受験参考書

物理基礎のパワーアップ問題集と共テ過去問、どっち? 迷ったら無料の本試から

共通テスト物理基礎のグラフや単位で落とす高3へ。学校プリントに解説付きの類題があるなら買い足さず、ないなら2027年版赤本。迷ったら無料の2026年本試から。新刊67題と赤本の新課程4回・旧課程3回、無料公開と解説の違いを示します。

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要点

  1. 学校プリントに解説付きの類題があるなら買い足さず、2025・2026年本試の失点をその類題で解き直す
  2. 学校プリントに解説付きの類題がないなら2027年版赤本。無料公開の新課程4回を解説で復習し、旧課程3回は苦手分野に使う。税込定価1,430円(教学社、2026年9月29日)
  3. 迷ったら無料の2026年本試から。新刊67題は定期テスト向けで、共テの過去問とは目的が違う
共通テスト過去問研究 物理基礎/化学基礎/生物基礎/地学基礎 2027年版の表紙
書影:教学社

学校プリントに解説付きの類題がないなら2027年版赤本

共通テスト過去問研究 物理基礎/化学基礎/生物基礎/地学基礎 2027年版

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共通テスト物理基礎でグラフや単位に落とす高3は、学校プリントに解説付きの類題があるなら買い足さず、学校プリントに解説付きの類題がないなら2027年版赤本を選びます。迷ったら無料の2026年本試から解き、止まった問いを一つ見つけます。9月の新刊を買わないと遅れると焦っていても、先に失点した問いと手元の教材を見れば買い足すか決められます。

物理基礎パワーアップ問題集か共テ過去問か。学校プリントに解説付きの類題があるなら買い足さず、ないなら2027年版赤本を選びます。迷ったら無料の2026年本試から。赤本の物理基礎7回は新課程4回と旧課程3回で、新課程4回の問題と正解は無料です。赤本には解答・解説編があります。新刊67題は定期テスト向けです。
学校プリントの解説付き類題の有無で選ぶ。旺文社・教学社・大学入試センター、2026年9月29日

共テのグラフで落とすなら、まず2025・2026年本試を解く

2025年本試の物理基礎・第2問問4〜5は、おもりの落下実験を読み、横軸が距離 h、縦軸が速さの2乗 v² のグラフを選んで、傾きと加速度を結びます。公式を覚えているかだけでなく、軸に書かれた量が式のどこに入るかを問う形です。

2026年本試の第2問問1〜2は、台車上のスマートフォンが測った磁場の強さと時刻のグラフ。ピークの時刻とグラフの幅から台車の通過と速さを考え、磁石が5個ならどう表示されるかも選びます。同じグラフでも2025年とは読み方が違います。

単位が気になるなら、2026年本試の第1問問4を解きます。50cmをmに直して0.25秒で割ると、ウェーブの速さは2.0m/sです。式の前に、問題文の単位と答えの単位をそろえるだけで防げる失点があります。

新刊67題は定期テスト向け、赤本7回は新課程4回と旧課程3回

旺文社の『物理基礎 パワーアップ問題集』は2026年9月15日発売、A5判160ページ、税込定価1,320円(2026年9月29日の表示)。表紙にも「評定平均を引き上げる」とあります。出版社は定期テストで高得点を狙う本と説明し、1つの大問で一連の小問を追う作りを挙げています。一般選抜の土台にもなるという説明もありますが、共通テスト本試の形式に合わせた演習本という案内ではありません。

目次の番号を数えると、力学39題、熱6題、波動8題、電磁気11題、エネルギーの利用3題で合計67題。力学は題数の約58%です。ただし1題に小問が複数あり、67題を赤本の新課程4回・旧課程3回と時間で比べることはできません。物理基礎の紙面見本は出版社ページで公開されていないため、グラフや単位換算の問題が何題あるかは数えられません。

教学社の『共通テスト過去問研究』2027年版は、物理基礎を含む理科基礎4分野の合冊。物理基礎は2025・2026年度の本試・追試を合わせた新課程4回と、2022〜2024年度の本試旧課程3回を収録します。表紙の「計28回分」は4分野の合計で、物理基礎が28回ではありません。解答・解説編と別冊問題編があり、税込定価は1,430円(2026年9月29日の表示)。新刊との差は110円です。

大学入試センターは2025年度と2026年度の本試・追試、新課程4回の問題と正解を無料公開しています。赤本を選ぶ理由は、この4回を解答・解説編で復習できることです。教学社の商品ページは、旧課程3回の問題には現在使われない表現があり、解説も当時の教科書に沿うと注意しています。旧課程3回は間違えた分野の演習に使います。

