要点
- 中学の計算はできるが高校の授業で止まったら、やさしい高校数学(数学Ⅰ・A)改訂版。迷ったら学研から始める
- 数学Iだけ先に立て直すなら、初めから始める数学Ⅰ 改訂4。数学Iの1冊は定価1,518円(税込)
- 教科書の例題を自力で解けるなら、数学Ⅰ・A 入門問題精講 改訂版。入門の例題を自力で解けたら基礎問題精講へ
中学の計算はできるが高校の授業で止まったら、『やさしい高校数学(数学Ⅰ・A)改訂版』を選び、迷ったら学研から始めます。最初の0章で中学の計算をおさらいし、止まった高校の単元を重点的に読めるからです。「やさしい」本でも分からず買い直すのが怖いなら、買う前に学研の試し読みの16〜17ページで因数分解の3問を試せます。数学Iだけ先に立て直すならマセマ、教科書の例題を自力で解けるなら旺文社です。

中学の計算はできるが高校の授業で止まったら、学研の改訂版から
授業で二次関数や確率の説明を聞いても式を動かせないときは、止まった単元に戻ります。学研の商品ページは、数学I・Aを先生と生徒の会話で説明し、中学のおさらいも収録すると案内しています。0章は11〜70ページで、文字式・因数分解・平方根・図形などを扱います(試し読みの目次4〜10ページ)。
実物を買った元教員は2024年7月、学校の授業内容が理解できていない人、数学が苦手な人、中学校の数学も怪しい人には向かないと書いています。問題は教科書と同じくらいのレベルで、解説を調べる辞書として別の問題集と併用する見方です。
それでも私なら、中学の計算はできるが高校の授業で止まった人に学研を選びます。学研は、高校数学を多少勉強し、苦手な単元がはっきりしている人に、その単元を重点的に読む使い方を案内しています(試し読み3ページ)。授業で止まった単元が分かっている人は、この使い方に当たり、中学の計算も0章(11〜70ページ)でおさらいできます。
買う前に試し読みの16〜17ページを開き、因数分解の例題0-3と0-4の計3問を解答を隠して解きます。止まったら0章の説明を読み、それでも分からなければ中学の教科書の因数分解に戻ります。0章の説明でも分からないときは、参考書の解説が分からないときに次の手をまとめています。読めた単元は学校の問題集で解き直します。
改訂版を買った保護者の声には、2025年6月、厚みに驚いたものの、息子は分かりやすいと言って進めている例もあります。696ページの本を最初から通すより、今つまずいている単元を開く使い方なら、厚さを理由に外さずに済みます。
中学の計算はできるが高校の授業で止まったら、学研の改訂版から。 0章と数学I・Aが1冊に入り、定価は2,090円(税込、2026年9月25日)です。
数学Iだけ先に立て直すなら、マセマの改訂4から
マセマは数学Iの1冊から買えます。止まったのが数と式、2次関数、三角比などの数学Iの単元で、数学Aの授業にはついていけている人の選び方です。数学Aの授業でも止まっているなら、数学I・Aが1冊に入った学研を選びます。マセマ出版社の公式ストアでは、改訂4が数学Iの全分野を語り口調で扱う260ページ。数学Aは別売りの『初めから始める数学A 改訂2』(216ページ)です。
学研の数学Iは目次上71〜392ページの約320ページで、マセマの数学Iは260ページです。数学Iの1冊なら定価1,518円(税込)で、学研の1冊より572円低く始められます。
48歳で学び直している人は2026年8月、マセマの具体的な説明が独学に合ったと書いています。使った版は分かりません。
説明の進め方が合うかは、両社の無料の紙面で因数分解を読み比べられます。マセマは公式ストアの商品ページにある「サンプルを読む」の16〜18ページ、学研は試し読みの16〜17ページを開きます。学研の試し読みで読めるのは0章の途中までなので、高校の単元はこの見本では比べられません。
数学Iだけ先に立て直すなら、『初めから始める数学Ⅰ 改訂4』から。 まず数学Iの260ページ・定価1,518円(税込)の1冊です。
数学Iが進んで数学Aを学ぶときに、同じシリーズの『初めから始める数学A 改訂2』(216ページ、定価1,276円・税込)を足します。
教科書の例題を自力で解けるなら、旺文社の改訂版から
旺文社の商品ページによると、考え方や公式を「講義」で読んでから基本の例題を解く本です。数学I・Aを1冊360ページで扱います。
表紙には「教科書を読んで, わからない人でも大丈夫!」とあります。通信制高校1年の人の記録(2026年2月)も、教科書が分からず挫折した人に勧めています。本人は受験後の春休みに二次関数まで進めました。授業で止まった人にも合うという声です。
