学びとスキル

基本情報のキタミ式とかやのき、どっち? 2026年の1冊目は迷ったらキタミ式

ITパスポート程度の知識がある社会人・大学生へ。漫画の導入から読みたいならキタミ式、要点を短く読みたいならかやのき先生。令和08年の公式見本で漫画の導入と小見出しごとの説明を比べ、手持ちで足りる条件、受験料込みの費用、科目Bの練習へ進む順を示します。

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要点

  1. 漫画の導入から読みたいならキタミ式。迷ったらキタミ式を1冊だけ選びます。公開見本は16コマの漫画から二進数の計算へ進み、繰り上がりを桁ごとの図で追えます
  2. 要点を短く読みたいならかやのき先生。公開見本は小見出しごとに定義と図をまとめています。592ページでキタミ式より296ページ少なく、紙の本の定価は550円安いです
  3. 手持ちで理由を説明できるなら買い足さず続けます。2冊の通読にお金を使うより、選んだ1冊を単元ごとに読み、問題を解きます
キタミ式イラストIT塾 基本情報技術者 令和08年の表紙
書影:技術評論社

漫画の導入から読みたいなら。迷ったらキタミ式

キタミ式イラストIT塾 基本情報技術者 令和08年

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令和08年 イメージ&クレバー方式でよくわかる かやのき先生の基本情報技術者教室の表紙
書影:技術評論社

要点を短く読みたいならかやのき先生

令和08年 イメージ&クレバー方式でよくわかる かやのき先生の基本情報技術者教室

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基本情報の1冊目は、迷ったらキタミ式を選びます。漫画の導入から読みたいならキタミ式、要点を短く読みたいならかやのき先生です。ITパスポート後も計算で止まり、買い直しが不安な人は、まずキタミ式の見本で繰り上がりを説明してから1冊に絞ります。

基本情報の1冊目はどっち? 漫画の導入から読みたいならキタミ式、要点を短く読みたいならかやのき先生。迷ったらキタミ式。手持ちで理由を説明できるなら買い足さず続けます。令和08年の紙の本の税込定価は2,420円と1,870円で、差は550円。キタミ式は16コマの漫画から説明へ進み、かやのき先生は小見出しごとに定義と図を読みます。
技術評論社の令和08年版の公式見本・書影。税込定価は2026年10月2日の表示

この記事は、ITパスポート程度の知識がある社会人・大学生が、基本情報を一通り学ぶ最初の本を選ぶための比較です。会社や学校の教材があり、手持ちで理由を説明できるなら買い足さず続けます。 科目Aは学習済みで、科目Bの練習だけを増やしたい人は、科目Bの無料問題と解説本の選び方へ進めます。

漫画の導入から読みたいならキタミ式を選ぶ

ITパスポートの用語を覚えていても、二進数の計算で手が止まる人はいます。私なら、その段階では、漫画の会話から入り、途中の計算を図で追うキタミ式を先に試します。

キタミ式の第2章の公開見本は、加算器で引き算なども行う仕組みを16コマの漫画で話すところから始まります。続く公式見本44〜45ページは、十進数と二進数の筆算を並べています。そこから二進数の加算1題を、各桁の繰り上がりが見える図で説明します。右端からどの順に足すか、繰り上がった1をどこへ加えるかを追えます。

この説明が合うのは、答えの数字を覚えても、計算の途中を説明できない人です。やり方だけを暗記すると、桁数が変わったときにまた止まります。漫画の会話と桁ごとの図を読み、途中を説明するために、キタミ式の説明量にお金を払います。

買う前に、後の「迷ったらキタミ式」の節にある自作の加算1題で、繰り上がりの理由まで説明してみます。

プログラミング言語の導入も、図で仕組みを追う説明です。614〜617ページの公開見本では、人に作業を頼む場面からプログラミング言語へ進みます。翻訳してからコンピュータに実行させる流れを図にし、コンパイラとインタプリタの違いを説明しています。

かやのき先生にも、PCMを標本化・量子化・符号化の順に示す図解があります。キタミ式にも練習問題と解説があり、表紙には過去問278問収録とあります。選び分けるのは、漫画の会話から説明へ進むキタミ式と、小見出しごとに定義と図を読むかやのき先生という形式の差です。

