要点
- 統計的な推測だけを習ったら第5問、平面上の曲線と複素数平面だけを習ったら第7問。両方習ったら各12分で解き、2年合計で得点が高い方を選ぶ。両方とも習っていない人は、この解き比べの対象外。学校の進度と志望校の個別試験の範囲から、どちらを学ぶか決める
- 統計を選び、第5問を解き直しても誤答や空欄が残るなら本を検討。教科書の平均・分散を説明できず、データの分析から復習したいなら旺文社。数学Ⅰの平均・分散と統計の基本は解けるが、第5問の長い文章や検定でつまずき、共通テスト形式の演習を増やしたいなら河合出版
- 第5問を解き直しても誤答や空欄が残らなければ本は買わず追試験で練習。どちらの本か迷ったらまだ買わず教科書に戻る

統計を選び、第5問の誤答や空欄が残り、教科書の平均・分散を説明できず基礎から復習したいなら
大学入試 数学 データの分析・統計的な推測の総復習

統計を選び、平均・分散と統計の基本は解けるが、第5問の文章や検定でつまずき演習を増やしたいなら
教科書だけでは足りない 大学入試攻略 統計的な推測
数列とベクトルを選ぶなら、統計的な推測だけを習った人は第5問、平面上の曲線と複素数平面だけを習った人は第7問を選びます。 両方習った人は、2025・2026年の本試験の第5問と第7問を各12分で解き、2年合計で得点が高い方を選びます。4題を全部勉強する時間も余計な本を買う余裕もないなら、履修で候補を絞り、迷ったらまだ買いません。

