増える計算にはなりません。
失点原因の大きい2つだけを、この章と量で直す
90分で解いた後は、失点を「論旨と遠い根拠」「和訳の語義と慣用句」「比較と文挿入」「和文英訳の基本文」「時間切れ」に分けます。時間切れは、読むのにかかったのか、根拠を探し直したのか、英語を書く所で止まったのかまで残します。空欄を含め、大きい2つだけを直します。
本の章・ページは出版社の公式見本や目次によります。練習量と実問への戻り方はKaupediaの案です。目次で項目が分かっても、今年と同じ型の問題が載っているとは扱いません。
大問・足りない力 | この本のこの章を、この量だけ | 終わったら科学大のどこへ戻るか | やめること |
|---|---|---|---|
Ⅰ:一文は読めるが長いと見失うなら | 長文1000改訂版を3〜5題。段落関係も曖昧なら、パラグラフ①の12・19ページを同じ本文で実践 | 2026Ⅰを50分以内で、選択と4つの記述まで解き直す。主張と例の位置を残す | 一文で止まるまま1000へ進む。1,600語まで読めた所で終える |
Ⅰ:遠い根拠を拾えないなら | パラグラフ①の基本4原則・論理マーカー。その後、20カ年第1章などから読解済みの説明4設問 | 2026Ⅰ-1で問われた人物・例と離れた行動や理由をつなぎ、70字以内で再答案を書く | 近くの例だけで即答する。全文の要約本を先に増やす |
Ⅰ:慣用句の訳が不自然なら | 手持ちの辞書・解説で文脈に合う語義を選び、旧東工大・科学大の和訳4答案を白紙から再訳 | 2026Ⅰ-2・4で、行動や態度を別の意味へ変えていないか添削を受ける | 語義の誤りに難構文の全章を足す |
Ⅰ:推論を同じ単語で選ぶなら | 過去問2本文。全候補の根拠と、本文より強い断定を記録する | 2026Ⅰ-6・7で、段落をまたぐ根拠から候補を選び直す | 自分の科学知識だけで正解を作る |
Ⅱ:比較対象を間違えるなら | 基本比較ができる人は透視図37・38「比較対象の省略」、170・171ページの2テーマ。全訳して二組の対象を書く | 2026Ⅱの比較和訳で、同じ国の人どうしの差と別の国の人との差を取り違えずに訳す | 倒置・仮定法の章まで全部回す |
Ⅱ:文挿入を代名詞で選ぶなら | パラグラフ①の12・19ページ。その後、20カ年第1章などの文挿入2本文 | 2026Ⅱ-5の5空所で、前後の意味も説明する。誤りを指示対象・話題・因果に分ける | 代名詞と名詞が合うだけで即決する |
Ⅱ:35字説明がまとまらないなら | 旧東工大・科学大の近い根拠の説明4設問。動作の対象と時点を残し、余分な言葉を削る | 2026Ⅱ-1を35字以内で再答案にする。別年度は元の字数指定に従う | 全文の要約や余分な一般論で字数を埋める |
両題:基本英訳で落とすなら | 和文英訳ハイトレの10〜20ポイント。必要な語法文例12文程度。その後、旧東工大・科学大の英訳4答案 | 2026Ⅰ-3・Ⅱ-4で、主語・目的語、動詞の後ろの形、文の接続を白紙から書き直す | 基本文が崩れるまま最難関編・自由英作文編を足す |
Ⅰは長い論旨と遠い根拠を保ち、和訳の語義を直す
一文は読めるが長いと見失うなら、長文1000を3〜5題
一文は読めるが長いと見失うなら、長文1000改訂版を使います。 標準の構造は読めるのに、2,000語になると前半の主張を忘れる人に絞ります。900〜1,600語の10題から、まず3〜5題です。
読んだら、各段落が問題提起・主張・例・対比のどれに当たるかを短く書きます。例の細部を覚えるより、筆者が何を示すためにその例を置いたかを残します。解いた後に、公式見本で紹介されるOutlineや要約と、自分のメモを比べます。
最大1,600語の練習だけでは、今年のⅠ2,036語を解き切る所まで届きません。3〜5題の後は旧東工大を含む長い実問へ戻り、選択と記述も同じ時間に入れます。既に手持ちの長文でこの練習ができるなら、新しく1000を買いません。
