学びとスキル

簿記2級の工業簿記問題集は追加する? 迷ったら手持ちの模試を解き直す

簿記2級で工業簿記だけ失点する人へ。解き方の理由を説明でき、手持ちに未演習の同じ論点がないなら専用問題集を追加します。手持ちの模試との被りを探す表、公式目次の23項目、1日30分の補強計画で、11月15日までの時間と追加費用を考えます。

要点

  1. 解き方の理由を説明でき、手持ちに未演習の同じ論点がないなら、工業簿記問題集第14版を追加する
  2. 専用問題集は第4問15項目・第5問8項目。苦手5項目を1項目30分で2周する計画なら、演習と復習に計5時間を見込む
  3. 迷ったら手持ちの模試を解き直す。手持ちに未演習の同じ論点があるならそれを使い、解き方の理由を説明できないならテキストの基本例題へ戻る
みんなが欲しかった! 簿記の問題集 日商2級 工業簿記 第14版の表紙
書影:TAC出版

解き方の理由を説明でき、手持ちに未演習の同じ論点がないなら追加する

みんなが欲しかった! 簿記の問題集 日商2級 工業簿記 第14版

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工業簿記だけ失点し、解き方の理由を説明でき、手持ちに未演習の同じ論点がないなら、工業簿記問題集第14版を追加します。追加本は第4問15項目・第5問8項目から、苦手なテーマを選んで練習できます。直前期に本を増やすのが不安で迷ったら、手持ちの模試を解き直します。

簿記2級の工業簿記問題集は追加する? 解き方の理由を説明できないならテキストの基本例題へ戻り、手持ちに未演習の同じ論点があるなら手持ちの模試を解き直す。解き方の理由を説明でき、手持ちに未演習の同じ論点がないなら、みんなが欲しかった! 簿記の問題集 日商2級 工業簿記 第14版を追加する。迷ったら手持ちの模試を解き直す。専用問題集は23項目で、苦手5項目を1項目30分で2周する試算は5時間。
TAC出版の公式目次・書影・定価(2026年9月30日)。5時間は苦手5項目を1項目30分で2周する試算

迷ったら手持ちの模試を解き直し、足すのは未演習問題が尽きたとき

工業簿記だけ失点するなら、最後に間違えた1問から買うかを決めます。 解説を閉じて、使う式と数字を選ぶ理由を説明してみます。例えばCVP分析なら、売上高から変動費を引いて限界利益を出し、そこから固定費を引く理由まで言えるかを見ます。

今の状態

次に使うもの

解き方の理由を説明できない

テキストの基本例題へ戻る。説明を読んで、例題を自分で解く

手持ちに未演習の同じ論点がある

手持ちの模試を解き直す。その後、未演習問題で同じ手順を使う

解き方の理由を説明でき、手持ちに未演習の同じ論点がない

工業簿記問題集第14版を追加し、同じ論点を選んで解く

最初の行に当てはまる人は、未演習問題の数より基本例題を優先します。この手順で分かるのは、その誤答の復習先と新しい問題の不足です。工業簿記全体の実力や本番の得点は、別の論点と90分の通し演習で測ります。

買い足す前に、手持ちの模試の未演習問題と付属のネット特典を探します。学校や受講中の授業で質問できる人は、間違えた1問と自分の式を見せ、どの手順で止まったかを聞きます。基本例題を自分で解けるようになるまでは、本試験レベルから始まるこの問題集より、手持ちのテキストを使います。

2026年9月のnoteの合格記録には、スッキリ予想問題集の全9回の第4・5問を解き直した人がいます。間違えた問題の図をノートに写し、付属模試も繰り返して、本番の工業簿記は計33点でした。使用した年度版は書かれていませんが、手持ちの総合模試を工業の補強にも使った例です。

一方、2026年5月の6回目で合格した人の記録は、予想問題を解くことに偏り、基礎がぐらついたと振り返っています。CVP分析は講義のグラフの説明で理解が進んだそうです。式の理由が分からないなら、新しい演習本より、今のテキストと講義でその式へ戻る方が先です。

解き方の理由を説明でき、手持ちに未演習の同じ論点がないなら、テーマ別に解ける『みんなが欲しかった! 簿記の問題集 日商2級 工業簿記 第14版』を選びます。TAC出版の税込定価は1,650円(2026年9月30日、送料は購入先によって別途)。表紙の「問題集」「工業簿記」「第14版」が目印です。

工業簿記問題集は23項目から苦手だけ選べる

第14版の強みは、工業簿記の本試験レベルをテーマ別に選んで解けることです。公式の立ち読みの目次vi・viiページを分類すると、次の23項目になります(2026年9月30日)。

