受験参考書

京大化学の過去問は分野別赤本と年度別青本どっち? 迷ったら25カ年

京大理系の高3へ。化学の苦手分野を集中的に解きたいなら赤本25カ年、理科2科目を年度別に通したいなら青本2027年版。25年分と過去5年の違い、税込定価、京大の公開問題から選びます。

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要点

  1. 化学の苦手分野を集中的に解きたいなら、25年分を6章に分けた赤本『京大の化学25カ年[第10版]』。迷ったら赤本の25カ年
  2. 理科2科目を年度別に通したいなら、過去5年の青本『2027-京都大学 理系 前期』
  3. 赤本は2000〜2024年度、青本は過去5年。2022〜2024年度の3年が重なり、2冊の税込定価差は660円
京大の化学25カ年[第10版]の表紙
書影:教学社

化学の苦手分野を集中的に解きたいなら

京大の化学25カ年[第10版]

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2027-京都大学 理系 前期の表紙
書影:駿台文庫

理科2科目を年度別に通したいなら

2027-京都大学 理系 前期

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化学の苦手分野を集中的に解きたいなら、25年分を6章に分けた赤本『京大の化学25カ年[第10版]』を選びます。理科2科目を年度別に通したいなら、過去5年の青本『2027-京都大学 理系 前期』を選びます。化学だけ買い足しても使い切れないと不安なら、迷ったら赤本の25カ年を選び、必要な分野から解きます。

京大化学の分野別赤本と年度別青本の選び方。化学の苦手分野を集中的に解きたいなら、25年分を6章に分けた赤本『京大の化学25カ年[第10版]』。迷ったら赤本の25カ年。理科2科目を年度別に通したいなら、過去5年の青本『2027-京都大学 理系 前期』。赤本は2000〜2024年度、青本は過去5年。2022〜2024年度の3年が重なるという推定で、税込定価は赤本2,640円、青本3,300円。
京大化学の分野別赤本と年度別青本。両出版社の2026年9月27日の表示

化学の苦手分野を集中的に解きたいなら25カ年、理科2科目を年度別に通したいなら青本

教学社の現行版は、2000〜2024年度の化学を「物質の構造」「反応の速さと平衡」「有機化合物」など6章に分け、巻末に年度別出題リストを付けています。化学の平衡や有機だけを増やすなら、必要な章から問題を選べます。

駿台文庫の2027年版は京大理系の年度別過去問集です。出版社は過去5年の問題と解答・解説、2026年度の出題分析を案内しています。化学をもう一方の理科と一緒に解き、理科2科目を年度別に通すための本です。1272ページは理系版1冊の総ページ数です。

選ぶ理由になる差

化学25カ年[第10版]

2027年版の理系青本

収録と並び

化学だけ。2000〜2024年度の25年を6分野別に収録

理系の過去5年を年度別に収録

直近年度

2025・2026年度は入らない

2026年度の出題分析を含む

税込定価(2026年9月27日)

2,640円

3,300円

化学だけを足したい人が年度別青本を買っても、収録される化学は過去5年分です。分野を選んで過去の問題を解く目的なら、660円安い25カ年にします(両出版社の上記表示)。

解説の詳しさを優先するなら、駿台文庫の『京大入試詳解25年 化学<第3版>』も候補に入れます。化学だけ25年分の別商品で、出版社は詳細な解答・解説を掲げています。赤本との同一問題の解説紙面は見比べられないため、解説の優劣はここでは決め手にしません。

化学の苦手分野を集中的に解きたいなら、表紙に「25カ年[第10版]」とある赤本を選びます。教学社の税込定価は2,640円(2026年9月27日の表示)。

理科2科目を年度別に通したいなら、表紙に「2027」「理系 前期」とある青本を選びます。駿台文庫の税込定価は3,300円(2026年9月27日の表示)。

2022〜2024年度は重複し、2025・2026年度は青本だけ

赤本の収録年度は2000〜2024年度です。青本は2027年版で過去5年と2026年度の分析を掲載しています。この表示から青本を2022〜2026年度収録と推定すると、年度の差は次の通りです。