英語が苦手だった旧東工大受験者は、長文500で速さと正確さを先に練習し、最初から極端に長い英文なら続かなかったと振り返っています。私なら、一文の構造で止まる人には手持ちの解釈書を先に勧めます。短い長文の復習はハイトレとソリューションの比較で扱っています。
一文は読めるが長いと見失うなら、表紙に「改訂版」とある長文1000を選びます。税込定価は1,210円です(河合出版、2026年10月2日)。年度別赤本と合わせた本代は3,740円、送料・手数料は別です。
遠い根拠を拾えないなら、段落の読み方と説明4設問
Ⅰの説明は、下線付近だけを訳しても必要な内容がそろいません。駿台は根拠が約660語先にあると指摘しています。問われた人物・例を短くメモし、何を説明する問いなのかを保ったまま先へ進みます。
パラグラフ①では、Part1第2章「パラグラフの基本4原則」が本の12ページ、基本ストラテジー2「論理マーカー」が19ページです。公式見本は、段落の要点と関係を捉える読み方を説明しています。税込定価は996円です(河合出版、2026年10月2日)。
この2か所を読み、手持ち長文6本文で主張・例・対比の位置を整理します。6本文は本書の収録数ではなく、Kaupediaが置く練習量です。1000を使う人は同じ本文を共有し、読む作業を増やしすぎません。
その後、20カ年第1章などから、読んだことのある説明4設問を使います。問いの対象、根拠となる行動や理由、答案を分けて書き、解説で足りない要素を直します。最後は2026Ⅰ-1へ戻り、設問が示す答え方に沿って70字以内にまとめます。
パラグラフ①は段落の関係を整理する練習、1000は長い本文の中で使う練習です。1000の見本にある問題2の説明解説は、指示表現を具体的な内容へ戻す手順の参考になります。問題本文は見本外なので、今年の遠い根拠と同じ問題だとは扱いません。
慣用句の訳が不自然なら、辞書と和訳4答案へ
構造が取れたのに和訳が変なら、動詞句を字面の動作として訳していないか見ます。手持ちの辞書・解説で、その人物の行動や態度を表す語義を選びます。旧東工大・科学大の和訳4答案を、翌日に白紙から書き直します。
主語・述語・修飾先自体を誤った人は、手持ちの解釈書から該当20〜30題へ戻ります。基礎100を使うなら『基礎英文解釈の技術100 音声オンライン提供版』で、無印の技術100とは別です。選び方は基礎100・技術100・ポレポレの比較へ進めます。
別の本を持つ人は、基礎英文問題精講と英文標準問題精講の比較のように、誤訳を直す解説と練習を使います。構造の誤りと語義の誤りを分け、語義だけの失敗なら構文の本を新しく全周しません。
推論を同じ単語で選ぶなら、過去問2本文で全候補の根拠を書きます。本文が一部の例について述べたことを、すべての場合へ広げている候補も分けます。科学研究の話題でも、正解は自分の知識からではなく、本文の主張と例から選びます。
Ⅱは比較対象と文挿入を読み、35字の説明へまとめる
比較対象を間違えるなら、基本比較の後に透視図37・38
今年のⅡでは、同じ国の人どうしの違いと、別の国の人の違いを取り違えると和訳が変わります。二組の比較対象を先に書き、それぞれが何と何を比べるのかを日本語へ残します。基本の比較も曖昧なら、まず学校の例文へ戻ります。
基本比較ができる人だけ、透視図のテーマ37・38「比較対象の省略」を使います。本の170・171ページで、番号とページは公式見本の目次によります。該当本文は公開見本にないため、今年と同型とは言い切らず、比較の誤読を直す2テーマとして使います。
全訳して二組の対象を書き、翌日に再訳したら2026Ⅱの比較和訳へ戻ります。英文解釈教室と透視図の比較では、体系から学び直す時間と、残った難構文を補う時間を分けています。比較だけが失敗なら、倒置や仮定法まで全部始める必要はありません。
文挿入を代名詞で選ぶなら、前後の意味を2本文で説明する
代名詞が前の名詞を受けるだけで、文を置く場所を決めません。前の文が何を述べ、候補がどの話を足し、その後に何が続くかまで読みます。パラグラフ①の12・19ページで段落の関係を整理し、過去問の文挿入2本文で実践します。
