要点
- 迷ったら無料の2026年1月30日を70分で解き、失点の大きい2つから直す。英作文と和訳は2025年度から出ていないので、手持ちで直せるなら買い足しは0冊
- 42欄のうち15欄は熟語で決まった。熟語帳を持っていないなら解体英熟語の必修528を1日25で22日。文法の10問を6分で8問取れないなら手持ちのNext Stage第1〜16章の200問。文の構造や段落の要点を取れないならThe Rules 1の12題
- 新形式の前期は2025・2026年度の2回分。2025年度の前期も解くなら甲南大学2027年版赤本。前期は1月30日に始まるので、1月29日までに仕上げる
甲南大学の英語で参考書に迷ったら、無料の2026年1月30日の問題を70分で解き、失点の大きい2つから直します。長文2題の試験でも42欄のうち15欄は熟語で決まったので、長文の本より先に熟語帳を1冊決めます。英作文や和訳の本まで要るのかと焦っても、どちらも2025年度から出ていないので、手持ちで直せるなら買い足しは0冊です。

2026年1月30日は70分・4大問・42欄。熟語で決まる欄が15あった
この記事は、甲南大学の一般選抜前期日程・一般方式で受ける英語を扱います。前期は1月30・31日と2月1・4・5日にあり、同じ日の英語は全学部共通で70分・全問マークです。理系学部が受けられるのは1月30日〜2月1日、グローバル教養学環は1月30日だけです。
大学の過去問題ページで無料で読める前期の英語は、2026年1月30日の1日分です。問題・解答・解答用紙がそろうので、最初の70分にはこれを使います。ほかの4日は問題が違い、大学のサイトでは読めません。
大問 | 形式と分量 | 2026年1月30日に問われたこと |
|---|---|---|
1 | 長文750〜800語・7段落。13問14欄 | 職場の服装規定を扱う新聞記事。段落ごとの内容一致6問、句動詞などの言い換え4問、定型表現と結論の文の空所、代名詞が指すもの |
2 | 長文350〜400語・4段落。5問8欄 | 清涼飲料への砂糖税と、子どもと大人の砂糖の摂取量を調べた研究。対比の接続詞の空所、語の言い換え3つ、内容一致3問 |
3 | 会話。2人の22の発言に10空所 | 高校を出た2人がギャップイヤーの計画を話す。10空所のうち7つは熟語・句動詞、1つは仮定法 |
4 | 短文の空所補充10問 | 関係詞、前置詞、間接疑問の語順、過去完了、否定語句の倒置など。単元名のない10問が続く |
語数は大学の出題の狙いと傾向に載る数です。大問1と大問2には5つの選択肢から2つ選ぶ問題が1問ずつあり、解答欄は全部で42でした。
42欄のうち、知識で決まる欄が29あった
問われた力 | 欄の数 | 出た大問 |
|---|---|---|
熟語・句動詞・定型表現 | 15 | 大問1の5、大問3の7、大問4の3 |
本文の読み取り | 13 | 大問1の9、大問2の4 |
文法 | 9 | 大問4の7、大問2と大問3の各1 |
語の意味(多義語、副詞など) | 5 | 大問2の3、大問3の2 |
表の数は、Kaupediaが42欄を1つずつ分けた結果で、配点の割合ではありません。大学は大問・小問の配点を出していないので、この記事では正解した欄の数で力を測ります。
熟語には、大問3の動詞と名詞の決まった組み合わせ1つと、大問4の動名詞を使う形容詞の表現1つも数えました。知識で決まる欄は29あり、そのうち熟語がいちばん多い分類でした。
大学自身も2021年度の英語の講評で、群動詞の正解率が低かったと書いています。和訳や英作文があった頃の講評ですが、今年も知識で決まる欄では熟語がいちばん多いので、熟語から直します。
英語の配点は学部で違います。前期の英語は、文学部・経営・マネジメント創造・知能情報・グローバル教養学環で200点です。法学部は150点、経済・理工・フロンティアサイエンスは100点です。
2027年度の入学試験要項では、英語は得点調整の対象外です。科目ごとの基準点はなく、合計点で合否が決まります。
