要点
- 設問の根拠を本文から説明できないなら基本編。例題4題から読み方と解答の筋道を練習する
- 設問の根拠を本文から説明でき、150字要約に進みたいなら発展編。ステップ1・2を各8題解く
- 迷ったら基本編。週2題なら1冊8週、2冊16週。税込定価は各1,026円、2冊で2,052円
設問の根拠を本文から説明できないなら基本編を選びます。設問の根拠を本文から説明でき、150字要約に進みたいなら発展編を選びます。難関大志望だから発展編から始めないと遅れると焦っても、私は迷ったら基本編を選びます。

設問の根拠を本文から説明できないなら基本編
二次試験・私大の問題集を始めるとき、本文のどこが正解の根拠かを言えないなら、基本編からです。河合出版の見本では、まず例題4題で読み方を学び、その後に練習問題12題へ進みます。見本の本の21ページには、例題Aで本文全体の構造と対比関係に目を向ける解説があります。
正解しても理由があいまいなら、例題で立ち止まる方が次の問題に使える読み方を作れます。基本編の税込定価は1,026円(2026年9月27日の河合出版の表示)。購入先では青い表紙の「基本編」を選びます。
設問の根拠を本文から説明でき、150字要約に進みたいなら発展編です。河合出版の見本では、ステップ1と2に各8題を置きます。出版社は150字要約の解答例も案内しています。税込定価は基本編と同じ1,026円(2026年9月27日の河合出版の表示)。表紙に「発展編」「改訂版」とある本を選びます。
基本編の例題4題と、発展編の150字要約が入口の差
両書に「読解へのアクセス」「正解へのアクセス」と語句の説明があります。選ぶ理由になる差は、基本編が例題から入り、発展編が難度を上げた16題と150字要約へ進むことにあります(基本編の見本、発展編の商品紹介、2026年9月27日)。発展編の見本では、小説を除く14題に150字の本文要約が付くと案内しています。
選ぶときの差 | 基本編 | 発展編 改訂版 |
|---|---|---|
問題の入口 | 例題4題+練習問題12題。練習は6題ずつ2段階 | ステップ1・2を各8題、計16題 |
要約 | 商品紹介では150字要約を案内していない | 商品紹介で150字要約の解答例を案内 |
総ページ | 264ページ | 248ページ |
税込定価(2026年9月27日) | 1,026円 | 1,026円 |
発展編は16ページ短く、定価は同じです。ページ数や価格では難しさを測れません。
正答率が高くても、根拠を言えなければ基本編から
松濤舎は、基本編の正答率が9割を超えたら発展編へ移る目安を示しています。復習の目安にはなりますが、同じ問題を解き直した9割には、答えを覚えた分も入ります。初見の1題で、正解の根拠と他の選択肢を外した理由を本文から説明できるかを見ます。
基本編を飛ばして発展編を使った受験生は、正答率を「3〜4/5ぐらい」と書き、記述は合うときと外れるときがあるため、基本編も始めるべきか迷っています(知恵袋の質問、2022年6月)。この正答率だけでは、記述の答えを本文から説明できるか分かりません。
出版社は発展編を、基本編を終えた人に加え、他書を使って解く方針が混乱した人にも勧めています(河合出版、2026年9月27日)。別の本で設問の根拠を本文から説明でき、150字要約に進みたいなら、基本編を飛ばして発展編を選んでよいと考えます。初見の根拠を言えないなら、志望校が難関大でも基本編の例題から始めます。
基本編も難しいと感じる人がいます(知恵袋の質問、2018年5月)。本文の段落のつながりから読めないときは、先に現代文の読み方を学ぶ最初の1冊を使います。知らない抽象語が続くなら、現代文の語彙本の選び方で語彙を補います。
週2題なら1冊8週、2冊16週を見込む
基本編と発展編はともに16題です。1題を解く30分、解説を読んで根拠を照らす30分、合計60分と仮に置き、両書を同じ単位で計算しました。週2題なら、1冊は16題÷週2題=8週・16時間です。
買う冊数 | 題数 | 週2題・1題60分で一度進める期間 | 解答と復習の合計 | 税込定価の合計(2026年9月27日) |
|---|---|---|---|---|
1冊 | 16題 | 8週 | 16時間 | 1,026円 |
基本編と発展編 | 32題 | 16週 | 32時間 | 2,052円 |
60分は実測した標準時間ではありません。発展編で150字要約も書く時間や、解き直し、志望校の過去問は別に要ります。最初の2題にかかった時間を測れば、自分の週数に直せます。高2でも、設問の根拠を本文から説明できないなら基本編をその時点で始めます。高3の秋に2冊を順に進めるなら、週2題で約16週を使う予定より、基本編の後に過去問を1年分解いて、発展編が必要か決める方が現実的です。
高1〜高2に基本編と発展編へ進んだ一橋大受験者は、現代文が苦手でなければ不要と感じ、発展編は最初の1題ほどで止めたと書いています(本人の記録、2026年3月)。基本編を終えたら必ず発展編を買う、という順番にはしません。
共通テストだけなら、専用の問題集を選ぶ
基本編と発展編の商品ページで、河合出版が示す目的はどちらも「2次・私大」です(基本編、発展編、2026年9月27日)。共通テストだけを受ける人が形式別の演習を買うなら、この2冊の選択をいったん外します。
河合出版は2026年9月に、共通テスト形式へ合わせた第1問型の評論編と第2問型の小説編を発売しました。両書は各税込定価1,210円(2026年9月27日)。共通テストの形式で解くことが目的なら、受ける大問に合う専用本から選びます。
手元の1題で根拠を説明してから1冊を決める
手元の初見の現代文を1題解き、正解の根拠を本文の行に戻って言葉にします。この1題で見えるのは今日の解答過程で、偏差値や合格可能性ではありません。記憶した既出問題を避け、苦手な形式を含む別の題でも同じ説明ができるか見ます。
設問の根拠を本文から説明できないなら基本編です。4題の例題で、どの文から答えたかをたどれます。税込定価1,026円(2026年9月27日の河合出版の表示)で、青い表紙の「基本編」を選びます。迷ったら基本編です。
設問の根拠を本文から説明でき、150字要約に進みたいなら発展編です。ステップ1・2の16題に加え、要約の解答例を使えます。税込定価1,026円(2026年9月27日の河合出版の表示)で、表紙に「改訂版」とある発展編を選びます。
まず今日、手元の初見の1題で、正解の根拠を本文から説明してみてください。
購入先
価格・在庫は購入先でご確認ください。広告リンクを含みます。
- 向く人
- 二次試験・私大の現代文演習を始め、選択肢や記述の根拠を本文からまだ説明できない人
- 確認すること
- 表紙の青い「基本編」を選ぶ。共通テスト形式の演習は専用の問題集で行う
書籍の仕様を見る
- 判型・ページ数
- A5判・264ページ
- 問題の構成
- 例題4題・練習問題12題
- 向く人
- 設問の根拠を本文から説明でき、150字要約に進みたい人
- 確認すること
- 表紙の「発展編」「改訂版」を見る。要約に使う時間は16題の解答時間とは別に取る
書籍の仕様を見る
- 判型・ページ数
- A5判・248ページ
- 問題の構成
- ステップ1・2各8題、150字要約の解答例
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