候補を入れた前後の意味を説明し、誤りを指示対象・話題・因果へ分けます。これは文挿入専用章の紹介ではなく、段落の読み方を実問へ使うKaupediaの案です。最後は2026Ⅱ-5の5空所に戻り、代名詞に加えて内容でも選べるか試します。
Ⅰの文挿入にも同じ読み方を使います。1つの空所で迷い続けるより、根拠の分かる空所から決め、残りを前後の意味と消去で選び直します。
35字説明がまとまらないなら、近い根拠の4設問
Ⅱの説明は、近くにある根拠から、何をすることかを短く書きます。まず動作を一文にし、対象と時点を残して余分な一般論を削ります。35字を埋めることより、設問が求める内容を落とさないことを優先します。
旧東工大・科学大の、読解済みで根拠の近い説明4設問を使います。別年度はその設問の字数指定で書き、仕上げに2026Ⅱ-1を35字以内で書き直します。長文1000を持つ人は、問題2の本20ページにある日本語説明の解説も参考にできます。
両題の英訳は基本動詞と文法を白紙から書く
基本英訳で落とすなら、和文英訳ハイトレの66ポイントから、失敗した10〜20ポイントを使います。例題を書き、復習問題で試し、翌日に同じ意味を白紙から英語にします。巻末の語法文例65文は、必要な動詞を含む12文程度だけ追加します。
Ⅰ-3は主語と基本動詞の目的語、Ⅱ-4は提案する動作や動詞の後ろの形を崩さない練習が先です。詳細なLesson番号や文例番号は、公式の公開資料で分からないため指定しません。最難関向けの日本語の組み替え全章を終えてから、今年へ戻る順にはしません。
既にZ会の必修編を持つ人は、50ルール・100例題から、誤りに合う10ルール・20例題程度を使います。誤答添削の説明で理由を整理し、英語で書き直します。必修編と実戦編の比較も、基本文を直すか日本語を組み替えるかで分けています。
文法4択の答えを覚えていても、動詞の後ろの形を英訳で書けないなら、Vintageの答えを覚えた後の復習へ戻れます。最後は旧東工大・科学大の英訳4答案を直し、2026Ⅰ-3・Ⅱ-4を白紙から書きます。学校の先生には、設問と自分の答案を一緒に渡します。
基本英訳で落とすなら、緑の表紙に「和文英訳編」「新装版」とあるハイトレを選びます。税込定価は1,650円です(桐原書店、2026年10月2日)。年度別赤本と合わせて本代4,180円、送料・手数料は別で、手持ちの同内容の旧版があれば買い替えません。
和文英訳の基本書の比較で別の1冊を選ぶ場合も、まず失敗した基本文だけを直します。基本書と学校の添削で今年の2題を書ける人は、最難関英作文や例文集を増やしません。
10月からの道筋は、一文・空欄・基本英訳で選ぶ
次の3通りは、偏差値や1回の点数だけで決めません。2026年度を解いた後に時間を足し、一文を読めるか、後半の空欄を埋められるか、基本英訳を書き直せるかで当てはめます。下の時間は、直しと後日の再答案まで含めたKaupediaの試算です。
A:時間を足しても読めないなら、手持ちの基本へ戻る
主語・述語が分からず、短い英訳も崩れる人はこちらです。10〜11月は手持ち解釈30題と基本英訳20ポイントを中心にします。週1回は科学大の1設問を試し、標準の一文が読めたら短い長文から長さを伸ばします。
12月〜共通テストは、短い和訳と基本英訳を保ち、共通テストの不足にも時間を使います。共通テスト後は90分の通しと再答案を進めます。秋から2月までで4セットを一例とし、最初の2026年度は診断、その後の3年度は未見を使います。
解釈20時間+基本英訳13時間20分+通し4セット14〜16時間で、計47時間20分〜49時間20分です。語彙の日課、文法の基礎を学ぶ時間、短い長文は別です。長文1000・透視図・解釈教室を同時に始めません。
B:読めるが90分で終わらないなら、長さと説明を直す
標準の一文は読めるのに、後半が空欄になったり、根拠を探し直して時間が切れたりする人はこちらです。10〜11月は長さ5題と説明8設問を一例にします。説明はⅠに近い遠い根拠4設問、Ⅱに近い短い説明4設問へ分けます。
12月以降は2週に1セット程度の通しと短い再答案を組みます。共通テスト後も続け、全期間で6セットを使います。段落関係も崩れるならパラグラフ①と手持ち6本文の4時間30分を加え、長文は同じものを共有します。