私なら110円の差では選ばず、失点した問いの解説と類題が手元にあるかで選びます。新刊の分野別演習は定期テストの範囲を順に固めたい人には合います。今の高3が共テのグラフを直すには、実際の本試の軸、図、条件に戻れる過去問を先に使います。

学校プリントに解説付きの類題があるなら0冊、ないなら2027年版赤本

2026年本試を解いたら、失点を「軸・グラフの形」「式を立てる条件」「単位」のどこか一つに分けます。学校プリントに解説付きの類題があるなら買い足さず、その1題を解き直します。公式の問題と正解表は大学入試センターから無料で読めます。出版社の目次だけでは、学校プリントと新刊が何題重なるかは数えられません。

学校プリントに解説付きの類題がないなら2027年版赤本を選びます。無料公開の新課程4回を解答・解説編で復習でき、旧課程3回は苦手分野に使えます。もう一方の理科基礎も同じ本に入っています。表紙は「2027年版」と4分野の科目名を見ます。税込定価は1,430円(2026年9月29日の教学社の表示)。

2025年本試を受けた文系の人は、物理基礎の過去問を10年分ほど解いた記憶があっても、本番では物理基礎に時間を使い、続く化学基礎にも響いたと振り返ります(2025年3月)。年数を増やすだけで安心せず、止まった理由を解説から戻ることが大切です。

別の物理基礎の合格者は、予想問題が当初5割ほどだった後、条件で式がどう変わるかを解説で見直し、得点が安定したと記しています(掲載日不明)。本人が使った本は分かりません。この声からも、買う冊数より誤答の条件を読み直す手順を重く見ます。

新課程4回は4時間、旧課程3回も解くなら計7時間

2027年度の共通テスト実施要項では、理科基礎は2分野を合わせて60分、各50点です。物理基礎に30分を配るのは、2分野を等分した練習の目安。復習にも仮に30分を置けば、1回60分。まず新課程4回を解くなら4時間、旧課程3回も通して解くなら全7回で7時間です。復習が長引く日は、その30分を延ばします。

最初に無料の2025・2026年本試2回を解くなら、同じ前提で2時間。続く追試2回も問題と正解は無料です。学校で配られた回には印を付け、重複して解くか決めます。無料の本試・追試と旧課程の使い分けは共通テスト過去問は何年分?で詳しく扱っています。もっと通しの練習をしたいときは物理基礎の2027年版予想問題集の選び方へ。

まず2026年本試のグラフ1問で買い足しを決める

迷ったら2026年本試の第2問問1を解きます。ピークの時刻と幅をどこから読むかを書き、学校プリントに同じ単元の解説付き類題があるか探します。分かるのは今使える類題と解説の有無で、1問の正誤から本番の点数は予測しません。

学校プリントに解説付きの類題がないなら、無料公開の新課程4回を解説で復習できる2027年版赤本を選びます。購入先では「2027年版」と4分野合冊の表紙を見ます。

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共通テスト過去問研究 物理基礎/化学基礎/生物基礎/地学基礎 2027年版の表紙
書影:教学社

教学社

共通テスト過去問研究 物理基礎/化学基礎/生物基礎/地学基礎 2027年版

学校プリントに解説付きの類題がないなら2027年版赤本

出版社表示価格1,430円(税込・2026年9月29日)

商品の公式情報
向く人
物理基礎のグラフや単位で落とし、無料公開の新課程4回を解説で復習し、旧課程3回を苦手分野の演習に使いたい高3。
確認すること
表紙の「2027年版」と理科基礎4分野の合冊を見て、学校で配られた回は重複しないよう印を付ける。旧課程3回は現在と異なる表現や解説に注意する。
書籍の仕様を見る
判型・ページ数
A5判・736ページ(ページ数は出版社由来の書誌)
収録
物理基礎は本試5回・追試2回。4分野合計28回
発売日
2026年4月23日

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しおりのプロフィールイラスト。深緑のカーディガンを着て本を持つ女性。

著者情報

しおり

大学受験の参考書・単語帳、学習アプリ、ノート・文房具

友人から「おすすめの単語帳ある?」と聞かれると、答えに困って「普段どこで勉強してる? カバン小さい?」と質問で返してしまいます。誰にとっても正解の一冊なんてなくて、持ち歩く重さや、赤シートを重ねたときの見やすさで選ぶものが変わるからです。そんな、少し面倒くさくて具体的な選び方を書くライターです。

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