要点
- 旧版で反復できるなら、手持ちの旧版を続ける。230項目と8章の構成は新版でも同じ。学校の本で足りるなら、追加購入は0冊
- 総収録語数の公式表示は旧版382語、新版400語。18語差はあるが、追加・削除された語の一覧は示されていない。まず失点した語を手持ちで引く
- スマホで反復したいならパーフェクト版を選ぶ。最初は20項目ずつ見直す。迷ったら、旧版を買い直す前に覚え忘れと読解のつまずきを分ける
パワーアップ版を持ち、旧版で反復できるなら、買い直さず手持ちの旧版を続けます。見出しの230項目と、設問別に覚える8章の構成は新版でも同じです。古い本では受験に足りないと不安でも、迷ったらまず失点した語を手持ちで引き、スマホで反復したいならパーフェクト版を選びます。

旧版で反復できるなら続ける。カードは旧版にもある
私なら、忘れた語を今の本で覚え直せるうちは買い直しません。新しい版へ移ることより、意味を隠して答える回数を増やします。
ここでいう反復は、意味を隠して答え、忘れた語を解説に戻って覚え直すことです。230項目を全部覚えたことや、入試の語彙を全て知っていることまでは求めません。
パワーアップ版にも、切り離して使うイラスト単語カードが付きます。語源やゴロから意味を覚える解説、現代語まじりの例文も旧版の特徴です。カードや覚え方の工夫を理由に、新版だけを買う必要はありません。
学校の本で足りるなら、追加購入は0冊です。学校の単語帳で忘れた語を引けて、意味を隠した復習も続く人は、どちらのマドンナも追加せず演習へ進みます。受験に古文を使わない人も、この買い直しは不要です。
400語になっても、買い直す前に旧版で失点した語を引く
出版社はパーフェクト版を大改訂と案内し、全400語を収録したと説明しています。旧版の全382語に対して、総数は18語多くなっています。
公式に表示される違い | パワーアップ版 | パーフェクト版 |
|---|---|---|
総収録語数 | 382語 | 400語 |
判型・ページ数 | B6変判・246ページ | A5変判・308ページ |
紙の本の出版社表示価格 | 990円(税込) | 1,430円(税込) |
付属品の案内 | イラスト単語カード | イラスト単語カードと暗記アプリ |
価格は2026年10月2日の旧版・新版の出版社表示です。中古は購入先ごとの販売価格で比べます。
一方、両版の8章は、名称も見出しの数も一致します。一発必答語37項目、空欄の定番語31項目、二つの訳を要求される頻出語28項目。後半にも、多義語17項目、多角語16項目、難関語38項目があります。
つまり、旧版にも複数の意味や、文法と結び付けて覚える項目があるということです。単語の主な意味を覚えた後も、旧版の後半で訳し分けや文法に関わる項目へ進めます。
ただし、追加・削除された語の一覧や、語義・例文の詳しい変更は出版社の商品紹介に出ていません。分かるのは総収録語数に18語差があることです。62ページの増加も、判型の変更を伴うため、難関語が増えた量としては使えません。
旧版で間違えた語を引き、載っている意味を忘れたのか、載っていない語なのかを先に分けます。載っている語を覚え直せる人には、総収録語数の差だけで買い直しを勧めません。
スマホで反復したいならパーフェクト版を選ぶ
新版の購入理由として分かりやすいのは、単語カードをスマホで使う暗記アプリが付くことです。本や紙のカードを出しにくい通学中に、意味を答える練習をしたい人に合います。
受験経験者には、マドンナの解説音声をスマホに入れ、古文に取り組めなかった日に聞いた人がいます。その人は別の600語の単語帳を主に使っていました。スマホを使えることと、単語の意味を答える反復ができることは分けて考えます。
公式の音声ページは現在パーフェクト版に連動すると案内しています。音声を聞く練習だけが目的なら、公開音声を聞き、手持ちの本にある語の復習に使います。新版を選ぶのは、付属アプリで自分から意味を答える練習をしたいときです。
