要点
- 必要な範囲がそろい、新課程の内容を教科書で補える人は旧版を続けます。化学基礎の内容は旧理論巻に入っています
- 化学基礎だけを今から買う人は化学基礎巻を選びます。化学まで学ぶ人は化学基礎・理論と無機・有機に分けて不足を探します
- 迷ったら新課程の教科書と手持ちの目次を並べます。新課程版は化学基礎が2022年、理論・無機が2024年、有機が2023年発売です
先輩にもらった亀田化学が旧版でも、必要な範囲がそろい、新課程の内容を教科書で補える人はそのまま続けます。化学基礎は前の理論の本にも入っており、新しい化学基礎巻はその部分を書き直した本です。迷ったら新課程の教科書と手持ちの目次を並べます。
- 必要な範囲がそろい、新課程の内容を教科書で補える人は手持ちで続ける。
- 化学基礎だけを今から買う人は化学基礎巻を選ぶ。
- 化学まで学ぶ人は教科書と手持ちの目次を並べて、足りないところを探す。

化学基礎が分かれたのは受ける範囲を選びやすくするため
前の版の表紙には理論・無機・有機と書かれています。これは化学の話題で分けた名前。一方、今の版では学校で習う化学基礎をひとつの本にまとめ、その先の化学を理論・無機と有機に分けています。
基礎だけを学ぶ人は、厚い本をあちこち開いて、自分が学ぶところを探し回らずに済むようになりました。KADOKAWAも、基礎だけを学ぶ人が使いやすくなったと書いています。本の数は同じでも分け方が変わったのです。
ここで言う化学基礎だけとは、その先の化学を受けない人のこと。共通テストではほかの基礎科目も合わせて受けるので、もう一方の科目は別の本で学びます。
旧理論巻から化学基礎を学び直せる
化学基礎をやり直す人がまず開くのは手元にある理論の本です。今の化学基礎の本は、そこにあった基礎の話を今の授業に合わせて書き直したもの。出版社の発売案内にも、この関係が書かれています。
新しい本では、物質がどのようにできているかを学び、酸化還元まで読み進めます。電子を受け取ったり手放したりして、物質が変わるのが酸化還元です。次の表にある話を手持ちの理論の本で探すと、どこから読み直すかを選べます。
学びたい内容 | 手持ちと新しい巻の関係 |
|---|---|
原子や結合、物質の量、酸と塩基、酸化還元 | 旧理論巻にある化学基礎部分。新しい化学基礎巻ではこの範囲を独立 |
化学の理論と無機 | 旧理論・旧無機から、今は化学[理論・無機]の巻へ |
有機 | 旧有機から、今は化学[有機]の巻へ |
読むところはページの番号よりも、目次の名前で探すほうがよい。たとえば物質の量の計算で止まった人は、そのところだけを開けば読み始められます。
旧版を続ける人は新課程の教科書で補う
化学では、物質から熱が出たり、まわりから熱を受け取ったりするときの書き方が変わりました。今は物質のエネルギーがどう変わるかを表す、反応エンタルピーを学びます。
化学まで受ける人はここを教科書で補います。熱の式が変わったからといって、化学基礎だけの人まで全冊を買うのは早すぎる。受けるところに合わせて、読んでおく話を選びます。
私なら、先に今の教科書の熱の式を読み、発熱でエンタルピーの変化が負になる理由を本を閉じて話してみます。外へ熱を出した分だけ、反応する物質のエンタルピーが減るからです。符号が変わる理由と教科書の式を比べて、自分の言葉で話せれば、その部分は教科書で補えています。
化学基礎だけを今から買う人は独立した巻を選ぶ
今から化学基礎の説明を買うなら、その科目だけをまとめた本が合います。前の理論の本では、その先の化学までひと続き。これから使うところだけを読みたい人には、薄い本のほうがどこを読むか迷わずに済むのです。
化学基礎と化学が別の本だと、理論を続けて読めないという比較意見もあります。前の理論の本なら、基礎で習ったことにも同じ本で戻れる。化学まで学ぶために手元の本を使っている人には、こちらもよいところです。
化学基礎だけを今から買う人は化学基礎巻を選びます。定価は1,540円(税込、2026年10月10日にKADOKAWAの商品ページで確認)。これから学ぶところだけを1冊で読める本です。
教科書を読んで分かり、問題を解き直して理由も話せる人は、無料の過去問からで十分です。大学入試センターの2025年度本試験から化学基礎を開けます。
KADOKAWAの紙の本の定価。税込、2026年10月10日。全冊をそろえる場合の合計で、全員に必要な額ではありません。
迷ったら教科書と手持ちの目次を並べる
まず受ける科目を決め、教科書と手持ちの目次を並べます。目次に話があるだけでは、買わずに済むかはまだ分かりません。つまずいたところを手持ちと教科書で読んで、同じ問題を解き直してみます。
物質の量の計算で止まったなら、なぜその式を使うかを、本を閉じて話せるかまで試します。話せるところは手持ちを使って続けてよい。それでも分からない話にだけ、別の解説を足します。
前の版の表紙にも新課程版と書かれています。理論の表紙をよく見ると、2012年春から高校へ入った人に向けた本です。同じ新課程版と書いてあっても、いつ高校に入った人に向けた本かが違うのです。
買うときは本の名前と出た年をセットで見ます。化学基礎は2022年、化学[有機]は2023年、化学[理論・無機]は2024年発売。本の名前と出た年を合わせて探すと、前の新課程版と今の版を見分けられます。
- 教科書と手持ちの目次を並べる試験で使うところのうち、手持ちで読めない話題を探す今日
購入先
価格・在庫は購入先でご確認ください。広告リンクを含みます。
- 向く人
- 化学基礎の説明を手元に持っておらず、必要な範囲を1冊で読みたい人。旧理論巻の化学基礎部分を、新課程に合わせて加筆・修正した巻です。
- 確認すること
- 表紙の書名が「化学基礎」で、2022年発売の巻を選びます。化学まで受ける人には別の範囲も必要です。使い始めるときは出版社の正誤表も読みます。
書籍の仕様を見る
- 判型・ページ数
- A5判・272ページ
- 発売日
- 2022年11月19日
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