要点
- 教科書の基本が解けて、志望校の難問対策が必要な人は、解き方の説明から学びたいなら塾技。迷ったら塾技
- 解き方を説明でき、初見の難問演習を増やしたいなら最高水準。塾技は要点・解説から入試問題へ進み、最高水準は国立・私立難関校の問題を単元別に解く
- 志望校の関数・図形3題でつまずきを分ける。志望校の標準問題で失点するなら学校ワークを先にする。同じ役割の手持ち教材で解き直せるなら続ける
教科書の基本が解けて、志望校の難問対策が必要な人は、解き方の説明から学びたいなら塾技を選びます。要点と解説から入試問題へ進むので迷ったら塾技、解き方を説明でき、初見の難問演習を増やしたいなら最高水準です。難しい本を買って止まるのが不安なら、先に志望校の関数・図形3題でつまずきを分けます。

同じ役割の手持ち教材で解き直せるなら、その本を続けます。志望校の標準問題で失点するなら学校ワークを先にするのが、難しい本を積み残さない順番です。新しい1冊が必要かは、後の3題の表で分けられます。
解き方の説明から学びたいなら塾技、解き方を説明でき、初見の難問演習を増やしたいなら最高水準
塾技は、難しい問題を解くための考え方を学ぶ1冊です。 文英堂の現行塾技は、要点・解説から例題、入試問題へ進みます。学年順に並ぶので、中2なら習った範囲の一次関数や図形から使えます。
最高水準は、学んだ解き方を入試問題で使う練習を増やす1冊です。 文英堂の最高水準は、国立・私立難関校の問題を単元別に収録し、頻出問題と特に難しい問題にマークを付けています。弱い単元を選んで演習でき、巻末には模擬テストがあります。
どちらにも解答解説があり、塾技にも入試演習があります。 最高水準で、中2の子どもが解説を読んで1人でも取り組みやすいという保護者の声があります(Yahoo!ショッピング、2022年2月)。解き方を説明でき、初見の難問演習を増やしたいなら、最初から最高水準で進められます。
それでも、解き方の説明から学びたいなら、私なら塾技にします。要点・解説・例題を読んだ直後に、その技を入試問題で使う流れが見えるためです。
新しく買う塾技は、表紙が青く「塾で教える中学数学」とある2025年刊です。解き方の説明から学びたいなら、この塾技を選びます。文英堂の税込定価は2,640円(2026年10月1日)。
解き方を説明でき、初見の難問演習を増やしたいなら、表紙に「高校入試」「数学」とある最高水準です。学年別の「中2数学」や「特進」とは別の本で、文英堂の税込定価は1,540円(2026年10月1日)。
志望校の関数・図形3題で、足りない練習を分ける
志望校・受験する県の公式ページ、または手持ちの過去問から、関数・平面図形・空間図形を1題ずつ選びます。3題は、それぞれでつまずく場所が違うかを見るための数です。学校でまだ習っていない分野は外し、習った分野の別の1題に替えます。
初めて解くなら答案を残します。すでに解いた問題なら、その答案と解説を並べます。解説を読んだあとに閉じ、最初の式や補助線をかいて、なぜそれを使うかを説明します。
最初に止まった箇所 | 答案に残すこと | 先にすること |
|---|---|---|
比例の式、因数分解、相似条件など、習った基本を使えない | 分からなかった基本事項を1つ書く | 学校ワークの同じ項目を解き直す |
基本は使えるが、解説を閉じると式・補助線の理由を説明できない | 説明できなかった1行に印を付ける | 学校で質問し、手持ちで補えなければ塾技の対応する解説を読む |
解説の理由は説明できるが、初見では方針を選べなかった | 図の特徴と、使えなかった解法を書く | 同じ単元の手持ち問題を解き、演習を増やすなら最高水準を選ぶ |
これは合格点や学力を測るテストではなく、今の3題にどの練習が必要かを分ける表です。2題正解なら最高水準、という購入ラインは置きません。基本の失点があればそこから戻り、説明不足と演習不足が混ざったら、まず説明できなかった箇所を直します。