収録年度の関係

年度

年数

赤本だけ

2000〜2021年度

22年

両方に重なる

2022〜2024年度

3年

青本だけ

2025・2026年度

2年

2冊買った場合の異なる年度は25+5−3=27年で、税込定価は2,640+3,300=5,940円です。重なる3年を新しい初見問題として数えません。この表は年度を1単位とし、大問・設問は数えていません。

京大の無料公開問題から、次に解く分野を決める

京都大学は2026年度の一般選抜の化学問題と解答例等・出題意図を公開しています。化学の問題は17ページ、解答例等は9ページです。解答例等の4ページにある化学問題Ⅱの出題意図は、化学平衡と物質量の保存を問うと示しています。

まず化学問題Ⅱを解き、物質量を追う式を立てられなかったら、赤本の第3章「反応の速さと平衡」から別年度の問題を選びます。理科2科目を年度別に通したいなら、2027年版の青本で同じ年度の化学ともう一方の理科を解きます。赤本では異なる年度の平衡を解き、同じところでつまずくかを見ます。

2015年の京大理系合格者は、当時の25カ年を高3の秋から使い、解けなかった問題を塾で質問しました。2025年の工学部合格者も模試で化学が振るわず、共通テスト後に当時の25カ年に取り組んでいます。全25年を均等に解くより、今止まった分野から使う読み方ができます。

週2題を6週間なら、解く・直す時間は約12時間

化学だけ追加する人に、25年分を終える予定は要りません。1題を30分で解き、30分で解答と解説を読み直すと仮に置きます。週2題を6週間なら12題、12時間です。週に2時間の枠を取れるかが、買い足す前の目安になります。

週

進めること

時間の目安

1〜2週

2026年度の問題で止まった分野から4題

4時間

3〜4週

同じ分野を別年度から4題

4時間

5〜6週

まだ式が立たない分野を4題、解き直し

4時間

これは学習時間を予定に入れるための計算で、1題の長さや復習時間はそれぞれ違います。2016年公開・2018年更新の京大合格者の記録でも、当時の25カ年は有機と高分子を先に進め、直前に解けなかった問題と平衡を解き直しています。私なら、最初の4題で時間が足りなければ題数を減らし、解説を理解する時間を残します。

京大の過去問より前の標準問題で止まるなら、化学重要問題集のA・B問題を進める順番で手元の問題集から戻る範囲を決めます。共通テストの過去問を何年分解くかは、京大の二次試験とは別に時間を置きます。

まず京大公開の2026年度化学問題Ⅱを解き、物質量を追う式を立てられなかった箇所に印を付けます。

購入先

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京大の化学25カ年[第10版]の表紙
書影:教学社

教学社

京大の化学25カ年[第10版]

化学の苦手分野を集中的に解きたいなら

出版社表示価格2,640円(税込・2026年9月27日)

商品の公式情報
向く人
京大化学で今つまずく分野の問題を追加で解きたい人。25年分を6章から選べる。迷ったら赤本の25カ年。
確認すること
表紙の「25カ年[第10版]」を見ます。2025・2026年度は収録外なので、直近年度は京都大学の公開問題で解きます。
書籍の仕様を見る
収録年度
2000~2024年度(25年)
構成
出題分野別6章・別冊問題編
2027-京都大学 理系 前期の表紙
書影:駿台文庫

駿台文庫

2027-京都大学 理系 前期

理科2科目を年度別に通したいなら

出版社表示価格3,300円(税込・2026年9月27日)

商品の公式情報
向く人
過去5年の化学をもう一方の理科と同じ年度で解き、3時間の使い方を試したい人。
確認すること
表紙の「2027」と「理系 前期」を見ます。化学だけの『京大入試詳解25年』とは別の本です。
書籍の仕様を見る
収録と体裁
過去5年分・A5判・1,272ページ

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しおりのプロフィールイラスト。深緑のカーディガンを着て本を持つ女性。

著者情報

しおり

大学受験の参考書・単語帳、学習アプリ、ノート・文房具

友人から「おすすめの単語帳ある?」と聞かれると、答えに困って「普段どこで勉強してる? カバン小さい?」と質問で返してしまいます。誰にとっても正解の一冊なんてなくて、持ち歩く重さや、赤シートを重ねたときの見やすさで選ぶものが変わるからです。そんな、少し面倒くさくて具体的な選び方を書くライターです。

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