漫画の導入から読みたいなら、表紙が「基本情報技術者」「令和08年」のキタミ式を選びます。紙の本の税込定価は2,420円(技術評論社、2026年10月2日)。

要点を短く読みたいならかやのき先生を選ぶ

用語の意味は知っていて、漫画の会話より要点を読み返したい人は、かやのき先生を選びます。公式見本132〜133ページでは、アナログとデジタル、A/D変換、PCMを小見出しで区切っています。PCMの3段階も、それぞれの定義を短い段落で読み、図で流れを見直せます。

キタミ式は888ページ、かやのき先生は592ページで、差は296ページです。要点を短く読みたいなら、項目ごとの説明を読む形式と全体の少なさが、かやのき先生を選ぶ理由になります。読了時間は、読む単元と演習に使う時間で変わります。

公式見本376〜377ページでは、認証技術に関する本試験問題が4題並びます。それぞれの問題のすぐ下に解説があり、見開きの右下に4題の解答があります。認証局の役割、HTTPS、WAF、TPMと、同じ分野の別の問いで知識を使い直せます。

548〜549ページの見本には、二分探索の穴埋め問題と解説があります。変数の準備から戻り値まで15行の番号が付き、解説側にも同じコードを載せています。配列や変数を知っている人が、問題と説明を見比べて、どの処理を変えるか考える紙面です。

この二分探索の見本を、プログラミングを初めて学ぶ人向けの導入として読むのは重いでしょう。先に配列や繰返しの説明が必要なら、目次の第4章へ戻ります。第12章の問題があるからと、最初からそこだけで学習を始める必要はありません。

動画で基礎を学んでから複数の本を試した大学生は、キタミ式でROMとRAMの違いやOSの役割を理解できたと書いています。一方、二進数や論理演算を既に理解している人には、説明が少し冗長に感じられるかもしれないとも書いています。

別の大学生には、通読が続かず、先に問題を解き、分からない箇所を本で探す方法へ変えた例もあります。私なら、その状態で説明の長い本をもう1冊足すより、問題と解説を往復する使い方に変えます。

要点を短く読みたいなら、緑の表紙に「基本情報技術者教室」「令和08年」とあるかやのき先生です。紙の本の税込定価は1,870円(技術評論社、2026年10月2日)。赤シートを使うなら紙の本を選びます。

迷ったらキタミ式を1冊に絞り、読んだ単元から問題を解く

キタミ式の図が多すぎて合わず、別の本へ替えたIT企業の社会人もいます。図の多さだけで、誰にでも読みやすいと決めるのは避けます。漫画の導入から読みたいならキタミ式、要点を短く読みたいならかやのき先生、という選び方です。

どちらにするか迷う人は、上のキタミ式の見本で繰り上がりを読み、次の1題を紙に書いて解きます。以下は、計算の説明が合うか試すために作った問題です。

二進数の1011と1101を足すと、何になるか。

答えは11000です。十進数でも11+13=24と検算できます。右端から足すと、下位3桁はそれぞれ繰り上がって0になり、次の桁は1、最後に繰り上がりの1が残ります。

答えを閉じて、どこから1が繰り上がったかを説明します。分からない箇所は見本の図へ戻ります。この1題で見るのは説明の読みやすさで、試験全体の実力や合格の見込みは、科目A・Bの演習で別に測ります。

買った後は、1日の30分を「同じ単元を読む15分、問題を解く10分、間違えた理由を書き直す5分」に分けて始めます。これは学習の仮計画です。問題を解く10分を予定に入れておけば、888ページのキタミ式でも592ページのかやのき先生でも、通読の終わりを待たずに演習を始められます。

計算の途中を読み直すのに時間がかかる日は、読むページを減らします。翌日は答えを隠して同じ問題を解き直します。ページ数を読み切ったかより、読んだ範囲を自分で解けたかで進めます。

科目Bの練習だけなら、無料問題から始める

令和08年のキタミ式は、科目B対策を追加しています。かやのき先生にも、第4章のアルゴリズム、第8章の情報セキュリティ、第12章の科目B対策があります。今の2冊を、科目Bの有無で選び分ける必要はありません。