それでも私なら、教科書の例題を自力で解けるようになってから選びます。表紙の「目標レベル」で枠が付いているのは「入試基礎」だけで、「定期テスト」には付いていません。数学初心者の質問(2024年12月)でも、買った人が結構難しいと感じ、数学I・Aを解き直してから先へ進むと書いています。
教科書の例題を自力で解けるなら、『数学Ⅰ・A 入門問題精講 改訂版』から。 講義と例題が1冊に入り、定価は1,320円(税込)です。
数学I・Aまでそろえると、学研1冊・マセマ2冊・旺文社1冊
紙の本を数学I・Aまでそろえた出版社の定価は、2026年9月25日時点で次の通りです。
最初の道 | 数学I・Aまで | 出版社表示のページ数 | 定価(税込) |
|---|---|---|---|
学研『やさしい高校数学』改訂版 | 1冊 | 696ページ | 2,090円 |
マセマ『初めから始める数学』改訂4・改訂2 | 2冊 | 476ページ | 2,794円 |
旺文社『入門問題精講』改訂版 | 1冊 | 360ページ | 1,320円 |
マセマは2冊そろえると学研より220ページ少なく、定価は704円高くなります。ページ数や値段は、読み終える速さとは別の話です。
学研の数学Iは1日1項目なら88日、2項目なら44日
学研の目次(試し読み4〜10ページ)では、数学Iは1〜5章の88項目、71〜392ページです。1項目を30分で読んで解けると仮定すると合計44時間で、1日1項目(30分)なら88日、1日2項目(1時間)なら44日です。
0章の24項目と数学Aの63項目を合わせると、1冊で175項目です。1日2項目(1時間)なら約88日で、止まった2次関数の3章だけなら29項目を1日1項目(30分)で29日です。
項目によって長さや解く時間は違います。まず止まった項目を30分進め、実際に終えた量で予定を直します。マセマと旺文社も、30分で読めた量から見積もります。
読んだ単元は学校の問題集で解き直す
講義を読めたら、同じ単元を学校の問題集で解きます。学研の本には別冊の問題集が付き、2026年3月には対応する324ページの問題集(定価1,650円・税込)も出ました。学校の問題集が手元にあれば、まずそれで式を自力で書けるか試します。
入門問題精講の例題を自力で解けたら、基礎問題精講へ
入門問題精講と基礎問題精講で迷うなら、入門の講義と例題から始めます。基礎問題精講に進む合図は、入門問題精講の同じ単元の例題を、解答を隠して自力で解けたときです。
基礎問題精講 六訂版は、入試の基本154テーマを原則1〜2ページで扱う296ページの本です。表紙の目標レベルは「入試基礎」から「国公立大標準」までで、入門問題精講の「入試基礎」より上まで扱います。定価は1,320円(税込)。基礎問題精講と青チャートは、基礎問題精講と青チャートの比較で比べています。
買う前に教科書の例題を1問解いて選ぶ
まず手元の教科書で、今止まっている単元の例題を1問、解答を隠して解きます。途中の中学の計算で止まったら、中学の教科書のその単元に戻ります。中学の計算はできるが高校の授業で止まったら学研、数学Iだけ先に立て直すならマセマの数学Iです。最後まで自力で解けたら、旺文社の入門問題精講に進みます。この1問で分かるのは、今の単元でどこから止まったかまでです。迷ったら学研から始めます。
購入先
価格・在庫は購入先でご確認ください。広告リンクを含みます。
- 向く人
- 中学の計算を0章でおさらいし、止まった高校の単元を重点的に読みたい人。迷ったら学研から始めます。
- 確認すること
- 表紙の「改訂版」を見ます。試し読みの16〜17ページで因数分解の3問を試し、読んだ単元は学校の問題集で解き直します。
書籍の仕様を見る
- 向く人
- 数学Iに絞って、語り口調の講義から始めたい人。
- 確認すること
- 表紙の「数学Ⅰ」と販売ページの「改訂4」を見ます。数学Aは別売りの『初めから始める数学A 改訂2』で学びます。
書籍の仕様を見る
- 向く人
- 数学Iが進んで数学Aを学ぶときに、同じシリーズを使いたい人。
- 確認すること
- 表紙の「数学A」と販売ページの「改訂2」を見ます。数学Iの巻とは別売りです。
書籍の仕様を見る
- 向く人
- 公式の考え方を講義で読んだ後、入門の例題を自力で解きたい人。
- 確認すること
- 表紙の「数学Ⅰ・A」と「改訂版」を見ます。入門の例題を解答を隠して解けたら基礎問題精講へ進みます。
書籍の仕様を見る
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