要点
- 初版を持っている人は、そのまま初版を使い続けます。増えたのは第35章「歴史総合」の28ページ分で、第1〜34章は初版と同じ並びです
- 歴史総合は学校の教科書と、大学入試センターが無料で公開している共通テストの過去問の第1問で補います。2026年の第1問で日本史だけで解く問題は8問のうち2問でした
- まだどちらも持っていない人は改訂版を買います。初版は出版社のサイトからもう消えていて、新品の出荷も在庫がなくなるまでです。迷ったら買い直さず、初版を使い続けます
本屋さんで『世界史 最強の一問一答』の改訂版を見かけても、初版を使っている人は買い直さなくていいですよ。改訂版で増えたのは歴史総合の章の28ページ分で、ほかの章は初版と同じ並びだからです。歴史総合は学校の教科書と、お金をかけずに解ける共通テストの過去問で補えます。
こんな人は
- 初版を持っている人は買い直しません。歴史総合は学校の教科書と、共通テストの過去問の第1問で補います。
- まだどちらも持っていない人は改訂版を買います。初版は出版社のサイトからもう消えていて、新品の出荷も在庫がなくなるまでです。

改訂版で増えたのは歴史総合の28ページ分
改訂版の表紙に歴史総合の文字があると、初版のままでいいのか気になりますよね。河合出版の新しい版と古い版の見本の目次では、新しく加わった章はいちばんうしろの第35章「歴史総合」だけです。本全体の424ページのうち28ページ分にあたります。
目次の部分 | 初版(2019年) | 改訂版(2026年) |
|---|---|---|
第1〜34章 | 8〜368ページ | 8〜366ページ |
歴史総合 | 章なし | 第35章(367〜394ページ) |
難関用語 | 第2部として本の中に300語 | 第3部として出版社のサイトのPDF |
ほかの章は初版と同じ順番で並んでいます。章の名前は半分ほど変わり、「オリエント世界」は「古代オリエント」になりました。それでも、章が始まるページのずれはどの章も2ページまでです。
どちらの見本にも、第8章の1問目がのっています。黄河のほとりの古い文化を問う問題で、問題文は同じでした。改訂版では答えの欄から「彩陶文化」という別の呼び方が消えていて、章の中にも小さな直しはあります。
初版は世界史探究の授業が始まる前、2019年に出た本です。河合塾によると、2025年の世界史探究で問われた中身は、それまでの世界史Bに近いものでした。ここまでの勉強はむだになりませんよ。
地図と小論述も初版のどの章にもそろっていて、初版を使った人もこの2つをほめていました。
2023年に東大を受けた
地図の問題と用語がよく選ばれている。300題を大きく超える論述がとくに良く、問題と解答にくせが少ない。
東大入試の得点開示ページに寄せられた声の要約
難関用語は初版では本の中、改訂版ではPDF
初版の第2部には、難関私大の入試によく出る用語が300語、短い説明つきで入っています。改訂版ではこの部分が第3部になり、出版社のサイトでPDFを開いて読む形に変わりました。PDFを開くパスワードは改訂版の本の中に書いてあるので、初版だけでは開けません。
慶應の法学部の対策に使った
過去問と、この一問一答と、間違えた問題のノートで覚えた。第2部に入っている用語の範囲が広く、地図が付いているのも助かった。
塾講師の合格体験記の要約(2024年4月)
この声で出てくる第2部とは初版の難関用語のページのことです。紙に書きこみながら難関用語を覚えたい人には、初版のほうが使いやすいくらいでしょう。出版社の説明には、改訂版のPDFの語数は書かれていません。
歴史総合は学校の教科書と過去問の第1問で補う
歴史総合は日本と世界の近現代をいっしょに学ぶ科目です。共通テストの「歴史総合,世界史探究」では、はじめの第1問が歴史総合の問題になっています。
共通テスト | 第1問(歴史総合) | 日本史だけで解く問題 |
|---|---|---|
2025年 | 100点のうち25点・8問 | なし |
2026年 | 100点のうち25点・8問 | 2問(6点) |
河合塾によると、前の年にはなかった日本史だけで解く問題が、2026年は2問ありました。江戸時代の船の通り道や、「列島改造」をかかげた内閣など、日本のできごとを知っていないと解けない問題です。ほかは世界史のできごとが多く、初版で覚えたことを使い、資料も読み取って解く練習をします。
日本史のできごとだけ、学校の歴史総合の教科書で読み直しておきましょう。
練習には、大学入試センターがサイトにのせている過去問を使います。お金はかかりません。「歴史総合」という名前のPDFを開くと、日本史と世界史を選ぶ人の第1問が2題入っています。
2025年と2026年の本試験と追試験で4回分、1回に2題。60分の試験で配点が4分の1の大問なので、1題15分と見た目安です。間違えた所を教科書で読む時間は別です。
共通テストの本番は2027年1月16日からです。解く時間だけなら2時間なので、今週のうちに取り組めます。
教科書を読み直しても、なぜその答えになるのか言えない問題が残ることもあります。そのときに初めて、歴史総合だけの本を足すかどうかを歴史総合の参考書の記事で決めれば十分です。私なら、改訂版を買い直す前に過去問を解き、間違えた所を教科書で読み直します。
まだ持っていない人は改訂版を買う
これから1冊目を買う人は改訂版を選びます。初版は出版社のサイトからもう消えていて、新品の出荷も在庫がなくなるまでです。歴史総合の章も入る改訂版の目印は、赤い「改訂版」のふきだしと「世界史探究・歴史総合に対応」と書いた赤い四角です。
論述には解答例だけがあり、解説はついていません。使った人の中には、はじめは使いにくかったという声もありました。
北大の論述の対策に使った
論述は模範解答だけで解説がなく、最初は少し使いにくい。何度も読むうちに、書き方の型や使える表現が身についた。
noteの浪人期の記録の要約(2026年9月公開、版の記載なし)
東進や山川の一問一答と迷っている人向けには、東進と山川を比べた記事があります。東進と山川の決め手は星の意味のちがいです。
まだどちらも持っていない人は改訂版から始めます。歴史総合の28ページ分まで入って、定価は1,540円です(税込、2026年10月6日、河合出版)。
今日やることは2026年の第1問を解くこと
- 2026年の本試験の第1問を解く大学入試センターのサイトで無料。正解表で丸を付ける15分
- 間違えた問題のできごとを教科書で探す日本史のできごとは歴史総合の教科書で読み直す15分
初版を持っている人は買い直すお金と時間を、この30分に回しましょう。
まだどちらも持っていない人は表紙に「改訂版」とある1,540円(税込)の本を選びます。
購入先
価格・在庫は購入先でご確認ください。広告リンクを含みます。
- 向く人
- これから1冊目を買う人。第1〜34章の一問一答と地図、小論述に、歴史総合の基本問題を集めた第35章が加わります。難関用語は出版社のサイトのPDFで読みます。
- 確認すること
- 初版を持っている人は買い直さず、歴史総合は学校の教科書と共通テストの過去問の第1問で補います。表紙に赤い「改訂版」のふきだしがあるほうを選びます。難関用語のPDFを開くパスワードは本の中に書かれています。
書籍の仕様を見る
- 出版社表示の税込定価
- 1,540円(2026年10月6日)
- 判型・ページ数
- B6判・424ページ・2色
- 構成
- 第1部・第2部が35章(第35章が歴史総合)。第3部の難関用語はPDF
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