要点
- 短文で意味を取り違えるなら1巻。迷ったら1巻を選ぶ。60語程度から120語程度へ進める
- 120語程度で内容と根拠を説明できるなら2巻。120語程度から200語程度へ進める。音読・ディクテーション・誤選択肢の解説は両巻にある
- 学校教材で読解と復習を続けられるなら追加購入は不要。必要な1冊は税込定価1,430円、2冊なら合計2,860円。2巻の追加は1巻の最後の英文で内容と根拠を説明できてから考える
長文が苦手な中2・中3で、短文で意味を取り違えるなら1巻を選び、迷ったら1巻から始めます。決め手は英文の長さで、1巻は60語程度から、2巻は120語程度から始まります。2冊買って使い切れないのが不安でも、120語程度で内容と根拠を説明できるなら、2巻だけを選べます。

学校教材で読解と復習を続けられるなら追加購入は不要です。 手元の問題を解き、解説を読んで、翌日に間違えた文と答えの根拠を説明できるなら、その教材を続けます。
新しい読解の本が必要で、短文で意味を取り違えるなら1巻です。ピンクの表紙の「1」「基礎からはじめる編」「改訂版」で選べます。桐原書店の税込定価は1,430円(2026年10月1日確認)。
1巻は60〜120語、2巻は120〜200語の英文で練習する
比べるのは『ハイパー英語教室 中学英語長文1 改訂版[基礎からはじめる編]』と、『中学英語長文2 改訂版[入試長文がすらすら読める編]』です。どちらも大岩秀樹・安河内哲也著、2021年7月15日刊行の改訂版です(1巻・2巻、2026年10月1日確認)。
選ぶ理由になる差 | 1巻・基礎からはじめる編 | 2巻・入試長文がすらすら読める編 |
|---|---|---|
出版社が示す英文の長さ | 60語程度から120語程度 | 120語程度から200語程度 |
開始巻の目安 | 短文で意味を取り違えるなら | 120語程度で内容と根拠を説明できるなら |
表紙の見分け方 | ピンクの表紙に「1」「改訂版」 | 緑の表紙に「2」「改訂版」 |
始める英文の長さは約2倍です。これは語数の差で、難しさが2倍という意味ではありません。1巻は短い英文で読む手順を練習し、2巻はその手順を使って扱う英文を長くします。
音読とディクテーションは両巻にあります。 誤りの選択肢の根拠を示す解説や、英文から構文・文法を1つ取り上げる説明も共通です。音声や解説の有無では巻を選びません。
両巻ともB5判・160ページ、全25題。紙の本1冊の税込定価は1,430円、2冊なら合計2,860円です。まず1冊にすれば、書籍代として先に払う額は1,430円で済みます。送料・手数料は購入先によって変わります(桐原書店1巻・2巻、2026年10月1日確認)。
学校の短文で、主語・動詞と答えの根拠を見て選ぶ
120語程度で内容と根拠を説明できるなら2巻から始めます。 単語の意味を知っているかに加え、誰が何をしたかと、答えを選んだ理由まで言えるかを見ます。
教科書や学校の問題集から、まだ答えを覚えていない60〜120語程度の英文を1つ選びます。空白で区切られた単語を数えると、長さの目安が分かります。知らない単語は先に意味を調べ、単語が分かっても文の意味を取り違えるかを試します。
見るもの | 試すこと | 結果の使い方 |
|---|---|---|
語数 | 最初は60語程度、読めたら120語程度の英文を選ぶ | 短い英文でも読み違えるのか、長くするとつながりを見失うのかを分ける |
主語・動詞 | 意味が曖昧な文で、主語を丸で囲み、動詞に線を引く。誰が何をする文かを言う | 単語の意味をつないで推測していたなら、その文の文法から復習する |
設問の根拠 | 内容を問う設問で、答えの根拠になる英文を指し、その意味を説明する | 正解でも根拠を言えなければ、解説と本文を往復して読む |
たとえば、Ken helped Yui with her homework. の主語はKen、動詞はhelpedです。宿題を手伝ってもらったのはYui。知っている単語ばかりでも、助けた人と助けられた人を逆に読んでいたら、文の組み立てを復習する段階です。
短文で意味を取り違えるなら1巻、120語程度で内容と根拠を説明できるなら2巻。 60語程度は読めても120語程度になると話を見失うなら、迷ったら1巻にします。1巻も120語程度まで進むので、短い英文からつなぎ直せます。
これは開始巻を選ぶ目安です。60・120という長さは出版社の収録範囲に合わせていますが、1題で中学英文法全体や入試の合格力を測れるものではありません。自分の教材に合う英文がなければ、学校の先生に短い読解問題を選んでもらいます。
単語やbe動詞・一般動詞の使い方から曖昧なら、先に学校の単語・文法教材へ戻ります。1巻は短い英文から始まる読解問題集。単語と文法を一から教える本を探している人には、学校の解説と基本問題が先です。
中3でも1巻を選べる。2巻で苦戦した中2の声もある
学年より、読んだ英文で何ができるかを優先します。 ウィリーズ英語塾は、1巻を中1・中2、2巻を中2後半・中3向けと紹介しています(2019年7月、改訂前の記事)。授業で使う目安としては参考になりますが、同じ中2でも読む力は異なります。
楽天の1巻改訂版のレビューでは、長文に苦手意識がある受験生の娘に買った保護者が、最初は短文で単語も易しく、合えば次の巻を買うつもりだと書いています(2025年9月)。初めに両巻をそろえず、短い英文で取り組めるかを見る買い方です。
一方、2巻改訂版のレビューには、中2の子どもが1巻より少し難しく、苦戦しているようだという保護者の報告があります(2022年3月)。同じページには、1巻に取り組んだ子どもが2巻もやりたがり、長文への負担が軽くなってきたという家庭の声もあります(2023年2月)。各家庭の開始時の力は分からないため、進む合図は学年ではなく、内容と根拠を説明できることに置きます。
