要点
- 旧版で句法を覚えているなら、買い直さず初見演習を足す。新旧とも本冊10〜11ページで使役を学び始め、読み方から覚える構成
- 違いは試行調査と本試験への対応。旧版の別冊だけで仕上げず、国語90分の本試験で句法と文章の読み取りを試す
- これから共通テスト用に買うならパーフェクト版。学校教材で句法を直せるならどちらも要らない。迷ったら買い直す前に本試験を解く

これから共通テスト用に買うならパーフェクト版
漢文早覚え速答法 パーフェクト版 共通テスト完全対応
Kindle版は電子書籍です。購入先のサンプルで画面の見え方を確認し、対応端末や付録・音声の扱いも確かめて選んでください。
旧版で句法を覚えているなら、パーフェクト版へ買い直さず初見演習を足し、学校教材で句法を直せるならどちらも要りません。旧版の別冊は試行調査、新版は本試験に対応しているので、これから共通テスト用に買うならパーフェクト版を選びます。古い本で損をしたくない人も、迷ったら買い直す前に本試験を解きます。

ここでいう旧版は、2020年発売の『共通テスト対応版』です。新版は2025年発売の『パーフェクト版 共通テスト完全対応』。それ以前のパワーアップ版やセンター試験対応版へ、この結論をそのまま広げません。
旧版で句法を覚えているなら、買い直さず初見演習を足す
私なら、覚えた句法を未着手の文章で使う方に時間を回します。 使役や反語の読み方を答えられる人が、同じ学び方の本を最初から読み直しても、初めて読む文章で答えを選ぶ練習は増えないからです。
旧版にも10のいがよみ公式、コレだけ漢字91、別冊の演習があります。すでに読んだ旧版は、問題で忘れた句法や漢字に戻る本として残します。別冊に未着手の問題があれば使い、その後は実際の共通テストへ進みます。
旧版の購入者には、ゼロから始めて模試の文章を読みやすくなった人がいます。一方、早覚えを2周した受験生には、過去問で文章の大筋をつかめず困った人もいます。読む回数より、文の意味と誤答の理由を説明できるかを見ます。
学校教材で句法を直せるなら、どちらも要りません。すでに持つ句法の解説と学校の演習で進めます。いがよみの言い方が合わず、読み方の理由から学びたい人も、新版への買い替えより学校の教科書でその句法を読み直すのが先です。
手元の解説でも学びにくければ、早覚え速答法とヤマのヤマの比較で学び方の違いを見ます。
新版を選ぶ理由は本試験への対応。旧版でも使役の読み方を学べる
改訂の違いは、表紙だけではありません。旧版の商品説明は試行調査を分析した別冊を案内し、新版の商品説明は共通テスト本番への対応を明記しています。
買い直しに関わる違い | 2020年・共通テスト対応版 | 2025年・パーフェクト版 |
|---|---|---|
公式が説明する試験への対応 | 共通テストの試行調査を分析した別冊 | 共通テスト本番の試験に対応 |
表紙で見分ける言葉 | 共通テスト対応版 | パーフェクト版/共通テスト完全対応 |
出版社の税込定価 | 1,210円 | 1,540円 |
価格は2026年10月2日のGakken表示です。定価差は330円ですが、旧版を持つ人の買い直しは差額で済まず、新版1冊の本代1,540円がかかります。送料・手数料は購入先によります。
新旧とも本冊10〜11ページの使役では、短い例文とともに、名詞をどう読み、動詞をどの形で読むかを説明しています。次に覚える形をまとめ、ポイントと注意へ進む構成です。この見開きは使役を学ぶ講義で、長い文章を解く前の段階です。
新版の公式の使役の見本でも、読み方から覚えます。使役が分かっている人は、この見開きの復習より初見の問題へ進みます。逆に、公式名しか思い出せず、誰が誰に何をさせる文か分からない人は、手元の10〜11ページに戻ります。
両版とも出版社表示は310ページで、10公式と漢字91も共通です。ただし、見本の先の例題や別冊が何問入れ替わったかは分かりません。ページ数が同じでも本全体が同じとはせず、学んだ句法を残し、試験の形式は本試験で補う使い方にします。
旧版の別冊を使うなら、最後の設問の読み方は本試験で試す
旧版の別冊4〜5ページは、6問ある場合の最終設問で筆者の主張をつかみ、途中の問いも解く方法を説明しています。文章の最初と最後、最終設問の選択肢を手掛かりに読む進め方です。
2026年本試験の漢文は、第5問の問1〜7です。最後の問7では、本文に加えて別の資料を読み、両方から詩の評価についての考えを選びます。最後の設問を見るだけで済ませず、本文と追加資料を行き来する練習が要ります。
同じ年の問3は、使役を含む文の返り点と書き下し文の組み合わせを選びます。使役の読み方を思い出せることに加え、何が原因でその状態になるのかを文章の中で取ります。旧版で学んだ知識を、この問いで使えるか試せます。
本試験への対応がある新版は、新しく買う人には利点があります。それでも旧版で句法を覚えているなら、旧版を捨てるより本試験を解きます。新版を買っても、見慣れた例文だけを反復していては初見の文章の練習が残るからです。
これから共通テスト用に買うならパーフェクト版
早覚え速答法をこれから1冊買う人は、新版にします。試行調査を前提にした対策を自分で読み替えるより、本試験への対応を含む本で始める方が、句法から試験対策まで進めやすいからです。
中古で旧版を探す場合は、本体の安さに加えて、別冊の有無と送料を見ます。本代が安くても、攻略法と問題編を含む別冊が欠けていれば、その部分を別に補う必要があります。答えが書き込まれた問題は初見演習に数えず、学校の問題や無料の本試験を使います。
新品の旧版を定価1,210円で買う想定なら、新版との本代差は330円です。これから共通テスト用に買うなら、この330円を節約して旧版を探すより、本試験への対応があるパーフェクト版を選びます。
本試験への対応まで1冊で進めるため、表紙に「パーフェクト版」「共通テスト完全対応」とある別冊付きの本を選びます。税込定価は1,540円(Gakken、2026年10月2日)。
迷ったら買い直す前に本試験を解く
旧版の句法を覚えた人は、大学入試センターの2026年本試験の案内から国語の問題と正解を開きます。未着手なら国語を90分で解き、漢文に入った時刻と間違えた箇所を残します。すでに解いた年度なら、学校の未着手の共通テスト形式の問題を使います。
間違いを直すときに見る所 | 次にすること |
|---|---|
句法や漢字の読み・意味を忘れた | 旧版の該当箇所へ戻り、問題の文を読み直す |
読みは分かるが、文章や追加資料の意味を勘違いした | 学校の解説や先生への質問で、答えの根拠になる文を追う |
漢文に入るのが遅く、解く時間が残らなかった | 国語全体で時間を測り、前の大問の配分を直す |
この1回で分かるのは、その問題で何に困ったかです。句法全部の習得や本番の得点を保証するテストにはしません。公式の問題と正解は無料ですが、詳しい解説は学校の教材や先生への質問で補います。旧版とこの方法で進めるなら、追加の本代は0円です。
旧版で句法を覚えているなら、今日することは購入ではなく本試験の演習です。演習が足りなくなったときの本選びは、共通テスト漢文の直前問題集の比較へ進めます。
これから共通テスト用に買うならパーフェクト版で、句法の学習から本試験への対応まで進めます。税込定価は1,540円(Gakken、2026年10月2日)。購入先では旧版と見分けるため、表紙の「パーフェクト版」「共通テスト完全対応」と別冊付きの表示を見ます。
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