要点
- 旧本で苦手分野を解き直せるなら、2018〜2021年版を続ける。迷ったら旧本を続ける
- 解説は読めても旧本で苦手分野を選びにくいなら、分野・項目別に並ぶCBT対応版を足す。紙の本の定価は2,200円(税込、2026年10月2日)
- 解説の式変形が分からないなら、無料の解説で復習する。画面入力や電卓だけで困る人は、手持ち問題を別紙と受験用電卓で解く
2018〜2021年版を持ち、旧本で苦手分野を解き直せるなら旧本を続け、解説の式変形が分からないなら無料の解説で復習します。解説は読めても旧本で苦手分野を選びにくいなら、分野別に並ぶCBT対応版を足します。CBTという名前で手持ちが役立たなくなるのが不安でも、迷ったら旧本を続けます。

旧本と無料の解説で間違えた問題を解き直せる人は、追加0冊で進めます。まだ問題集を持っていない人が最初の1冊を買う判断とは分けて考えます。
旧本で苦手分野を解き直せるなら、その本を続ける
2級の推定・検定では、問題を読んで使う方法を選ぶ練習が要ります。母平均を調べるのか、母比率を調べるのか。1つの集団か、2つの集団を比べるのか。こうした区別は、紙から画面に変わっても残ります。
公式FAQはPBTとCBTの難易度・評価基準を同程度と案内しています。出版社も、この2018〜2021年版をCBT対策に使えると案内しています。手持ちの演習を捨てて、最初から別の本を始める理由はありません。
2冊の差は、復習する問題をどう選ぶかです。
復習するときの違い | 2018〜2021年版 | CBT対応版 |
|---|---|---|
収録のまとめ方 | 2018・2019・2021年の試験問題。間違えた問題に分野を書き足して使う | PART2は分野・項目別の問題・解説、PART3は模擬テスト |
今の読者が使う費用 | すでに持っているため、追加書籍代0円 | 紙の本の定価2,200円(税込、2026年10月2日) |
CBT対応版は、現在の出題範囲と形式に沿う本として案内されています。その点は、これから問題集をそろえる人には選ぶ理由になります。すでに旧本がある人は、同じ分野を練習し直せるかを先に見ます。
例えば推定・検定の間違いには、次のように印を付けます。式を丸暗記するより、どの条件を読み落としたかを書きます。
解き直したい分野 | 手持ちの問題で見る条件 | 答えた後に説明すること |
|---|---|---|
母平均の区間推定 | 母分散が既知か未知か | 正規分布・t分布のどちらを使い、なぜその表を引いたか |
母平均の差の検定 | 2標本の対応と分散の条件 | 何を比べる仮説で、片側・両側のどちらか |
適合度・独立性の検定 | 期待度数と表の行数・列数 | 自由度をどう求めたか |
回帰・分散分析 | 係数の表、平方和、自由度 | 求めた数値から何を判断するか |
これは公式の出題範囲表から作った復習表です。これらを練習できても、試験範囲全体の演習量までは測れません。確率、記述統計、標本調査なども範囲表でたどり、まだ解いていない問題を旧本から選びます。
画面入力や電卓で困るなら、手持ち問題を別紙で解く
現行2級は4〜5肢選択です。公式の2級の画面例は、正しい選択肢の番号を入力する方式を示しています。番号入力の画面では、計算結果に合う選択肢を選び、その番号を入力します。
番号を取り違える不安には、この画面例を先に見ます。静止画なので、本番の操作を試す模試としては使えません。旧本を開き、問題文に計算を書き込まず、別紙の行頭に問題番号を書いて解く練習なら今日できます。
電卓は、本番に持ち込める普通電卓で練習します。 四則演算・百分率・平方根が使える普通電卓や事務用電卓が対象です。関数電卓などは持ち込めず、会場で貸し出しもありません。数値表は会場で配布されます(試験条件は2026年10月2日の公式案内)。
旧本で勉強した社会人には、初回で時間と電卓の扱いに苦戦し、再受験前に練習し直した例があります。別の模擬問題集も併用した人なので、電卓練習だけの効果には分けられませんが、紙面の解き方と本番の計算をそろえる必要が分かります。
新しい紙の問題集を買っても、同じように問題の余白へ書き込み、表計算で答えを出していたら、本番の練習は増えません。別紙・数値表・受験用電卓を一緒に使います。
解説の式変形が分からないなら、無料の解説で復習する
医学部の教養以来の学び直しや、久しぶりの資格勉強の記録には、CBT対応版の解説で途中の計算が分からず、別の解説を併用した例があります。解説の式変形が分からないなら、版を変える前に無料の解説で同じ単元を復習します。
まず統計WEBの「統計学の時間」で同じ項目を読みます。基礎編には、母平均の区間推定、第1種・第2種の過誤、平均値の検定などがあり、練習問題と解説も読めます。手元に大学の授業資料や解説書がある人は、そちらから同じ項目を引いても進められます。
その後に、間違えた問題を次の3つに分けます。新しい本が必要かを見るための整理で、合格点を予測する採点表ではありません。
止まった場所 | 問題を解いたときの状態 | 次の行動 |
