要点
- 理系赤本に志望学部・コースが載る人は、迷ったら2027年版赤本。年度を通して時間配分を測りたいなら2027年版赤本を先に選ぶ
- 苦手分野をまとめて解きたいなら千葉大の数学15カ年。2011〜2022年度の問題も分野別に探せる
- 2023〜2025年度の3年度が重なる。同じ大問の数は両書の紙面を見られる場合だけ調べられる

理系赤本に志望学部・コースが載る人は、迷ったら2027年版赤本。年度を通して時間配分を測りたいなら2027年版赤本を先に選ぶ
千葉大学(理系-前期日程) 2027年版大学赤本シリーズ
理系赤本に志望学部・コースが載る人が迷ったら、私は2027年版の理系赤本から始めます。年度を通して時間配分を測りたいなら2027年版赤本、苦手分野をまとめて解きたいなら『千葉大の数学15カ年』です。同じ問題への二重払いが心配なら、重なる3年度を踏まえ、両書の紙面を見られる場合だけ未演習の大問を数えます。

理系赤本に志望学部・コースが載り、年度を通して時間配分を測りたいなら2027年版赤本
教学社の2027年版理系赤本で教育学部の掲載は、中学校の数学科・理科・技術科と養護教諭コースだけです。ほかの教育学部コースは文系版に載ります。千葉大の2027年度科目予告では小学校コースにも個別試験の数学がありますが、理系版には載りません。
理系赤本に志望学部・コースが載る人が、千葉大前期の数学を志望学部の問題番号どおりに解くなら2027年版赤本です。2023〜2026年度の4年度を年度別に載せ、数学とほかの科目の問題・解答もまとめています。2026年度を含むのは、この2冊ではこちらだけです。
一方、教学社の『千葉大の数学15カ年』は、2011〜2025年度の前期日程の数学を、2次関数から複素数平面まで12の分野に並べています。文系・理系を含む本で、2023〜2025年度は両書の収録範囲に入ります。15年分を「年度別赤本の4年分に丸ごと追加できる」とは数えません。
選ぶときの差 | 2027年版理系赤本 | 千葉大の数学15カ年 |
|---|---|---|
並び方 | 2023〜2026年度を年度別に解く | 2011〜2025年度を12分野から探す |
片方だけの年度 | 2026年度の1年度 | 2011〜2022年度の12年度 |
税込定価(2026年9月29日) | 2,750円 | 2,640円 |
差額は110円、2冊の定価の合計は5,390円です。選ぶ理由は、年度を通した時間配分を測るか、苦手分野の問題をまとめて解くか。学部によって解く大問が違うため、12年度を12回の模擬試験とも数えません。
理系赤本に志望学部・コースが載る人が年度を通して時間配分を測りたいなら、2027年版赤本を選びます。2026年度の問題まで含み、志望学部の大問を続けて解けます。税込定価は2,750円(2026年9月29日の教学社の表示)。購入先では表紙の「2027」と「理系-前期日程」を見ます。
苦手分野をまとめて解きたいなら15カ年
苦手分野をまとめて解きたいなら、15カ年の該当章から選べます。教学社の目次には、確率、数列、ベクトル、数学IIIの微分・積分など12分野と、年度別出題リストがあります。年度別赤本に入らない2011〜2022年度にも問題を探せます。数列の基本問題で止まるなら、過去問を増やす前に学校の問題集で見直す範囲を決めます。
15カ年には文系・理系の問題が入るため、15年度分をすべて志望学部の演習量とは数えません。千葉大の2026年度の公式資料では、先進科学プログラム方式IIに一般選抜前期の数学を利用し、工学関連分野は4〜7番の4題、化学・生物関連分野は1〜3番の3題を指定していました。これは2026年度の方式IIで指定された番号の例で、2027年度に自分が解く大問の番号としては使いません。
千葉大医学部に合格したT.Kさんは、当時の千葉大赤本で数学15年分を解き、解けなかった分野を基礎からやり直したと振り返っています(2021年8月掲載)。工学部合格者の体験記にも、数学を苦手としていた人が直前期に分野を絞って勉強した例があります(2025年掲載、使用本の版は不明)。今の15カ年なら、目次から苦手分野の問題を探せます。
苦手分野をまとめて解きたいなら『千葉大の数学15カ年』です。税込定価は2,640円(2026年9月29日の教学社の表示)。購入先では表紙の「2027・2028年度受験用」と「文・理ともに」の表示を見ます。
重なる3年度の大問は、両書の紙面を見られる場合に調べる
出版社が示す収録年度を照らすと、2023〜2025年度の3年度が両書に入ります。15カ年にだけ入るのは2011〜2022年度の12年度、2027年版赤本にだけ入るのは2026年度の1年度です。これは収録年度の差で、同じ大問の件数ではありません。
既に2027年版赤本を持っていて、学校や書店で15カ年の問題紙面も開ける場合は、次の順で調べます。
- 手元の赤本で志望学部の2023〜2025年度の数学を開き、すでに解いた大問に印を付けます。
- 15カ年の掲載問題を開き、年度と問題文を赤本の大問と突き合わせます。
- 赤本ですでに解いた大問と同じ問題だけを除き、志望学部の範囲に合う未演習の大問を数えます。
残った大問を、取り組みたい分野と残りの学習時間に照らします。紙面で調べても分かるのは未演習の大問数までです。解説の相性や得点の伸びは測れず、何題以上なら買うという線も、必要な分野と使える時間が人ごとに異なるため設けません。
教学社の商品ページには年度別出題リストがあると書かれていますが、リストの中身や同じ大問の数は示されていません。理系赤本に志望学部・コースが載る人でも、両書の紙面を見られなければ同じ大問の数は分かりません。その場合は、年度を通して時間配分を測りたいなら2027年版赤本、苦手分野をまとめて解きたいなら千葉大の数学15カ年を選びます。
過去問を増やすこと自体が目的になったら、千葉大医学部合格者の体験が参考になります。古い年度の解答を写すやり方をやめ、頻出分野の教材へ戻りました(2024年4月掲載)。一方、薬学部合格者は、練習の過去問で時間配分を考えておいたのが役立ったと振り返っています。目的が違えば、先に使う本も変わります。
志望学部の数学だけを選んで、1年分を解く
千葉大の理系学部でも、個別試験に数学がない学部があります。大学が公表した2027年度の出題科目の予告では、看護学部の個別試験は理科・英語・面接です。自分が個別試験で数学を受けるかはこの予告で見て、確定した募集要項が出たら見直します。
理系赤本に志望学部・コースが載る人が迷ったら2027年版赤本です。志望学部の1年度分を、時間を計って解き、止まった大問の分野名と年度・番号を記録します。
購入先
価格・在庫は購入先でご確認ください。広告リンクを含みます。

