要点
- 主語が追えないなら富井。省略・主語・敬語から読み方を学べる
- 主語は追えるが設問で迷うなら岡本。読み方に加え、解き方と和歌を扱う
- 迷ったら富井。1日10ページ・約30分の試算は富井28日、岡本34日
古典文法を一通り終えても主語が追えないなら富井の古文読解を選びます。主語は追えるが設問で迷うなら岡本梨奈の読み方&解き方を選び、迷ったら富井から始めます。2冊とも買って受験までに読み切れないのが不安なら、今止まる箇所に合う1冊から始めます。

主語が追えないなら富井、主語は追えるが設問で迷うなら岡本
手元の学校教材か最近解いた古文を1題開き、主語が変わる箇所と設問を見ます。主語が追えないなら富井の第1ステージ、主語は追えるが設問で迷うなら岡本の第2部を使います。今止まる箇所を見つけるための方法で、得点を予測するものではありません。
似た名前の富井の古典文法を扱う記事で比べている本は古典文法書です。ここで選ぶ表紙は「古文読解をはじめからていねいに」。古典文法を一通り終えた次の本です。
東進ブックスの商品ページには、富井の本冊240ページと別冊40ページ、税込定価1,153円の表示があります(2026年9月26日)。主語が追えないなら富井を選び、中古本なら別冊付きの紙版を見ます。
富井は主語・敬語を先に、岡本は解き方と和歌まで
富井の公開目次は、最初の13項目で省略・主語の継続と転換・会話文・敬語を扱います。続く6項目が古文常識、4項目が説話・物語・日記・随筆、最後が実戦のマニュアルです。文法を暗記したのに文章の人物が入れ替わるところで止まる人は、この順で読み直せます。
岡本のKADOKAWAの商品ページは、第1部を「読み方」、第2部を「解き方」とし、和歌対策も挙げています。富井も出版社が試験当日の読解手順を紹介し、最終項目に実戦のマニュアルがあります。主語は追えるが設問で迷うなら岡本にするのは、解き方を独立した部で学べるからです。和歌のある入試を受ける人にも、この範囲の差が効きます。
選ぶ理由になる差 | 富井の古文読解 | 岡本梨奈の読み方&解き方 |
|---|---|---|
構成の重点 | 省略・主語・敬語から古文常識、ジャンル別の読解へ | 読み方と解き方の2部、和歌対策も明示 |
ページ数 | 本冊240+別冊40、計280ページ | 336ページ |
税込定価(2026年9月26日) | 1,153円 | 1,650円 |
岡本は2016年2月発売のA5判336ページで、税込定価1,650円です(KADOKAWA、2026年9月26日)。主語は追えるが設問で迷うなら岡本を選び、購入先では表紙の「古文の読み方&解き方」を見ます。
1日10ページなら富井28日、岡本34日
全ページを1日10ページ・約30分の枠に置くと、富井は本冊と別冊の計280ページで28日・約14時間、岡本は336ページで34日・約17時間です。差は6日・約3時間、税込定価では497円。出版社表示のページ数と定価から計算しました(2026年9月26日)。
1日10ページは、約1か月で1冊を読むための計画上の目安です。例文を解き、読み直す速度は人によって違います。富井の別冊も1回読む前提にし、30分で5ページなら富井56日、岡本68日になります。時間が足りない人は、長いほうが必ず得という選び方をせず、止まる場所に合う1冊を最後まで使います。
岡本も読みやすいという声には、紙面の好みで答える
武田塾の比較(2023年3月)は、岡本は文字量が多く、富井はレイアウトと別冊で復習しやすいと見ます。一方、岡本の楽天レビューには、会話形式と見開きが読みやすいという購入者の声もあります(2023年1月)。古文が苦手な10代も、分かりやすかったと書きました(同年6月)。紙面の好みが分かれても、主語と設問のどちらで止まるかで1冊を選べます。
富井を使う知恵袋の質問者は、物語・日記の項目が必要か迷い、紹介された文章は少し難しくて内容を理解できないことがあると相談していました(2023年7月)。分からない単語や文法があれば、手元の本に戻って同じ文章を読み直します。
2025年11月の高2は富井の古典文法を終えた後、同じシリーズの読解書と岡本で迷っていました。私なら、シリーズのつながりより、主語と設問のどちらで止まるかを優先します。
手元の古文1題で止まる場所を見て1冊選ぶ
富井を終えた後も、別の問題集で訳に苦しんだ受験者の声があります(2022年1月)。講義の本を読んだ後も、初見の文章を解く練習は続けます。
今日、手元の古文を1題解き直し、主語が追えないなら富井、主語は追えるが設問で迷うなら岡本を選んでください。
購入先
価格・在庫は購入先でご確認ください。広告リンクを含みます。
- 向く人
- 古典文法を一通り終え、主語が追えない人。
- 確認すること
- 中古本を選ぶ場合は、表紙が「古文読解」で、別冊40ページが付いているかを見ます。
書籍の仕様を見る
- 判型・ページ数
- A5判・本冊240ページ+別冊40ページ
- 向く人
- 古典文法を一通り終え、主語は追えるが設問で迷う人。
- 確認すること
- 表紙に「古文の読み方&解き方」とある本を選び、「古典文法」の本と取り違えないようにします。
書籍の仕様を見る
- 判型・ページ数
- A5判・336ページ
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