|---|---|---|
理解 | なぜその分布や検定を使うか説明できない | 同じ単元の解説へ戻り、条件と式を結び付ける |
計算 | 方法は説明できるが、電卓・表・途中式を間違える | 手持ちの同じ問題を受験用電卓と別紙で解き直す |
操作 | 計算と理由は合うが、選択肢番号を取り違える | 公式画面例で答えを入れる場所を見て、番号を記録する |
複数に当てはまる問題は、まず理解から直します。正解番号を覚えてしまった問題でも、母分散が未知だった理由、自由度の求め方まで説明する練習はできます。
古い本を続ける前には、2018〜2021年版の訂正表を手元の刷と合わせます。例えば初版第1〜8刷を対象とする訂正表には、28ページ問7の層化抽出の説明があります。訂正表を使うだけなら、別の本を買う費用はかかりません。
CBT対応版にも、不偏分散や自由度などの訂正があります。新しい名称の版を買えば解説の誤りを気にせず進められる、と決めずに、使う版の訂正表を合わせます。
解説は読めても旧本で苦手分野を選びにくいなら、CBT対応版を足す
解説は読めるのに、t分布を使う問題を何問か続けて解きたいとき、旧本の複数回分から探すのが負担になる。その状態なら、CBT対応版の分野・項目別の並びを選びます。
先に旧本の間違えた問題番号を分野ごとに書き出しておけば、その一覧で復習できます。私なら、一覧を作って解き直せる間は追加0冊で進めます。それでも問題を選び直す手間を減らしたい人が、再編集された本にお金を払う順番です。
買う理由は分野別に復習するためです。 本を足すと未見の問題が何問増えるかや、式変形の説明がどれだけ詳しくなるかは、公開されている目次だけでは分かりません。書店で同じ単元を開くときは、新しい問題が要るのか、今ある問題を選びやすくしたいのかを先に決めます。
解説は読めても旧本で苦手分野を選びにくいなら、『統計検定2級 公式問題集[CBT対応版]』を足します。統計検定公式が示す紙の本の定価は2,200円(税込、2026年10月2日)です。表紙の「2級」「CBT対応版」で、手持ちの「2018〜2021年」と見分けます。
受験料まで含めると、旧本を続ける方が2,200円少なく済む
これから1回受験すると仮定し、受験料と追加する本の定価を足します。手持ちの本に以前払った金額は、これから支払う費用に入れません。
これから支払う費用 | 旧本を続ける | CBT対応版を足す |
|---|---|---|
一般価格で1回受験+追加書籍 | 7,000円 | 9,200円 |
学割価格で1回受験+追加書籍 | 5,000円 | 7,200円 |
受験料は一般7,000円・学割5,000円、CBT対応版の定価は2,200円です(いずれも税込、2026年10月2日の公式表示)。表は交通費・送料・支払手数料・電卓の購入費を含みません。そこまで含む支払額は、会場や購入先によって変わります。
試験は90分で35問程度です。仮に35問なら、1問平均は約2分34秒。見直しに10分を残す予定なら、解く時間は1問平均約2分17秒になります。これは時間を配分するための計算で、全問を同じ時間で解く指定ではありません。
解説を読んで理解した後は、手持ちの1回分を90分で解きます。途中の計算で時間を使いすぎたのか、方法を選べなかったのかを分ける方が、名前だけで本を買い直すより次の練習が決まります。
2級は会場が指定する日時に受験でき、日程と申込期日は会場ごとに異なります。全国共通の締切はありません。
今日、旧本の間違えた問題を1問解き直す
まず手持ちの1問で、理解・計算・操作のどこに困ったかを書きます。解説の式変形が分からないなら無料の解説へ戻り、理由を説明できてから同じ1問を解き直します。
解説は読めても旧本で苦手分野を選びにくいなら、分野別の練習をまとめるCBT対応版を足します。紙の本の定価は2,200円(税込、2026年10月2日の統計検定公式表示)です。
迷ったら旧本を続けると決め、今日の1問に、使った式を選んだ理由を書き足します。
購入先
価格・在庫は購入先でご確認ください。広告リンクを含みます。
- 向く人
- 2018〜2021年版を持ち、解説は読めても旧本で苦手分野を選びにくい人。苦手な項目をまとめて練習するために選びます。
- 確認すること
- 表紙の「2級」「CBT対応版」で見分けます。旧本で苦手分野を解き直せるなら続けます。解説の式変形が分からないなら、先に無料の解説で復習します。
書籍の仕様を見る
- 公式表示の定価
- 2,200円(税込・2026年10月2日、統計検定公式)
- 構成
- 分野・項目別の問題・解説、模擬テスト
- 版・刊行
- CBT対応版・2023年1月刊
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![日本統計学会公式認定 統計検定 2級 公式問題集[CBT対応版]の表紙](/api/media/file/stats-two-old-pbt-book-or-cbt-workbook-cbt-cover-2c9add41.jpg)