教学社は2024〜2026年度の英語を、ほとんどが標準レベルと分析しています。Kaupediaの判断も、大問1〜3は標準、大問4は易しめから標準です。
外部試験の方式、中期、公募は準備が変わる
英検CSEなどを英語の点に換える外部英語試験活用方式なら、甲南の英語は受けません。英検CSEは1660で6割、1980で8割、2300以上で満点に換わります。
中期日程(2月17・18日)で英語を受けるのは文系だけです。2026年の中期は大問3が文法、大問4が会話で、前期と順番が逆でした。
公募制推薦【教科科目型】(2027年は11月7日)は60分です。大学は公募と前期の問題の傾向をそろえていると説明します。それでも2026年度の公募は文法と会話が前期と逆の順番で、長文には本文全体を問う設問が多めでした。
2025年度から全問マークになり、英作文と和訳を書く問題はなくなった
大学は2024年3月25日に、2025年度から前期・中期の英語を全学部共通・70分・マーク・4大問にすると発表しました。教学社によると、文系学部だけにあった英作文は2024年度の前期が最後です。答えをすべてマークする形になり、和訳のように書いて答える問題もなくなりました。
「甲南大学 英語 対策」などで検索して読んだ対策記事5本のうち、4本は文系80分・和訳・英作文の古い形のままでした。そうした記事が勧める自由英作文の本や、和訳のための解釈本は、今の甲南の前期で使う場面がありません。
私なら、英作文の本に使うはずだった時間を、熟語帳と文法の誤答に回します。国公立大や他の私大で英作文が要る人は、その試験のために別に時間を取ります。
大問ごとに、止まった所から本の章と量を決める
1月30日を70分で解いたら、大問ごとに終わった時刻と、落とした欄の理由を書き出します。理由は熟語・文法・語の意味・読み違い・時間切れの5つに分けます。下の表から、失点の大きい2つの行を選びます。
大問・止まった所 | 本の章と最初の量 | 今年の問題に戻ってすること | やめること |
|---|---|---|---|
熟語(大問1・3・4):熟語が出てこないなら | 熟語帳を持っていないなら、解体英熟語の必修528を1日25で22日。2周目で重要345を足す。ターゲット1000を持っているならPart1〜4 | 大問1の言い換え4問と定型表現の空所、大問3の7空所、大問4の熟語の3問を解き直す。選択肢に出た句動詞も覚える | 上級144や難熟語まで進む。熟語帳を2冊にする |
文法10問(2026年は大問4):6分で8問取れないなら | 手持ちのNext Stage第1〜16章から、誤答の多い200問を章の名前を隠して2周。今年なら第1・4・6・10・12・14・15章へ戻る | 10問すべてで、選んだ理由を1行で言う。倒置は助動詞とbe動詞の両方で作る | 章の順に解いて満足する。文法問題集を買い足す |
会話10空所(2026年は大問3):空所を落とすなら | 会話の本は足さない。熟語帳と第25章の会話表現、仮定法は第4章 | 10空所を、前後の前置詞と目的語から説明し直す。公募2026年度の会話8空所も解く | 会話問題の専用本を先に買う |
大問2の長文:数字と発言者を間違えるなら | 本は足さない。甲南と公募の大問2を13分で解く | 子どもと大人、始めと終わりの数字、誰の提案かを本文に戻って言う | 数字を読み流して選ぶ |
大問1の長文:段落の内容一致を落とすなら | 文の構造や段落の要点を取れないなら、The Rules 1の12題。読めるのに遅いなら、甲南と公募の大問1を35分で解く | 14欄で、数値の範囲、研究の新旧、発言者を段落と比べる | 長文の本を何冊も重ねる |
土台:短い文の主語と動詞も取れないなら | 大岩のいちばんはじめの英文法【超基礎文法編】の第0講から第25講まで | 文法の10問で7問取る | 難しい解釈の本へ先に進む |
