要点
- 迷ったら45から過去問へ。45を終えただけで56を買い足さない
- 文法・単語が抜けるなら45。文法と単語は分かるのに、過去問で話の筋を追えないなら56
- 56題を1題30分で進めると28時間。56の税込定価は1,068円(2026年9月27日)
古文上達45を終えた高3は、迷ったら45から過去問へ進みます。文法・単語が抜けるなら45へ戻り、文法と単語は分かるのに、過去問で話の筋を追えないなら56を選びます。次の本を買わないと遅れる気がしても、56題を1題30分で進めるだけで28時間を使うので、まず過去問1年分で止まる理由を見ましょう。

45は文法を本文に使う本、56は入試問題を解き重ねる本
Z会のシリーズ案内では、45は「文法整理編」で短い文を使って文法を練習し、「問題演習編」でまとまった古文を読みます。56は「入門編」「基礎編」「演習編」の3部です。基礎編で入試問題の改題に、演習編で入試問題に取り組みます。
選ぶときの差 | 古文上達 基礎編 読解と演習45 | 古文上達 読解と演習56 |
|---|---|---|
主な使い道 | 文法を整理し、本文で使う | 入試問題を段階的に解く |
紙面の区分 | 文法整理編と問題演習編 | 入門編、基礎編、演習編 |
税込定価(2026年9月27日) | 1,100円 | 1,068円 |
45にも長めの本文があります。45の実戦問題1の見本は本体10〜11ページで、縦書きの本文に5つの問、語注と出典欄が付いています。56にも古文の読み方を説明する入門編の見本があります。45を「短文だけ」、56を「文法の説明がない本」として選ぶと、実際の紙面とずれます。
45の発行は2006年、56は1990年とZ会の商品ページに載っています。刊行年の新しさより、今の試験の過去問で足りない練習を選びます。56の入門を読めば45の文法整理が不要になるわけでもありません。
迷ったら45から過去問へ。止まる理由で56を選ぶ
45をすでに持つ人は、本体10〜11ページの実戦問題1を解き直します。別冊2〜3ページの解答見本と照らし、単語の意味、文法、誰が何をしたかを分けて見ます。その後、志望校の過去問を1年分解きます。
今の状態 | 次の一手 |
|---|---|
文法・単語が抜けるなら45 | 45の対応する文法整理と実戦問題に戻る。手元にあれば買い直さない |
文法と単語は分かるのに、過去問で話の筋を追えないなら56 | 56の基礎編・演習編で、入試古文を続けて読む |
過去問で本文の筋を追える | 56を足す前に、その試験の設問と時間配分を練習する |
文法書を選び直すならステップアップノートと富井の比較、単語帳を選び直すなら315・330・新ゴロゴの比較に選び方をまとめています。
私なら、45を終えたら過去問を1年分先に解きます。この分け方で分かるのは、今どんな練習が足りないかです。45の既習問題を正解しただけでは、初見の過去問も読めるとは言えません。過去問を使うのは、その違いを見るためです。何割取れたら56という点数の線は、大学ごとに文章と設問が違うので置きません。
45の途中で本文が読めなくなった人は、別の本に移る前に知識を本文に戻します。2025年4月の知恵袋には、45の初めの3題は読めたのに、その後の文章で止まった人がいます。単語帳を覚えていても、文法や文脈のどこで止まるかは本文で見直す必要があります。書き手が使った版は分かりません。
一方、2022年1月の知恵袋では、文法や45、ほかの読解本に取り組んでから56に進んだ人が、語句の訳し方でつまずいています。45に取り組んだだけでは、56の本文を訳せるとは決まりません。解説を読んで、単語・文法で止まったのか、人物関係や出来事の流れで止まったのかを分けます。
文法・単語が抜けるなら45。Z会の税込定価は1,100円(2026年9月27日の表示)。これから買う人は、表紙に「基礎編 読解と演習45」とある紙の本を選びます。
