要点
- 迷ったら、志望校の過去問を先に解く。重問のA・Bで間違えた分野は、手元の重問を解き直す
- 重問の解説でも標準問題が分からないなら、新標準演習。要点・例題から組み直せる
- 重問のA・Bは解けるが、過去問の難問で繰り返し止まるなら、新演習。今すぐ止まった分野の演習を始める人は2023年の改訂版。待てる人は新装改訂版を店頭で見て選ぶ。2023年版383題を1題20分で解くと約128時間

重問のA・Bは解けるが、過去問の難問で繰り返し止まるなら、新演習。今すぐ止まった分野の演習を始める人は2023年の改訂版
理系大学受験 化学の新演習 改訂版
迷ったら、志望校の過去問を先に解きます。 重問のA・Bは解けるが、過去問の難問で繰り返し止まるなら新演習を足し、今すぐ止まった分野の演習を始める人は2023年の改訂版、待てる人は新装改訂版を店頭で見て選びます。難関大志望だから新演習を買わないと遅れる、と焦っても、過去問でどこを落としたかを見てから決めます。

まず過去問で、どの問題に止まるかを分ける
重要問題集を終えたら、志望校の化学の過去問をまず1年分、時間を測って解きます。解けなかった設問を、次の順で見ます。
止まった場所 | 次にすること |
|---|---|
重問のA・Bで解いた型の計算や知識 | 手元の重問の該当問題を解き直す |
重問の解説を読んでも標準問題の式や考え方が立たない | 新標準演習の要点・例題から組み直す |
重問のA・Bは自力で解けるが、過去問の難問で繰り返し止まる | 新演習の止まった分野を足す |
過去問1年分は復習先を決める入口です。1年分だけで志望校の出題頻度や合格可能性までは分かりません。重問に戻る問題を解き直し、難問で止まった分野を記録して、別の年度でも同じ分野で止まるかを見ます。
重問のA・Bの進め方に迷うなら、A問題とB問題の順番を先に決めます。
新標準は要点から、新演習は発展問題から進める
三省堂の新標準演習 第3版は、化学基礎から化学まで、要点の確認・例題・標準問題を中心に発展問題まで扱います。本冊336ページ、別冊解答256ページです。一方、新演習 改訂版は医学部・難関大向けの発展演習で、本冊224ページ、別冊解答320ページ。どちらもA5判で、新標準が592ページ、新演習が544ページです(2026年9月26日の三省堂表示)。
同じ熱化学分野の新標準の公開紙面では、本冊138〜141ページに反応エンタルピーの式・図と説明があります。146〜147ページには正誤問題からヘスの法則の計算まで並び、203番には「必」の印もあります。
新演習の公開紙面の本冊54〜55ページは、燃焼・結合エンタルピーと氷熱量計を扱う100〜102番が続きます。100番は★★、101・102番は★★★。別冊68〜69ページの解説は、式と図を使って答えまでたどります。差は、解説や発展問題の有無より、要点から標準を組み直す入口か、難問をさらに解く入口かです。
だから、新標準の方が総ページ数も定価も大きいことを、上のレベルの証拠にはしません。三省堂の税込定価は新標準1,980円、新演習1,870円で、差は110円(2026年9月26日)。重問の解説でも標準問題が分からないなら、新標準演習を選びます。
要点から式を立て直す人には、表紙に「第3版」とある新標準演習が合います。三省堂の定価は1,980円(税込、2026年9月26日)。
重問のA・Bが解けるなら、新演習を足す前に過去問へ
三省堂の4冊は、名前が似ていても仕事が違います。重問を1周した後の位置は、次のとおりです(新基本演習・新標準演習・新演習・新研究の三省堂の案内、2026年9月26日)。
本 | 主な役割 | 重問を終えた人には |
|---|---|---|
新基本演習 | 基本から標準への演習 | まず手元の重問のA問題に戻る。買い足しの優先度は低い |
新標準演習 第3版 | 要点・例題から標準を中心に発展まで | 標準問題の式や考え方を段階ごとに組み直す |
新演習 | 難関大向けの発展演習 | 過去問の難問で止まった分野に足す。版は始める時期で選ぶ |
新研究 第3版 | 理屈を詳しく読む | 問題中で分からない概念を調べる |
演習とは別に新研究を買うか迷うなら、重要問題集と新研究の使い分けで決められます。
私なら、重問のA・Bを解き直すだけで止まる原因が解けるうちは、手元の1冊と過去問に時間を使います。東大理一に合格した人も、重問を何周かした後の新演習が1周するかしないかで過去問の時期に入ったと書いています(2025年3月)。難しい本を全部終える予定を先に置くと、過去問の時間が削られます。
