要点
- 3月までに復習を終えられる人は今の教材で再受験する。迷ったら苦手な問題を解き直し、かかる時間を測る。
- 第175回は2027年2月28日。ネット試験は2月22日〜3月3日が休止。復習が3月に収まらない人は4月以降の範囲で進める。
- 初めて解く模試が足りない人だけ2026年度版を足す。手持ちと無料問題で足りる人は買わない。
簿記2級にあと数点で落ち、2027年3月までに復習を終えられる人は今の範囲に合う教材で再受験します。紙もネットも範囲が変わるのは4月1日からだからです。迷ったら苦手な問題を解き直し、かかった時間を一週間メモして予定を立てます。
こんな人は
- 3月までに復習を終えられる人は今の教材で再受験します。
- 復習が3月に収まらない人は4月以降の範囲で進めます。商業簿記は新しい範囲に対応した教材で補います。
- 初めて解く模試が足りない人だけ、2026年度版を足します。手持ちと無料問題で足りる人は買いません。

2月も3月も今の範囲で受けられる
今ある本を使い続けられるのは、今年の試験に合っているときです。古い本をもらった人は、いつの試験に使えるかを出版社の案内で見ておきます。
2月の紙の試験を逃しても今の範囲で受ける機会は残っています。会場のパソコンで解くネット試験でも、出る内容は同じです。
受け方 | 今の範囲で受ける日 | 受験料+手数料(税込) | 申し込みで気をつけること |
|---|---|---|---|
紙の第175回 | 2027年2月28日 | 横浜の例:合計6,160円(受験料5,500円+手数料660円) | 実施の有無・受付期間は地域ごとに違う |
ネット試験 | 2026年11月19日〜2027年2月21日、3月4〜31日 | CBT-Solutionsのネット申込:合計6,050円(受験料5,500円+手数料550円) | 期間内でも会場の休業日・年末年始・満席の日は選べない |
紙に答えを書いて解きたい人には、2月の統一試験が向いています。受ける日や時間帯を選んで予定を組みたい人には、ネット試験が合います。画面で答えを選んだり打ちこんだりするので、無料模試で操作にも慣れておきましょう。
ネット試験はその場で合否が分かるので、次の予定を早く決めたい人にも合います。ネット試験で受かった場合も、紙の試験で受かったときと同じ合格の扱いです。
料金は2026年10月19日の横浜商工会議所とCBT-Solutionsが案内している額です。模試の本と会場までの行き帰りにかかるお金は別。紙の試験で払う手数料は、申し込む地域によって違います。
11月の試験のあと、ネット試験が一斉に休む日を引くと、カレンダーには計123日が残ります。ここから年末年始や会場が休む日を引いて、空席のある日だけが選べるしくみです。年末に受けるつもりでいた人も休みに入る前と明けた後のどちらで受けるか、先に決めておくと予定を組みやすくなります。
紙で受けたい人は受ける地域の商工会議所の受付を先に見ることから。たとえば横浜では支払い方によって締切が違います。
- 横浜・コンビニ等:2027年1月12日10時〜1月24日23時59分
- 横浜・クレジット:2027年1月12日10時〜1月25日17時
- 八王子:第175回の一般個人申込なし
ほかの地域の締切はそれぞれ別の日です。近くで紙の試験を申し込めない人はネット試験の会場と予約の案内へ進みます。
CBT-Solutionsで受け直す予約ができるのは、受けた日の翌日からです。同じ級をいくつも予約しておくことはできず、受け直すたびに日を選びます。ネットから申し込むと、受けられるのはその3日後からなので、月末ぎりぎりまで待つと希望日に間に合わなくなります。
4月に変わるのは商業簿記の一部
「改定される」と聞くと、今まで覚えたことを全部やり直す気がしますよね。今回変わるのは主に、売買やお金の動きを扱う商業簿記です。ものを作る費用を計算する工業簿記の範囲は変わりません。
2級で気をつけたいのは機械などを借りて使う「リース」の処理です。借りるときの分け方や帳簿に書く名前が変わり、短い期間や少ない額で借りるときの扱いも加わります。
たとえば、今まで「リース資産」と書いたところで使う名前は「使用権資産」です。利息の計算はこれまでと同じところもありますが、答えに書く名前は新しいものに合わせて覚えます。
春に受ける人には新しい範囲で学べる商業簿記の本が合います。今ある工業簿記の本はそのまま解き直しに使って大丈夫。両方の本を捨てて、はじめからやり直さなくてもいいのです。
あと数点でも失点の理由から受験日を決める