保護者は正誤だけでなく、どこで手が止まったかを一緒に見ます。解説の式1行を学校で質問するときにも、この答案を使えます。質問したあと、同じ1問を自分で説明できるようになったら、別の初見問題へ進みます。
公立の標準問題で失点するなら、学校ワークを先にする
志望校の標準問題で失点するなら学校ワークを先にすると決めます。難関校を受ける人でも、計算や小問の取りこぼしを先に直す順番は同じです。
愛知県の高校受験を指導する塾のブログは、愛知県の公立入試を前提に、最高水準は難しすぎると書いています(2025年8月)。塾技についても、普段の勉強と並行するなら、使う単元を先に絞るよう勧めています。
一方、最高水準の購入レビューには、公立志望には難しいという声(2021年9月)と、公立の上位校にも使えるという声(2022年3月)があります。受ける問題と本人の基礎が違えば、同じ本でも評価は割れます。公立か私立か、学校の偏差値だけで一律に選ぶより、受験する問題の標準部分で失点しているかを先に見ます。
県の共通問題の標準部分で足りる人は、学校ワークと県の過去問を続けます。関数や図形の解説で同じ箇所につまずくなら、講義本を足すか、県別過去問を続けるかで選べます。公立の図形の演習を増やしたい人は、全国の図形418題を足す条件を使えます。
塾技は64ページと122ページの見本で、解き方の説明を読む
塾技の商品ページの「サンプルページ」には、無料で見られる7画像があります。画像01は4〜5ページの目次、画像03は7ページの使い方です。中2なら、目次で習った範囲を選び、未習の相似や三平方は授業の進みに合わせます。
志望校の問題で困ったこと | 塾技の目次・公開見本で読む場所 | 見る内容 |
|---|---|---|
座標の図形を回してできる立体がかけない | 画像04、64ページ、塾技29「回転体の体積」 | 回転軸に対称な点を取り、円をかく手順と例題 |
放物線と四角形の条件を整理できない | 画像03、7ページ内の110〜111ページの紙面例。目次では塾技52 | 要点を読み、例題・チェック・チャレンジへ進む配置 |
相似の図で線分の比を求める方針が出ない | 画像05、122ページ、塾技58「相似図形の定理・性質(1)」 | メネラウスの定理を図に当てはめる説明と例題 |
切断した立体の体積を求められない | 画像06、174ページ、塾技84「立体の切断(2)」 | 切り口と体積の関係、例題の図 |
122ページは、本文でも高校数学で習うと説明するメネラウスの定理を扱います。教科書の復習だけが目的なら、学校ワークが先です。 志望校で同じ型の線分比や立体の問題に取り組む人は、式を覚えるだけでなく、図と式の対応まで読みます。
現行塾技の保護者レビューには、受験用に購入したものの、本人には難しく、時々いら立ちながら、解説を見てなんとか理解しているという声があります(楽天、2025年11月)。説明から始められる本でも、教科書の基本から難問まで一気に進めると重くなります。最初は3題の表で印を付けたテーマだけに絞ります。
最高水準は、文英堂の商品ページに無料の紙面見本の案内が見当たりません。解説の読みやすさで迷う人は、書店で自分が演習したい単元の問題と別冊解答を並べて見ます。公式に案内されている解答解説冊子がそろった本を選びます(2026年10月1日)。
週90分なら、塾技は3テーマを2回、最高水準は8題と解き直し
最初の4週間は、週3回・1回30分、合計6時間を数学の追加教材に使うと仮定します。学校ワーク・定期テストの勉強は別です。両方とも同じ時間にそろえ、使う役割だけを変えます。
4週間の仮計画 | 塾技 | 最高水準 |
|---|---|---|
