要点
- 設問の根拠を説明できないなら基礎問題精講。8例題で対比・言い換え・指示語などを学ぶ。迷ったら基礎
- 根拠を説明でき、記述演習を増やしたいなら標準問題精講。40素材文を記述式中心の設問で解く。答案のまとめ方で困るなら、手持ちの基礎の記述解説が先
- 選択式だけで根拠を説明できるなら過去問へ。手持ちの解説で直せるなら追加0冊。学校の1問で、根拠の説明と答案にする工程を分ける
設問の根拠を説明できないなら現代文基礎問題精講、根拠を説明でき、記述演習を増やしたいなら標準問題精講を選びます。基礎は8例題で読み方を学び、標準は40素材文を記述式中心の設問で解く本です。標準まで終えないと不安でも、迷ったら基礎を選びます。選択式だけで根拠を説明できるなら、過去問へ進みます。

対象は、文章の対比や言い換えは見つけられる高2・高3です。手持ちの解説で直せるなら追加0冊。 学校教材の解説を読み、先生に自分の答えを見てもらって直せるなら、その教材を続けます。
設問の根拠を説明できないなら基礎問題精講
対比に線を引けても、その線が設問とつながらないなら、練習するのは根拠の取り方です。基礎問題精講は、入門8例題で対比・言い換え・指示語などを学び、基礎8題、実践8題で使う構成。対比を見つけた数より、設問の言葉を本文のどこへ戻したかが大事です。
公式見本の6〜7ページには、読むときはテーマと大きな対比をつかみ、設問では傍線部や空欄の前後から指示語・接続語を手掛かりにする、とあります。解説も、要旨、読解のポイント、本文の全体構造、解法のポイントと分かれています。基礎編には本文を再掲した読解ガイドがあり、どこに着目するかを本文上で追えます。
ここが、テーマ別に40素材文を読む標準との違いです。基礎は最初に読み方を項目別に学び、設問へ使う段階を作っています。印の意味を自分で説明できない人には、この順序が合います。
学校の評論を1問解き直して、選んだ選択肢の内容が本文のどの文に対応するかを説明します。ほかの選択肢を落とした理由も、本文に戻って一つ言います。解説を読んだ後もそこが言えず、読み方から演習へつなぐ本が必要なら、基礎を選びます。
基礎を使った高3の反応を伝える投稿では、考え方をたどれる点が評価されています。一方、途中から分からなくなった高1の相談もあります。図解を眺めて終えるより、図の線が本文のどの言葉を結んでいるかを口で説明する使い方にします。
設問の根拠を説明できないなら、読み方を8例題で学べる基礎問題精講を選びます。旺文社の税込定価は1,210円(2026年10月2日)。緑の表紙の「基礎問題精講」と、著者の長谷川晃で標準と見分けます。
答案のまとめ方で困るなら、基礎の記述解説が先
記述があるから標準、と買い分けるのは早いです。 基礎にも、基礎編8と実践編16にオリジナルの記述問題があります。基礎を持っていて、根拠は見つかるのに答案をまとめられないなら、まずこの解説を使います。
公式見本の186〜187ページは、実践編16の記述解説です。187ページの問一では、比喩の具体例をそのまま答えに使う誤りを退け、説明する対象と原因、筆者の主張などを4つの解答の要素に分けています。原因と筆者の主張の対比まで明らかにするよう説明しています。
つまり、基礎の記述は、本文から言葉を拾うだけで終わりません。答案に何を残すか、要素どうしをどう結ぶかまで練習できます。 模範解答を丸ごと写す前に、自分の答案に必要な要素と対比が残ったかを見ます。
ただし、4要素はこの問一の説明です。どの記述問題も4つに分けるのではなく、手元の設問が求める内容に合わせます。学校教材の記述解説で同じ直し方ができるなら、新しい本を足すより、今ある答案を書き直します。
根拠を説明でき、記述演習を増やしたいなら標準問題精講
入試で記述が必要で、根拠を説明でき、記述演習を増やしたいなら標準問題精講を選びます。旺文社は、入試で使われた40素材文に、記述式中心のオリジナル設問を付け直したと説明しています。素材文が過去問由来でも、設問がその大学の過去問のままとは違います。
標準の本冊は、読解技術を扱う「素材文の読みほどき」と、内容を深く読む「素材文の噛み砕き」の二つ。模範解答例と重要語句は別冊にあります。言語と思考、日本文化、現代社会などのテーマを読み、根拠を答案にしてから本文の理解を掘り下げる使い方です。
選ぶときの差 | 現代文 基礎問題精講 | 現代文 標準問題精講 |
|---|---|---|
学ぶ順序 | 読み方の入門8例題、基礎8題、実践8題 | テーマ別の40素材文。著者の紹介では8章に各5編 |
