要点
- 新課程の本試験2回+追試験2回を先に解く。迷ったら無料の本試験2回から始める
- 2026年度の追試まで解説つきで解くなら赤本。大学入試センターは問題と正解を無料公開する
- 全統模試5回を足すなら黒本『総合問題集』。数学II・B・Cは無料の試作1回も含めて11回
2027年の共通テストの過去問は、大学入試センターが無料で公開する新課程の本試験2回+追試験2回を先に解きます。古い形式の本を買って遠回りするのが不安なら、迷ったら無料の本試験2回から始めます。2026年度の追試まで解説つきで解くなら赤本、全統模試5回を足すなら黒本『総合問題集』です。

新課程の本試験2回+追試験2回を先に解く
「何年分」と「何回分」は別です。大学入試センターは2025・2026年度の本試験と追試験の問題・正解を無料で公開しています。本試験は2年分、追試験も入れると4回分です。
旧課程の2021〜2024年度をどう使うかは科目で違います。教学社の2027年版一覧と大学入試センターの無料の試作問題から、1科目あたりの回数を分けました(2026年9月25日)。表の「4回」は2025・2026年度の本試2回+追試2回で、追試も無料です。
受験科目 | 本試・追試と試作(大学入試センターで無料) | 2027年版赤本の旧課程 | 旧課程の回の使い方 |
|---|---|---|---|
英語リーディング・リスニング | 各4回+試作の部分問題 | 各8回 | 読む量や音声の扱いが違う年度は、設問別の練習に使う |
数学I・A | 4回+試作1回 | 8回 | 整数の選択問題を飛ばせば、70分で通して解ける。試作問題は2021年度本試の問題を多く再利用 |
数学II・B・C | 4回+試作1回 | 旧数学II・Bが8回 | 旧科目は60分で、平面上の曲線と複素数平面がない。分野別に使う |
国語 | 4回+試作1組 | 8回 | 旧科目は80分。評論・小説・古文・漢文の大問別に使う。試作は新しい大問の確認に使う |
歴史総合を含む地歴・公共を含む公民 | 各4回+試作各1回 | 旧科目2〜8回 | 旧日本史Bなどは分野の復習に使う |
物理・化学・生物 | 各4回、試作なし | 各8回 | 2027年版赤本は旧課程も含め、本試・追試を各12回収録。旧問は分野別に使う |
情報I | 4回+試作1回 | 旧情報関係基礎4回 | 赤本にはサンプル問題も1回。旧情報関係基礎は別科目として扱う |
数学I・Aは、赤本の本試・追試12回と創作1回を使えます。一方、数学II・B・Cの旧数学II・Bを、新課程の70分の通し演習には足しません。英語の年度別の違いは赤本・黒本・青本の比較で扱っています。
まず受験科目の2026年度本試を制限時間で1回解き、時間切れと知識不足の大問を分けます。解き直したら2025年度本試、次に両年度の追試へ進めます。
数学II・B・Cは1回70分。採点と解き直しを含め1回約2時間と見れば、4回で約8時間です(試算)。10月から週1回なら10月中に終えられます。
1回の中でどこに時間を使うかは、数学の70分の時間配分で扱っています。
2026年度の追試まで解説つきで解くなら赤本
教学社の2027年版数学の赤本は、数学I・Aと数学II・B・Cの合冊です。表紙の「計26回分」は2科目と旧課程を足した数で、1科目の新課程が26回あるわけではありません。2025・2026年度の本試と追試は各科目4回、さらに創作問題が各1回入ります。
数学の2027年版 | 2025・2026年度の本試・追試 | ほかに入る問題 | 税込定価 |
|---|---|---|---|
2年度とも本試・追試 | 旧課程8回+創作1回/科目 | 1,430円 | |
2025年度の本試・追試、2026年度の本試 | 旧課程の共通テスト、センター試験 | 1,430円 | |
2026年度の本試1回 | 全統模試5回 | 1,595円 |
どちらも黒本と呼ばれますが、『過去問レビュー』は実施済みの試験、『総合問題集』は模試が中心です。大学入試センターの無料公開は問題と正解、黒本『過去問レビュー』の数学の収録一覧には2026年度追試がありません。
私なら、2026年度の追試まで解説つきで解くために赤本を選びます。教学社の目次には両年度の本試・追試の解答・解説が載っています。
2027年版数学の赤本は税込定価1,430円(2026年9月25日の教学社の表示)。購入先では表紙の「2027年版」と、数学I・A/II・B・Cの合冊であることを見ます。
数学II・B・Cで試作と模試を足すと11回