単語:2つ目の意味で落とすなら | ターゲット1900なら1〜1500。2つ目の意味は第27章と過去問の言い換え | 大問2の言い換え3つを、本文での意味から説明する | 難しい単語帳を足す |
章は出版社の公式の目次で選びました。量はKaupediaが決めた最初の練習量です。
甲南に受かった人の体験記を読むと、毎日長文を1本読む、単語と文法から長文へ進むといった習慣の話が中心です。どの本のどの章で、どの大問を直したかまでは書かれていないので、この表で今年の失点から本の場所を決めます。
熟語帳を持っていないなら、解体英熟語の必修528から始める
熟語が出てこない人は、熟語帳を1冊決めて、言い換えと空所の両方を直します。今年は大問1の言い換え4問と定型表現の空所、大問3の7空所、大問4の3問が熟語・句動詞で決まりました。単語帳で1語ずつ覚えた意味からは、動詞と前置詞を組み合わせた意味が出てきません。
熟語帳を持っていないなら、解体英熟語の改訂第2版を選びます。必修528・重要345・上級144の計1,017熟語で、必修には印が付いています。表のページで入試問題の例題を解き、裏のページで見出しの熟語と解説を読む作りです。
手持ちのNext Stageにも、第20〜24章にイディオムの章があります。ただ、頻出の基本としてまとめたイディオムは第20章の70で、第21〜24章は熟語の種類ごとに並びます。熟語で決まる欄が15ある甲南では、必修528に印があり、必修から先に覚えられる熟語帳を1冊決めます。
甲南の言い換えと空所は、選択肢から意味を選ぶ形です。解体英熟語なら、例題で選ぶ作業をしながら熟語を覚えられます。
1周目は必修528を1日25熟語で進め、22日で終えます。2周目は必修の誤答と重要345を14日で進め、2周で873熟語です。上級144は後回しにし、甲南と公募の過去問で熟語の欄を2回続けて8割取れたら手を付けません。
1日20分なら、1周目は7時間20分、2周目は4時間40分です。その後は試験の前まで毎日10分の見直しを80日続け、合わせて約25時間になります。
ターゲット1000の5訂版や、ほかの熟語帳を持っているなら買い替えません。ターゲット1000ならPart1〜4の830熟語を先に覚え、1日30なら28日です。Part5の難熟語170と巻末の難熟語Plus80は後回しにします。
熟語帳3冊の比較では、初めての1冊ならターゲット1000、志望校の過去問で熟語の空所補充を解くなら解体英熟語を選びました。甲南は言い換えと空所で熟語の意味を選ぶ形なので、新しく買うなら解体英熟語の側に当たります。
1周目に覚える数は、解体英熟語の必修528がターゲット1000のPart1〜4の830より少なく済みます。2周目までの873で、ほぼ同じ数になります。教学社も甲南の対策の本に解体英熟語を挙げています。
熟語帳を持っていないなら、解体英熟語の必修528から始めます。 表紙に「改訂第2版」とあるブック型を選びます。Z会の税込定価は1,100円です(Z会、2026年10月3日)。
文法の大問は、Next Stage第1〜16章の誤答200問を2周する
文法の10問を6分で8問取れないなら、手持ちのNext Stageで文法を直します。2026年の前期では大問4の10問に、関係詞・前置詞・間接疑問の語順・過去完了・倒置などが単元名なしで並びました。1問を30秒台で、どの文法で決まるかを見分ける練習が要ります。
第1〜16章から誤答の多い200問を選び、章の名前を隠して解きます。2周目は1周目に間違えた問題だけを解き直し、1週間後にもう一度解きます。誤答を70問と置くと、200問と70問を各2分、1週間後に2時間で計11時間です。
2026年に問われたこと | 戻る章 |
|---|---|
所有格の関係代名詞、前置詞+関係代名詞 | 第10章 関係詞 |
前置詞の後の前置詞句、位置の前置詞 | 第12章 前置詞 |
間接疑問の語順 | 第14章 疑問文と語順 |
否定語句で始まる文の倒置 | 第15章 否定・省略・強調 |
過去完了 | 第1章 時制 |