工業簿記の練習

第4問対策

第5問対策

問題ページと解説ページ

仕訳・勘定の流れ

2項目

0項目

問題3〜8、解説36〜49

個別原価計算・部門別個別原価計算

3項目

0項目

問題9〜12、解説50〜58

製造原価報告書・損益計算書

2項目

0項目

問題13〜14、解説59〜66

総合原価計算(単純・工程別・組別・等級別)

6項目

0項目

問題15〜22、解説67〜87

標準原価計算(勘定記入・損益計算書)

2項目

0項目

問題23〜24、解説88〜97

標準原価計算の差異分析

0項目

2項目

問題26〜28、解説98〜107

直接原価計算の財務諸表

0項目

2項目

問題29〜30、解説108〜116

CVP分析

0項目

3項目

問題31〜33、解説117〜127

標準原価計算と予算実績差異分析

0項目

1項目

問題34〜35、解説128〜129

合計

15項目

8項目

模擬試験3回は別に収録

項目は目次の見出し1つです。最初の仕訳問題だけでも複数の小問があるので、23問という数には置き換えません。CVP分析だけ足したいなら3項目、差異分析も足すなら合わせて5項目を選べます。

基本を学び直すなら、手持ちのテキストの例題が先です。 はしがきのiiiページは、基本問題を教科書に任せ、問題集はいきなり本試験レベルから始めると説明しています。みんなが欲しかったの教科書工業簿記第11版の対応章も載るので、その教科書を持つ人は間違えた章へ戻れます。

2025年9月のnoteでも、工業簿記問題集をよく使ったという合格者がいます。ただ、講義を聞いて分かったつもりでも、最初は問題を解けなかったと書いています。専用問題集は練習を増やすために使い、基本の説明は手持ちのテキストで補います。

手持ちの模試と被るかは、苦手論点ごとに数える

同じ分野が載っていても、問題文と解く条件まで同じかで使い道は変わります。 総合模試にCVP分析があれば、その問題で損益分岐点だけを求めるのか、目標利益や販売数量の変化まで扱うのかを見ます。答えの数字を覚えていても、計算の理由を説明する解き直しには使えます。

手持ちの例として、2026年度版スッキリうかるは、紙の予想問題9回と、紙とは異なるネット試験5回を収録しています。立ち読みの05ページにも、その5回は本の問題と内容が異なるとあります。統一試験を受ける人にも、利用できる特典は初見の計算問題を探す先になります(2026年9月30日)。

ただ、目次の06ページは第1〜9回のページ一覧です。そこからは、CVP分析が何回あるか、専用問題集と何問重なるかを数えられません。自分の本の第4・5問を開き、次の表を埋めると、追加する前に残っている練習が分かります。

苦手論点の例

間違えた回・大問

手持ちの未演習問題の回・大問

追加する本の目次で探す項目

製造間接費の配賦

自分の回番号を記入

紙の残りと特典を探して記入

仕訳、個別原価計算、標準原価計算のどこで止まるかで選ぶ

標準原価計算の差異分析

自分の回番号を記入

紙の残りと特典を探して記入

第5問対策の差異分析2項目

直接原価計算の利益

自分の回番号を記入

紙の残りと特典を探して記入

第5問対策の財務諸表2項目

CVP分析

自分の回番号を記入

紙の残りと特典を探して記入

第5問対策のCVP分析3項目

配賦と差異分析を一つの苦手にまとめると、戻る場所がずれます。配賦率を求める段階、仕掛品へ振り替える段階、実際額との差を分ける段階のどこで止まったかを、誤答の式に書き込みます。

2026年9月の予実管理経験がある社会人の記録では、CVP分析は理解しやすく、原価差異と加工換算量は初めてで苦戦したとあります。同じ工業簿記でも、仕事でなじみがある単元と初めての単元で負担が変わります。工業簿記全体を最初から解き直すより、誤答を論点ごとに分けて時間を配ります。

両書とも模試の特典があります。専用問題集の立ち読みviiiページは、一部のTAC書籍と模擬試験プログラム・仕訳アプリが共通だと明記しています。追加する理由は特典の数ではなく、必要なテーマ別演習を増やせることです。ネット特典は改訂版刊行月末までの提供なので、手元の版の案内で使える期間を見ます。

1日30分なら、苦手5項目を2周して5時間

追加した本を全部終える計画にすると、総合模試へ戻る時間が減ります。私なら、CVP分析3項目と標準原価計算の差異分析2項目が苦手なら、その5項目から始めます。

1項目につき、解く時間15分、答え合わせと解き直し15分、計30分を予定として置きます。2周目にも同じ30分を空け、初回に長くかかった分を調整できるようにします。実測値ではなく、まとまった復習時間を確保するための仮定です。