桐原書店は2巻についても、英文を読むのが苦手な人に配慮した本と説明しています。120語程度で内容と根拠を説明できるなら、1巻の上端に近い長さから始まる2巻を選び、より長い英文へ進めます。
25題は、解く日と復習する日を分けて進める
まず1冊を、1日20分・1題2日で進める予定にします。 これは全25題から作った仮計画で、学習時間の実測や出版社の指定ではありません。
日 | 20分の使い方の例 | 残すもの |
|---|---|---|
1日目 | 問題を解く10分、解説・全訳と読み違えた文を見る10分 | 読み違えた主語・動詞、答えの根拠 |
2日目 | 前日の文を説明し直す5分、音声と音読10分、ディクテーション5分 | 前から意味を追えるか、聞き取れなかった語 |
1題40分なら、25題で50日・16時間40分です。1巻も2巻も同じ25題なので、この予定は両巻に置けます。2巻の英文は長くなるため、20分で終わらない日は翌日に続きを回します。
両巻を同じ予定で進めると50題、100日・33時間20分。書籍代は合計2,860円です。2冊同時に買うと、最初からこの量を抱えます。先に1冊を進め、必要になったときに追加する方が、復習に使う時間を残せます。
音声の利用方法は、両巻の公式ページにダウンロード・ストリーミング・マイオトモの案内があります。本にあるパスワードが必要で、音声データは無料です(1巻の付属品欄・2巻の付属品欄、2026年10月1日確認)。
楽天には、スマートフォンやタブレットの利用を制限している家庭では、子どもが音声を使うまでの手間が増えたという声があります(1巻改訂版のレビュー、2021年8月)。家族の端末かパソコンを使える時間を、復習日に合わせて決めます。
2巻を足すのは、1巻の最後で内容と根拠を説明できてから
1巻の最後の英文で内容と根拠を説明できて、長い英文の練習が足りないなら2巻を足します。 読み違いが残っていたら、その文の解説に戻り、翌日に言い直します。
1巻の公式ページには、はじめに(p.2)と目次(p.3)の見開き2ページの画像が載っています。目次の最後はUnit 25。2巻の商品ページにもUnit 1〜25の題材が並びます。無料で開けた紙面ははじめにと目次までなので、購入前に問題と解説の読みやすさを見たいなら、書店で冒頭のUnitを開きます。
学校教材で読解と復習を続けられるなら追加購入は不要です。 1巻の後は学校の入試問題や、手持ちの県別過去問へ進めます。過去問で長い英文の内容も追え、答えの根拠を説明できるなら、そのまま本番の形式を練習します。
2巻の語数範囲は200語程度までです。難関私立の長い英文や、志望校固有の形式まで練習したい人は、志望校の過去問を中心にします。2巻改訂版には、使い始めて解説を評価しつつ、1つの長文の設問数を増やしてほしいという声もあります(Yahoo!ショッピング、2022年4月)。読む手順を練習する本と、本番の設問をまとめて解く教材を使い分けます。
過去問を解いた後、ほかの高校の問題を追加するか迷うなら、全国の高校入試問題と県別過去問の選び方で決められます。
短文で意味を取り違えるなら1巻、120語程度で内容と根拠を説明できるなら2巻
私なら、解説を読み終えた翌日に、読み違えた1文を説明し直せる量を選びます。解説を読んでも同じ文の意味を説明できない状態が続いたら、その文を学校の先生に持っていきます。買い足す前に、文法と読み方のどちらで止まったかを質問できます。
120語程度で内容と根拠を説明できるなら2巻を選びます。緑の表紙の「2」「入試長文がすらすら読める編」「改訂版」が目印です。桐原書店の税込定価は1,430円(2026年10月1日確認)。
まず、学校の問題集のまだ解いていない短文を1つ読み、誰が何をしたかと、答えの根拠になる英文をノートに書きます。
購入先
価格・在庫は購入先でご確認ください。広告リンクを含みます。
- 向く人
- 単語や文法は習ったが、誰が何をしたかを読み違える中2・中3。60語程度の英文から読む練習を始めたい人。
- 確認すること
- 学校教材で読解と復習を続けられるなら追加購入は不要。ピンクの表紙の「1」「基礎からはじめる編」「改訂版」で選ぶ。音声を使う時間には、スマートフォンかパソコンを使えるようにする。
書籍の仕様を見る
- 判型・ページ数
- B5判・160ページ
- 英文の長さ
- 60〜120語程度
- 刊行日
- 2021年7月15日
- 向く人
- 120語程度の英文で、出来事の流れと答えの根拠になる箇所を説明できる人。200語程度まで英文を長くして練習したい人。
- 確認すること
- 緑の表紙の「2」「入試長文がすらすら読める編」「改訂版」で選ぶ。志望校の過去問の語数・形式も見て、長い英文の演習へつなぐ。
書籍の仕様を見る
- 判型・ページ数
- B5判・160ページ
- 英文の長さ
- 120〜200語程度
- 刊行日
- 2021年7月15日
記事の誤りや古い情報は、訂正・お問い合わせフォームからお知らせください。
![ハイパー英語教室 中学英語長文1 改訂版[基礎からはじめる編]の表紙](/api/media/file/junior-english-hyper-start-level-hyper-1-cover-3123a454.jpg)
![ハイパー英語教室 中学英語長文2 改訂版[入試長文がすらすら読める編]の表紙](/api/media/file/junior-english-hyper-start-level-hyper-2-cover-f09c1ab7.jpg)