スマホで反復したいなら、紙の『マドンナ古文単語230 パーフェクト版』を選びます。表紙の「古文単語230」「パーフェクト版」で、文法書の『マドンナ古文』と見分けます。出版社表示価格は税込1,430円(2026年10月2日)。購入先の送料・手数料は別です。
覚えたのに読めないなら、新版より失点の理由を分ける
過去の使用者には、ほぼ全部暗記したのに下線部の意味が安定しない人や、未知語が残って文章を訳せない高3がいます。覚えた後も、単語を見て意味を答える練習と、文の中で意味を選ぶ練習を続ける必要があります。
出版社は新版を共通テスト・難関大の対策にも使えると紹介しています。新版でも、単語の反復と文章の演習を並行して進めます。旧版にも多義語と文法に関わる章があるため、まず次の分け方で自分の失点を直します。
最近解いた学校の問題や過去問から、意味を取れなかった箇所を1つ選びます。解答解説と辞書を見てから、手持ちの本の索引でその語を探します。
つまずきの種類 | 次にすること |
|---|---|
本に載っている意味を忘れた | その項目を読み直し、翌日も意味を隠して答える |
意味は知っていたが、別の意味で訳した | 本の複数の意味と問題の前後を並べ、どれを選ぶかを説明する |
語も意味も本に載っていない | 解いた文章の例と意味を、手持ちの本の余白やノートに足す |
辞書で意味を補っても文が読めない | 助動詞・敬語・主語を解説で追い、残った箇所を学校の先生に聞く |
語義の使い分けで困るなら、古文単語の多義語を文脈で選ぶ復習方法へ進みます。助動詞の意味や接続で困るなら、手元の教材から始める古典文法の復習方法を使います。
これは失点の直し方を決める手順です。分かるのは、その箇所で何を復習するかです。単語帳の網羅性や合否まで判断するには、ほかの文章の演習も必要です。
本にない語が続く場合も、同じシリーズの新版を買えばその語が入ると決めず、書店で新版の索引を見ます。語彙を広く増やすための別の本は、古文単語315・330・ゴロゴの選び方で考えます。ここで決めるのは、新版へ替える必要があるかです。
中古の旧版はカードの欠落と書き込みを見る
中古の旧版を安く買うなら、紙の本を使った反復が目的に合うかを先に考えます。解説が読める状態か、別冊カードがそろうか、意味を隠す箇所に書き込みがないかを見ます。
カードがなくても、本の意味を隠して復習できます。実際にカードを失って買い替えた読者もいますが、古典作品を読みながら使うための買い替えでした。受験生なら、欠けたカードを補うためだけに同じ本を買う前に、本誌で反復できるかを試します。
新版を中古で買う場合は、別冊カードとアプリの案内がそろう商品を探します。コードの再利用や端末の対応は、書店の説明と本の案内で見ます。安さだけで付属品が欠けたものを選ぶと、使いたい反復方法に合わなくなります。
最初は20項目を見直し、買い直しより復習を進める
1日20項目を10分で見直す予定を立てると、230項目を一度見るのに12日、計2時間です。最後の日は10項目と、それまでに忘れた語の復習に使います。これはKaupediaの時間配分案で、解説を初めて読む時間や、覚え終わるまでの復習は別に取ります。
最初の20項目は1日に始める量です。買い直しの判定には、失点した語が今の本にあるかを使います。意味をすぐ答えられなかった項目に印を付け、解説に戻ります。旧版でも新版でも、増やすのはこの往復です。
旧版で反復できるなら、その20項目は手持ちの版で進めます。学校の本で足りるなら追加購入は0冊です。
スマホで反復したいなら、パーフェクト版の付属アプリで20項目から始めます。紙の本の出版社表示価格は税込1,430円(2026年10月2日)。付属品がそろう版を選びます。
今日することは、最近意味を取れなかった語を手持ちの本で引き、上の4種類のどれに当たるかを決めることです。
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