反対に、重問のA・Bは解けるが、過去問の難問で繰り返し止まるなら、新演習です。東大理三合格者の使用記録では、重問を約3周、新演習を2〜3周し、高3では過去問と並行して分野ごとに使い分けています(2026年9月)。この人の結果をそのまま再現できるという話ではなく、全問を終えてから過去問に入る順番に固定しなくてよいという使い方です。
新演習を始める人のうち、10月2日搬入予定の新装改訂版を待てるなら、店頭で内容を見て選びます。重問のA・Bは解けるが、過去問の難問で繰り返し止まり、今すぐ止まった分野の演習を始める人は、表紙に「改訂版」とある2023年版を選びます。三省堂の定価は1,870円(税込、2026年9月26日)。
新演習 改訂版の383題を1周するには、解く時間だけで約128時間
新演習を約330題とする古い数字が、いまも見つかります。三省堂の2013年版は331題ですが、2023年の改訂版は三省堂の正誤表の解答欄に383番まであり、学参ドットコムの商品説明にも383題とあります。出版社の商品案内は、2023年の改訂版を544ページ(本冊224+解答320)と表示します(2026年9月26日)。
松濤舎が示す1題20分を383題すべてに当てると、383×20分=7,660分、約128時間です。これは解く時間の試算で、誤答の解き直しと過去問は含めません。
新演習に毎日使う時間 | 383題を一度ずつ解く日数 | 30日を1か月とした目安 |
|---|---|---|
60分 | 約128日 | 約4.3か月 |
90分 | 約86日 | 約2.9か月 |
1題20分は難しい問題でも同じ速さで解けるという保証ではありません。だから、高3の秋から全問を仕上げる予定を先に組むより、過去問で止まった分野に絞る方が実行しやすい。実際に1日60分を化学に割けるかを、数学や英語の予定と並べて決めます。
一浪時に新標準演習をやり切り、二浪時に新演習を買った人は、後者を気体のあたりまで進めてから必要な分野に絞ったと書いています(2020年3月)。版は書かれていませんが、新演習の分量で進め方を変えた例として読めます。
2026年の新装改訂版を待てるなら、店頭で見て選ぶ
三省堂は新演習 新装改訂版を告知しています。2026年9月26日時点の表示は、10月2日搬入、10月30日発行、税込1,980円、544ページ。2023年版を基に、2027年度の教科書改訂に合わせ一部を見直し、記述を改善したと説明します。
新装改訂版の公開紙面と問題数はまだ読めません。2023年の改訂版を持っている人は、その本で先に過去問と復習を進めます。今すぐ止まった分野の演習を始める人は、紙面を見られる2023年の改訂版を選べます。新装改訂版が店頭に並ぶまで待てるなら、三省堂の案内と内容を見てから選びます。
今日やることは、志望校の化学の過去問1年分
まず時間を測って1年分を解き、止まった設問の分野を書きます。重問のA・Bに戻って解けるものは、その日のうちに解き直します。重問の解説でも標準問題が分からないなら、新標準演習。重問のA・Bは解けるが、過去問の難問で繰り返し止まるなら、新演習です。
要点から標準問題を組み直すなら、新標準演習 第3版。三省堂の定価は1,980円(税込、2026年9月26日)です。
10月2日搬入予定の新装改訂版を待てるなら、店頭で内容を見て選びます。重問のA・Bは解けるが、過去問の難問で繰り返し止まり、今すぐ止まった分野の演習を始める人は、新演習の2023年改訂版を選びます。表紙の「改訂版」が目印です。三省堂の定価は1,870円(税込、2026年9月26日)。
購入先
価格・在庫は購入先でご確認ください。広告リンクを含みます。
- 向く人
- 重問の解説に戻っても標準問題の式や考え方を組み立てられず、要点・例題から解き直したい人。
- 確認すること
- 表紙の『第3版』と別冊解答が付く紙版を見る。
書籍の仕様を見る
- 判型・ページ数
- A5判・592ページ(本冊336ページ+解答256ページ)

三省堂
理系大学受験 化学の新演習 改訂版
重問のA・Bは解けるが、過去問の難問で繰り返し止まるなら、新演習。今すぐ止まった分野の演習を始める人は2023年の改訂版
出版社表示価格1,870円(税込・2026年9月26日)
商品の公式情報- 向く人
- 重問のA・Bは解けるが、過去問の難問で繰り返し止まり、今すぐ止まった分野の演習を始める人。
- 確認すること
- 表紙の『改訂版』と別冊解答を見て選ぶ。新装改訂版は10月2日搬入予定。待てるなら店頭で内容を見て選ぶ。
書籍の仕様を見る
- 判型・ページ数
- A5判・544ページ(本冊224ページ+解答320ページ)
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