受験参考書

鉄緑会『物理問題集 登竜門』は前巻と後巻のどっちから? 過去問の失点で選ぶ

標準演習を終えた高3へ。過去問で波動・電磁気・原子の失点が多いなら後巻、力学・熱力学の失点が多いなら前巻。2冊の学習量と残り週数から、先に買う1冊を選びます。

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要点

  1. 過去問で波動・電磁気・原子の失点が多いなら、2026年刊の後巻を先に選ぶ
  2. 過去問で力学・熱力学の失点が多いなら、2025年刊の前巻を先に選ぶ
  3. 両群の失点が同じなら後巻。前巻88題と後巻112題は、1題45分なら約66時間と約84時間
難関大入試 鉄緑会 物理問題集 登竜門 波動・電磁気・原子篇の表紙
書影:KADOKAWA

過去問で波動・電磁気・原子の失点が多いなら後巻。両群の失点が同じなら後巻

難関大入試 鉄緑会 物理問題集 登竜門 波動・電磁気・原子篇

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難関大入試 鉄緑会 物理問題集 登竜門 力学・熱力学篇の表紙
書影:KADOKAWA

過去問で力学・熱力学の失点が多いなら前巻

難関大入試 鉄緑会 物理問題集 登竜門 力学・熱力学篇

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過去問で波動・電磁気・原子の失点が多いなら、鉄緑会『物理問題集 登竜門』は2026年刊の後巻を先に選びます。過去問で力学・熱力学の失点が多いなら前巻で、両群の失点が同じなら後巻です。2冊とも買って過去問の時間を失うのが心配なら、まず失点した分野の1冊に絞ればいい。

鉄緑会『物理問題集 登竜門』は前巻と後巻のどっちから? 過去問で波動・電磁気・原子の失点が多いなら後巻。過去問で力学・熱力学の失点が多いなら前巻。両群の失点が同じなら後巻。前巻は88題で約66時間、後巻は112題で約84時間。時間は1題45分の試算。
過去問の失点で登竜門の前巻と後巻を選ぶ。後巻112題は出版社発表からの差引き、時間は1題45分の試算

先に買う巻は過去問の失点分野で決まる

KADOKAWAの前巻が扱うのは力学・熱力学、後巻は波動・電磁気・原子です。どちらも基礎から難問まで3段階に分け、別解を載せています。難度や別解の有無は、2冊の選び分けには使えません。

先に補う分野

選ぶ巻

出版社の目次にある章

力学・熱力学

力学・熱力学篇(2025年12月刊)

運動方程式、単振動、惑星、状態変化など11章

波動・電磁気・原子

波動・電磁気・原子篇(2026年6月刊)

光波、回路、磁場、交流、原子核反応など14章

出版社は前巻を高校物理の出発点と紹介しています(KADOKAWAの刊行発表、2025年12月)。力学が他分野の理解を助けるのはその通りです。ただ、標準演習を終えて過去問に入った高3が次の1冊を選ぶなら、目次の順序より実際の失点を優先します。力学の基本が抜けて過去問を解けない場合は、先に教科書や標準問題へ戻ります。

過去問で波動・電磁気・原子の失点が多いなら、表紙に「波動・電磁気・原子篇」とある後巻を選びます。KADOKAWAの税込定価は2,530円です(2026年9月28日)。購入先では紙の本の表紙と販売価格を見ます。

過去問で力学・熱力学の失点が多いなら、表紙に「力学・熱力学篇」とある前巻を選びます。KADOKAWAの税込定価は2,530円です(2026年9月28日)。購入先では紙の本の表紙と販売価格を見ます。

前巻88題と後巻112題では必要時間が違う

KADOKAWAの刊行発表は、2冊合計200題、前巻88題と記します。差し引くと後巻は112題。後巻の出版社の目次には波動・電磁気・原子の14章があります。112題は3分野の合計です。各分野の題数は公開目次に載っていません。

計画用に、1題を解いて解説を読むまで45分、物理の追加演習に週6時間を使うと仮定します。

巻と範囲

題数

1題45分で一度解く時間

週6時間なら

前巻・力学と熱力学

88題

約66時間

約11週

後巻・波動と電磁気と原子

112題

約84時間

約14週

2冊すべて

200題

約150時間

約25週

これは全題を一度解く場合の仮の時間で、解き直し、過去問、ほかの科目は含みません。後巻を選んでも残り14週未満なら、失点した章から解きます。前巻を選んでも残り11週未満なら、同じく失点した章から解きます。2冊の200題をすべて一度解くなら、1題45分・週6時間で約25週です。