動名詞を使う形容詞の表現(42欄の分類では熟語に数えた) | 第6章 動名詞 |
大問3の仮定法 | 第4章 仮定法 |
大問2の対比の接続詞 | 第11章 接続詞 |
倒置は、助動詞を前に出す形とbe動詞を前に出す形の両方を作れるまで練習します。前置詞+関係代名詞は、後ろの動詞や形容詞と結び付く前置詞を言えるようにします。
Next Stageの4th Editionと新装版は、表紙と音声の届け方が違うだけで中身は同じです。違いはNext Stage新装版の記事にまとめています。VintageやScrambleを持っている人も、2冊の比較で書いたとおり学校の本を続け、同じ単元へ戻ります。
文法問題集を1冊も持っていないなら、上の章の対応をそのまま使えるNext Stageの新装版を選びます。桐原書店の税込定価は1,650円です(2026年10月3日)。
章ごとならできるのに、単元がばらばらに並ぶと落とす人だけ、英文法ファイナル問題集の標準編を足します。全10回のテスト形式で、文法の項目がランダムに並びます。1回ずつ時間を計って解き、間違えた問題はNext Stageの章へ戻します。
この本を足すかどうかは、ファイナル問題集とポラリス2の比較と同じく、手元の本と過去問を先に使ってから決めます。
会話の大問は、熟語帳とNext Stage第25章で直す
会話の空所を落とすなら、会話の本を足す前に熟語を直します。2026年の前期は大問3が会話で、高校を出た2人がギャップイヤーの計画を話す内容でした。10空所のうち7つが熟語・句動詞、1つが仮定法で、決まり文句を覚えるだけでは取れません。
大学も出題の狙いで、大問3を日常会話程度の英語の知識を問う空所補充と説明しています。私なら会話の専用本は買わず、熟語帳を進めながら、Next Stage第25章の会話表現を1時間30分で通します。
解き直すときは、空所の前後にある前置詞と目的語から、どの熟語かを言います。仮定法は、過去の条件と今の結果を組み合わせる形を第4章で練習します。2026年度の公募の会話8空所も、同じやり方で解きます。
教学社は、会話は全体に標準でも、紛らわしい選択肢の設問があると分析しています。8分で10問中8問を取れるまで、熟語帳と第25章へ戻ります。
大問1・2は、段落を読むたびに設問を解く
長文2題は、段落ごとに読み、その段落を指す設問をすぐ解きます。大問1の内容一致は段落を指定して問うので、答えの根拠は探しやすい作りです。大学も2021年度の講評で、正解のある段落を読み直し、選択肢を1つずつ比べるよう勧めていました。
今年落としやすいのは、本文の数字や人を少しずらした選択肢です。大問1には、上限を表す数字を人数の割合にすり替えた選択肢や、研究の新旧や話した人を間違えやすい選択肢がありました。大問2では、子どもと大人の減った量や始めと終わりの量、誰が何を提案したかの区別で差がつきます。
数字と人の名前には、読みながら印を付けます。選択肢を選んだら印の所へ戻り、範囲・時期・話した人が本文と同じかを見ます。5つから2つ選ぶ問題は、指示に丸を付けてから解きます。
目安は、大問1を35分で14欄中11欄、大問2を13分で8欄中6欄です。
文の構造や段落の要点を取れないなら、The Rules 1の12題
長い文で主語と動詞を間違える人や、段落の要点を1文で言えない人は、The Rules英語長文問題集1を足します。12題すべての英文に構文の解析が付き、読み違えた文を自分で直せます。最初の題は約535語で、甲南の大問2より長く、大問1より短い分量です。
週3題なら4週で終わります。1題を25分で解いて解析を見ながら35分直し、翌日に10分読み直すと、12題で14時間です。終わったら、甲南と公募の大問1・2へ戻ります。
長文ポラリス1の改訂版を持っているなら、The Rules 1は買わずに、その12のLESSONを同じ方法で使います。教学社も、甲南の対策にThe Rules 1とやっておきたい英語長文500を挙げています。2冊の使い分けはThe Rulesとやっておきたいの比較で比べています。