長さ7時間30分〜8時間20分+説明5時間20分+通し6セット21〜24時間で、計33時間50分〜37時間40分です。通しと同じ答案を直す分は重なる時間を引きます。主因が基本英訳なら、長さの補強を基本英訳20ポイントの13時間20分へ置き換えます。
C:時間内に読み切れるなら、再発する2つだけを補う
時間内に全問へ答案があり、別の年度でも同じ状態を保てる人はこちらです。新しい基礎本を全周せず、文挿入・推論、比較、和訳や英訳で繰り返す誤りから2つを選びます。たとえば選択4本文の2時間と、和訳8・英訳4答案の7時間です。
12月以降は別形式の過年度や学校の模試、添削を使います。共通テスト期も短い記述を続け、全期間で通し8セットを一例にします。補強9時間+通し28〜32時間で、計37〜41時間です。
高2で英検準1級を取得した科学大受験者は、過去問と学校の他大学長文を使い、英作文は別に練習しています。既に語彙の不安が小さかった人の進め方なので、短い集中期間を全員の完成期間にはしません。学校の問題と先生の添削で直せるなら、新規購入0冊で進めます。
練習時間は解答・直し・再答案を足して見積もる
2027年度の大学選抜要項では、理工学系の英語は2月25日の14時〜15時30分です。10月2日から前日の2月24日まで、両端を含め146日、約21週あります。共通テストと他科目の時間を先に取り、必要な補強だけを入れます。
練習 | 1題・1項目あたりの前提 | Kaupediaの試算 |
|---|---|---|
手持ち解釈30題 | 自力15分+解説15分+後日の再訳10分 | 20時間 |
パラグラフ①と長文6本文 | 12・19ページを各30分。各本文は役割整理20分+解説と比べる15分。初読は共有 | 4時間30分 |
長文1000など5題 | 解答35〜45分+論旨・根拠の復習35分+再読20分 | 7時間30分〜8時間20分 |
読解済みの説明8設問 | 答案15分+根拠と解説を比べる15分+再答案10分。初読は別 | 5時間20分 |
文挿入・推論4本文 | 全候補の根拠と誤りの整理20分+後日の再選択10分。初読は別 | 2時間 |
基本英訳20ポイント | 例題・復習20分+訂正10分+再作文10分 | 13時間20分 |
必要な語法文例12文 | 1文10分。ポイント練習と同じ文なら二重に足さない | 追加する場合は2時間 |
過去問の和訳8・英訳4答案 | 自力10分+解説と比べる15分+白紙からの再答案10分。本文の初読は共有 | 7時間 |
年度別1セット | 90分で解く+解説と根拠の点検90〜120分+後日の再答案合計30分 | 3時間30分〜4時間 |
解答35〜45分は予定作りの仮の値で、長文1000の各題に指定された標準時間ではありません。初回の1セットで自分の解答・復習時間を測り、見積もりを置き換えます。授業・宿題・語彙の日課・共通テスト対策と、先生の添削を待つ日数は別です。
年度別赤本だけなら、2026年度の診断後に残る未見は最大4年度です。全期間で6セットなら古い1年度、8セットなら古い3年度を追加で用意します。補強で読んだ年度は全問初見に数えず、未見が足りなければ学校の資料や模試を使うかセット数を減らします。
2週ごとに、後半の空欄、説明に入れ忘れた内容、英訳で同じ文法ミスが残るかを見ます。本のページが進んだだけで終わらせず、別年度でも根拠を説明し、白紙から書けるかを見ます。
時間配分は河合塾の50・40分から試す
河合塾の2026年度講評は、Ⅰ50分程度・Ⅱ40分程度を目安にしています。大学が指定する配分ではありません。見直しを残しづらい人には、Kaupediaの練習案としてⅠ48分・Ⅱ37分・全体の確認5分を試します。
時間の使い先 | 河合塾の公開目安 | Kaupediaの練習案 |
|---|---|---|
Ⅰ | 50分程度 | 48分 |
Ⅱ | 40分程度 | 37分 |
全体の確認 | 独立した枠の記載なし | 5分 |
合計 | 約90分 | 90分 |
