要点
- 史実が出ないなら教科書へ戻る。教科書で史実を補っても、時代・地域を結ぶ説明が書けないなら、三訂版を志望校の過去問に足す
- 必要な史実を説明でき、添削を受けられるなら、志望校の過去問だけで進める。三訂版も人による添削の代わりにはならない
- 迷ったら志望校の過去問1題から。三訂版は例題76題・練習問題140題。週2題・20週なら40題なので、志望校の演習時間を先に残す
迷ったら志望校の過去問1題から始め、史実が出ないなら教科書へ戻ります。教科書で史実を補っても、時代・地域を結ぶ説明が書けないなら、『判る!解ける!書ける!世界史論述』三訂版を志望校の過去問に足します。本を買って過去問が後回しになるのが心配でも、必要な史実を説明でき、添削を受けられるなら、志望校の過去問だけで進めます。

教科書で史実を補っても、時代・地域を結ぶ説明が書けないなら三訂版を足す
先に志望校の世界史論述を1題書きます。史実が出ないなら教科書へ戻り、該当箇所を読み直します。教科書で史実を補っても、時代・地域を結ぶ説明が書けないなら、三訂版を志望校の過去問に足します。
河合出版の商品ページによると、2章は教科書の単元に沿う通史、3章はテーマ史の論述例題で、4章には対応する練習問題があります。私なら該当単元の例題で説明の組み立てを練習し、志望校の過去問へ戻ります。
必要な史実を説明でき、添削を受けられるなら、志望校の過去問だけで進めます。 志望校の字数、資料の使い方、制限時間はその大学の問題で練習できます。現役で東大文科三類に合格した受験生の記録(2026年掲載)では、教科書・一問一答・東大過去問と塾の補助教材を使い、論述の添削を何度も受けています。河合の本を使わずに、志望校の問題と第三者の指摘で進めた例です。
教科書で史実を補っても、時代・地域を結ぶ説明が書けないなら、表紙に「三訂版」とある本を選びます。税込定価は1,375円(河合出版、2026年9月28日)。購入先では表紙の版を見ます。
三訂版の216題と志望校の過去問は役割が違う
河合出版の2026年図書目録71ページと公式表紙には、三訂版は例題76題・練習問題140題、計216題とあります。旧版を紹介するアクシブアカデミーは75題・116題、計191題と記載。表示上は計25題増えています。どの題が追加・差し替えになったかは、公開された商品説明からは特定できません。旧版の記事の題数や220ページを、2025年発売の三訂版へ移さないのが大切です。
216題は幅広い時代・テーマを練習する量です。一方、志望校の過去問は、その大学が何字で、どの資料を使わせ、どの知識を選ばせるかを示します。東京外国語大学の公式解答例では2025年度の世界史探究問11が397字、2026年度は500字でした。これは大学が示した解答例の字数で、本の例題の字数ではありません。年度ごとに書く量も題材も変わるため、三訂版だけで志望校の時間配分を決めず、過去問を並行します。
旧版の利用者にも、本と過去問を組み合わせた記録があります。筑波大の合格体験記(2021年公開)では、河合の改訂版で通史以外の経済史・文化史も学び、学校の講座では大学過去問の添削を受けています。旧版の使い方の一例で、三訂版を使った結果と読み替えません。
過去問1題で、知識不足と答案の直し方を分ける
解き始める前に、設問が指定する時代・地域・変化を余白に書き、その答えに使う史実をメモします。答案を書いたら解答例と見比べ、史実が出ないなら教科書へ戻ります。教科書を読み直しても時代の流れがつかめないなら、世界史の講義本の比較で説明を補う本を選べます。
教科書で史実を補っても、時代・地域を結ぶ説明が書けないなら、三訂版の対応する通史・テーマ史の例題へ進みます。史実はあるのに設問への答え方や文のつながりで止まる場合も、先生や講師に答案を見せ、志望校の過去問で直します。
必要な史実を説明でき、添削を受けられるなら、同じ大学の過去問で書き直します。先生や講師には、設問のどの要求から外れたか、史実の順序と因果が伝わるかを見てもらいます。2024年6月の知恵袋の相談では、東大の論述を解いた人が、解答例と文が違い、採点基準もないため点を判断できずにいました。解答例と語句が合うかだけでは、自分の答案が設問に答えたかまで分かりません。
添削を受けられない人は、書いた答案1題を学校の世界史の先生に見せられるか相談します。頼めなければ、学校の別の先生や通っている塾の講師にも聞きます。京大を受けた2026年5月のnoteの書き手は、河合の本を夏まで週1題、以後週2〜3題使い、例題の解説に比べて練習問題は解答だけで進めにくかったと振り返っています。本人は京大に不合格で、使用した版も記していません。練習問題の数だけで、添削が不要になると考えない理由です。
この1題で分かるのは、その題で史実が出ないか、書いた内容をどう直すかです。全時代の得点力や合格可能性は、1題からは測れません。50〜60字の記述が赤本にあると初めて知り、点が取れなかった高3の相談(2026年8月)のように、短い論述でも過去問を開いて初めて必要な練習が見えることがあります。
週2題なら20週で40題。過去問の枠を先に残す
2027年2月25日を仮の試験日とすると、2026年9月28日から150日あります。このうち20週を演習に使い、週2題、1題60分で答案と見直しをする予定なら、計40題・40時間。三訂版を足す人が週1題を志望校の過去問、週1題を三訂版に充てると、それぞれ20題・20時間です。志望校の試験日が違えば、残りの週数を置き換えます。
三訂版の全216題を同じ20週で均等に解くなら、週約11題。1題60分の仮定でも週約11時間を使い、さらに教科書への戻りと添削を受ける時間が要ります。全題を追わず、説明が書けなかった単元だけ選ぶと、志望校の問題を解く時間を残せます。これは時間の割り算で、字数の長い題に60分で足りることや、40題を終えれば得点できることは示しません。
迷ったら志望校の過去問1題から
大学が公開する志望校の過去問1題を選び、指定された時代・地域・字数を余白に書いて答案を作ります。東京大学の2026年度過去問ページのように著作権で一部非公開なら、学校にある問題集や年度別過去問も使います。史実が出ないなら教科書へ戻り、書いた答案は先生に見せて直します。
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