文の構造や段落の要点を取れないなら、The Rules 1の12題を足します。 表紙に「1」と「入試基礎」がある巻を選びます。旺文社の税込定価は1,320円です(旺文社、2026年10月3日)。
読めるのに遅いなら、本は足さずに過去問を時間を計って解く
文は読めるのに時間が足りない人は、長文の本を増やさずに、甲南と公募の大問1・2を時間を計って解きます。大問1は35分、大問2は13分で区切り、終わった時刻を残します。
甲南と公募の過去問を使い切っても読む量を足したい人だけ、やっておきたい英語長文500の改訂版を10〜20題使います。400〜600語の20題で、多くは甲南の大問2より長い文章です。
単語はターゲット1900なら1〜1500まで
大学は出題の狙いで、語彙はジーニアス英和辞典第6版で星2つ以上の高校学習語を使うと説明しています。難しい単語帳を足すより、標準の単語帳の1〜1500と熟語を先に覚えます。ターゲット1900の6訂版なら、Part1の基本800語とPart2の重要700語です。
Part3の難単語400語は、過去問で知らない語が1題に数個より多いときだけ進みます。ターゲット1900は1つの語に中心の意味を1つ載せる作りなので、言い換えで問われる2つ目の意味は別に覚えます。今年の大問2でも、組織の長を表す名詞のような、2つ目の意味の言い換えが出ました。
2つ目の意味は、Next Stage第27章の重要多義語と、過去問の言い換え問題で覚えます。システム英単語など別の単語帳を持っている人は、買い替えずにその1冊を続けます。2冊の違いはターゲット1900とシステム英単語の比較で書いています。
新形式の前期は2回分。2025年度の前期は赤本で解く
2025年度に形式が変わったので、今の形で通して解ける前期は2025年度と2026年度の2回分です。2026年度の1月30日は無料で読めますが、2025年度の問題は著作権の関係で大学のサイトに載っていません。公募も、今の大問の構成で解けるのは2025年度と2026年度です。
入手先 | 入っている英語 | この計画での使い方 |
|---|---|---|
大学の過去問題ページ(無料) | 2026年度の前期1月30日と公募。問題・解答・解答用紙 | 10月の最初の70分と、11月の公募60分 |
甲南大学2027年版(教学社) | 2024〜2026年度の公募と前期の各1日程。問題編と解答編 | 12月に公募2025年度、1月に前期2025年度を初見で解く |
旺文社の入試正解デジタル(無料登録) | 一覧に2025年度の英語として1月30日と1月31日が並ぶ | 登録して開ければ、赤本と別の日の前期を初見で解ける |
前期の収録日は教学社の案内にないので、2026年度が無料公開の1月30日と同じなら、初見の前期は2025年度の1回です。
赤本は2024年度の前期英語で、大問2の英文と全訳を著作権の都合で省いています。2024年度は前期も公募も大問の構成が今と違うので、大問1と会話の大問を読む練習に使います。
2026年度の公募は60分で、文法と会話の順番も前期と逆です。前期の通しの代わりにはせず、文法7問と会話8空所を前期の文法と会話の練習として直します。
2025年度の前期も解くなら、甲南大学2027年版の赤本を選びます。 表紙に「甲南大学」「2027」とある最新版です。教学社の税込定価は2,585円です(教学社、2026年10月3日)。
大学の資料請求でも過去問題集を取り寄せられますが、大学は過去1年分に限ると案内しています。2025年度の前期を解く手段として、Kaupediaは赤本を選びます。
70分は文法と会話から解き、800語の長文に35分を残す
新しい形の70分の配分は、大学・大手予備校・教学社のどれも数字で出していません。塾の公開例も、公募で知識の問題を先に終えるという助言にとどまります。Kaupediaは、最初の70分に次の枠を置きます。
解く順 | 2026年1月30日の大問 | 使う時間 | 開始からの時刻 |