数学II・B・Cの旧課程は60分の数学II・Bで、数学Cの平面上の曲線と複素数平面がありません。70分の新課程で通して解くなら、まず大学入試センターの本試・追試4回と試作問題1回が無料です。試作は2021年度本試の問題も再利用しています。
赤本は創作1回、数学II・B・C版の黒本『総合問題集』は全統模試5回を足します。黒本のもう1回は2026年度本試で、無料公開分や赤本と重なります。別々の問題は4+1+1+5=11回。
赤本の表紙にある「計26回分」と、黒本の出版社ページにある「計6回分」を足した32回には、科目の合算と重複が混ざります。
数学II・B・Cの今の形式 | 別々の問題の回数 | 税込定価の合計 |
|---|---|---|
大学入試センターの本試・追試と試作問題 | 5回 | 0円 |
赤本を足す | 5回+創作1回=6回 | 1,430円 |
さらに黒本『総合問題集』を足す | 6回+模試5回=11回 | 3,025円 |
金額は2026年9月25日の教学社と河合出版の税込定価1,430円+1,595円です。11回は手元にそろう問題の数。1回ごとに失点を直す時間まで含めて、解く回数を決めます。
全統模試5回を足すなら黒本『総合問題集』。数学II・B・C版の出版社ページを開き、表紙の「2027」「総合問題集」と科目を見て選びます。330ページ、税込定価1,595円(2026年9月25日の表示)。
出版社によると全統共通テスト高2模試、全統共通テスト模試、全統プレ共通テストを収録します。学校や塾で河合の模試を受けた人は、手元の回との重複を見ます。河合・駿台・Z会の予想問題集比較でも回数と重なりを比べられます。
数学I・Aは、旧課程の8回も整数の選択問題を避けて使えます。新課程の本試・追試4回を解き直し、全統模試5回を足すなら、数学I・A版の黒本『総合問題集』を選びます。この数学I・A版の税込定価は1,595円(2026年9月25日の河合出版の表示)。
情報I・地歴の旧科目は分野の復習に使う
赤本の数字は、科目と問題の種類で読み分けます。情報Iの2027年版赤本は「計10回分収載!」と表示します。このうち情報Iの実試験は本試2回+追試2回の4回です。
試作1回・サンプル1回と旧「情報関係基礎」4回は別です。教学社の一覧の主要科目の「合計12回分の試験」も、旧課程を含む科目の数字です。
2025年12月、世界史探究を受ける人は、現行科目の本試・追試・試作では約85点、旧世界史Bでは約65点と相談しています。2026年1月の追記では、旧問は私大の知識整理に役立った一方、共通テストの現行形式の練習には疑問が残ったそうです。旧科目は弱点の分野を補い、本番の時間配分は現行科目で測ります。
逆転合格.comは、情報Iの実試験は2025・2026年度の本試・追試4回なので、予想問題集を中心にする見方です。2027年版赤本にはその4回のほか試作とサンプルが1回ずつ入ります。まず実試験4回で弱点を見てから初見の問題を足すと、買う科目を絞れます。
4回を解いた後に、足りないものだけ買う
Kei-Netの先輩調査では「4~6年分」を解いた人が最多です。ただし、2027年の新課程の本試験は2年分。追試まで含めた4回と、旧課程まで遡る年数は分けて考えます。
調査の実施年と人数はページに表示されていないため、この年数を全員のノルマにはしません。
追試で点が下がるのを怖がる人もいます。2025年12月の受験生の相談では、2025年度本試の合計774点に対し、追試は651点でした。この受験生の2回には123点の差がありました。
追試の得点を本試の予測点にするより、時間切れと知識不足を分けて直します。
2026年8月には、黒本の理数の模試を夏休み後半から解いて約5割で焦る高3の相談もありました。模試を足す前に本試・追試で弱点をつかみ、解き直す時間も予定に入れます。まず大学入試センターの2026年度本試で受験科目を一つ開き、制限時間で解いて、時間切れと知識不足の大問を分けます。
購入先
価格・在庫は購入先でご確認ください。広告リンクを含みます。
- 向く人
- 数学I・Aと数学II・B・Cの2025・2026年度の本試と追試を、解説を読みながら解き直したい人
- 確認すること
- 数学I・Aと数学II・B・Cの合冊です。マークシートは2枚付きなので、繰り返し使うなら先にコピーします。
書籍の仕様を見る
- 向く人
- 数学I・Aの新課程の本試・追試4回を解き直し、全統模試5回を足したい人
- 確認すること
- 数学I・A版です。数学II・B・C版とは別です。2026年度本試は赤本と重なります。
書籍の仕様を見る
記事の誤りや古い情報は、訂正・お問い合わせフォームからお知らせください。