進め方

1項目の時間

2周の合計

1日30分の枠で組む日数

手持ちから苦手5項目に相当する問題を選ぶ

30分

5時間

10日

専用本の苦手5項目を選ぶ

30分

5時間

10日

専用本の全23項目を進める

30分

23時間

46日

同じ5項目なら、追加本を買っただけで所要時間が短くなる計算にはしません。手持ちに未演習の同じ論点があるなら、その問題で練習します。使い切ったときに専用本を足すと、別の問題でも同じ式を使えるかを試せます。

選ぶもの

今回の追加費用

手持ちのテキスト・模試を使う

新しい教材の購入費は0円

工業簿記問題集第14版を1冊追加する

税込定価1,650円+購入先に応じた送料

定価は2026年9月30日のTAC出版の表示です。送料を含む支払総額は購入先で異なるため、一律の金額にはしていません。表は教材を追加する費用の比較で、どちらにも答案の印刷費、受験料・試験申込の手数料を含めていません。

1項目には複数の小問があるため、初日に30分を超えたら、表の時間をその所要時間に置き換えます。理由の理解に時間がかかる日は、2周の消化より基本例題へ戻る時間を取ります。

11月15日までに、工業の補強と通し演習を両方残す

第174回の統一試験は2026年11月15日です。9月30日からは46日。申込受付は9月28日から順次始まり、期間は各地の商工会議所で異なります(2026年9月30日)。

10月1日から毎日30分で全23項目を2周する試算だと、終わりは試験当日の11月15日です。そこへ付属の模擬試験3回を各90分で足すと、解くだけでもさらに4時間30分かかります。直前期は全項目を終えるより、苦手を選び、商業も含む通し演習へ戻る時間を残します。

苦手5項目なら、次のように組めます。

期間の例

すること

取っておく時間

10月1〜5日

5項目を1周

30分×5日=2時間30分

10月6〜10日

同じ5項目を2周目

30分×5日=2時間30分

10月11・25日、11月8日

手持ちの模試を90分で通し演習、各回60分復習

150分×3回=7時間30分

合計

選んだ項目の補強と通し演習

12時間30分

通し演習3回と復習60分は予定の例です。誤答が多ければ復習を延ばし、工業以外の失点も直します。平日30分と、休日の2時間30分を別に確保する計画なので、休日も30分しか取れない人は、通し演習の日を先に空けます。

総合模試そのものを買い足すかで迷っているなら、簿記2級の無料模試と市販模試の選び方で、残りの通し演習の予定と問題の数を比べられます。工業の同じ論点を選んで解く今回の補強とは、目的を分けて使います。

今日、最後に間違えた工業簿記の1問を開く

手持ちに未演習の同じ論点があるなら、手持ちの模試を解き直します。解き方の理由を説明できないなら、テキストの基本例題へ戻ります。迷ったら手持ちの模試を解き直す方を選び、今ある問題から練習を始めます。

解き方の理由を説明でき、手持ちに未演習の同じ論点がないなら、工業簿記問題集第14版を追加します。手持ちの未演習問題が残っている人はそれを先に使い、購入する人は表紙の「問題集」「工業簿記」「第14版」を目印にします。税込定価は1,650円(2026年9月30日のTAC出版の表示、送料は購入先によって別途)です。

今日することは、最後に間違えた工業簿記の1問を開き、解説を閉じて式と数字を選ぶ理由を書いてみることです。

購入先

価格・在庫は購入先でご確認ください。

みんなが欲しかった! 簿記の問題集 日商2級 工業簿記 第14版の表紙
書影:TAC出版

TAC出版

みんなが欲しかった! 簿記の問題集 日商2級 工業簿記 第14版

解き方の理由を説明でき、手持ちに未演習の同じ論点がないなら追加する

出版社表示価格1,650円(税込・2026年9月30日)

商品の公式情報
向く人
総合模試を持ち、解き方の理由は説明できるが、苦手論点の未演習問題を使い切った人。必要なテーマだけ解き足します。
確認すること
表紙の「簿記の問題集」「工業簿記」「第14版」を見ます。本試験レベルから始まるので、基本例題のあとに使います。問題編の答案用紙と模擬試験は別冊です。
書籍の仕様を見る
判型・総ページ数
A5判・304ページ
発売日
2026年2月25日
版と付属物
第14版・問題編答案用紙と模擬試験の別冊付き

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しおりのプロフィールイラスト。深緑のカーディガンを着て本を持つ女性。

著者情報

しおり

大学受験の参考書・単語帳、学習アプリ、ノート・文房具

友人から「おすすめの単語帳ある?」と聞かれると、答えに困って「普段どこで勉強してる? カバン小さい?」と質問で返してしまいます。誰にとっても正解の一冊なんてなくて、持ち歩く重さや、赤シートを重ねたときの見やすさで選ぶものが変わるからです。そんな、少し面倒くさくて具体的な選び方を書くライターです。

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