|---|---|---|---|
文法10問 | 大問4 | 6分 | 6分 |
会話10空所 | 大問3 | 8分 | 14分 |
400語の長文・8欄 | 大問2 | 13分 | 27分 |
800語の長文・14欄 | 大問1 | 35分 | 62分 |
見直しとマーク | — | 8分 | 70分 |
知識で解く文法と会話の20欄を14分で終え、読む量の多い800語の長文に35分を残します。Kaupediaの概算では、大問1は本文と選択肢で約1,240語、大問2は約630語あります。最初の過去問で大問ごとの時刻を残し、800語の長文に35分残せないなら、文法と会話の速さを先に直します。
大問の番号は日程で入れ替わります。2026年の前期は会話が大問3、文法が大問4でしたが、中期と2024年3月の発表では逆でした。来年の本番でも、最初に4つの大問の種類を見てから解く順を決めます。
1月29日までの道筋は、42欄の正答数で3つに分ける
前期は1月30日から始まるので、初日から受ける人の仕上げは1月29日です。2月4日から受ける人は2月3日、11月7日の公募も受ける人は11月6日が最初の区切りです。10月3日から1月29日までは119日、17週あります。
道筋は、1月30日の42欄で何欄正解したかと、落とした理由で選びます。20欄・30欄の区切りは道筋を選ぶための目安で、大学の合格点ではありません。時間は、後の表の仮の時間を足した数です。
A:20欄以下で、短い文の主語と動詞も取れないなら大岩から
文法の10問で6問以下で、短い文の主語と動詞も取れないなら、10月に大岩の超基礎文法編を始めます。第0講の品詞から第3講の5文型を先に読み、第25講の仮定法まで進めます。単語の1〜1500と熟語帳も同じ月に始めます。
11月からは、大岩の次の本で書いたとおり手元の文法問題集へ進みます。Next Stageなら第1〜16章の弱点300問を解き、誤答100問を解き直します。読めるようになったらThe Rules 1の12題へ進み、過去問の通しは12月から入れます。
次へ進む目安は大岩を読み終えた日ではなく、文法の10問で7問取れて、公募の大問1で段落ごとの要点を1文で言えることです。合計は約127時間、1日約64分です。文の読み違いが続くなら、肘井の必修編と技術70の比較を見て、解釈の入門書を1冊足します。
B:21〜29欄で、熟語・文法・時間で落とすなら熟語帳と200問
読めるのに熟語・文法・時間で落とす人は、熟語帳の必修528と重要345を進めます。文法はNext Stageの誤答200問と第25・27章です。単語は知らない語だけを覚え直し、約20時間と置きます。
過去問の4回は、後の月ごとの予定どおりに解きます。合計は約72時間で、1日約36分です。
文の構造や段落の要点を取れないならThe Rules 1の14時間を足し、約86時間・1日約43分になります。次の目安は、熟語の15欄で12欄と文法の10問を6分で8問取り、800語の長文に35分を残せることです。
C:30欄以上なら、手持ちの本の誤答と過去問で仕上げる
30欄以上取れて、落としたのが熟語の数個と時間だけなら、熟語帳と文法問題集は買い足しません。熟語帳の誤答と重要345、文法の誤答だけを直し、過去問4回と2024年度の読解を解きます。このうち2025年度の前期と公募、2024年度の読解は赤本で解きます。
合計は約33時間で、1日約17分です。読む量を足したい人だけ、やっておきたい英語長文500を10題使い、約43時間・1日約22分になります。初見の通しで続けて8割以上の欄を取れたら、仕上がりと考えます。
練習ごとの仮の時間
次の時間は、Kaupediaが練習の量に仮の時間を掛けて置いたものです。出版社の標準時間や、合格者が実際にかかった時間とは違うので、最初の3日で自分の時間を測り直します。
練習 | 量と仮の時間 | 合計 | 使う道筋 |
|---|---|---|---|