科目B専用本を最初から追加する比較記事もあります。演習量を増やす考え方には理由がありますが、私ならまず選んだ1冊の説明を読み、無料の公開問題で途中の値を書きます。そこで詰まった箇所を、本の同じ項目へ戻って解き直します。

手持ちで理由を説明できるなら買い足さず続けます。科目Aの追加演習は無料問題と問題集の選び方、科目Bは冒頭の関連記事で、解説本を足す条件を選べます。総合本を2冊とも最初から読む予定は組みません。

受験料を含めた費用はキタミ式9,920円、かやのき先生9,370円

技術評論社のキタミ式とかやのき先生の紙の本の定価に、受験料7,500円を足した金額です。税込で、2026年10月2日に各公式ページの表示を見ています。

買う本

紙の本1冊+受験料1回分

書籍代だけ

キタミ式 令和08年

9,920円

2,420円

かやのき先生 令和08年

9,370円

1,870円

差は550円です。2冊とも買うと書籍代が4,290円、受験料込みで11,790円になります。この金額には本の送料、会場への交通費、追加の問題集、再受験を含めていません。コンビニ・Pay-easy払いでは、受験料に330円の払込手数料が加わります。

漫画の導入から読みたいなら、550円高くてもキタミ式を選びます。要点を短く読みたいなら、592ページで1,870円のかやのき先生です。図と演習は両書にあるので、説明の読み方で1冊を選びます。

2026年内に受けるなら、IPAの試験日程も先に見ます。10月2日時点では、選べるのは12月27日までの開催日で、12月28日以降は休止予定です。会場によっては早く休止するため、希望会場の日程で学習の終わりを決めます。

申込みは随時で、試験日変更の期限は3日前です。新規予約は希望会場の空席と支払期限で決まるため、全国一律の申込締切を待つ予定にはしません。

迷ったらキタミ式を1冊だけ選び、買った日は二進数の繰り上がりを紙に書いて復習します。表紙の「基本情報技術者」「令和08年」が目印です。税込定価は2,420円(技術評論社、2026年10月2日)。

購入先

価格・在庫は購入先でご確認ください。広告リンクを含みます。

キタミ式イラストIT塾 基本情報技術者 令和08年の表紙
書影:技術評論社

技術評論社

キタミ式イラストIT塾 基本情報技術者 令和08年

漫画の導入から読みたいなら。迷ったらキタミ式

出版社表示価格2,420円(税込・2026年10月2日)

商品の公式情報
向く人
ITパスポート程度の知識があり、漫画の会話を読んでから、二進数の繰り上がりやプログラムの仕組みを図で読み直したい人。
確認すること
表紙の「基本情報技術者」「令和08年」で選びます。手持ちで理由を説明できるなら買い足さず続けます。888ページあるので、通読の終わりを待たず、読んだ単元から演習を始めます。
書籍の仕様を見る
判型・ページ数
A5判・888ページ
令和08年 イメージ&クレバー方式でよくわかる かやのき先生の基本情報技術者教室の表紙
書影:技術評論社

技術評論社

令和08年 イメージ&クレバー方式でよくわかる かやのき先生の基本情報技術者教室

要点を短く読みたいならかやのき先生

出版社表示価格1,870円(税込・2026年10月2日)

商品の公式情報
向く人
小見出しごとに定義と図を読み、関連する本試験問題で復習したい社会人・大学生。592ページの本で要点を読みたい人。
確認すること
表紙の「基本情報技術者教室」「令和08年」で選びます。ITパスポート教室とは別の本です。計算の途中は手を動かして補い、赤シートを使うなら紙の本にします。
書籍の仕様を見る
判型・ページ数
A5判・592ページ

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しおりのプロフィールイラスト。深緑のカーディガンを着て本を持つ女性。

著者情報

しおり

大学受験の参考書・単語帳、学習アプリ、ノート・文房具

友人から「おすすめの単語帳ある?」と聞かれると、答えに困って「普段どこで勉強してる? カバン小さい?」と質問で返してしまいます。誰にとっても正解の一冊なんてなくて、持ち歩く重さや、赤シートを重ねたときの見やすさで選ぶものが変わるからです。そんな、少し面倒くさくて具体的な選び方を書くライターです。

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