要点
- 試作・サンプルなら赤本。迷ったら赤本で始める。情報Ⅰの本試・追試4回に、試作・サンプル2回の解説を足せる
- 旧科目も増やすなら河合の黒本『過去問レビュー』。旧情報関係基礎8回とオリジナル問題を使う。13回すべてが情報Ⅰの本試・追試ではない
- 手持ちで直せるなら追加は0冊。学校の教材や先生の説明で誤答の理由が分かり、翌日に解き直せるなら、その教材を続ける
迷ったら、情報Ⅰの過去問集は赤本で始めます。本試・追試は両書4回ですが、試作・サンプルなら赤本、旧科目も増やすなら河合レビューを選びます。回数の多い本を買わないと損かと迷っても、手持ちで直せるなら追加は0冊です。

試作・サンプルなら赤本、旧科目も増やすなら河合レビュー
この記事は、2027年の共通テストに向けて、情報Ⅰの過去問を解説つきで始めたい高3のための比較です。黒本は河合出版の『2027大学入学共通テスト過去問レビュー 情報Ⅰ』を指します。全統模試を集めた『共通テスト総合問題集』とは分けて選びます。
私なら、最初の1冊は赤本にします。 2025・2026年度の本試・追試に、出題の方向性を示す試作・サンプルの解説までそろうからです。まず情報Ⅰの問題を解き、その先に旧科目の演習を足す順で進めます。
今ほしい問題と解説 | 選ぶ本 | 使う順番 |
|---|---|---|
試作・サンプルなら | 赤本 | 本試・追試4回の後に試作・サンプル2回 |
旧科目も増やすなら | 河合の過去問レビュー | 本試・追試4回の後に、旧科目から苦手分野とオリジナル問題 |
手持ちで直せるなら | 追加は0冊 | 解いていない回と誤答の復習を先に進める |
ここでいう試作・サンプルは、大学入試センターが情報Ⅰの導入前に公表した問題です。赤本の目次には、2022年公表の試作1回と2021年公表のサンプル1回を、解答・解説編に収録するとあります。
河合の公式一覧には試作・サンプルの記載がありません。この2回の解説をまとめて欲しい人には、収録を明記する赤本を勧めます。
試作・サンプルなら赤本を選びます。教学社の税込定価は1,430円(2026年10月3日)。購入先では、表紙の「2027年版」「情報Ⅰ」を見ます。
旧科目も増やすなら河合の黒本『過去問レビュー』を選びます。追加の第2日程・追試とオリジナル問題を使うための1冊で、河合出版の税込定価は1,430円(2026年10月3日)です。
10回と13回は、情報Ⅰ4回と追加問題に分ける
両書の2027年版には、2025・2026年度の情報Ⅰの本試2回・追試2回がそろいます。片方を買った後にもう片方を足しても、この4回の問題は同じです。解説は出版社ごとに違います。
共通する4回を取り除き、追加部分だけを並べると、次の差になります。情報関係基礎は旧科目として数えます。
4回の後に足す問題 | 赤本 | 河合の過去問レビュー |
|---|---|---|
情報Ⅰの試作・サンプル | 各1回、計2回の解答・解説を明記 | 公式の収録一覧に記載なし |
2021年度・旧情報関係基礎 | 本試1回 | 第1・第2日程の2回 |
2022〜2024年度・旧情報関係基礎 | 各年度の本試、計3回 | 各年度の本試・追試、計6回 |
オリジナル問題 | 公式の目次に記載なし | 収録を明記。総数13回から数えると1回分 |
赤本の10回は、情報Ⅰ4回+試作・サンプル2回+旧科目4回です。河合の13回は、情報Ⅰ4回+旧科目8回+オリジナル問題1回分という内訳になります。最後の1回分は、出版社の総数13回から、一覧の実施済み12回を引いた数です。
赤本から河合へ足す場合、旧科目の本試4回も重なります。公式一覧で共通する実施済みの問題は8回です。追加する問題の中心は、2021年度第2日程と2022〜2024年度追試の旧科目4回、そしてオリジナル問題です。
両書の本代は同額です。定価で2冊買うと、1冊で始めるより1,430円多くかかります。送料・手数料は購入先ごとに別です。
2026年10月3日の税込定価。本代のみで、送料・手数料は別です。
本試・追試を解説つきで始める段階なら1冊にします。別の解説が必要になったときは、書店や学校で同じ誤答の説明を読み比べてから2冊目を決めます。
旧科目はプログラミングの復習に使い、データの活用は情報Ⅰで解く
旧情報関係基礎も演習には使えます。小問、条件を整理する思考問題、プログラミングから、今の苦手分野に合う問題を選びます。旧科目8回をすべて、情報Ⅰの本番形式8回として予定に入れると、練習する内容が変わります。
無料の問題で違いを見てみます。2024年度の旧科目追試は、第3問のプログラミングと第4問の表計算から1問を選ぶ方式です。2026年度の情報Ⅰ本試は全問必答で、第3問のプログラミングに加えて、第4問で桜の開花日のデータを分析します。
無料の問題で見える差 | 2024年度の旧科目追試 | 2026年度の情報Ⅰ本試 |