大岩の第0〜25講 | 26講×25分+説明し直しと直しに5時間 | 約16時間 | A |
ターゲット1900の1〜1500 | 1日40語を25分で38日+復習15分を100日 | 約41時間 | A |
単語の覚え直し | 1〜1500のうち知らない語だけ。全部を覚える場合の約半分 | 約20時間 | B |
解体英熟語 | 1日20分で必修22日と2周目14日+見直し10分を80日 | 約25時間 | A・B |
熟語の2周目と見直し | 1日20分で14日+見直し10分を80日 | 約18時間 | C |
Next Stageの弱点300問 | 300問×2分+誤答100問×2分+1週間後に2時間 | 約15時間 | A |
Next Stageの誤答200問 | 200問×2分+誤答70問×2分+1週間後に2時間 | 11時間 | B |
文法の誤答だけ | 誤答70問×2分 | 約2時間 | C |
Next Stage第25・27章 | 各1時間30分 | 3時間 | A・B |
The Rules 1の12題 | 1題に解答25分+直し35分+翌日10分 | 14時間 | A。Bは必要な人だけ |
過去問の通し4回 | 前期2回×(70分+直し70分)+公募2回×(60分+直し60分) | 約9時間 | A・B・C |
2024年度の読解と会話 | 前期の大問1と会話の大問、公募を各40〜60分+直し | 約3時間 | A・B・C |
時間配分の解き直し | 1月下旬に2026年1月30日を70分で | 約1時間 | A・B・C |
やっておきたい500 | 1題60分 | 10題で10時間 | Cで足したい人だけ |
10月から1月29日までの予定
月ごとには、次の順で進めます。
時期 | すること |
|---|---|
10月 | 1月30日を70分で解き、道筋を決める。熟語帳の必修528を1日25で始める。単語は知らない語を覚え直す。文法はNext Stageの誤答の章から。短い文の主語と動詞も取れない人は大岩から |
11月 | 熟語の2周目で必修の誤答と重要345。Next Stage第25・27章。必要な人はThe Rules 1を週3題。公募2026年度を60分で解き、文法と会話を前期の練習として直す |
12月 | 熟語は毎日10分の見直し。赤本で公募2025年度を60分で解く。2024年度の前期の大問1と会話の大問、公募を解く |
1月1〜17日 | 共通テストを受ける人は共通テストを優先し、熟語と文法の誤答を毎日10〜15分見直す |
1月18〜29日 | 赤本の2025年度の前期を70分で初見として解く。2026年1月30日を時間配分の練習に解き直す。新しい本は始めない |
12月と1月18〜29日の赤本の回は、2025年度の前期も解く人の予定です。公募も受ける人は、11月の公募2026年度を11月6日までに解き終えます。大問別の練習で使った問題を通しで解き直した点は、初見の力とは分けて記録します。
英作文・難しい解釈・難しい長文の本は後回しにする
次の本を後回しにする理由は、本の良し悪しではなく残りの時間です。これらの本に時間を使っても、10月から1月29日までに今年落とした欄は直りません。
後回しにする本・やり方 | 理由 | 代わりにすること |
|---|---|---|
自由英作文・和文英訳の本 | 英作文は2024年度の前期で終わった | 熟語帳と文法の誤答 |
和訳のために足す解釈本(入門英文問題精講、基礎英文解釈の技術100など) | 和訳も出なくなった。文の構造や段落の要点を取れないなら、先にThe Rules 1の12題で足りるかを見る | The Rules 1の12題 |
英文解釈教室、透視図、ポレポレ | 本文は標準で、記述の答えもない | 甲南と公募の大問1・2 |
やっておきたい700・1000、長文ポラリス2・3 | 大問1は800語近いが本文は標準。長さに慣れるなら過去問で足りる | 大問1を35分で解く |
整序850などの整序の問題集 | 2026年の前期に整序の問題はない | Next Stageの誤答200問 |