直近3年の失点を同じ単位で比べる

志望校の物理を直近3年分解き、失点を「力学・熱力学」と「波動・電磁気・原子」の2群に分けます。3年とも小問の配点が分かるなら、失った点数を群ごとに合計します。例えば前者36点、後者48点なら後巻です。

配点が分からない年が1年でもあれば、3年とも解けなかった小問数で比べます。2群に分けられない複合小問は、点数・小問数のどちらの集計からも外します。点数と小問数を混ぜないための手順で、3年という長さも単年の偏りを減らすための目安です。

両群の失点が同じなら後巻です。対象が3分野と広いためですが、全112題なら前巻より28題・約3週多くかかります。後巻を選んでも、過去問で失点した章から解きます。この数え方は今の復習先を選ぶ手がかりで、将来の出題は予測できません。

星3に時間を使う前に過去問の時間を守る

2026年7月の筑波大合格者の体験記は、進路によって登竜門の星3を省く見方を示しています。使った巻と市販の書籍版かどうかは書かれていません。2026年1月の受験についてなので、6月刊の後巻の使用談にはできません。

知恵袋で市販本と名問の森を両方やるべきか迷う質問もあります。追加演習を増やす前に、私なら過去問の復習枠を週の予定表に確保します。星3を含めた所要時間は最初の週に測り、残った時間で選んだ巻を進めます。

買う1冊を決めたら、失点した章から始める

電磁気で失点したなら、後巻の目次にある「第17章 電場・電位」などから該当する章を選びます。前巻には出版社が公開した140ページの図の訂正があり、該当の問題を解くときに使えます。

まだ『良問の風』の次の問題集自体を選んでいるなら、重問と名問の森の選び方で別の2冊を比べられます。

まず直近3年の物理の過去問を開き、2群の失点を同じ単位で書き出します。

購入先

価格・在庫は購入先でご確認ください。広告リンクを含みます。

難関大入試 鉄緑会 物理問題集 登竜門 波動・電磁気・原子篇の表紙
書影:KADOKAWA

KADOKAWA

難関大入試 鉄緑会 物理問題集 登竜門 波動・電磁気・原子篇

過去問で波動・電磁気・原子の失点が多いなら後巻。両群の失点が同じなら後巻

出版社表示価格2,530円(税込・2026年9月28日)

商品の公式情報
向く人
標準演習を終え、志望校の過去問で波動・電磁気・原子の失点が多い高3。両群の失点が同じ人
確認すること
表紙の「波動・電磁気・原子篇」を見る。残り14週未満なら、失点した章から解く
書籍の仕様を見る
収録
波動・電磁気・原子/112題(出版社のシリーズ計200題から算出)
判型・ページ数
A5判・256ページ
難関大入試 鉄緑会 物理問題集 登竜門 力学・熱力学篇の表紙
書影:KADOKAWA

KADOKAWA

難関大入試 鉄緑会 物理問題集 登竜門 力学・熱力学篇

過去問で力学・熱力学の失点が多いなら前巻

出版社表示価格2,530円(税込・2026年9月28日)

商品の公式情報
向く人
標準演習を終え、志望校の過去問で力学・熱力学の失点が多い高3
確認すること
表紙の「力学・熱力学篇」を見る。残り11週未満なら、失点した章から解く。出版社が公開する140ページの図の訂正を読む
書籍の仕様を見る
収録
力学・熱力学/88題
判型・ページ数
A5判・224ページ

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しおりのプロフィールイラスト。深緑のカーディガンを着て本を持つ女性。

著者情報

しおり

大学受験の参考書・単語帳、学習アプリ、ノート・文房具

友人から「おすすめの単語帳ある?」と聞かれると、答えに困って「普段どこで勉強してる? カバン小さい?」と質問で返してしまいます。誰にとっても正解の一冊なんてなくて、持ち歩く重さや、赤シートを重ねたときの見やすさで選ぶものが変わるからです。そんな、少し面倒くさくて具体的な選び方を書くライターです。

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