要点
- 迷ったら駿台。オリジナル5回と2026年本試験・追試験を収録
- 全統模試の収録回を1回も解いていないなら河合。1回分を初見演習から外すなら、未演習1回あたりの定価は駿台の方が低い
- オリジナル模試4回をスマホで自動採点したいならZ会。Z会の学校版が配られていれば、その4回を先に使う
共通テスト「公共,政治・経済」の2027年版を1冊選ぶなら、迷ったら駿台です。全統模試の収録回を1回も解いていないなら河合、オリジナル模試4回をスマホで自動採点したいならZ会を選びます。解いた模試をまた買うのが心配なら、Z会の学校版が配られていれば、その4回を先に使い、まだ解いていない模試の回数で選びます。

3社の模試部分と過去問を分ける
2027年版の市販書 | 模試部分 | 過去問など | 税込定価(2026年9月26日) |
|---|---|---|---|
既実施の全統模試5回 | 2026年本試験1回 | 1,595円 | |
オリジナル問題5回 | 2026年本試験・追試験2回 | 1,760円 | |
オリジナル模試4回 | 2025・2026年度本試験2回と試作問題1回 | 1,540円 |
買うときは、河合・駿台は表紙の「2027」、Z会は「2027年用」と、いずれも「公共,政治・経済」の表記を見ます。
3冊とも、本試験を含めた合計回数をそのまま「新しい予想問題」の回数にはできません。大学入試センターは2026年の本試験を無料で公開しています。まず模試部分だけを比べます。
河合の5回は、全統共通テスト高2模試・全統共通テスト模試・全統プレ共通テストの問題です。科目によっては改作も含みます。自分が受けた回をもう一度解きたいのか、初見の回を増やしたいのかで価値が変わります。
全統模試の収録回を1回も解いていないなら河合
全統模試の収録回を1回も解いていないなら河合です。既実施の模試でも、自分がまだ解いていなければ5回を初見で使えます。駿台と同じ5回の模試部分を、税込定価では165円低く買えます。
オリジナル模試4回をスマホで自動採点したいならZ会
オリジナル模試4回をスマホで自動採点したいならZ会です。Z会の2027年用商品ページによると、付属のマークシートをスマホで撮影して採点し、登録者の平均点と比べられます。対象はオリジナル4回だけで、利用期限は2027年5月30日です。
Z会の学校版が配られていれば、その4回を先に使います。Z会は過年度の同シリーズと掲載問題に一部重複があると案内しています。以前の版を解いた人は、オリジナル4回に重なる問題がないか、手元の本と比べてから未演習の回数を数えます。
Z会は2025・2026年度の本試験に加え、試作問題も入れています。ただ、試作問題を解いた受験生の相談では、普段の過去問より点が下がって不安になったと書かれています(2025年1月)。この1回の点を本番の予測に使うより、資料と設問の読み方を直す材料にします。
迷ったら駿台。模試の受験歴が曖昧でも5回を進められる
迷ったら駿台です。河合より税込165円高い一方、駿台はオリジナル問題5回を明記しています。全統模試を何回受けたか思い出せないときも、河合の収録回との重複を気にせず予定を立てられます。
2026年8月に学習記録を書いた政経選択者は、当時の河合の問題集6回と駿台5回などを解き、誤答を資料集に書き込んでいました。別の2025年の受験記も、公共政経で駿台の実戦問題集と過去問を使っています。どちらも2027年版の使用記録ではありませんが、通し演習と復習を別に積んだ例です。
河合の1回分を初見演習から外すと、未演習1回あたりの定価は駿台が低い
定価を、まだ解いていない模試部分の回数で割ってみます。過去問や試作問題は、大学入試センターが公開する問題と重なるため、この計算から外します。
市販書 | 未演習の模試部分 | 税込定価÷未演習の回数 |
|---|---|---|
河合・収録全統模試との重複0回 | 5回 | 319円/回 |
河合・1回分を初見演習から外す | 4回 | 約399円/回 |
駿台 | 5回 | 352円/回 |
Z会・オリジナル4回がすべて未演習なら | 4回 | 385円/回 |