会話問題の専用本を先に買う | 今年の会話は熟語と文法で決まる空所が中心 | 熟語帳と第25章 |
発音・アクセントの問題集 | 2026年の前期に出ていない | 熟語と単語の見直し |
鉄壁、英検準1級パス単などの難しい単語帳 | 大学は高校学習語から出すと説明している | ターゲット1900の1〜1500 |
Next Stage・Vintage・Scrambleや熟語帳の重ね買い | 範囲が重なる | 手持ち1冊の誤答へ戻る |
公募の過去問だけで前期の通しをする | 公募は60分で、文法と会話の順番も長文の設問も前期と違う | 前期の通しは前期の問題で解く |
英文解釈教室と透視図の比較でも、関関同立が中心なら、上級の解釈書より標準の解釈と過去問を先にすると書きました。甲南の前期の長文も標準なので、同じ考え方で上級書を外します。
本代は手持ちなら0円、赤本と熟語帳で3,685円
手持ちの単語帳・熟語帳・文法問題集と先生の添削で直せる人は、追加の本代が0円です。2025年度の前期も解くなら、赤本の2,585円です。
熟語帳を持っていないなら解体英熟語の1,100円を足し、計3,685円です。文の構造や段落の要点を取れない人がThe Rules 1の1,320円も足すと、5,005円になります。
単語帳がない人は、ターゲット1900の6訂版が1,210円です。文法問題集がない人は、Next Stageの新装版が1,650円です。どれも出版社の税込定価(2026年10月3日)で、送料は入っていません。
今日は1月30日の問題を70分で解き、止まった所を先生に見せる
大学の過去問題ページから2026年度の前期の英語を開き、70分を計って解きます。大問ごとに終わった時刻を残し、落とした欄を熟語・文法・語の意味・読み違い・時間切れに分けます。その紙を学校の先生に見せ、添削で直せるなら本は買わずに、失点の大きい2つから直し始めます。
購入先
価格・在庫は購入先でご確認ください。広告リンクを含みます。
- 向く人
- 熟語帳を持っておらず、甲南の言い換えや会話の空所で熟語が出てこない人。
- 確認すること
- 表紙に「改訂第2版」とあるブック型を選びます。必修528を1日25で22日、2周目で重要345を足し、上級144は後回しにします。ターゲット1000など別の熟語帳を持っているなら、その1冊を続けます。
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- 向く人
- 大問1・2の長い文で主語と動詞を間違えたり、段落の要点を言えなかったりして、内容一致を落とす人。
- 確認すること
- 週3題で4週です。読めるのに遅いだけなら本は足さず、甲南と公募の大問1・2を時間を計って解きます。長文ポラリス1の改訂版を持っているなら買いません。
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- 向く人
- 無料の1月30日を解いた後に、新形式の前期をもう1回と公募を解き、解答編で直したい人。
- 確認すること
- 前期は各年度1日程です。2024年度は大問の構成が今と違い、前期英語の大問2は英文と全訳が省略されています。前期の収録日は案内にないので、2026年度が無料公開の1月30日と同じなら、初見の前期は2025年度の1回です。
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- 税込定価
- 2,585円(教学社・2026年10月3日)
- 収録年度・日程
- 2024〜2026年度の公募制推薦(教科科目型)と一般選抜前期日程の各1日程
- 省略
- 2024年度前期英語の大問2の英文・全訳、2026年度前期日本史の資料1点
- 発売日
- 2026年7月13日
- 判型
- A5判
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