要点
- 地図上の位置が言えないなら学校の資料集。迷ったら学校の資料集から始める
- 地図上の位置は言えるのに過去問の地図設問でつまずき、手元の設問を解き直した後も地図を扱う過去問を1冊で続けたいならAtlas
- 学校の資料集を持っていれば追加0円。Atlasは税込定価2,145円で、1日3題なら20学習日で新しい問題を1周する計画
地図上の位置が言えないなら学校の資料集を使い、迷ったら学校の資料集から始めます。地図上の位置は言えるのに過去問の地図設問でつまずき、手元の設問を解き直した後も地図を扱う過去問を1冊で続けたいならAtlasを買い足します。用語を覚えたのに地図で落とすと焦りますが、まず失点した1題を手元の本で解き直せます。

地図上の位置が言えないなら、学校の資料集から
都市の名前は覚えたのに地図で指せない、帝国の支配範囲が混ざる。そんな失点には、学校で使う地図帳・資料集の該当ページを先に開きます。地図上の位置が言えないなら学校の資料集です。
学校の本にも、見るだけで終わらせない手があります。学校資料集の一例である帝国書院の『最新世界史図説 タペストリー 二十四訂版』には、読み解き演習、36ページの別冊白地図作業帳、入試問題から考える欄があります。税込定価は990円(2026年9月28日の出版社表示)です。
帝国書院が公開する8~9世紀の世界地図を開くと、フランク王国、ビザンツ帝国、アッバース朝、唐の範囲に、都市や交通路が重ねてあります。これは二十三訂版の1ページ見本です。自分の本では該当する時代のページを使い、地名を隠して位置と周辺の勢力を言ってから答えを見ます。
筑波大学の世界史の合格体験記には、旧版のタペストリーで民族の動きや戦いの過程を追い、ウィーン会議以降の関係を整理した経験があります。別の東大合格者の記録では、地図を開き直す手間から必要な地図をノートに写しています。位置を何度も取り出す使い方は、手元の本でもできます。
過去問1題を学校の資料集で解き直す
手元の過去問から、間違えた地図設問を1題選びます。解説を見る前に、地図を伏せたまま、問われた都市・勢力範囲・交易路の位置を言います。その後、学校の資料集で同じ時代の地図を開き、正答の根拠を言い直します。
資料集に入試向けの設問があれば、つまずいた時代の問題も解き直します。位置を思い出せずに止まったなら、地図と白地図で復習します。位置を言えて、設問の根拠まで説明できたなら、手元の問題で練習を続けます。
この1題で分かるのは、位置が思い出せないのか、位置は言えても設問で使えないのかです。全地域の実力や、Atlasを使った場合の効果は測れません。位置は言えても時代の流れを説明できずに止まったなら、通史を読み直す本の選び方を見て、その時代を先に復習します。
手元の設問を解き直した後も演習を続けたいならAtlas
地図上の位置は言えるのに過去問の地図設問でつまずき、手元の設問を解き直した後も地図を扱う過去問を1冊で続けたいならAtlasを選びます。帝国書院の資料集にも入試問題を使う欄があり、KADOKAWAのAtlasは地図をきっかけに世界史を考える過去問59題を収めています。追加する理由は問題の有無ではなく、手元の設問の次に過去問演習を続けたいことです。
たとえばKADOKAWAの公開された設問画像には、イスラーム世界で最初に製紙工場が設けられた都市を4択から選ぶ問いがあります。地図にはバグダード、コルドバ、サマルカンド、カイロの位置が示されています。都市を指すだけでなく、時代と地域の関係を使って選ぶ形式です。
失点の中身・次にしたいこと | 次に使うもの | 追加支出 |
|---|---|---|
地図上の位置が言えない | 学校の地図帳・資料集の地図と白地図 | 既に持つなら0円 |
地図上の位置は言えるのに過去問の地図設問でつまずき、手元の設問を解き直した後も地図を扱う過去問を1冊で続けたい | Atlasの過去問59題と解説 | 税込定価2,145円 |
KADOKAWAの発売紹介は、Atlasを共通テストにも難関大の個別試験にも役立つ本と位置づけます。ただ、学校資料集にも入試向けの設問があります。私は大学名だけで追加購入せず、手元の設問を解き直した後も地図を扱う過去問を続けたいかで決めます。
Atlasを解いた人の2026年5月の感想は、過去問が手ごわく面白い一方、解説は文字が中心で地図をもっと見たかったというものです。地図をたくさん眺めたい人は、学校の資料集を使います。
Atlasの59題は、1日3題なら20学習日
先に目次で、間違えた設問の時代を扱う章があるか見ます。Atlasは古代オリエントから戦後まで18章。下の表は章の数で、59題の地域別件数ではありません。
地域・時代 | Atlasの章 |
|---|---|
古代の西アジア・地中海・南/東南アジア | 古代オリエント、古代ギリシア、古代ローマ、古代南アジア・東南アジアの4章 |
東アジア・モンゴルの古代から近世 | 中国文明~漢、魏晋南北朝~唐、宋・元、明・清の4章 |
イスラーム史 | イスラーム史の1章 |
ヨーロッパの中世・近世 | 中世2章、近世2章の計4章 |
近代欧米・帝国主義 | 近代欧米史2章、アジアの植民地化・帝国主義の計3章 |
世界大戦期・戦後 | 戦間期、戦後と現代世界の2章 |
1日3題ずつ新しい問題を解くと仮定すれば、59題は19日で57題、20日目に残り2題です。この20学習日は新しい問題を1周する予定で、解説を読み直す時間や復習日は別に取ります。1題の所要時間と、学校の白地図作業帳を終える時間は公開資料から比べられません。
地図上の位置は言えるのに過去問の地図設問でつまずき、手元の設問を解き直した後も地図を扱う過去問を1冊で続けたいならAtlasを選びます。税込定価は2,145円(2026年9月28日のKADOKAWAの表示)。購入先では、表紙に「地図で解く世界史探究 Atlas」とある紙版を見ます。
出版社の正誤表は、2025年8月18日更新で問題13の解答対応と問題50の見出しを訂正しています。買ったら該当箇所を読んでから解き進めます。
今日、手元の過去問から間違えた地図設問を1題選び、学校の資料集の同じ時代の地図を開いて解き直します。
購入先
価格・在庫は購入先でご確認ください。広告リンクを含みます。
- 向く人
- 地図上の位置は言えるのに過去問の地図設問でつまずき、手元の過去問を学校資料集の地図で解き直した後も、地図を扱う過去問を1冊で続けたい高3
- 確認すること
- 位置が言えない段階や手元の設問で練習を続けられる段階なら学校の資料集から。買うなら紙版の表紙と出版社の正誤表を見る
書籍の仕様を見る
- 出版社表示の税込定価
- 2,145円(2026年9月28日)
- 判型・ページ数
- A5判・368ページ
- 問題数
- 59題
記事の誤りや古い情報は、訂正・お問い合わせフォームからお知らせください。