文法と単語は分かるのに、過去問で話の筋を追えないなら56。入試問題を段階的に解ける本で、税込定価は1,068円(2026年9月27日のZ会の表示)。購入先では表紙の「読解と演習56」を見ます。
56題は1題30分でも28時間。過去問の時間を先に残す
56を1題30分で解き、答え合わせをして読み違えを短くメモすると仮定します。56題なら1,680分、つまり28時間。1日1題で56日です。9月末から毎日1題でも、終わるのは11月下旬です。1題45分なら42時間で、同じく56日かかります。30分は実測の平均ではなく、予定を組むための仮の枠です。復習、単語の覚え直し、過去問の時間は別に要ります。
45をすでに持つ人が56に使う追加費用は税込定価1,068円です。2冊ともこれから買うなら合計2,168円。ただ、45の「45」は文法整理と演習のまとまり、56の「56」は入試問題の題数です。45題対56題として、1周の時間を単純に比べません。
2022年8月の56の購入者レビューには、45に加えて56を買い、志望校の傾向と違う問題が含まれていて惜しいと感じた人がいます。過去問を印刷したり赤本を借りたりする方が楽かもしれない、と書いています。この投稿者が使った版は分かりません。まず自分の過去問に使う時間を確保し、そのうえで56題を入れられるか考えます。
出典の重なりより、過去問で必要な練習を選ぶ
「45と56で同じ文章をまた解くのでは」と気になるなら、無料の見本で見られる2題から始められます。45の実戦問題1と56の演習編15は、出典に記された作品が別です。ただ、公開見本だけでは全題の重なり数は出せません。
45の実戦問題と56の基礎編は難度が重なるという見方もあります。難度が近い範囲をもう一度広く解くより、過去問で話の筋を追えないなら56の演習が要るかを見ます。過去問で筋を追える人は、設問の解き方に時間を回す方が試験に直接つながります。
56を買う前に、Z会の演習編15を解く
Z会のシリーズ案内で、56の〈演習編 紙面サンプル〉の「15」を開き、本文の人物と出来事を自分の言葉でたどります。続いて〈演習編解答 紙面サンプル〉の38〜39ページを読み、どこで流れを取り違えたかを見ます。この1題で分かるのは、56の紙面と解説を自分の復習に使えるかまでです。
迷ったら45から過去問へ。文法・単語が抜けるなら45の実戦問題と文法整理に戻ります。これから45を買う人には、文法と本文を同じ本でつなげられる『基礎編 読解と演習45』を選びます。税込定価は1,100円(2026年9月27日のZ会の表示)。
文法と単語は分かるのに、過去問で話の筋を追えないなら56。Z会の演習編15の見本と解答で紙面を見てから、表紙に「読解と演習56」とある本を選びます。税込定価は1,068円(2026年9月27日のZ会の表示)。
まず手元の45の実戦問題1と、志望校の過去問1年分で、読み違えた場所を一つ書き出します。
購入先
価格・在庫は購入先でご確認ください。広告リンクを含みます。
- 向く人
- 文法・単語が抜けるなら45。手元にあれば、対応する文法整理と実戦問題に戻る人。
- 確認すること
- 表紙に「基礎編 読解と演習45」とある紙の本を選ぶ。すでに持っているなら買い直さず、実戦問題の解説を使う。
書籍の仕様を見る
- 判型・ページ数
- A5判・本体192ページ+別冊96ページ
- 発行年月
- 2006年3月
- 向く人
- 文法と単語は分かるのに、過去問で話の筋を追えないなら56。入試古文を続けて読む人。
- 確認すること
- 表紙に「読解と演習56」とある紙の本を選ぶ。56題に加えて、志望校の過去問に使う時間も残す。
書籍の仕様を見る
- 判型・ページ数
- A5判・本体296ページ
- 発行年月
- 1990年7月
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