教学社
千葉大学(理系-前期日程) 2027年版大学赤本シリーズ
理系赤本に志望学部・コースが載る人は、迷ったら2027年版赤本。年度を通して時間配分を測りたいなら2027年版赤本を先に選ぶ
出版社表示価格2,750円(税込・2026年9月29日)
商品の公式情報- 向く人
- 千葉大前期で数学を受け、理系赤本に志望学部・コースが載り、年度を通して時間配分を測りたい高3
- 確認すること
- 表紙の「2027」「理系-前期日程」を見る。教育学部は中学校の数学科・理科・技術科と養護教諭コースだけが理系版に掲載。小学校コースなど、ほかの教育学部コースは文系版に掲載
書籍の仕様を見る
- 英語の収録年度
- 2023〜2026年度
- 判型・総ページ数
- A5判・816ページ(総ページ数は楽天ブックスの書誌)
- 向く人
- 千葉大前期で数学を受け、苦手分野をまとめて解きたい高3
- 確認すること
- 表紙の2027・2028年度受験用を見て、志望学部の出題範囲に合う章から選ぶ
書籍の仕様を見る
- 収録年度・形式
- 2011〜2025年度の前期日程・出題分野別
- 判型・ページ数
- A5判・512ページ(ページ数は版元ドットコム掲載の教学社書誌)
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