|---|---|---|
プログラミング | 第3問。複数プレイヤーの手番を管理する | 第3問。文化祭のゲーム展示で待ち時間を考える |
第4問 | パンの移動販売の表計算。第3問との選択 | 桜の開花日のデータ分析。必答 |
学習に使う目的 | 苦手な処理や条件整理を選んで復習する | 全問を60分で解く順と時間を練習する |
旧科目の第3問で、プログラムを順に追う練習を増やせます。一方、表計算の第4問だけを進めても、情報Ⅰの散布図などを読む練習は別に残ります。河合を選ぶ人も、情報Ⅰの4回を先に解きます。
複数の情報教材で伸び悩んだ
旧情報関係基礎の小問とプログラミングは役立ったと振り返っています。
2026年3月11日の知恵袋回答の要約。使用版は不明
情報Ⅰの教材を複数使った
講義本・分野別問題集・河合の総合問題集を使っても、点数は伸びなかったと書いています。
2026年9月11日の受験体験記の要約。過去問レビューとは別書
この2人の経験から、本を増やせばその分だけ点が上がるとは考えません。旧科目が必要なのは、復習したい処理や考え方があり、その問題を解くときです。用語を忘れた誤答なら、まず教科書へ戻ります。
プログラミングの基本から学び直す人は、情報Ⅰのプログラミング参考書の選び方で選べます。過去問を終えて新しい模試問題を増やしたい人は、2027年版の情報Ⅰ実戦問題集の比較へ進みます。
迷ったら、本試・追試4回に復習を足す8時間から始める
10月に買うなら、まず情報Ⅰの4回を進める予定にします。1回60分で解き、採点と復習に60分を取る仮計画です。週に1回、解く日と復習する日を分ければ4週間です。
本試・追試4回を1回60分で解き、復習に各60分を割り当てる仮計画。解説の理解にかかる時間は人によって変わります。
取り組む順 | 解くもの | 復習で残すこと |
|---|---|---|
1回目 | 2026年度本試 | 知識を忘れた問と、条件を読み落とした問を分ける |
2回目 | 2025年度本試 | 前の誤答と同じ原因が残ったかを見る |
3回目 | 2026年度追試 | 時間が足りなかった大問を解き直す |
4回目 | 2025年度追試 | 次に増やす分野を1つ選ぶ |
60分の復習は、予定を確保するための時間枠です。終わらなければ次の日に続けます。8時間で全範囲が身につくという計画にはしません。
試作・サンプルなら赤本で次の2回を解きます。試作は本試験前に示された問題なので、実際の試験4回と同じ重みで得点の推移を比べるより、条件の読み方やプログラムの追い方を練習します。
旧科目も増やすなら河合レビューから、苦手分野の問題を選びます。旧科目を全部終えてから情報Ⅰに進む順にはせず、今の4回で残った誤答を直すために使います。
手持ちで直せるなら0冊。まず2026年度本試を1回解く
大学入試センターの過去問一覧には、2025・2026年度の本試・追試の問題と正解があります。情報Ⅰの試作問題と正解も無料です。解く問題がない人は、ここから始められます。
手持ちで直せるなら追加は0冊です。学校の教材や先生の説明で誤答の理由が分かり、翌日に解き直せるなら、その教材を続けます。問題と正解だけでは理由が分からないときに、解説つきの1冊を買います。
試作・サンプルなら赤本の2027年版で解説をそろえます。迷ったら赤本で始めます。税込定価1,430円(2026年10月3日の教学社表示)で、別冊の問題編を開きながら解き直せます。
旧科目も増やすなら河合の2027年版『過去問レビュー』です。税込定価1,430円(2026年10月3日の河合出版表示)で、旧科目の追加4回とオリジナル問題を苦手分野の復習に使います。
- 2026年度本試を1回解く無料の過去問一覧から、令和8年度本試験の情報Ⅰを開く。解き済みなら未着手の本試・追試に替える60分
購入先
価格・在庫は購入先でご確認ください。広告リンクを含みます。
- 向く人
- 情報Ⅰの本試・追試に加え、試作・サンプル問題を解説つきでそろえたい高3。問題編を別冊で開いて解き直す人。
- 確認すること
- 表紙の「2027年版」「情報Ⅰ」で選びます。学校の教材で同じ問題を解いた回は復習に使い、旧情報関係基礎は分野別に解きます。
書籍の仕様を見る
- 判型・構成
- A5判・別冊問題編付き
- 向く人
- 旧情報関係基礎の第2日程・追試とオリジナル問題も使いたい人。情報Ⅰの本試・追試を先に解き、苦手分野の演習を増やします。
- 確認すること
- 表紙の「2027」「過去問レビュー」「情報Ⅰ」で選びます。全統模試を集めた『総合問題集』とは別の本です。旧科目の表計算と情報Ⅰのデータの活用は分けて復習します。
書籍の仕様を見る
- 判型・ページ数
- A5判・768ページ・2色
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