毎週の3回の使い方 | 第1週は3テーマの説明と例題を1回ずつ。第2週は同じ3テーマの入試問題を1回ずつ。第3〜4週は同じ順でもう一度 | 毎週の1・2回目で初見問題を1題ずつ。3回目は2題のうち間違えた箇所を解き直す |
4週間に進める量 | 3テーマを、説明と演習の流れで2回 | 初見8題と、週1回の解き直し |
塾技の7ページの使い方は、説明・例題・入試問題の流れを最低2回繰り返すよう案内しています。上の3テーマ・30分は、4週間の枠へ収めるために置いた仮の量です。1テーマが30分で終わらなければ、次回も同じテーマを続けます。
最高水準も、1題を解く時間だけで30分かかるなら、解説を読む回を別に取ります。8題は達成ノルマではなく、解説と復習の時間を先に空けた予定です。104ページだから塾技の半分の時間で終わる、とは見込みません。
最初に2冊とも買う場合の定価合計は4,180円(税込)です。塾技だけなら2,640円、最高水準だけなら1,540円で、差は1,100円(文英堂、2026年10月1日)。送料・手数料は購入先で加わるため、これは書籍代の合計です。まず1冊でつまずきを直し、次の本は志望校の答案を見て選びます。
塾技を終える前から、志望校の問題に戻る
塾技の完走を待つより、学んだテーマを志望校の問題で使う練習を挟みます。 2026年3月の早実合格者の体験記では、2025年5月から約半年、塾技を繰り返したと書いています。しかし、志望校の過去問への着手が遅く、過去問では苦戦したと振り返っています。
この体験記が紹介するのは旧書名の「新装版」で、本人が使った版は明記されていません。最高水準などの難関校向け問題集へ早い段階で進むべきだったという反省は、最高水準の数学を使った結果の報告とは別です。ここから参考にするのは、1冊を覚えることと、志望校の初見問題で解法を選ぶことを並行する順番です。
旧書名の塾技は、文英堂で品切れ・重版予定なしと案内されています(2026年10月1日)。手元の旧書名の本で必要な解説と解き直しができるなら、まず続けます。新しい塾技を選ぶ人は、この記事の青い表紙の「塾で教える中学数学」を使います。
まだどちらの役割が必要か迷い、新しい本を1冊買うなら、要点と例題から学べる塾技です。迷ったら塾技。文英堂の税込定価は2,640円(2026年10月1日)で、表紙の「塾で教える中学数学」を目印に選びます。
今日することは、志望校の関数・図形3題の答案に、最初に説明できなかった箇所を1つずつ書くことです。買う本を探す前に、上の表で、学校ワークに戻る箇所と難問対策に進む箇所を分けます。
購入先
価格・在庫は購入先でご確認ください。広告リンクを含みます。
- 向く人
- 教科書の基本が解けて、志望校の難問対策が必要な人。要点と例題から、関数・図形の解き方を学びたい人。
- 確認すること
- 表紙の「塾で教える中学数学」で2025年刊を見分けます。志望校の標準問題で失点するなら学校ワークを先にする。同じ役割の手持ち教材で解き直せるなら続けます。
書籍の仕様を見る
- 紙の本の税込定価
- 2,640円(2026年10月1日、文英堂)
- 本体・判型
- 224ページ・B5判(別冊解答解説付き)
- 発売日
- 2025年9月5日
- 向く人
- 教科書の基本が解けて、志望校の難問対策が必要な人。解説の式や補助線の理由を説明でき、国立・私立難関校の問題を単元別に解きたい人。
- 確認すること
- 表紙の「高校入試」「数学」で、学年別の本や特進シリーズと見分けます。104ページでも難問は時間を取るので、まず志望校に出る単元から始めます。
書籍の仕様を見る
- 紙の本の税込定価
- 1,540円(2026年10月1日、文英堂)
- 本体・判型
- 104ページ・B5判(別冊解答解説付き)
- 発売日
- 2021年9月8日
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