解説の重点 | 要旨、読解のポイント、構造図、解法のポイント。基礎編には読解ガイド | 読解技術を扱う読みほどきと、内容・背景を深める噛み砕き |
記述の扱い | 基礎編・実践編の最後に記述問題。公開見本は答案の要素と対比を説明 | 40素材文の設問を記述式中心に改題。模範解答例は別冊 |
両書とも読み方を学べます。標準の読みほどきも、ほかの文章に使える技術を扱います。それでも根拠の説明で止まる人には、40素材文へ入る前に8例題で道具を学ぶ基礎を先にします。
標準の著者は、設問を解く解説より、文章を読み込む解説に重点を置いたと説明しています。標準を選ぶ理由は、答案作成の手順を初めて教わることより、記述中心の演習をしながら読み込みを重ねること。答案のどこに何点つくかを知りたいなら、記述の手順と得点奪取の比較で目的に合う本を選びます。
標準を読んだ人からは、教養書として読み応えがあるという声があります。一方で、部分点が示されていないことや、字数を数えにくい解答欄への不満もあります。読む解説の厚さと、自分の答案を採点しやすいかは、別に考える必要があります。
根拠を説明でき、記述演習を増やしたいなら、40素材文を扱う標準問題精講です。旺文社の税込定価は1,430円(2026年10月2日)。青い表紙の「標準問題精講」と、著者の神田邦彦で基礎と見分けます。
選択式だけで根拠を説明できるなら過去問へ進む
選択式だけで根拠を説明できるなら、私なら標準を買い足さず、志望校の過去問へ進みます。記述演習は、選択肢の内容を自分の言葉で説明する練習にもなります。それでも次の1冊を買う目的は、受ける試験で残っている失点を直すことです。
過去問では時間を測り、間違いを、根拠の読み落とし、選択肢の言い換えの見落とし、時間切れに分けます。手持ちの基礎や学校教材に戻って直せるなら、その本を使います。標準の40素材文を一律に追加すると、出題形式に合わせた練習に使う時間が減ります。
新しく買う紙の本の定価は、基礎なら1,210円、標準なら1,430円で、差は220円です(旺文社、2026年10月2日)。両方買うと書籍代は2,640円、送料・手数料は購入先で別にかかることがあります。初めから2冊分を払うより、今の課題に合う1冊を選びます。
迷ったら学校の1問で、根拠と答案を分ける
今日、学校教材で間違えた評論の1問を選びます。選択式なら本文の根拠とほかの選択肢が違う理由を説明し、記述式なら根拠を箇条書きにしてから、設問の指定字数で書き直します。
同じ1問で止まるところ | 先にすること |
|---|---|
根拠の文を指して、答えとのつながりを説明できない | 学校の解説や先生への質問で読み直す。本が必要なら基礎の入門編から |
根拠は説明できるが、答案から必要な要素や対比が落ちる | 手持ちの記述解説で答案を直す。基礎を持っているなら基礎編8・実践編16も使う |
根拠を説明でき、記述演習を増やしたい | 標準で記述式中心の演習を重ねる |
これは、今の1問で先に直す箇所を分ける手順です。1問だけで入試全体の実力や志望校への到達度は測れません。別の初見問題でも同じ工程で止まるなら、そこに学習時間を使います。
本が必要で迷ったら基礎。読み方を項目別に学ぶ8例題から始めます。紙の本の税込定価は1,210円(旺文社、2026年10月2日)で、購入先では緑の表紙の「基礎問題精講」を選びます。
まず、手元の1問の根拠を説明し、記述が必要ならその根拠を指定字数の答案にします。
購入先
価格・在庫は購入先でご確認ください。広告リンクを含みます。
- 向く人
- 文章の対比は見つけられるが、本文のどこが設問の答えになるかを説明できない高2・高3。8例題から読み方を演習につなげたい人。
- 確認すること
- 手持ちの解説で直せるなら追加0冊。購入先では緑の表紙の「基礎問題精講」と長谷川晃の名前で見分けます。中古は別冊解答の付属も見ます。
書籍の仕様を見る
- 出版社の税込定価
- 1,210円(2026年10月2日)
- 判型・ページ数
- A5判・本冊192ページ+別冊128ページ
- 向く人
- 入試で記述が必要で、解答に使う根拠を自分で説明できる人。40素材文で、本文の読み込みと記述演習を重ねたい人。
- 確認すること
- 手持ちの解説で直せるなら追加0冊。購入先では青い表紙の「標準問題精講」と神田邦彦の名前で見分けます。中古は模範解答を載せた別冊の付属も見ます。
書籍の仕様を見る
- 出版社の税込定価
- 1,430円(2026年10月2日)
- 判型・ページ数
- A5判・本冊336ページ+別冊48ページ
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