要点
- 迷ったら第1問の過去問2年分から始める。手元の教材で第1問の誤答を説明できるなら別冊は買わない
- 歴史総合の知識不足が残るなら、たった7日間で歴史総合がおもしろいほどわかる本を足す
- 第1問は2025・2026年とも両科目で25点。河合塾は2025年日本史で世界史の知識が要る2問を例示し、2026年世界史で日本史だけの2問を数えた
迷ったら、歴史総合の本を買う前に第1問の過去問2年分を解きます。手元の教材で第1問の誤答を説明できるなら別冊は買わず、歴史総合の知識不足が残るなら『たった7日間で歴史総合がおもしろいほどわかる本』を足します。25点を丸ごと落とすのが怖くても、河合塾は選ばない側の知識が要る設問として、2025年日本史では第1問8問中2問を例示し、2026年世界史では8問中2問と数えています。

第1問25点のうち、選ばない側の知識が要る設問は一部
大学入試センターの2025年と2026年の正解表では、両科目とも歴史総合の第1問は100点中25点です。この25点すべてが、探究の勉強と別の知識を問うわけではありません。
2025年の日本史では、河合塾が挙げた2問以外にも該当する可能性があります。2026年の日本史も「複数」で、2問とは数えていません。東進の2025年日本史分析は、解答に必要な世界史の知識は多くなかったとみています。選ばない側の知識がどれだけ要るかは、受ける科目と年で違います。
大学入試センターの令和9年度の出題科目と方針では、2027年1月の試験も両科目で歴史総合と探究の内容を問います。歴史総合部分の配点は、その文書には示されていません。
手元の教材で第1問の誤答を説明できるなら、今の本を使う
大学入試センターが公開する2025年と2026年の本試験から、自分の受験科目の第1問だけを解きます。正解表と照らしたら、誤答の根拠を次の順で探します。
- 学校の歴史総合の教科書か、手元の合冊の該当箇所に戻る。
- 誤答の原因を、知識不足と資料の読み違いに分ける。
- 正しい選択肢の根拠を、教材の本文や地図と問題の資料を使って1文で説明し直す。
たとえば2026年世界史の問3は、パネル1の4つの下線部から誤りを1つ選びます。出来事の時期を知らなかったなら知識不足、時期は知っていたのに下線部を読み落としたなら読み違いです。
手元の教材で第1問の誤答を説明できるなら、別冊は買わず、その教材で解き直します。資料の読み違いだけなら、資料のどこが選択肢の根拠かを過去問でたどります。知識はあるのに資料を読み違える人へ講義本を増やしても、そのミスの練習にはなりません。
すでに合冊を持っているなら、その歴史総合の部分が手元の教材です。旺文社の『共通テスト 日本史 集中講義』は歴史総合15テーマで、1テーマ6〜8ページが基本です。単純計算では90〜120ページになり、7日間の本の本文(1日16〜20ページを7日分)に近い分量です。Gakkenの『きめる!共通テスト 歴史総合+世界史探究』も歴史総合と探究の合冊です。ページ数だけで買い足さず、手元の歴史総合のページで誤答を説明できるかを見ます。
2026年度入試を受けた日本史選択の現役生は、合冊の集中講義にマーカーを引き、共通テスト模試で出たところを書き込んで頻繁に参照したと体験記に書いています。世界史選択者は、山川の歴史総合教科書の日本史の範囲を何度も読み、分からない部分をYouTubeやウェブサイトで調べたと2025年8月の体験記に書いています。合冊や教科書の歴史総合部分を使い直した例です。
2年分の第1問は自分の科目で16問前後です。それでも迷うなら、大学入試センターが公開する2025年の追・再試験と2026年の追・再試験の第1問も解けます。公開PDFで省略された資料がある設問は、手元の教材で補います。
歴史総合の知識不足が残るなら、7日間の本を足す
ここでいう歴史総合の知識不足が残るならとは、教科書の本文や地図まで戻っても、正しい選択肢の根拠を1文で説明できない誤答がある場合です。私なら、探究の本を買い直す前に歴史総合だけの講義本を足します。
KADOKAWAの『たった7日間で歴史総合がおもしろいほどわかる本』は2025年12月刊、144ページです。市民革命から20世紀後半以降までを7日分に分け、公式紹介の紙面見本では項目ごとに「世界史」「日本史」の視点を印で示しています。選ばない側で間違えた項目から読めます。
単独の講義本には『金谷の歴史総合「なぜ」と「流れ」がわかる本』もあります。こちらは352ページ、税込定価1,650円です。7日間の本は144ページ、税込定価1,430円で、総ページ数は208ページ、定価は220円少なくなります(各出版社の表示、2026年9月25日)。全ページを7日で割れば約21ページ対約50ページです。7日間の本が示す本文の日割りは1日16〜20ページ。過去問で見つけた穴を短く補うならこちらを選び、歴史総合の流れを初めから詳しく読みたいなら金谷の本を選びます。
公式の紙面見本には講義、要点欄、赤シート、チェック問題があります。ただ、Amazonの2026年1月の星1レビューは、文章の流れと年表の時系列が合わない箇所を指摘しています。河合塾の2025年日本史分析でも、第1問の時期や前後関係で判断する設問を挙げています。短い本だけで年代を覚えず、読んだ出来事を教科書の年表と並べ、過去問の時期を説明できるか試します。年表との行き来をせず1冊で流れをつかみたい人には、7日間の本を勧めません。
世界史選択者が日本史の参考書も買うべきか迷う質問もあります(2026年4月)。第1問で日本史側の知識不足が残っても、まずは両分野を扱う歴史総合の本で補います。日本史探究の通史本を増やす判断とは別です。探究側の暗記に使う本は、日本史の一問一答と用語集と世界史の一問一答と時代と流れで比べています。
高2でまだ習っていない範囲は、授業を終えてから買い足すか判定します。高3で共通テストが近く、残った穴を短期間で埋めたい人には、出版社が1日16〜20ページで7日間に区切った本が合います。
歴史総合の知識不足が残るなら、『たった7日間で歴史総合がおもしろいほどわかる本』を選びます(KADOKAWAの税込定価1,430円、2026年9月25日確認)。購入先では表紙に「歴史総合」とある紙の本を選びます。付属の赤シートを使って読み進める本です。
迷ったら、第1問の過去問2年分から始める
今日、自分が受ける科目の2025年と2026年の第1問を開きます。誤答の根拠を手元の教材で1文にできるか試し、説明できない出来事に印を付けます。歴史総合の知識不足が残るなら、その出来事から7日間の本で埋めます。
購入先
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- 向く人
- 第1問の過去問2年分を解き、手元の教材で第1問の誤答を説明し直しても、歴史総合の知識不足が残る人。日本史・世界史のどちらの選択者にも。
- 確認すること
- 同じシリーズに公共の巻があるので、表紙に「歴史総合」とある紙の本を選びます。初版は139ページに訂正があります(出版社の正誤表)。
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