先に読んでから解く人なら、Ⅰ48分を初読23分・記述と選択25分、Ⅱ37分を初読14分・記述と選択23分に仮置きします。読みながら答案を書く人は、初読と解答を別々に数えません。Ⅰの説明根拠が近くにないときは、問いの対象を残して先へ進みます。
初見の別年度2セットでも、空欄と問題ごとの滞在時間を測って配分を直します。今年の答案を覚えた後の速さだけで、時間が足りるとは判断しません。2027年度も同じ形式とは限らないため、今年を直した後は過年度の別形式や模試も使います。
秋の時間は難しい本の読了より、科学大の答案に使う
次の本自体が悪いのではありません。10月から試験日までに失点を直すには、全冊を順に足す計画が遠回りになります。読む本を増やす前に、2026年度の失敗を別の実問で直す時間を残します。
今から増やさない本・計画 | 遠回りになる理由 | 代わりにすること |
|---|---|---|
英文解釈教室を新しく全部読む | 体系から学び直す間に、2,000語超の論旨と説明・英訳の直しが遅れる | 手持ちの解釈書で実際に誤った項目だけ戻る |
解釈書を何冊も順に全部やる | 精読の練習が重なり、90分で選択・記述まで処理する時間が残らない | 1冊の必要な項目で直し、科学大の別年度へ戻る |
最難関英作文・自由英作文の本を全員が足す | 2026年度は本文内の和文英訳2題。意見文の発想や構成より基本文の誤りが先 | 基本動詞・文法を白紙から書き、Ⅰ-3・Ⅱ-4を直す |
二次用の聴解・TOEFL教材を足す | 今年の理工学系二次に聴解はなく、入学後や大学院の教材を混ぜると設問練習が減る | 二次は長文と記述。共通テストのリスニング対策は別に続ける |
一文の構造で止まるまま長文1000を足す | 長さを増やしても主語・修飾や標準語彙の穴が残る | 手持ちの短文と短い長文を先に使う |
文法4択や難語帳を二次用に新しく全周 | 語義・文挿入・英訳の誤りを、その場で使う練習が別に要る | 今の本の誤った文法・語法と、実問の語義へ戻る |
20カ年・赤本・青本を重複年も全部解く | 冊数ほど初見年度は増えず、添削と再答案の時間が減る | 今年の診断を先にし、不足する形式と未見年度だけ足す |
迷ったら2026年度を90分で解く
追加する本は、別の問題でも同じ失敗が続き、手持ちでは直す理由を説明できないときに選びます。学校の問題や先生の添削で直せるなら、本は買いません。章の練習後は今年の答案を直し、別年度で同じ誤りが減ったか試します。
まず2026年度を90分で解き、空欄と時間切れも含めて、大きい失点原因を2つだけ選びます。
購入先
価格・在庫は購入先でご確認ください。広告リンクを含みます。
- 向く人
- 今年の2題を90分で通して解き、解説で失点を直したい理工学系受験生。2022〜2026年度の5年分を使う人。
- 確認すること
- 表紙に「理工学系」「2027」とある1冊。医歯学系と混ぜません。学校に問題と解説がそろっていれば買い足しは不要です。2026年度を解くと未見は最大4年度です。
書籍の仕様を見る
- 収録・使う箇所
- 2022〜2026年度・英語、数学、物理、化学
- 向く人
- 標準の一文は読めるのに、2,000語になると主張や離れた根拠を見失う人。3〜5題で段落の役割を整理し、科学大の実問へ戻る人。
- 確認すること
- 900〜1,600語の10題。一文の構造で止まる人は手持ちの解釈書が先です。全10題の読了を目標にせず、3〜5題の後は2,036語と記述を時間内に処理します。
書籍の仕様を見る
- 収録・使う箇所
- 900〜1,600語の10題
- 向く人
- 主語・目的語、動詞の後ろの形、文をつなぐ文法を誤る人。66ポイントから失敗した10〜20ポイントを選び、例題と復習問題を白紙から書く人。
- 確認すること
- 「和文英訳編」「新装版」を選びます。語法文例は必要な12文程度だけ追加します。同内容の旧版や学校の教材で直せるなら買い替えません。最難関編・自由英作文編とは別です。
書籍の仕様を見る
記事の誤りや古い情報は、訂正・お問い合わせフォームからお知らせください。