第5問か第7問かは、履修してから2年の得点で選ぶ
数学II・B・Cは、大学入試センターの令和9年度の出題方法で70分100点です。数列・統計的な推測・ベクトル・平面上の曲線と複素数平面の4項目から3項目を選びます。数列とベクトルを解くなら、残る1題は統計的な推測の第5問か、平面上の曲線と複素数平面の第7問です。2026年の第7問には楕円も出ました。
大学受験専門塾COREは、文系で複素数平面を学ばず、統計が事実上の必須になる場合を説明しています(2024年11月)。統計的な推測だけを習ったら第5問、平面上の曲線と複素数平面だけを習ったら第7問を選びます。 両方とも習っていない人は、この解き比べの対象外です。まず学校の進度と志望校の個別試験の範囲から、どちらを学ぶか決めます。統計を後から足すなら、河合出版の見本(本2ページ)が示す基本約8時間+演習約7時間、計約15時間が一つの目安です。
両方習ったら、2025年と2026年の本試験で第5問と第7問を解きます。Z会の大問別分析表の目安に合わせ、どちらも1題12分で解きます。正規分布表は第5問の最後のページに載っています。
日 | 解く問題 | 書き出すこと |
|---|---|---|
1日目 | 2025年の第5問と第7問(各12分) | 12分時点の得点(各16点満点)と、解き直しても残る誤答・空欄 |
2日目 | 2026年の第5問と第7問(各12分) | 12分時点の得点と、解き直しても残る誤答・空欄 |
比べる | 2年合計(各32点満点) | 高い方を選ぶ。同点なら個別試験で使う単元 |
制限時間内に解くのは4題で計48分です。各題を12分で止め、その時点の答えに印を付けます。正解を見る前に続きを別の色で解き、2025年の正解表と配点・2026年の正解表と配点で12分時点と解き直し後の両方を採点します。ここでいう「止まった設問」は、解き直しても誤答や空欄が残る設問です。時間切れだけなら、70分の配分と復習方法を試します。2年合計で第5問の得点が高いなら統計的な推測、第7問が高いなら平面上の曲線と複素数平面を選びます。
2年合計が同点なら、志望校の個別試験でも使う単元を優先します。そこも同じなら、授業で演習した方から進めます。この4題で分かるのは今の得点で、来年の問題の難しさや学習後の伸びは測れません。
統計が簡単という評判は、2025・2026年の第5問で確かめる
2025年本試験の統計は、レモンの重さを題材に正規分布、母平均の信頼区間、仮説検定を問いました。2026年本試験は資格試験の合格率が題材です。正規分布から始まり、標本数が違うと検定の結論がどう変わるかまで進みます。
Z会の大問別分析で、第5問の平均得点率は2025年36.95%、2026年44.80%でした。第7問は同じ順に54.09%、56.96%です。選んだ受験者も単元も違うので、この差だけで統計が難しいと決めることはできません。私なら、統計が楽という評判より、自分で解いた4題の得点を優先します。
2024年度の受験者の体験では、苦手だったベクトルから統計に替え、模試の点が約10点伸びたとあります。当時は選択問題の組み合わせが今と違いますが、苦手な分野を実際に解いて替えた点は参考になります。2026年5月の浪人生の相談では、統計で得点が安定した一方、個別試験で複素数平面を使うため変更を迷っています。個別試験で複素数平面を使う人も、まず今の本試験2年分の得点で選びます。二次試験の学習が進んだら、未使用の2025年・2026年の追試験で第5問と第7問を各12分で解き、2年合計で得点が高い方を選び直します。今の得点を固定せず、学習後の伸びを新しい問題で測るためです。
2冊の差は、数学Ⅰから戻れるかと共通テスト形式の演習14回
統計を選んだら、2年分の第5問で解き直しても誤答や空欄が残るかを見ます。残らなければ本は買わず、未使用の2025年・2026年の追試験の第5問で練習します。
誤答や空欄が残ったら、教科書の数学Ⅰ「データの分析」の平均・分散を自分の言葉で説明してみます。教科書の平均・分散を説明できず、データの分析から復習したいなら旺文社です。数学Ⅰの平均・分散と統計の基本は解けるが、第5問の長い文章や検定でつまずき、共通テスト形式の演習を増やしたいなら河合出版です。 どちらの本か迷ったらまだ買わず教科書に戻ります。
選ぶ理由になる差 | 旺文社の総復習 | 河合出版の大学入試攻略 |
|---|---|---|
学び直す範囲 | 数学Ⅰのデータの分析と数学Bの統計的な推測をつなぐ。目次にはΣ計算・積分計算の復習もある | 数学Bの統計的な推測に絞る。基本事項と練習問題15節 |
問題の並び | 目次はデータの分析から統計までの28項目 | 基本15節の後に共通テスト向け演習14回 |
本の量と税込定価 | 本冊80ページ+別冊解答40ページ、1,100円 | 368ページ、1,210円 |
範囲・ページ数・定価は旺文社と河合出版の2026年9月25日の表示です。河合出版の公開見本の目次(本4〜5ページ)には、基本15節(ほかに補足2節)と演習14回があります。本8ページは平均・分散を統計で扱いやすく定義し直す節、本217ページは母平均の信頼区間の演習です。
河合出版の見本(本2ページ)では、時間がなければ指定の基本8節と演習5回に絞り、約6時間、ゆっくりでも9時間で終わるとしています。演習14回のうち偶数回は、その前の回の類題です。2023年刊の演習14回には、2025・2026年の本試験そのものは入りません。解き終えたら第5問で再び得点を測ります。
KADOKAWAの大淵智勝の本は、統計の公式から出た値の意味を説明する方針で、9節と実戦演習があります。192ページで税込1,540円(2026年9月25日)。意味をじっくり学びたい人には合います。共通テスト形式の演習を増やすなら、演習14回を明示し、税込定価も330円低い河合出版を選びます。
教科書の平均・分散を説明できず、データの分析から復習したいなら旺文社
旺文社の目次は、平均・散らばり・相関などのデータの分析から、確率分布・正規分布・推定・検定へ続きます。統計的な推測はテーマ15〜28です。2024年12月の高3の相談には、模試のベクトルが0点で、統計の記号σの意味も分からないという声があります。教科書の平均・分散を説明できない人は、学校の教科書を読み直してから、この本で統計まで復習します。
旺文社の『大学入試 数学 データの分析・統計的な推測の総復習』は、本冊80ページと別冊解答40ページで、税込定価1,100円(2026年9月25日の旺文社の表示)。統計を選び、第5問を解き直しても誤答や空欄が残り、教科書の平均・分散を説明できず、データの分析から復習したいなら、この本を選びます。 購入先では別冊解答40ページが付く紙の本を見ます。
統計の基本は解けるが、第5問の文章や検定でつまずくなら河合出版
数学Ⅰの平均・分散と統計の基本は解けるが、第5問の長い文章や検定でつまずくなら、河合出版の14回を使います。公開見本の本217ページは、母平均の信頼区間と標本数を共通テスト型の選択肢で問います。別冊の解説も同じ見本で読めます。
河合出版の『教科書だけでは足りない 大学入試攻略 統計的な推測』は、税込定価1,210円(2026年9月25日の河合出版の表示)。通販や中古には、書名に「確率分布と」が入る旧課程の本も並びます。統計を選び、第5問を解き直しても誤答や空欄が残り、数学Ⅰの平均・分散と統計の基本は解けるが、第5問の長い文章や検定でつまずき、共通テスト形式の演習を増やしたいなら、この本を選びます。 購入先では書名に「確率分布と」が入らない2023年刊の紙の本を見ます。
今日、履修した第5問か第7問を12分で解く
今日、統計的な推測を習った人は2025年本試験の第5問、平面上の曲線と複素数平面の両方を習った人は第7問を12分で解きます。両方習った人は2題とも解き、翌日に2026年の同じ問題へ進みます。12分時点の答えに印を付け、正解を見る前に別の色で続きを解きます。
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