要点
- 科目B教材があるなら、令和07年を続ける。旧版にも擬似言語の読み解き方があり、同じ二進数の見本は例題と説明の順が共通する
- 科目Bもキタミ式で学ぶなら、令和08年を選ぶ。科目B試験対策の章とDEKIDAS.WEBが加わり、総ページ数は816から888へ72ページ増えた
- 手持ちで科目A・Bを学べるなら、どちらも買い足さない。迷ったら買い直す前に1問解く
科目B教材があるなら、キタミ式基本情報の令和07年を続けます。令和08年には科目B試験対策の章が加わったので、科目Bもキタミ式で学ぶなら令和08年を選びます。古い年版が不安で迷ったら買い直す前に1問解き、手持ちで解き直せるかを見ます。

科目B教材があるなら、令和07年を続ける
科目B教材があるなら、令和07年を続けます。 私なら、今の本で間違えた問題を解き直す時間を取ります。
ここでいう科目B教材は、擬似言語の途中の値と、情報セキュリティの選択理由を学べるものです。紙の専用本に加え、無料の解説も使えます。解説を読んだ後、自分で値を書き、答えの理由を説明できるかが大切です。
令和07年にも、変数の宣言と代入、if・while・for、配列・リスト、探索や整列の説明があります。さらに16-11では、コードの目的を考え、処理をブロックに分け、細部を読む順を扱います。科目Bを学ぶ土台は、すでに旧版にあります。
令和07年を使ったソフト系の会社員は、科目Aを本と過去問で学び、科目Bは公開サンプルで変数と配列の変化を書いていました。科目Bで再受験した別の社会人は、専用本を読んで理解した後も時間が足りず、次の受験では演習を増やしています。買い直すかは、手持ちで解き方を学べるかで決め、その後は初見問題を解く時間を取ります。
基礎を読み直すなら、旧版の同じ例題で足りる
二進数の計算がまだ苦手でも、それだけを理由に新版へ替える必要はありません。令和07年の42〜43ページと令和08年の44〜45ページでは、同じ加算を同じ順で説明しています。
単元 | 令和07年のページ | 令和08年のページ | 比べた結果 |
|---|---|---|---|
二進数の足し算と引き算 | 42〜43 | 44〜45 | 中心例題は1111+101で共通。十進数の筆算、二進数の繰り上がり、負数を足す説明の順も同じで、図の配置が変わる |
プログラミング言語の導入 | 584〜585 | 614〜615 | 人への指示と機械語を説明する会話と、C・COBOL・Java・BASIC・JavaScript・Pythonの6言語の表が共通 |
両版の見本では、十進数の筆算をおさらいしてから、二進数の繰り上がりを学びます。十進数では10になると次の桁へ繰り上がり、二進数では2になると次の桁へ繰り上がります。その違いを文章と図で読みます。
右ページの例題は、1111が十進数の15、101が5なので、合計20を二進数の10100で表します。旧版でこの繰り上がりを説明できるなら、新版の同じ説明をもう一度買う理由は薄い。途中が分からない人も、まず旧版の図で右端から計算します。
この表は、公開された同じ単元の比較です。本全体の例題がすべて同じ、という意味には広げません。
科目Bもキタミ式で学ぶなら、令和08年を選ぶ
新版にお金を払う理由は、科目Bの解き方を独立した章で学べることです。基礎の説明が合っていて、科目Bもキタミ式で学ぶなら令和08年を選びます。
新しいChapter22では、平均値を求めるプログラムを考え、科目Bの構成と読み解き方へ進みます。目次には、サンプル問題を用いた演習が「その1」から「その4」まであります。著者も、プログラムを組み立てる考え方を学び、コードを読めるようにする章と説明しています。
買い直しに関わる部分 | 令和07年 | 令和08年 |
|---|---|---|
擬似言語問題の読み解き方 | Chapter16の16-11にある | 基礎はChapter17、科目B対策はChapter22へ |
科目Bの学び方 | プログラムの説明の中で読み解く | 平均値のプログラム、試験の構成、サンプル演習の順で学ぶ章がある |
暗号と認証の場所 | Chapter13のセキュリティに含む | Chapter14として独立 |
スマホ・PCでの演習 | 公式サポートからIPA公開問題へ進む | 読者特典DEKIDAS.WEBが付く |
過去問解説の収録数(表紙の表示) | 265問 | 278問。表示上は13問増 |
シラバスへの対応(表紙の表示) | 9.0 | 9.1。現在の9.2への更新は別に補う |
総ページ数 | 816ページ | 888ページ。72ページ増 |
72ページの増加を、すべて科目Bの追加分としては数えません。暗号と認証の章も組み直されています。科目Bの章の紙面は公開見本にないため、4つの演習項目を本試験20問分の練習として予定に入れず、読んだ後は公開問題へ進みます。
DEKIDAS.WEBを使いたい人にも新版は便利です。ただ、今の教材で演習できる人にとって、アプリの追加だけで総合本を買い直す必要は薄い。新章の説明を読む価値があるかで決めます。