河合の1回分を初見演習から外すと、駿台より未演習1回あたり約47円高くなります。河合は一部科目で模試の問題を改作しています。受けた模試と同じ名前でも全問重複とは決めず、手元の問題と書店で中身を比べます。
この計算で分かるのは、本の定価に対する未演習の回数です。問題の質、解説の合い方、過去問の価値までは測れません。Z会は過年度版との重複箇所・回数が示されていないため、385円は4回とも未演習だった場合の換算です。Z会の自動採点に価値を感じるなら、1回あたりの金額だけで切り捨てずZ会を選べます。
琉双舎の記事は、琉球大の得点目標なら河合でよいとします。その見方にも、全統模試の収録回を1回も解いていない読者なら賛成です。一方、解いた回があれば未演習の数が減るので、私なら駿台にします。塾の難度順の紹介は教科ごとの2027年版を解き比べた結果ではないため、ここでは難度を購入の線引きに使いません。
Z会の学校版が配られていれば、その4回を先に使う
Z会の学校版は、市販版と同じオリジナル模試4回を回ごとに分けて納品する商品です。市販版に入る本試験と試作問題は含まず、学校に限って販売されます。Z会の学校版が配られていれば、その4回を先に使います。市販版を買っても模試4回は増えません。
駿台の2027年版では、市販の実戦問題集と学校採用限定のパックⅤとの間に問題重複はないと案内しています。ただし「公共,倫理」と「公共,政治・経済」の公共は共通問題です。両科目の本を買うときは、公共の演習を2倍とは数えません。
検索で出るベネッセの「直前演習」は学校で使う教材で、お出入りの書店を通して販売する仕組みです。税込1,150円の表示を、個人が通常の通販で買う駿台・河合・Z会の市販版の価格と並べて選びません。学校から配布された教材があれば、まずその未使用の回を数えます。
まず未演習の1回を、60分で解く日に決める
2027年1月16日の本試験は、「公共,政治・経済」1科目を60分で解きます。週に1回、60分で問題を解き、別の60分で誤答を資料集や教科書に戻すと仮定します。駿台と河合の模試部分5回は5週間・計10時間、Z会の4回は4週間・計8時間です。
2026年10月3日から毎週土曜に駿台の未演習を1回ずつ解けば、5回目は10月31日です。復習は翌日に置き、分からなかった知識と資料の読み違いを分けます。2025年の受験生は政経で77点を取った後、資料読解のミスと知らない知識が残ったと振り返りました。解いた回数だけで終えず、どちらを直すか書き残す使い方が合います。
ほかの科目も1冊ずつ選ぶなら、英語リーディング、数学、国語、日本史の2027年版の選び方があります。
まず手元の全統模試と学校から配られた教材を見て、まだ解いていない回を数えます。受験歴が曖昧なら、オリジナル5回の駿台を1冊選びます。駿台文庫の税込定価は1,760円(2026年9月26日)。表紙の「2027」と「公共,政治・経済」を見て、最初の60分を予定に入れます。
購入先
価格・在庫は購入先でご確認ください。広告リンクを含みます。
- 向く人
- 全統模試の収録回を1回も解いていない人。既実施の全統模試5回を1冊で演習できます。
- 確認すること
- 手元の模試と重なる回を見てから選びます。表紙の「2027」と「公共,政治・経済」を見ます。
書籍の仕様を見る
- 収録
- 全統模試5回+2026年本試験
- 体裁
- B5判・376ページ
- 向く人
- オリジナル模試4回をスマホで自動採点したい人。登録者平均との比較も使えます。
- 確認すること
- Z会の学校版が配られていれば、その4回を先に使います。過年度版を解いた人は掲載問題を見比べます。表紙の「2027年用」と「公共,政治・経済」を見ます。
書籍の仕様を見る
- 収録
- オリジナル4回+2025・2026年度本試験+試作問題
- 体裁
- B5判・本体336ページ+別冊68ページ
- 向く人
- 全統模試の受験歴が曖昧な人。駿台オリジナル問題5回を進められます。
- 確認すること
- 「公共,倫理」も買うなら、公共の問題が重なります。表紙の「2027」と「公共,政治・経済」を見ます。
書籍の仕様を見る
- 収録
- オリジナル5回+2026年本試験・追試験
- 体裁
- B5判・428ページ
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