要点
- 最初の1冊なら2027年版の年度別赤本。2025・2026年度を含む化学5年度を初見で通して解ける
- 第7版20カ年は2005〜2024年度の分野別。年度別と3年度が重なり、2冊の収録年範囲は合計22年度
- 2年度とも同じ分野で止まるなら20カ年を足す。それ以外は年度別赤本の残り3年度を先に解く
阪大化学の過去問で迷ったら、最初の1冊は2027年版の年度別赤本を選びます。この2冊では、2025・2026年度を初見で通して解けるのは年度別赤本だけで、第7版20カ年の収録は2024年度までです。20年分を解き切れない焦りがあっても、2年度とも同じ分野で止まるなら20カ年を足す順で進めます。

最初の1冊なら2027年版の年度別赤本
教学社の2027年版には、2022〜2026年度の前期日程の化学が年度別に載ります。問題編は別冊です。まず2026年度、次に2025年度を、解説を見ずに通して解けば、計算式を書く速さと実験の条件を読み取る時間を同じ年度の中で見られます。
教学社は20カ年を「出題分野別」の過去問集として紹介し、阪大の化学対策でも頻出分野を多く解くよう勧めています。分野を絞って反復したい人には合う本です。ただ、20カ年から2022〜2024年度を先に解くと、年度別赤本の5年度のうち3年度は初見の通し演習に使えなくなります。私なら、初見の5年度を残すために年度別から始めます。
最初の1冊なら2027年版の年度別赤本を選びます。教学社の税込定価は2,585円(2026年9月29日確認)。購入先では表紙の「大阪大学 理系」「2027」と問題編別冊を見ます。
2冊で重なるのは3年度、増えるのは17年度の出題
出版社の収録年度を、化学の出題が載る年度で数え直しました。
どちらに載るか | 化学の年度 | 年度数 |
|---|---|---|
2027年版だけ | 2025・2026年度 | 2年度 |
両方 | 2022〜2024年度 | 3年度 |
第7版20カ年だけ | 2005〜2021年度 | 17年度 |
合計すると、2冊の収録年範囲は22年度です(20+5-3)。2冊の税込定価は計5,115円で、年度別のほうが55円高くなります(教学社の2027年版、第7版20カ年、2026年9月29日)。この差なら、初見で使える年度を先に確保するほうを選びます。
20カ年は分野別の編集です。表紙の「2026・2027年度受験用」は受験対象年で、収録年度の末尾は2024年度です。この22年度は問題を取り出した年の範囲です。通し演習は年度別赤本の5年度で取り、20カ年は分野別の追加に使います。個々の設問の採録・重複数は公開目次に載っていません。追加するときは、巻末の年度別出題リストから2005〜2021年度の苦手分野を選びます。
2年度とも同じ分野で止まるなら20カ年を足す
2026年度と2025年度を解いたら、各大問について「分野」「止まったところ」「原因」を1行ずつ残します。たとえば反応速度の計算で式を立てられなかったのか、実験条件を読み落としたのかを分けます。河合塾の2027年度対策も、計算過程と論述を書き、時間内に解く練習を重視しています。
2年度とも同じ分野で止まるなら20カ年を足す。 第7版は「物質の変化」など5章に分かれ、巻末に年度別出題リストがあります。該当分野の2005〜2021年度から選べば、年度別赤本の2022〜2024年度を初見に残せます。2年度という線で分かるのは、同じ分野のつまずきが続くかどうかです。得点率や合格可能性の判断には、残りの年度も通して解きます。知識が抜けていたら、先に教科書と学校の問題集へ戻ります。計算式を立てられないときは、化学の計算問題で式が立たないときの参考書で補う本を選べます。
2026年に阪大基礎工へ推薦合格した受験生は、20カ年を問題量と時間配分に慣れるために使ったと記しています。一方、2016年8月に全教科版を選んだ阪大生の回答は、初見で解ける問題を大切にしています。分野の反復と時間配分では、使う目的が違います。時間配分だけが課題なら、年度別の残り3年度を通すほうを先に選びます。
2年度とも同じ分野で止まるなら20カ年を足します。教学社の税込定価は2,530円(2026年9月29日確認)。購入先では表紙の「阪大の化学20カ年[第7版]」を見ます。
週1年度なら5週で通し演習を終える
年度別赤本を週1年度で進めれば、5年度を5週で一巡できます。各週は解く日と、計算過程・実験条件・論述を見直す日を分けます。
週 | 初見で解く年度 | 見直すこと |
|---|---|---|
1週目 | 2026年度 | 計算式と単位、実験条件の読み取り |
2週目 | 2025年度 | 1週目と同じ分野で止まったか |
3週目 | 2024年度 | 時間を使いすぎた大問 |
4週目 | 2023年度 | 記述の理由と式の抜け |
5週目 | 2022年度 | 5年度を通した弱点の整理 |
2週目までに追加を決めても、年度別赤本の2022〜2024年度は初見のまま残ります。20カ年は同じ分野の追加に絞ります。2023年12月の阪大志望者の質問にも、化学・物理の20年を全部解く時間がないという迷いがありました。年度別5週を先に確保し、同じ分野で止まった分だけ増やすと、演習量を数で競わずに進められます。
まず2026年度の化学を解く
2027年版の問題編で2026年度の化学を開き、初見の答案を残します。復習では大阪大学が公開する同年度の化学解答例の計算過程と、自分が書いた式を比べられます。答えが合っていても式や単位を省いた箇所があれば、次の2025年度で直す点にします。
購入先
価格・在庫は購入先でご確認ください。広告リンクを含みます。
- 向く人
- 阪大化学の2025・2026年度を初見で通して解き、計算・実験考察と時間配分を一度に見たい人。迷ったらこちらから。
- 確認すること
- 表紙の「大阪大学 理系」「2027」と問題編別冊を見ます。2026年度の解答を読むときは、計算過程も書いて比べます。
書籍の仕様を見る
- 判型・ページ数
- A5判・904ページ(ページ数は紀伊國屋書店表示)
- 収録範囲
- 2022〜2026年度の前期日程、問題編別冊
- 向く人
- 2025・2026年度の化学を解き、2年度とも同じ分野で止まった人。2005〜2021年度から該当分野を選び、計算・実験考察を追加で練習したい人。
- 確認すること
- 表紙の「第7版」を見ます。年度別の2022〜2024年度は初見の通し演習用に残し、20カ年では2005〜2021年度から選びます。
書籍の仕様を見る
- 判型・ページ数
- A5判・400ページ(ページ数は紀伊國屋書店表示)
- 収録範囲
- 2005〜2024年度の前期日程、出題分野別
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![阪大の化学20カ年[第7版]の表紙](/api/media/file/handai-chemistry-20years-vs-red-2027-handai-chemistry-20years-7-official-0b05479e.jpg)