科目Bもキタミ式で学ぶなら、表紙に「基本情報技術者」「令和08年」とある本を選びます。技術評論社の紙の税込定価は2,420円です(2026年10月2日)。
手持ちで科目A・Bを学べるなら、追加の本代は0円
科目Aの間違いを今の本で直せて、科目Bも手持ちで学べる人には、どちらも要りません。説明を理解できているのに時間内に解けないなら、総合本を増やすより、問題を解いて途中の値を書く練習を進めます。
買い直しで迷う人は、今後払う金額で比べます。すでに買った令和07年と科目B教材の代金は、次の表に加えていません。
今あるものと選ぶ行動 | これから払う本代 | 受験料1回分を足した額 |
|---|---|---|
令和07年と科目B教材があり、そのまま続ける | 0円 | 7,500円 |
令和07年を持ち、科目Bもキタミ式で学ぶため令和08年を定価で買い直す | 2,420円 | 9,920円 |
総合本がなく、科目Bもキタミ式で学ぶため令和08年を定価で買う | 2,420円 | 9,920円 |
受験料は公式の税込7,500円、本代は出版社の税込定価です(2026年10月2日)。本の送料、交通費、別に買う教材、再受験は含みません。コンビニ・Pay-easy払いなら、払込手数料330円が加わります。
中古を選ぶ人は、令和07年の送料込み価格と、必要な科目B教材の送料込み価格を足します。比べる相手も、令和08年の本代2,420円と送料の合計です。支出が近く、科目Bもキタミ式で学ぶなら令和08年を選びます。科目Bを無料や手持ちで補える人は、両版の送料込みの本代を比べます。
キタミ式の図が多すぎて別の本へ替えた社会人や、令和07年の商品項目で説明に物足りなさを感じた購入者もいます。図や会話が合わない人は、手持ちの別教材や無料解説を使います。総合本の形式から選び直す人は、キタミ式とかやのきの説明形式の比較へ進めます。
2026年に受けるなら、法律名と正誤表を補う
旧版を続ける人は、刊行後に変わった内容を補います。令和08年も2025年12月発売なので、2026年の更新は別に見る必要があります。
IPAの現行シラバスはVer.9.2です。2026年1月8日掲載の変更で、下請法を削除し、中小受託取引適正化法を追加しています。法律名や用語が古い箇所は、この更新に合わせて書き足します(2026年10月2日)。
令和08年の正誤表には、617ページのコンパイラ図と、787ページの情報流通プラットフォーム対処法への訂正があります。無料見本の617ページにも、コンパイラ方式にインタプリタの図が載っています。読むときは、正誤表の正しい図を使います。令和07年の正誤表も併用します。
2026年内の受験は、10月2日時点で選べる開催日が12月27日までで、12月28日以降は休止予定です。会場によって最終開催日は違います。申込みは随時で、予約は申込日の3日後以降、空席がある日を選びます。全国一律の申込締切を待たず、希望会場の開催日で学習の終わりを決めます。
迷ったら買い直す前に1問解く
2026年度の科目B公開問題の問1を使います。問題冊子の4ページにある、配列の末尾を先頭へ移すプログラムです。
- 解答例を見ずに解き、配列の値が変わる順を紙へ書きます。
- 答えが出なければ、令和07年の16-3・16-4・16-6と、手持ちの科目B教材で代入・繰り返し・配列を読みます。
- 解説を閉じて解き直し、先頭から動かすと何が起きるかを説明します。
正答はエです。末尾の9を別の変数へ保存し、後ろから順に値をずらすため、まだ使っていない値を上書きせずに移せます。先頭側から進めると、上書きした1を次々にコピーしてしまいます。
この1問で見るのは、手持ちで代入と配列の動きを学び直せるかです。科目Bの本番は20問・100分で、情報セキュリティもあります。1問解けたことを、合格できるという判定には使いません。
科目B教材があるなら、令和07年で復習して次の問題へ進みます。無料の解説で直せる人も買い足しません。科目Bの専用本を足すか迷う人は、無料問題と解説本の選び方で次にすることを選べます。
今日することは、科目Bの公開問1を解き、配列の値が変わる順を紙に書くことです。
購入先
価格・在庫は購入先でご確認ください。広告リンクを含みます。
- 向く人
- 科目Bもキタミ式で学ぶ人。令和07年の基礎説明が合っていて、科目Bの問題の読み解き方も同じシリーズで学びたい人。
- 確認すること
- 科目B教材があるなら令和07年を続けます。手持ちで科目A・Bを学べるなら、どちらも買い足しません。表紙の「基本情報技術者」「令和08年」で選びます。紙の説明を読んだ後も初見問題を解く時間を取り、出版社の正誤表とIPAのシラバス更新を併用します。
書籍の仕様を見る
- 判型・ページ数
- A5判・888ページ
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