あと数点だったとしても、同じ問題の答えを覚えているだけで受け直すのは心配ですよね。まず手元の模試を解き直して、どこで手が止まるかを分けます。
止まったところ | 書くメモの例 | 次にすること |
|---|---|---|
意味や式が分からない | 標準原価計算で式を選べない | 今の本の例題に戻り、式の意味から解き直す |
解説を読むと分かる | 連結会計で計算の順が出てこない | 解説を閉じて、途中の計算を紙に書く |
解けるのに終わらない | 後半に時間を残せない | 通しで時間を計り、解く順を試す |
これで分かるのは解き直しを始める場所です。受かるかどうかや、あと何時間かかるかは別の話。苦手なところが少なくても、初めて見る問題で同じように解けるかを試します。
子育てと両立して再受験
過去に低得点だった標準原価計算を復習。通しの練習も重ね、受け直して合格したと記す。
2026年7月のnoteの要約
仕事の後に勉強
Udemyやイヌボキ等で学習。まとまった時間を取りにくく、夏季休暇中に通しの練習をした。
2025年8月のnoteの要約
平日1時間を取れる人の8週間の例
残りの日数を見たら、仕事のあとにどれだけ机に向かえるかも考えます。平日に各1時間、土日に各3時間を取れる人の計画は次のとおりです。
平日5日と土日2日の例。残業や家の用事がある週はその分を引いて計算します。
このペースを続けると、8週間で使えるのは88時間です。週末に模試を90分で解き、同じ長さの時間を解き直しに使うと、解いてからやり直すまでに使うのは合わせて24時間。残る64時間は苦手なところを解き直したり、休んだ日の分に使ったりできます。
上の時間は自分の解き直しが予定に入るかを見るための例です。私なら一週間だけメモを取り、実際に取れた時間で組み直します。学び直しに3か月かかる人でも始める日によっては3月までに収まりますよね。
復習を終える日が3月を越える人は春の範囲で落ち着いて進めます。年明けから忙しくなる人には休んだ日の分を取り戻せる予定が必要です。新しく本を買うときは、いつの試験に使えるかを出版社が書いているものを選びます。
初めて解く模試が足りない人だけ1冊足す
練習の予定が決まったら、まだ解いていない模試がいくつ残るかを数えます。今の本に残っている分と、日商の無料サンプル問題で予定を埋められる人は買い足さずに続けて大丈夫。
答え合わせには日商が案内する各社の模範解答や解説講義を使えます。それぞれの会社が作った答えと解説です。
日商の無料問題は大問ごとに組み合わせる形です。ネットスクールの無料ネット模試も3回分ありますが、登録やお知らせメール受信への同意が要ります。画面で解く練習はこの無料模試から始めても大丈夫。
紙で通して解きたい人は無料の問題を印刷して使うか、本を足すかで選べます。2級の無料問題と模試の使い分けでは無料で通しの練習をする方法も説明しています。
基本の問題は解けるのに、初めて解く模試が足りない人に勧めるのはネットスクールの『日商簿記検定 模擬試験問題集 2級 2026年度版』です。紙の模試は8回分。上の予定で、毎週一回ずつ解くのにちょうどよい量です。
3月までに復習を終えられ、初めて解く模試が足りない人にはこの本を選びます。式がどうしてそうなるのか分からない人は、今の教科書に戻るのが先。紙8回分を足せて、税込定価は1,320円です(2026年10月19日、出版社)。
迷ったら今の教材で苦手を解き直す
迷ったら今の教材で苦手な問題を解き直し、かかった時間を残します。一週間続けると、仕事のある週に進められる量が分かるはず。どれだけ進むか分かってから、受ける日を決めれば十分です。
3月までに復習を終えられ、初めて解く模試が足りない人だけ、紙8回分の本を足します。税込定価1,320円(2026年10月19日、出版社)で増やせる分を、自分の予定に入れてから選びます。
- 苦手な問題を今の教材で解き直す止まったところと、かかった時間をメモするまず1問
購入先
価格・在庫は購入先でご確認ください。広告リンクを含みます。
- 向く人
- 基本の問題を解けて、紙の通し演習を追加したい人。紙の模試8回分で練習する。
- 確認すること
- 表紙の2級・2026年度版を選ぶ。解いた後の復習時間も予定に入れる。
書籍の仕様を見る
- 税込定価
- 1,320円(2026年10月12日、出版社表示)
- 判型・ページ数
- A4判・296ページ
- 紙の模試
- 8回分
- 奥付日付
- 2026年2月21日
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